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『ナショナル・トレジャー』 [ぼくのシネマノート]

一昨年あたりからまた、『ナショナル・トレジャー』、『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』というようなトレジャー・ハンターの映画がつづけて出てきている。
『レイダース 失われた聖櫃(1981)』がヒットした直後にも似たような映画は作られたが、中には『キング・ソロモンの秘宝(1983?)』なんていうひどいのもあったなあ。
映画的ダイナミズムのかけらも感じられないような作品で、J・リー・トンプスンもこういうものを作るようになっちゃあお終いだな~と思ったものだ。
考えてみれば、その映画で初めてシャロン・ストーンを見たんだった。
お色気ムンムンで頭悪そうで(失礼!)、だんだんコスチュームが裸に近くなっていくのに苦笑いさせられたっけ…(笑)。

最近ではスティーヴン・ソマーズ監督の『ハムナプトラ』シリーズが大好きだった。
こういう冒険モノってついつい見てしまうんだよね。

おそらく子どものころ母に連れられて見た『シンドバッド 七回目の航海(1958)』(特撮監督があのレイ・ハリーハウゼン!)なんてのが原体験としてあるんだと思う。

  
  (冒頭のシーン、建設中のピラミッドってだけでワクワクしてしまう^^)

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『Mr. & Mrs. スミス』 [ぼくのシネマノート]

自宅のパソコンの調子がどうも悪くて、ブログにログインできない状態がつづいていて更新もままならない。
仕方がないので職場で使っていたラップトップを持ち帰って記事を書いているが、使いにくいことこのうえもない。
5年前のラップトップというと、もう遺物のようなもんですか?^^;

今日はブラピとアンジーがこの共演をきっかけに結婚して話題になっている『Mr. & Mrs. スミス』を観てきた。
いやあ、ぞんぶんに楽しめましたね。

  
  (画像をクリックするとオフィシャル・サイトに飛びます)

人はガンガン死にます、なにしろ二人の仕事が仕事だから(笑)。
ただ、『キル・ビル』などと違って、殺陣の様式美や日本の劇画・ヤクザ映画にたいするオマージュなどはないから、ただひたすら撃たれたりして死ぬだけ。
「いくら娯楽だからといって人をむやみに殺すんじゃない」とか「こういう映画を作るから凶悪犯罪が増えるんだ」とかいうご意見をお持ちの方は不愉快になると思うので、見ないほうがよろしいでしょう。
ぼくも人が次々に死ぬ映画ってあんまり好きじゃないけど、感動させるために人を殺す映画よりはましかな。
(観客を泣かせるためだ、ここで一人死んでもらおうか…というのがいちばん安易で姑息な脚本だと思うんだよね。)

この作品の場合、一種のシチュエーション・コメディだから許してしまおう。
それにタイトルが表しているように、これは基本的には夫婦の愛の映画なのだ。

  

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『五線譜のラヴレター』 [ぼくのシネマノート]

今日は『レイ』とほぼ同じころに制作され公開されたのだが、『レイ』の陰に隠れてしまってほとんど話題にもならないうちに劇場公開が終わってしまった感がある『五線譜のラヴレター』をご紹介しよう。

公開前に新聞で読んだレヴューでは、コール・ポーターの大ファンであるケヴィン・クラインが彼の生涯を演じるためにピアノや歌を猛練習して、完成度の高い作品に仕上がったという評価がされていた。
監督は『ロッキー』シリーズや『レイジング・ブル』をプロデュースし、『真実の瞬間』や『海辺の家』の監督でもあるアーウィン・ウインクラー。
レイ・チャールズよりコール・ポーターの生涯のほうにずっと興味があったぼくは、DVDになるのを待っていたのだ。

  

(以下ネタバレになりそうな部分は文字を読みにくい色にしてあります。ドラッグすると読みやすくなります)

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『Shall we Dance?』 [ぼくのシネマノート]

ハリウッド版『Shall we Dance?』を見た。
周防正行版『Shall we ダンス?』の完全なリメイクである。

はじめのうちはオリジナルとの違いが気になったのだが、そのせいで映画の世界に入れないのも困るので、途中からは気持ちを切り替えてまったく新しい映画を見るつもりになったら、それなりに楽しむことができた。

  
  (ダンスの先生よりトゥーム・レイダー(墓荒らし)かなんかの方が似合いそうなジェニ・ロペ^^;)

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『宇宙戦争』 スペシャル・コレクターズ・エディション [ぼくのシネマノート]

最近はいろいろな事情からなかなか映画を見れる環境ではなかったのだが、やっと落ち着いてきたので、これからは以前のように映画もどんどん紹介していきたいと思う。
今日はスティーヴン・スピルバーグの『宇宙戦争』だ。
(ネタバレはありません^^)

  

