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1250円のビートルズ [BEATLES]

ぼくはあまり利用することがないのだが、先日たまたま近くのブック・オフを覗いてみた。
もちろんねらいはビートルズの旧盤CDである。
リマスターCDがリリースされた9月9日以降、何回か専門の中古ショップに行ったことはあったのだが、旧盤CDがとくにドサッと売られているという気配もなかった。

ところが、ここにはあったのである。
EMI100周年帯のものが10数枚、黒帯が『リヴォルヴァー』と『サージェント』、『ヤア!ヤア!ヤア!』のリマスター劇場映画公開版の赤帯、そして帯なしの国内盤が数枚。
以前は初盤の赤帯とか、30周年の黒帯とか、帯によって中古価格がちがったような気がするが、すべて1枚1,250円である。
100周年帯のものを見てみると、残念ながらいちばん好きな『ホワイト・アルバム』がない。
ほかのものはだいたい揃っているようなのだが、帯の色落ちのはげしいものが何枚もある。
まあまあましなもののなかから1枚だけ、『サージェント』を買ってみた。
(ちなみに絵画のコレクションが趣味の友人に聞いたのだが、色落ちのおもな原因は日焼けではなく、蛍光灯焼けなんだそうである。
そういえばCDショップでも帯がすごく色落ちして、商品にならないようなものを売っているところがあるが、日は射さないもんなあ。
コレクターのみなさん、部屋の照明にはゆめゆめ油断召さるな)

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ビートルズ・リマスターCDを聴く Part5 『ホワイト・アルバム』編 [BEATLES]

あたらしいCDプレイヤーをとりあえず毎日聴いている。
当然ビートルズのリマスター盤をトレイに載せることも多い。
まだまだ真価を発揮しているとは思えないけれども、DP-78で聴いていると以前のユニヴァーサル・プレイヤーでは気づかなかったところもいろいろ出てくる。
たとえば9月16日の記事で「Lucy in the Sky with Diamonds」について、

新旧CDではっきり差がつくのはイントロ左チャンネルのオルガンのような部分だろう。
リマスター盤は澄んだ音色で中域の輝かしさが増している。


と書いたけれど、DP-78で聴いてみるともっとちがうのはベースの音である。
ちょっと大袈裟にいうと、旧盤ではボンボンと弾むようだったベースが、リマスター盤ではもっとガツンガツンとして残響が抑えられ弾むような感じも少なくなった。
いまでは常識になっているベースのライン録りの効果がリマスター盤でははっきりと出ているわけで、ポールとジョージ・マーティンが意図した音がやっとCDでも聞けるようになったということなんだろう。

以前にも書いたように今回の14タイトルで(まだ聴いてないものあるけれど)とくに感心したのは『ホワイト・アルバム』と『アビイ・ロード』だった。
ということで、きょうは『ホワイト・アルバム』を新旧で聴き比べてみよう。

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使用した音源は旧規格CDが30周年記念紙ジャケ盤のTOCP-65200-01(ディスク自体はEU盤)、リマスター盤は国内ステレオ盤TOCP-71010-11、国内盤モノ・ボックスのTOCP-71050-51だ。

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ビートルズ・リマスターCDを聴く Part4 『プリーズ・プリーズ・ミー』編 [BEATLES]

9月は最近では珍しく10回更新することができた。
しかもそのすべてがビートルズの関連記事だった。
こんなことは今まで一度もなかったし、これからもおそらくないだろう。
ところがけっこうたくさんの方にこれらの記事を読んでいただいているのである。
さすがビートルズとしかいいようがない。

新しいリマスター盤について書きたいことはまだまだたくさんある。
とくに『ホワイト・アルバム』や『アビイ・ロード』のステレオ盤はじつに見事なリマスタリングだった。
けれども比較試聴というのは集中して聴くからとっても疲れるんですね。
それに、とっかえひっかえ聴いているうちにだんだん不安にもなってくる。
はたしてぼくが今感じているこの印象はほんとうに正しいのだろうかとか、50代も半ばになると耳も確実に衰えているはずだから、若いころに聞こえた音楽がいまは聞こえなくなっているんじゃないか、とかね。

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で、そろそろ最後にしようかなと思っているのだが、きょうはファースト・アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』をいろいろと比較してみるつもりだった。
MASAさんから「ゴールド・パーロフォンとの比較は遼さんあたりにお任せ」てなことを言われたということもあるからだ。
ところが、あれこれ聴いているうちにだんだん比較なんてどうでもよくなってきた(笑。
初期のビートルズだけがもつ音楽のすごさに圧倒されてしまったのだ。

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ビートルズ・リマスターCDのEU盤 [BEATLES]

きのう、きょうとタワレコは3倍ポイントなので、1枚だけでも買ってみようと思っていたEU盤を買う。
『イエロー・サブマリン』だ。

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ほとんどの人がそうだと思うけれど、ビートルズのなかでもっとも聴かないアルバムである(笑。
でも要らないかというとそんなことはない。
ぼくの大好きな「Hey Bulldog」が入っているからだ。
以前、BEATLES BEST 20「赤の時代」「青の時代」という『レココレ』の特集に連動した 便乗した記事のときにも書いたんだけど、ぼくは中期から後期にかけてのジョンの曲、とくに「I Am the Walrus」「Hey Bulldog」「Rain」あたりがほんとに大好きで(もちろんポールの曲も大好きで…笑)、どうしても初期の曲をもの足りなく思ってしまうところがある。

