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新しいユニヴァーサル・プレイヤーがやってきた! [AUDIO & VIDEO]

ユニヴァーサル・プレイヤーがやってきた!」という記事を書いたのは今から5年前の2008年4月のことだった。
ちょうど東芝がHD DVDからの撤退を表明して、次世代ヴィデオ・ディスクがBlu-rayで一本化したころだったが、そのときぼくが購入したユニヴァーサル・プレイヤーはYAMAHAのDVD-S2700という旧モデルだった。
モデル名からもわかるように、ユニヴァーサルといってもBlu-rayには未対応で、DVDヴィデオ、DVDオーディオ、SACD、CDの4種類のパッケージ・メディアのほか、当時流通していた?VCD(ビデオCD)やSVCD(スーパービデオCD)なども再生できるというものだった。

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今回購入したのは米国OPPO社のBDP-105DJP(以下105DJP)という最新モデル。
Blu-ray、Blu-ray3D、DVDヴィデオ、DVDオーディオ、AVCHD、SACD、CD、HDCDはもちろん、Blu-rayオーディオ、24bit/192kHzまでのハイレゾPCM音源、そして最近注目を集めている5.6MHzのDSD音源の再生にも対応している。

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基本的にはこれまでの105JPと同じだが、違うのは、新たに「Darbee Visual Presenceテクノロジー」という両眼立体情報を付加する機能がついているところだ(これについては次回)。

いままで自宅のAVルームでは、SACD2chおよびCDはAccuphase DP-78、SACDマルチとDVDオーディオはS2700、Blu-rayとBlu-rayオーディオはSONYのレコーダ BDZ-AX1000と使い分けてきたが、BDP-105DJPの導入によって、いちおうすべてのメディアおよびハイレゾ音源が、この1台で対応できるようになったわけだ。

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ビートルズ関連のアナログ盤2種 [BEATLES]

きょうは、時期が遅れてしまってもう「NEW」アルバムとは呼べない?ポールの『NEW』と、ビートルズの『On Air - Live at the BBC Volume2』というアナログ盤2タイトルをご紹介しましょう。

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まずポールの『NEW』から。

前作『Memory Almost Full』から6年ぶりとなる今作の印象を一言でいえば、非常にアグレッシヴで攻めのポール、というところだろうか。
プロデューサーに、ポールからすれば息子の世代である売れっ子の4人、エイミー・ワインハウスの『Back to Black』やアデルの『19』を手がけたマーク・ロンソン(1975年ロンドン生)、アデルの「Rolling in the Deep」を含むグラミー・アルバム『21』や007の主題歌「Skyfall」の共作者でありプロデューサーでもあるポール・エプワース(1974年ロンドン生)、『LOVE』で父親のジョージ・マーティンとともにマッシュ・アップの鮮やかな手腕を見せつけたジャイルズ・マーティン(1969年生)、グリン・ジョンズの息子イーサン・ジョンズ(1969年サリー州生)という、いずれ劣らぬ気鋭のクリエーターを起用し、前作や前々作(『Chaos and Creation in the Backyard』)よりもかえって若々しい気合の入ったアルバムになっている。

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音作りもそれを反映してか、ベースとドラムスは強烈なアタック感をともなって身体に響いてくるし、音場は左右のスピーカーの外にまで豊かに広がる。
曲によってはひとつひとつの音が聴き分けられないほど分厚い音群が目の前に立ち現れて、ある意味「現代版ウォール・オヴ・サウンド」ともいえるようなサウンドが展開する。

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ビートルズ『THE U.S.BOX』の不可解 [BEATLES]

「長らく待たれていた、ビートルズのUSアルバム・ヴァージョンを集めた13枚組CDボックス・セットがリリースされる」
というのがAmazonのProduct Description(原文は英語)だが、タイミング的にはビートルズのアメリカ上陸50周年記念ということなのだろう。

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(画像はsuperdeluxeedition.comから)

長らく待たれていたかどうかは別として、US盤に慣れ親しんでいた人々にとって、1987年に全世界統一様式でCD化されたオリジナル・アルバムは違和感を覚えるものであったにちがいない。
それは国内盤の『ビートルズ!』を最初のアルバムとして聴いてきたわたしたちの世代が、70年代の旗帯シリーズに初めて接したときの体験からも容易に想像できる。
ジャケットはほぼ同じなのに「抱きしめたい」も「シー・ラヴズ・ユー」も「フロム・ミー・トゥ・ユー」も入ってないUK盤が、しかもセカンド・アルバムで、ファーストはジャケも収録曲もさらに地味!…というのが、そのときのぼくの正直な感想だった。

けれどもCDという新しい時代の幕開けに際して、当時のEMI(とジョージ・マーティン?)によって、『マジカル・ミステリー・ツアー』を除く各国盤と、そこに収録されたミックス違いなどはすべて"非公式盤"の地位に格下げになってしまった。

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BLUE NOTEプレミアム復刻シリーズ-Days of analogue music 4 [手に入れたレコード]

最近ネットでも雑誌でもやたら目につくのが高音質アナログ盤といわれるものだ。
とくに海外のディストリビューターからは、さまざまなタイトルがリリースされていて、あれもこれもほしくなってしまう。

しかし!!
ほんとうに高音質なのか?

