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なんと! 『カインド・オヴ・ブルー』の50周年記念盤! [モダン・ジャズ・ジャイアンツ]

きのう、タワレコからのメールでとんでもないリリース情報が届いた。
9月30日にColumbia/Legacy (US) から『カインド・オヴ・ブルー』の50周年記念盤(『Kind Of Blue 50th Anniversary Collector's Edition』)がリリースされるというのだ。
以前も書いたけれど『カインド・オヴ・ブルー』はぼくの「無人島レコ」なので、これは絶対に見逃せない。

   50kind02a.jpg

内容はなんと4 Disc set CD 2枚組 + DVD (リージョン0、日本語字幕つき)+ 180gアナログ盤(ブルー・ヴィニール)に、特大ポスター、LP サイズの60ページ豪華ブックレット、というもの。
画像を見るとそのほかポスト・カードみたいなものもついている。

  50kind01a.jpg

以下、「all about JAZZ」、「BARNS & NOBLE」など複数のサイトから情報を集めてみた(画像も)。

Disc 1 はオリジナルの『カインド・オブ・ブルー』に「Flamenco Sketches」のオルタネイト・テイク、「Freddie Freeloader」のフォルス・スタート、さらにレコーディング時の対話などを収める。
数年前にスタジオ・セッションのようすをドキュメント風に捉えた『The Making of "KIND OF BLUE"』というブートが出て、ファンのあいだで話題騒然となったものだが、今回のものはそれのオリジナル音源ではないかと思う。
Disc 2 はセクステットの最初のセッション('58年5月26日――この日は奇しくもマイルズの32回めの誕生日だった)からの30分以上に及ぶマテリアルと、60年4月9日のデンハーグのライヴから「So What」(完全未発表)を収めている。
DVD は55分のドキュメンタリーと『The Sound of Miles Davis』などで有名な「So What」のTV 映像(59年4月5日「ロバート・ヘリッジ・シアター」)となっている。

CD Disc 1
1 So What
2 Freddie Freeloader
3 Blue In Green
4 All Blues
5 Flamenco Sketches
6 Flamenco Sketches [alternate take]
7 Freddie Freeloader -Studio Sequence 1
8 Freddie Freeloader -False Start
9 Freddie Freeloader -Studio Sequence 2
10 So What -Studio Sequence 1
11 So What -Studio Sequence 2
12 Blue In Green -Studio Sequence
13 Flamenco Sketches -Studio Sequence 1
14 Flamenco Sketches -Studio Sequence 2
15 All Blues -Studio Sequence

CD Disc 2
1 On Green Dolphin Street
2 Fran-Dance
3 Stella By Starlight
4 Love For Sale
5 Fran-Dance [alternate take]
6 So What

DVD
・55-minute documentary film
・“So What” music video

LP (180g blue vinyl)
A1 So What
A2 Freddie Freeloader
A3 Blue In Green
B1 All Blues
B2 Flamenco Sketches
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MASA

これ私も記事にしようかなーと思っていました。
ちょっとたまんないブツですよねー。
何しろジャズ界を代表する名盤中の名盤ですから、これは買いですかね。

そう言えば、ここで「枯葉」の未発表だったテイク1が聴けるのはご存知でしたか?
ビックラこきまろです〜^^。
   ↓
http://www.emimusic.jp/jazz/bnjf/special/20080820.htm

by MASA (2008-09-06 02:27) 

parlophone

これ、8月にはもう分かってたんですね…。
「CD Journal」のサイトとかマメにチェックしてたのに、きのうまで知りませんでした。
不覚…。

でも久しぶりにどきどきするプロダクツで興奮してます。
火曜日のゼップよりこっちのほうが待ち遠しい!(爆
by parlophone (2008-09-06 13:17) 

tetsupc2

遼さんこんばんは・・・
わぁ~すごいですね!JAZZをあまり得意としない私でもカインド・オヴ・ブルーは別格なんですよね~4discしかもそのうち1枚DVD,アナログ1枚とは気合入りまくりなセットですね。。。
金額はどこも12000円前後ですね、、、今月はZEPP CD-BOXに始まりローラニーロ紙ジャケ6タイトル、さらに末にはZEPPマザーシップのアナログ(ライノ盤)とこれは厳選しないととても無理ですね・・・
でも『カインド・オヴ・ブルー』50周年記念盤のほしい・・・一応予約だけしとこうかなぁ・・・
by tetsupc2 (2008-09-06 20:26) 

parlophone

tetsupc2さん、こんばんはー。

>カインド・オヴ・ブルーは別格なんですよね~

そうですか~。
tetsuさんもお好きとはうれしいです^^
あらゆる作品のなかでもまず第一番に挙げなくちゃいけない素晴らしい作品ですよね。

>今月はZEPP CD-BOXに始まりローラニーロ紙ジャケ6タイトル

そうか、ローラも今月でしたね。
ぼくは『ERIC CLAPTON』 DX エディションの紙ジャケも買わなくちゃいけないんですよね…TT

でもとりあえず『カインド・オヴ・ブルー』はマストです^^
by parlophone (2008-09-06 22:49) 

pinkisland

遼さん、こんにちは。

いやー、久々に重量級のブツが出ますね。これは買いですが、先立つものをどうするか?それが課題です。おっと、忘れていましたZEPPELINの紙ジャケも、もう出るじゃないですか。あー、どうしよー。