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ビートルズ・リマスターCDを聴く Part3 『ラバー・ソウル』編 [BEATLES]

みなさん、シルヴァー・ウィークはいかがお過ごしでしょうか。
うちは相変わらず娘と母親はバレエの発表会できのう、きょうとお出かけです。
ぼくは家の掃除をしたり、庭の草取りをしたり、きょうは雨降りだったので台所、とくに流しとレンジ台をピカピカに磨いたり…。
おとといだけ家族揃って近くの美術館に絵を見に行きました。
久しぶりにルノアールやドガにマティス、福岡出身の坂本繁二郎の絵なんかを見て癒されたなあ(笑。

さて、リマスター盤の比較試聴、今回は『ラバー・ソウル』を新旧CDで聴き比べてみた。
聴いたのは「Norwegian Wood」と「イン・マイ・ライフ」の2曲だ。
これを3種類のステレオ・ミックスと2種類のモノラル・ミックスで比較してみた。
ステレオはまず、モノ・ボックスに収録のオリジナル・ミックス、そしてジョージ・マーティン・ミックスの旧規格CD(CP25-2726)、それから今回のリマスター盤(TOCP-71006)だ。
モノラルはキャピトル・ボックス所収のモノラル・ヴァージョン(TOCP-70034)と今回のモノ・ボックス所収盤である。

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ビートルズ・リマスターCDを聴く Part2 『レット・イット・ビー』編 [BEATLES]

『イエロー・サブマリン』のB面と並んでいちばん聴く機会の少ない『レット・イット・ビー』。
リマスター盤の出来がよければ、ひょっとしたら聴く機会が増えるかもしれない。
そう思って『サージェント』の次に聴いたのが『レット・イット・ビー』だった。

使用した音源は旧規格CDが国内ボックス盤のCP25-5763、リマスター盤は国内ステレオ盤TOCP-71014。
参考として『レット・イット・ビー…ネイキッド』のEU盤07243 595713 2、以前聴いたときに音のよさが印象的だったロシア盤の紙ジャケ4VC0412も試聴した。

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ビートルズ・リマスターCDを聴く Part1 『サージェント』編 [BEATLES]

さてさて、やっと音のほうをリポートしようと思うのだが、もう多くの方がリマスター盤を毎日毎晩聴いていらっしゃるだろうから、ぼくなんかがインプレッションを書いても仕方ないような気もする。
なにしろ最近は年のせいで耳も随分衰えているだろうし、愛用のCDプレイヤー、マランツCD-16SEが不調で、ユニヴァーサル・プレイヤー、ヤマハDVD-S2700で聞いてるような状態なのだ。
でもまあ、せっかくだから日記でも書くつもりで自分のためにも記録を残しておきたいと思う(笑。
きょうは『サージェント』編である。

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ビートルズ・リマスター、ステレオ盤の売れ行き [BEATLES]

ぼくはとりあえずモノ・ボックスだけを買って、ステレオ盤はそのうち出るだろう紙ジャケを待とうと思っていた。
ところが店頭で実物を見ているうちにやっぱりほしくなり、『サージェント』と『アビイ・ロード』を買ってしまったことは前にも書いた。
コメントを読んでいるとモノ・ボックスだけを買った人はそんなにはいないみたいだが、黎さんが「ステレオ盤はこつこつと集めていきます」とおっしゃっていたのが妙に気になった。

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(ステレオ盤のジャケットはおおむね旧規格CDよりもオリジナルのイメージに近い。
 左奥の木の色合いにご注目を)

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紙ジャケはジャケが大事――ビートルズ・モノ・ボックス編 [BEATLES]

今回もまた紙ジャケの話です。
いったいいつになったら音の話になるの?とお思いのあなた、すみません、もうちょっと先…としか言えません(昨夜も聴きながら眠っちゃったし…^^;)

モノ・ボックスの紙ジャケがあちこちのブログで紹介され始めているが、けっこう毀誉褒貶相半ばの様相を呈している。
こんな紙ジャケが許されるのか!という路傍の石さんの過激な記事から(←すみません)、「まあまあ、細かいこといわないで。紙ジャケになったこと自体がスゴイことなんだから楽しみましょうよ」という意見まで。

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ビートルズ・リマスター盤が…キタ━━━(゚∀゚)━━━ッ!! [BEATLES]

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ついにこの日がやってきた。
夕方の6時ぐらいになると、同僚の何人かが
「遼さん、もう早く帰りたいでしょ?」
「早く行って買わないと売り切れちゃうんじゃないですか?」
などと冷やかしてくれる。
わはは、予約してるもんね~。
でも、ショージキ早く帰りたかった。

さて、今回手に入れたのは以下の3点。

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