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『78』 [雑誌・書籍・コミック]

本のタイトルは『 ナナ 78 ハチ
帯の惹句にはこうある。
その昔、世界は78回転で回っていた。

そう、タイトルはSPレコードを表してるんですね。
著者は吉田篤弘 Atsuhiro Yoshida
巻末の略歴を読むと1962年生まれのグラフィック・デザイナーらしい。

  

じつはこの本、SPレコードにまつわる小説を集めた連作短編集なのである。

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村上春樹 『意味がなければスイングはない』 [雑誌・書籍・コミック]

今日から少しずつ年末年始に読んだ本を紹介していきたい。
まずはほかのブログでも以前から話題になっていた村上春樹の『意味がなければスイングはない』 (文藝春秋)。
Stereo Sound』誌に連載されていたものの単行本化らしい。

タイトルいうまでもなくデューク・エリントンの有名な『スイングしなければ意味はない』をもじったもの。
(ちなみにぼくの「JAZZの愛聴盤」のコーナーもこれが副題になっている。気がつかなかったでしょ?
インデックス・ページをご覧ください^^)

  

意味がなければスイングはない?
なに言ってやがんでぇ、べらぼうめぇ、こちとら江戸っ子よ!
憚りながら申し上げますがね、スイングってぇのは体で感じるもんなんだよ!
頭で分析してなにがスイングだってんだぁ。
バカも休みやすみにしな!

とタイトルに引っかかった時点でもう村上春樹の「技あり!」である(笑)。

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ニューズウィーク別冊 『ロックこそすべて! All you need is ROCK』 [雑誌・書籍・コミック]

ロックの誕生から50年(ビル・ヘイリーとコメッツの「ロック・アラウンド・ザ・クロック」の全米№1ヒットから50周年)ということで、いろいろなムックが出版されたり雑誌が特集を組んだりしている。

Rolling Stone誌がロックの名曲500、ロックのアルバム500枚という特集を組んだのは昨年の「DAYS OF MUSIC & MOVIES」でも紹介したが、今度はNewsweek誌日本版が「ロックこそすべて! All you need is ROCK 」という別冊を出した。

            

ふだんあまりこういった雑誌には手を出さないぼくだが、今回思わず買ってしまったのは掲示板にmacさんが書き込んでくれた ↓ この写真をじっくり見たかったから。

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やれやれ、レココレ [雑誌・書籍・コミック]

最近『レコード・コレクターズ』誌がおもしろくない、という話をよく耳にする。
とくにリニューアル後はだめだ、と紙ジャケ探検隊の掲示板でも話題になっていた。

ぼくもそう思う。
そこにも書いたんだけど、とくに連載がつまらない。
あえてもう一度書かせてもらうと、
昔のレココレにはなんか威厳のようなものがあった。
中村とうようさんの「レコードの裏おもて」を初めとして、
野口久光さんの「私とジャズ」、池田圭さんの「器辺の響」、
そして岡田則夫さんの「蒐集奇談」……。
ここ数年でも大村幸則さんの「ジョン・コルトレーンのアルバム」、
椿正雄さんの「ブラック・ミュージック裏街道」、
小出斉さんの「ブルース・ギター西東」、
そしてなぜか毎回読んでしまう野沢あぐむさんの「あばよ、昭和の歌謡曲
なんていう連載は一種の風格のようなものを感じさせてくれた。

最近はなんかそういう風格のある連載がめっきりすくなくなってしまった。

さてそうしたなかで、今月からおもしろそうな連載が始まった。
中野泰博という人の「レコ屋日記 since 1984」。
サブタイトルに「音を売る現場からのエピソード」とある。
現場ならではのおもしろい話が聴けそうだ。

しかし第1回はぜんぜんダメ。

「いまでこそCD屋に行けば試聴機があるのは当たり前だし、インターネットで曲のサワリをダウンロードして内容を確かめられる。しかしCD屋が『レコード屋』だったころ、試聴なぞという習慣はまったくなく、買ってもいない新品レコードを店で聞くなんてことは考えられないことだった。レコードを買うということは、雑誌のレヴューや評判、クチコミ、ジャケットの帯やレコード屋のPOPだけを頼りに、数千円の冒険をすることだったのだ」

この人は何を根拠にこんな断定的な書き方をするのだろう。

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プレイボール [雑誌・書籍・コミック]

『20世紀少年』、『PLUTO』と並んで、定期的に読んでいるマンガがある。
それがちばあきおの『プレイボール』だ。
ご存知の方も多いと思うが、このマンガは現在リアル・タイムで連載されているマンガではない。
1973年から78年にかけて『週刊少年ジャンプ』に連載された古~いマンガなのだ。
それが30年後のいま月刊で刊行され、(残念ながら福岡では見れないが)新作TVアニメとなって放映されている。
つまりマンガのなかでも古典として現代に生き続け、読者を増やし続けているマンガなのだ。


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ホラーサスペンス大賞『九月が永遠に続けば』 [雑誌・書籍・コミック]

(ネタバレはありません)
毎年お盆とお正月には何冊かまとめて本を読む習慣がある。
ま、それだけ暇ということなんだけど…(笑)。

昨年の夏読んだ本のなかでは加納諒一の『幻の女』や、高野 和明の『13階段』がとてもおもしろくて印象に残っている。
さて、今年の夏のお薦め第1弾は沼田まほかる九月が永遠に続けば』だ。

   

この作品は新潮社の「第5回 ホラーサスペンス大賞」を受賞した作品で、初版第1刷は今年の1月25日になっている。

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『20世紀少年』 第19巻 [雑誌・書籍・コミック]

案の定というべきか、So-net ブログは18時間経ってもメンテナンスが終わらなかったらしく、もう24時間になろうというのにサーヴィス停止のままだ。
ヲイヲイ。
やっぱりかよ!

さて、気を取り直して『20世紀少年』である。
昨年の5月8日と9日の日記で(第16巻が発売された折に)この作品については紹介した。

今日発売されたのは第19巻で、物語はいよいよ終末に近づいているように思われるが、今回はな、なんと!
初回限定で、連載第1回に登場しこの物語のタイトルにもなっているT.REXの「20センチュリー・ボーイ」のシングル盤復刻ミニチュアCDがついているのだ。
紙ジャケ文化もついにここまで来ましたよ。
う、ううっ(…もちろん感動で泣いてるのね。飲みすぎて吐きそうになってるのではありませぬ)



ぼくはT.REXにそんなに興味関心はないけれど、「ゲット・イット・オン」のあのリズムを聞けばやはり心はざわめくので、4年前に紙ジャケで出た『電気の武者 30thアニヴァーサリー・エディション』だけは持っている。
今回は「20センチュリー・ボーイ」が聞けてすごくうれしい。


興味のある人は今すぐ書店に走れ!(って、夜中で閉まってるがな…)


タグ:20世紀少年
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