ビッチズ・ブルー レガシー・エディション [モダン・ジャズ・ジャイアンツ]
なにがスゴイって、客観的にはビートルズの音源がついにiTunesで配信されるようになったってことなんだろう(職場でも17日午前0時の発表ってなんだろう、とずいぶん話題になっていた)けど、自分的にはコレ!
こんなもんがいっぺんに届いてしまった…(笑。
画像上から、
『エイリアン・アンソロジー』(Blu-ray 6枚組)
『ビッチズ・ブルー レガシー・エディション』(CD 3枚組 + DVD)
『バンド・オン・ザ・ラン スペシャル・エディション』(CD 2枚組 + DVD)
しかも今回はすべて国内盤なわけで、もちろんいっぺんに払えるようなお値段ではないから
♪ドンガー、ドンガラガッタ、ドンガー、ドンガラガッタ
分割~様のお通りだい!
と思わずハナウタを唄ってしまうくらいのスゴサだった…。
そのなかからきょうは『ビッチズ・ブルー レガシー・エディション』をご紹介しよう。
マーティ・ペイチの『踊り子』と『お風呂』 [モダン・ジャズ・ジャイアンツ]
リリースされたのは11月の26日。
Amazon で予約していたのだが、アカウント・サーヴィスで発送予定となっていた11月25日には何の音沙汰もなし。
その後26日になっても27日になってもまったく発送される気配もない。
ひょっとしたらこのまま「ご注文の商品は品切れになりました」なんてメールが来ておしまい…なんてことになるんじゃないかとビビッたが、28日の夕方に『お風呂』が、数時間して『踊り子』も発送され、12月1日に無事ぼくの手元に届いたのだった。
前回の記事でも書いたように12年前に最初に紙ジャケになったときにはその姿さえ見ることができず廃盤になってしまったのだが、今回は地元のタワレコでもちゃんとディスプレイされている。
今回の紙ジャケは、なかなか出来がいいじゃないですか!
紙ジャケ探検隊さんの掲示板では評価の低かった音も、ぼくはいいと思う。
『カインド・オヴ・ブルー 50周年記念限定盤』 [モダン・ジャズ・ジャイアンツ]
正式には『Kind of Blue 50th Anniversary Collector's Edition』とタイトルされている。
Amazon から届いたときはものすごく大きな箱だったのでビビッた。
間違われるでしょう、すごい高い買い物したって!
頼みますよ^^;
315ミリ×330ミリのボックスだがずしりと重たい。
なんと! 『カインド・オヴ・ブルー』の50周年記念盤! [モダン・ジャズ・ジャイアンツ]
9月30日にColumbia/Legacy (US) から『カインド・オヴ・ブルー』の50周年記念盤(『Kind Of Blue 50th Anniversary Collector's Edition』)がリリースされるというのだ。
以前も書いたけれど『カインド・オヴ・ブルー』はぼくの「無人島レコ」なので、これは絶対に見逃せない。
『マイ・フェイヴァリット・シングス』 コルトレーン・アット・ニューポート [モダン・ジャズ・ジャイアンツ]
きょうは、「RECOMMEND」のコーナーでいち早く載せていたジョン・コルトレーンの新しいCD、『my favorite things : COLTRANE at newport』をご紹介しよう。
インパルス・レーベルに遺されたコルトレーンの録音は、ごく晩年のものや死後にリリースされたものを除いてすべて必聴の名演だと思う(もっともだれにでも薦められるというものではない…)が、アルバム単位で聴くと、収録日がばらばらだったりして、混乱の原因になったりしていた。
コルトレーン 『バラード』デラックス・エディション [モダン・ジャズ・ジャイアンツ]
きょう7月17日はジョン・コルトレーンの命日だ。
1966年に来日し、その翌年、今からちょうど40年前のきょう肝臓ガンのために亡くなった。
40歳だった。
来日公演の時には気がつくと腹部に手をやっていたというから、そのときにはもう病に冒されていたのかもしれない。
1955年にマイルズ・デイヴィスの五重奏団に参加して以来、つねに全霊を傾けて音楽に邁進してきた、その果ての壮絶ともいえる死だった。
そんな彼の冥福を祈って、きょうはトレーンの作品中もっとも人気の高い『バラード』のデラックス・エディション盤をご紹介しよう。
(07/07/19 音質にかんするインプレッションを追記しました)
ウェザー・リポート 『ブラック・マーケット』『8:30』 [モダン・ジャズ・ジャイアンツ]