ヒット・メイカーとして近年のハリウッドを牽引してきたジョージ・ルーカスとスティーヴン・スピルバーグのSF大作がほぼ同時に公開されたのは、1977年の『スター・ウォーズ』、『未知との遭遇』以来だと思う。
そういう意味でほんとうならばぜひ劇場で見たかったのだが、それができなかったのでDVDで見ることになった。
あちこちのサイトを見てみると評価は二分しているようで、まったくくだらなかったという人もたくさんいるのでそうなのだろう。
ただぼくの意見としては、この映画は19世紀末に書かれたH.G.ウエルズの『宇宙戦争』の忠実な映画化であり、1953年版『宇宙戦争』へのオマージュにあふれたリメイクなので、人類が異なる惑星の知的生命体から侵略を受けたときの恐怖を描いた映画として、じゅうぶん楽しめたのである。

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『パッチギ』プレミアム・エディション [ぼくのシネマノート]

しばらく前に掲示板でも話題になった『パッチギ』のDVDをやっと入手した。
(一昨日CDだけで5万という話をしたのに、もうそれ以外のDVDを買ってる…汗)
じつは7月にDVDがリリースされたとき、買うんだったらプレミアム・エディションだなと思いつつも、予算の関係で後回しにしていたのだ。
ところがふと気がつくと……ないっ!!
おかしいなあ、初回限定とは書いてなかったのに……と思いながらほかのショップを回ってもないっ!!
おそらく初回出庫分が売れてしまっただけなのだろうが、ぼくのまわりのショップではスタンダード・エディションさえ品切れのところもあった。
そうなると、どうしても欲しくなって、探し回りました~。

  

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ディナーラッシュ [ぼくのシネマノート]

NYの一流イタリアン・レストランを舞台にした一夜の出来事。
タイトル・ロールまではマフィア映画の雰囲気、そのあとはレストランのオーナーである父と若きスター・シェフである息子との世代間の葛藤を中心に、ギャンブル好きの副シェフ、店を乗っ取ろうとするマフィア、絵の才能をもつウェイトレス、嫌味な美術評論家、ふたりの女流料理評論家、博覧強記のバーテンダーとウォール・ストリートのビジネスマンなどなど、百花繚乱の群像劇の様相を呈する。
ディナー・ラッシュのタイトルどおり厨房はこれ以上ないような喧騒ぶりで、ロブスターやさまざまな彩りの野菜などの食材が料理に姿を変えていくようすがスタイリッシュに描かれる。
蛍光灯の青白く色温度の高い厨房と、照明の光の柔らかな色温度の低いレストランの店内の描き分けも、初歩的なテクニックとはいえわかり易い(笑)。

レストランのオーナー役の名優ダニー・アイエロ(『ゴッド・ファーザーPartⅡ』、『レオン』など)と、若きシェフ役のエドアルド・バレリーニ(かっこいい!)の自然な呼吸もいいが、監督はミュージック・ヴィデオやCM畑のボブ・ジラルディという人で、なんと実際にレストランのオーナーをやっていたらしい。
それで雰囲気が出てるんだなあ。

ちなみにこの映画、レンタル店では「ドラマ」ではなく「サスペンス」の棚にあります。
けっこうお薦め!

2001年 ニュー・ライン・シネマ 99分
DVD ヴィスタ・サイズ(スクィーズ)
画質=★★★☆ (最高は★5つ、☆はおまけ)
字幕の大きさ=大


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Shall we ダンス? [ぼくのシネマノート]

ハリウッド・リメイク版『Shall we Dance?』の公開を記念して、オリジナルの『Shall we ダンス?』がやっとDVD化された。
映画の素晴らしさはもうみなさんよくご存知だと思うので、初回限定盤にのみつく特典ディスクの内容を紹介しよう。

これはひと言でいって、本編同様とっても幸せな気持ちになるボーナス・ディスクだ。
内容は「『Shall we ダンス?』アメリカを行く~映像日記~」、役所広司、草刈民代、竹中直人へのインタヴュー、清水美砂扮する歌姫ナツコの
「恋の10ダンス」のヴィデオ・クリップ、ハリウッド版『Shall we Dance?』の国内版予告編など。

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ドラムライン [ぼくのシネマノート]

アメリカの大学のマーチング・バンドを舞台にした、見ているうちにひとりでに足がリズムを取り体が動き出すような映画だ。

ぼくの勤務先のすぐ近くにある高校にもマーチング・バンドがあって、ときどき練習しているところに通りかかったりする。
この学校は女子駅伝が全国大会に出場したり、ダンス・チームが全米のコンテストで優勝したり、かなり有名な高校だ。
おそろいのユニフォームを着てブラスバンドやチア・リーダーたちがグラウンドを華やかに動き回るようすは見ても聞いても楽しいものだが、さすが本場アメリカのマーチング・バンドともなれば、やはり格が違うなと、見ていて圧倒されてしまった。

優勝決定戦におけるドラムラインのバトルがクライマックスなのでストーリーはいかにもお決まりのものだし、主人公に魅力が乏しいのもやや減点ものだが、全編に流れるブラック・ミュージックとドラムの響きで見終わった後の気分は爽快だ。

2002年 119分
DVD シネマスコープ・サイズ(スクィーズ)
画質=★★★★ (最高は★5つ)
字幕の大きさ=中


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