というわけで…
きょうから何回かシリーズで、高音質アナログといわれるリイシュー盤のインプレッションをお届けしたい。
あくまで個人の感想ですから、そこんとこはよしなに…(笑。

第1回は、リリース当初からあちこちで話題になっていたDISC UNIONの「BLUE NOTEプレミアム復刻シリーズ」だ。
みなさんよくご存知かもしれないけれど、簡単にこのシリーズがめざしているものを当時のプレスリリースからひろっておくと、
・「BLUE NOTEという至高の素材を用い究極の復刻盤を作りたい」という担当者の強い思いで
・ジャケット/盤/レーベル面/インナースリーヴ等、オリジナル盤に沿った形で忠実に復刻
・1950~60年代当時のプレスマシーンを使用したDEEP GROOVE(溝)の再現
・1557番までの特徴であるFLATエッジの再現
・1545番までの特徴である額縁ジャケットの再現
・オリジナルのマスターテープにこだわったモノラル音源
といった仕様で、第1期5タイトルは2011年10月19日に発売された。
監修に行方さんが入っているのも(マイケル・カスクーナほどじゃないけど^^)信頼性を高めている。

このときぼくはケニー・ドーハムの『'ROUND ABOUT MIDNIGHT AT CAFE BOHEMIA(BLP-1524)』を買って、それがよかったので少しずつ気になるタイトルを購入してきた。
さっきレコード棚からピックアップしてみると全部で11タイトルある(なんか忘れてるような気もするけど)。

第2期 Wayne Shorter/JUJU(4182)
第3期 JUTTA HIPP WITH ZOOT SIMS(1530)
第3期 Kenny Drew/UNDERCURRENT(4059)
第4期 HANK MOBLEY(1568)
第4期 ART BLAKEY AND THE JAZZ MESSENGERS(4003)
第6期 Kenny Dorham/AFRO CUBAN(1535)
第6期 Sonny Red/OUT OF THE BLUE(4032)
第8期 SONNY ROLLINS VOL.1(1542)
第8期 Tina Brooks/TRUE BLUE(4041)
第9期 LEE MORGAN VOL.3(1557)

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このシリーズ、いかにも日本人が考える究極の復刻盤だなあというのが偽らざる感想である。

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『ピュア・マッカートニー』初回生産限定版 [Blu-ray & DVDコレクション]

昨年リリースされたヴィデオ・ソフトのなかで何がうれしかったって、『ROCKSHOW』のBlu-rayほどうれしいものはなかった。
なにしろLD=レーザー・ディスクの画質はひどかったし、DVDではポールのヴィデオ・アンソロジー『THE McCartney Years』にわずか7曲が収められただけで、それもけっして褒められた画質ではなかった。
ところがBlu-rayは、それこそ「今までのはなんだったんだ!!」というくらい画質が改善されて(一部?なとこもありますが…^^;)、音質もサイコーだった。

さて、きょうご紹介するのは、去年その『ROCKSHOW』がリリースされるまで、ほぼ1か月のあいだ淋しいぼくのこころを癒してくれたCD+DVDソフトだ。

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『ひこうき雲』のアナログ盤 その3― Days of analogue music 3 [ユーミン]

まさか前回の記事「『ひこうき雲』のアナログ盤 その2」を書いたときに「その3」があるとは自分でも思わなかった(笑。

宮崎駿監督の『風立ちぬ』の公開にあわせてユーミンとスタジオジブリとのコラボで『ひこうき雲』の40周年記念盤(LP+CD+DVD)[完全限定生産盤]がリリースされるというメールがHMVから届いたのは、昨年の6月だっただろうか。
LPサイズの絵本に、リマスターCDと「ひこうき雲」のMVが収録されたDVD、それに最新のリマスタリングを施したLP(しかも180g重量盤!)がつくという。
へえ、と思いながらリンクをクリックするとHMVではCD+DVDは予約を受け付けているが、LPのほうはすでに「限定盤完売 限定盤の為完売しております。申し訳ございませんがご注文いただけません」の表示が…。
わお!と思ってAmazon、タワレコを覗いてもいずれも予約終了…。
手に入らないとなると俄然ほしくなるのが悲しきコレクターズ根性、「実店舗ならどうだ!」と、天神のタワレコに電話をすると、しばらく待たされたが
「今ならなんとか予約が取れそうです」
10,500円という高額ながら予約してしまった…。