きょうは前回の残りの2作品を紹介する。
『ブラック・マーケット』は1976年の作品。
このアルバムを録音中の1975年12月にアルフォンソ・ジョンスン(b)に代わってジャコ・パストリアスが参加、ザヴィヌル~ショーター~ジャコという最強の布陣が完成した。
もうぼんやりとしか覚えていないので記憶違いがあるかもしれないのだが、ジャコが送りつけたデモ・テープを聴いて興味を持ったザヴィヌルがジャコに電話をして「それでおまえはエレクトリック・ベースも弾けるのか?」と聞いたという。
流麗なフレットレス・ベースの音をアコースティック・ベース(つまりコントラバスですね)と勘違いしたというエピソードだが、ザヴィヌルがエレクトリックにこだわったということもわかっておもしろい。
ジャコはこのアルバムで2曲に参加している。
オープニングからM-1「Black Market」、M-2「Cannon Ball」、M-3「Gibraltar」、M-4「Elegant People」と名曲がつづくが、M-2ではさっそくジャコのハーモニクスを多用した驚異のベースが聴ける。
かといってアルフォンスのベースが凡庸というわけでも、もちろんない。
ウェザー・リポート 『ヘヴィ・ウェザー』 [モダン・ジャズ・ジャイアンツ]
3月21日の予定だったウェザー・リポートの紙ジャケが発売延期になってちょっとヤキモキさせられたが、きょう無事にリリースされた。
今回手に入れたのはジャコ・パストリアス在籍時の『ブラック・マーケット』、『ヘヴィ・ウェザー』、『8:30』という完全無敵の3タイトルだ。
そのうち今回はもっとも人気のある『ヘヴィ・ウェザー』を取り上げる。
(音質チェックを追記しました 07/04/05)
ジャズの古いCD (BLUE NOTE編) [モダン・ジャズ・ジャイアンツ]
さすがにCDが溢れ出して今までのラックには入りきれなくなったので以前から新しいCDラックを物色していたのだが、なかなか気に入るものがない。
まず色、それからサイズがぴったりこないのだ。
そしてなにより、紙ジャケがちゃんと収納できる棚板の間隔(笑。
ところが先日ホームファッション ニトリに行ったときにマイ・ルームにぴったりのものを発見した。
CDVD-1830というCD DVDラックで、その名のとおり高さ180センチ、幅29.5センチという、幅が狭くてトールボーイのラックだ。
棚板が9枚付属していてCDならば10段で使用できる。
色はほんとうはブラックが好ましいのだが、ダーク・ブラウンで妥協した。
なにしろ価格が3,480円ぐらいだったかな 2,980円だ。
さっそく購入して組み立ててみると、やはり小さなガタツキがあるが仕方がない。
転倒防止のバンドがついているから、これで壁に固定したほうがいいだろう。
実際に紙ジャケを入れてみると、1段に45枚入った。
10段で約450枚。
CD1枚あたり約7.7円 (←どんな計算や?)
CPはきわめて高い(笑。
さて、今までラックに入りきれずに奥のほうにしまい込んでいたやつを引っ張り出して整理していると、かなり古いジャズのCDが何枚か出てきた。
ほとんどは紙ジャケになったときに処分してしまったのだが、ボーナス・トラックがついているので残しておいたものだ。
せっかくなので現行のCDと比較試聴してみた。
今回はこの2タイトルだ。
コルトレーンの紙ジャケ [モダン・ジャズ・ジャイアンツ]
『LOVE』に妖しくこころを掻き乱されているあいだに、巷ではさまざまな新譜や再発紙ジャケのCDがリリースされている。
そのなかから今日はコルトレーンのアトランティック時代の代表的な2枚『ジャイアント・ステップス』と『マイ・フェイヴァリット・シングス』の紙ジャケを紹介しよう。
プレスティッジ~アトランティック~インパルスと変遷してゆくトレーンの音楽的ピークがインパルス時代にあるのは論を俟たないが、トレーンの優れた音楽的資質はモンクとの共演を経てすでにプレスティッジ期には花開いていたので、当時の演奏を愛している人も多いだろう。
けれど、いわゆるシーツ・オヴ・サウンドの完成がかれの音楽に大いなる飛躍をもたらしたこともまた事実であって、『ジャイアント・ステップス』に始まるアトランティック期は、そのタイトルそのままにかれの最初のハーヴェストであったといってよい。
プレスティッジやインパルスと違って、アトランティックの紙ジャケは今までに2回しかリリースされていない。
最初はアトランティック50周年を記念して米ライノから97年?にリリースされた。