『大瀧詠一』のアナログ盤 [日本のロック・フォーク]
昨年の大晦日の記事に書いたように、12月10日にリリースされた"ベルウッドLPコレクション"のなかでゆいいつ発売延期になっていた大滝詠一のファースト・ソロ・アルバムが、アナウンスどおり1月21日にリリースされた。
まずはめでたしめでたし。
ぼくはリアルタイムではこのアルバムを聴いたことがなくて、もってるのもCDだけだったので、初のアナログ盤ということになる。
おなじみのジャケット。
ちょっと確認しておくと、『大瀧詠一』がベルウッドからリリースされたのは1972年11月25日、はっぴいのオリジナルとしてはラスト・アルバムとなる『HAPPY END』は翌73年の2月25日。
したがって、いまでは大滝のトレード・マークみたいになってる男女が顔を寄せ合ったりキスしたりしている絵柄というのは、『HAPPY END』じゃなくて、ファースト・ソロがオリジンということになる。
帯もレコ番と価格以外はオリジナルの完全復刻になっている。
ただしジャケ裏にバーコードが印刷されているのはいかがなものか。
(すみません、写真撮り忘れました…今度載せます m(_ _)m
インサートなども含めてすべてを並べたところ。
ジャケットから時計回りに、カッティングの監修にあたった和田博巳の「ベルウッド・アナログ盤制作記」という文章が載せられたチラシ、インナーバッグ、冊子になった歌詞カード。
和田博巳は
「旧音源のリマスタリングと言うと、…コンプレッションやリミッティングを施してある程度音圧を稼ぎ、さらに低域や高域を若干なりとも補償する現代的な音作りをすることが多い。だが今回の制作に限ってはほぼ全くと言っていいほどそういった、音に化粧を施す作業は行っていない」
「マスターテープに記録された素晴らしい音を出来るだけ忠実にアナログディスクに移し替える、つまりフラット・トランスファーを基本方針とした」
というようなことを書いている。
じっさい今回のアナログ盤を聴くかぎりはあまりコンプやリミッターの影響を感じることはなかった。
いまはオーディオ評論家として活躍している和田博巳が、元はちみつぱいのベーシストであったということはみなさんもご存じだと思うが、そのまえは新宿のジャズ喫茶「DIG」のレコード係や高円寺のロック喫茶「ムーヴィン」のオーナーだったという経歴の持ち主で、細野晴臣作品のプロデュースを手がけたこともある人物だから、今回のカッティング研修という役に抜擢されたのだろう。
ちなみに、「ムーヴィン」というと大滝ファン~ナイアガラ―の人たちはみんな知っている、大滝詠一が山下達郎と知り合うきっかけになった店で、そのころ高校生だった佐野元春もよく通っていたというロック喫茶。
大滝、伊藤銀次、駒沢裕城、達郎、さのもと、和田博巳という、はっぴい、はちみつ、トライアングル人脈が、当時まだよく顔も知らないまま交差していた、という伝説の?お店なのだ(←なぜか力説…笑)。
今回のアナログ盤を買って、ちょっとびっくりしたのは、オリジナルのインナーがついていたこと。
というのも、2012年にCDが紙ジャケで出たときにそんなものはついていなかったのだ。
洋楽のロック系紙ジャケではインナーも当然のように復刻されていたから、オリジナルにインナーがあったとは知らなかった。
なんたる不覚!
可愛い幼少期の詠一くんと、若々しい松任谷正隆が微笑ましい…。
今回のリイシュー盤と紙ジャケを並べてみたw
ところでぼくのレコード、マトリクスの枝番が「A2」「B2」となっているのだが、みなさんのはいかがでしょうか。
スタンパー「A1」「B1」がなんらかの理由で廃棄されて、それでリリースが1か月遅れたのならいいんだけど、もし「A1」「B1」が存在するんだったらすごくショックなんだけど…(笑。
まずはめでたしめでたし。
ぼくはリアルタイムではこのアルバムを聴いたことがなくて、もってるのもCDだけだったので、初のアナログ盤ということになる。
おなじみのジャケット。
ちょっと確認しておくと、『大瀧詠一』がベルウッドからリリースされたのは1972年11月25日、はっぴいのオリジナルとしてはラスト・アルバムとなる『HAPPY END』は翌73年の2月25日。
したがって、いまでは大滝のトレード・マークみたいになってる男女が顔を寄せ合ったりキスしたりしている絵柄というのは、『HAPPY END』じゃなくて、ファースト・ソロがオリジンということになる。
帯もレコ番と価格以外はオリジナルの完全復刻になっている。
ただしジャケ裏にバーコードが印刷されているのはいかがなものか。
(すみません、写真撮り忘れました…今度載せます m(_ _)m
インサートなども含めてすべてを並べたところ。
ジャケットから時計回りに、カッティングの監修にあたった和田博巳の「ベルウッド・アナログ盤制作記」という文章が載せられたチラシ、インナーバッグ、冊子になった歌詞カード。
和田博巳は
「旧音源のリマスタリングと言うと、…コンプレッションやリミッティングを施してある程度音圧を稼ぎ、さらに低域や高域を若干なりとも補償する現代的な音作りをすることが多い。だが今回の制作に限ってはほぼ全くと言っていいほどそういった、音に化粧を施す作業は行っていない」
「マスターテープに記録された素晴らしい音を出来るだけ忠実にアナログディスクに移し替える、つまりフラット・トランスファーを基本方針とした」
というようなことを書いている。
じっさい今回のアナログ盤を聴くかぎりはあまりコンプやリミッターの影響を感じることはなかった。
いまはオーディオ評論家として活躍している和田博巳が、元はちみつぱいのベーシストであったということはみなさんもご存じだと思うが、そのまえは新宿のジャズ喫茶「DIG」のレコード係や高円寺のロック喫茶「ムーヴィン」のオーナーだったという経歴の持ち主で、細野晴臣作品のプロデュースを手がけたこともある人物だから、今回のカッティング研修という役に抜擢されたのだろう。
ちなみに、「ムーヴィン」というと大滝ファン~ナイアガラ―の人たちはみんな知っている、大滝詠一が山下達郎と知り合うきっかけになった店で、そのころ高校生だった佐野元春もよく通っていたというロック喫茶。
大滝、伊藤銀次、駒沢裕城、達郎、さのもと、和田博巳という、はっぴい、はちみつ、トライアングル人脈が、当時まだよく顔も知らないまま交差していた、という伝説の?お店なのだ(←なぜか力説…笑)。
今回のアナログ盤を買って、ちょっとびっくりしたのは、オリジナルのインナーがついていたこと。
というのも、2012年にCDが紙ジャケで出たときにそんなものはついていなかったのだ。
洋楽のロック系紙ジャケではインナーも当然のように復刻されていたから、オリジナルにインナーがあったとは知らなかった。
なんたる不覚!
可愛い幼少期の詠一くんと、若々しい松任谷正隆が微笑ましい…。
今回のリイシュー盤と紙ジャケを並べてみたw
ところでぼくのレコード、マトリクスの枝番が「A2」「B2」となっているのだが、みなさんのはいかがでしょうか。
スタンパー「A1」「B1」がなんらかの理由で廃棄されて、それでリリースが1か月遅れたのならいいんだけど、もし「A1」「B1」が存在するんだったらすごくショックなんだけど…(笑。
こんばんは。
ベルウッドの復刻LP、僕も気になっていました。
『HOSONO HOUSE』くらいは買っておこうかな...
この時期、「恋は桃色」が映えますね♪
by ryo (2015-03-17 20:34)
遼さん、どこ行ったんだろう?
by やまちゃん (2016-07-27 06:00)