レコードはやっぱりブルーですね。
by pinkisland (2008-09-07 07:50) 

Sugar

MASA様
枯葉のTake1は、マスターが触られていなかったので、音質最高ですね。
マスターの音というのは、圧縮ファイルにしてもオリジナルの持つ良さがありますね。凄いわ、本当に。

遼様
この『カインド・オブ・ブルー』の未発表(フォルト、インコンプリート・テイク)は、80年代に児山さんから聴かせて貰った経緯があります。
当時、カセット落としの音でしたが、そりゃ、凄い音でした。
特にチェンバースのベース、めちゃくちゃ太い音がしていました。
本物のマスターテープって、凄い音です。コロンビアは、孫マスターをいわゆるマスターと呼んでいますが、音質的には別物ですね。
リサーチャーしか、触れない門外不出の、禁断の音でしたよ。
ちなみに、『いつか王子様が』でのコルトレーン・セッションも、モブレーが十数回ソロでマイルスに止められてしまうセッションテイクがあります。
基本的に編集して繫ぎ合わせたのが今のテイクだったりします。
聴いていてモブレーが泣きそうになるほど、駄目だしを食らっていますよ。
by Sugar (2008-09-07 09:43) 

parlophone

MASAさん、すみませーん。
「枯葉」のテイク1、すでに聴いていたので、レスでふれるの忘れてしまいました。
それにしてもテイク1、すごいですね。
オリジナル・テイクにはないアウトロもついていて、かなりの完成度ですね。
by parlophone (2008-09-07 21:17) 

parlophone

pinkislandさん、どうもです。

>久々に重量級のブツが出ますね

はっきりいってアナログ盤はいりませんが、ジャケットがオリジナルをきちんと復刻したものであったら、それには興味があります(爆。

>レコードはやっぱりブルーですね

ですよねー。
「ある種のブルー」?
でもカラー・レコードって音悪そう…。
by parlophone (2008-09-07 21:21) 

parlophone

Sugarさん、こんばんはー。

例によって何気ないSugarさんのコメントにはぶっ飛びますねー。

>80年代に児山さんから聴かせて貰った経緯があります
>カセット落としの音でしたが、そりゃ、凄い音でした

ぐゎーー、聴いてみたかった~。
コロンビア時代ってテオ・マセロがハサミ入れまくりで、オリジナル・テープは残ってないと個人的に思い込んでたので『メイキング・オヴ~』のときはびっくりしたもんです。
でもSugarさんは80年代にすでに聴かれていたんですね。
うらやましい~。
ぼくはレコード・コンサートで児山さんにお目にかかったことがあるんですが、とても物腰の柔らかそうな感じなのが印象的でした。
でも、スタジオの倉庫では学究の徒のように熱心な調査をされたのでしょうね。

>モブレーが十数回ソロでマイルスに止められてしまうセッションテイクがあります

いやー、これも衝撃的な話ですね。
ぼくは「いつか王子様が」のモブレーのソロ、すごく好きなんですよ。
もちろんコルトレーンのソロは完璧ですが、「モブレーにはモブレーのよさがあるよね」と思っていたのに、つぎはぎとは…(涙。

>マスターの音というのは、圧縮ファイルにしてもオリジナルの持つ良さがありますね

たしかにおっしゃるとおりですね。
聴いていてゾクゾクきます^^
by parlophone (2008-09-07 21:30) 

DEBDYLAN

JAZZはあんまり聴かない僕ですが、コレは持ってます。
プラケと紙ジャケで。

音楽としも大好きな1枚です。

豪華なセットですね。
作りも丁寧そうですし。

音源については知識がないので触れることができませんが^^;

物欲を完璧に刺激される作品ですね。

遼さん、
久々にお邪魔させてもらってこんなこと言うの失礼ですが(笑)

前記事といいこの記事といい。
”悪魔の囁き”連発じゃないっすかぁ~(爆)

それもストレートど真ん中みたいな^^。

お小遣いアップしないかなぁ。。。

by DEBDYLAN (2008-09-14 00:11) 

parlophone

DEBDYLANさん、こちらにもどうもです。

>JAZZはあんまり聴かない僕ですが、コレは持ってます。プラケと紙ジャケで

おお、そうですか!
やはり素晴らしい音楽は国境やジャンルを越えますね~^^

>前記事といいこの記事といい。
>”悪魔の囁き”連発じゃないっすかぁ~(爆)

うひひひひ…^^
でも、楽しみですよね~。
わくわくして夜も眠れなかったり…。
by parlophone (2008-09-14 02:39) 

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