手に入れたのは発売日翌日の8月15日で、お店を覗いても「LP+CD+DVD」は「完売しました」の表示。
「危なかったのね」と思いながら受け取ると、ずっ・・・・・しりと重い。
絵本仕様のブックレットは豪華なハード・カヴァーで、LPとあわせるとけっこうな重さになるようだ。

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      ブックレットがそのまま収納ケースにもなっている

こちらが裏表紙。

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ぼくがアナログにこだわるわけ― Days of analogue music 2 [AUDIO & VIDEO]

『ゲッツ・ジルベルト』のレコーディング・エンジニアとして、またポール・サイモンやビリー・ジョエルのプロデューサーとしても名高いフィル・ラモーンは生前、
「デジタル・ミュージックに欠けているのは空気感(air)だ」
というような意味のことを言っていたそうだ。

恥を忍んで打ち明けると、残念ながらぼくにはそこまでの耳がないようで、CDとアナログ盤を聴き比べて「ああ、空気感が違うな」と感じたことはない。

ただ同じ音源をCDとアナログ盤で聴き比べてみると、どうしても気になってしまう部分がある。
それは概してCDのほうが音が平板に聴こえてしまうということなのだ(個人的な感想です…笑)。

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NANOKO STRIKES BACK [にぎやかな夜、その他の夜]

---タイトルが誤解を招きそうだったので変更しました---

4年ぶりに奈乃子ねたです。
よしなに…。

当ブログにずっと以前から遊びに来てくださっている方は覚えていらっしゃるかもしれないが、うちの娘は幼稚園のころからバレエを習っている。
専攻はクラシックで、毎年この時期になると出るコンクールがあるのでクリスマスもお正月もない。

TEPPENには魔物が棲むというけれど(違うか…笑)、昨年はセミファイナルで尻もちをついてしまい決勝に進めず、涙なみだのお正月だった。

そして今年。
高校3年生になった奈乃子が出場するのは18歳以上のシニア部門(YL&YM部門)だ。

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予選は年齢順で最年少の奈乃子は最初に踊らなければならない。
すごいプレッシャーだったと思うのだが、結果は7位でめでたくセミファイナルへ進んだ。
5日に行われたセミファイナルでもまずまずの成果を出すことができてここでも7位。

マイ・パートナーがつぶやく。
「6位までが入賞で、サイトにも載るし、来年のパンフレットにも載るの。
でも7位はなんにもない。
6位と7位じゃぜんぜん違うのよ」

さて昨日のファイナル。
結果は…。

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タグ:バレエ
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Days of analogue music - part1 [AUDIO & VIDEO]

みなさま、あけましておめでとうございます。
本年も(今年こそがんばりますのでw)よろしくお願いいたします。

さて、昨年個人的にもっとも大きな買い物だったのはアナログ・プレイヤーである。

1979年に購入して35年ちかく休むことなく廻り続けたLUXMANのPD-441+MICRO MA-505Sというプレイヤー・システムに、ちょっと疲れが見えてきたのは一昨年あたりからだった。
毎日廻し続けている分には問題ないのだが、忙しくて2か月ぐらい放ったらかしていると、ちょっとご機嫌が悪くなってターンテーブルの回転が不安定になってしまう。
手を添えて少しスピードをつけてやるとすぐに定速回転にもどって、それからはちゃんと廻ってくれるのだが、最初にこの現象があらわれたときには、「ついに来るべき日が来たか」とショックを受けたものだった。
それからはレコードを聴かない日でも、ときどきターンテーブルだけは廻すことにして、新しいプレイヤーのことを考えるようになった。

そうこうしているうちに現れたのが、新しいLUXMANのPD-171というプレイヤー・システムだった。

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RIP 大滝詠一 [追悼]

みなさま、ご無沙汰しております。
とうとう今年は一度も更新をしませんでした。
これが2013年最初のブログであるとともに最後のブログです。
来年はせめて月に一度は更新したいな。
今後ともよろしくお願いいたします。


と、書いて終わるつもりだったのに…


なんとなんと2013年の大晦日の今日、大滝詠一が亡くなったというニュースが入ってきた。

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