ロッド・ステュワートのアルバム [紙ジャケ]
若い人たちにとってロッドってどんな人に映っているのだろう。
ひょっとしたら、スタンダード・ナンバーを歌っている単なる唄のうまいおっさんなのかな、と思ったりする。
ちょうど晩年のフランク・シナトラみたいに。
でもぼくが初めて彼の歌を聞いたのは1969年。
たぶんエルヴィスのカヴァー「監獄ロック」だったと思う。
ラジオから流れてきたその曲を聴いてすぐに次に買うアルバムはこれだと思った。
それがジェフ・ベック・グループの『コーザ・ノストラ・ベック・オラ』だった。
当時は月にアルバム1枚買うのがやっとだったから1か月が待ちどおしかった。
たった1音で音楽を彼の世界に染めてしまう孤高のギタリスト、ジェフ・ベックを中心に、ニッキー・ホプキンスのピアノ、ロン・ウッドのベース、ミック・ウォーラー(初代、セカンドはトニー・ニューマン)のドラムスという、今考えても最高の布陣に、ロッドのヴォーカル。
まだゼップがデビューする前だった。
もし彼らがクリームみたいに、せめてあと2~3枚アルバムを残していたら、いまのロックの世界はずっと違っているかもしれない、と夢想してみたりする。
さて、今回は来日を記念してロッドの紙ジャケがたくさん出た。
そのなかからソロとして2~4枚めにあたる3枚のアルバムをご紹介しよう。
まず『ガソリン・アレイ』は1970年の作品だ。
ユニバーサルからのSHM-CD ということで2,800円なのだが、US 盤とUK 盤の両方のジャケットがミニチュアで復刻されているのはうれしい。
まずUS 盤のジャケット。
厚紙A 式、ソフトな手触りのテクスチャー・カヴァーでゲイトフォールドになっている。
バック・カヴァーはアイドルみたいなロッドのポートレイトだ。
ちょっとわかりにくいかもしれないけれどエンボス加工されている。
最近のユニバーサルの紙ジャケは細かい部分の再現度も申し分ない。
US 盤はマーキュリー・レーベルからリリースされた。
こちらはオリジナルUK 盤を復刻したもので、ヴァーティゴ・レーベルからのリリースだった。
ざらざらした手触りのテクスチャー・カヴァーでE 式のゲイトフォールド・ジャケットだ。
デザインはキーフで、独特の世界観を持ったアルバム・アートだが、いまから見てもやっぱり相当地味(笑。
バック・カヴァー。
内側にやっとオレンジ色のパンツを履いたロッドのポートレイトが現れて華やかな感じになる。
US 盤にはマーキュリーのレーベル・カード、UK 盤にはヴァーティゴのレーベル・カードとインナーがついている。
つづいて「マギー・メイ」のヒットでアルバム自体も全英全米ともに1位に輝いた『エヴリ・ピクチャー・テルズ・ア・ストーリー』(1971年)。
こちらはニス塗りのような光沢のあるUS 盤ジャケットが復刻されている。
3面の見開きになっていて、熱唱するロッドのポートレイトが眩しい(笑。
ディスクはご覧のように内側から取り出す形式になっている。
アルバム・タイトルそのままに、カラー部分にはノスタルジックなポスターが何枚もあしらわれていて、フロント・ジャケの裏側は詳細なパーソネルが記載されている。
CD のレーベルとレーベル・カード。
つづいてソロ第4作にあたる『ネヴァー・ア・ダル・モーメント』は1972年のリリースだ。
こちらもちょっとザラリとしたE 式のテクスチャー・カヴァーで英国初回盤を復刻している。
6面のゲイトフォールドという贅沢なつくりで、なんとディスクはスパインの部分から出し入れするようになっている。
凝ってるけどすげー面倒なつくりだ(笑。
スタジアムでのライヴのようすや、
ツアー・メンバーの記念写真?のようなものが載っている。
このアルバムからUK 盤もマーキュリー・レーベルになった。
内容はどれもこれもすばらしいのひと言。
ロン・ウッドやミック・ウォーラーなど旧知のメンバーのほか、曲によってはイアン・マクレガンやケニー・ジョーンズなど、フェイセズのメンバーもレコーディングに参加している。
基本的にアコースティックなサウンドがベースになっていて、ブリティッシュ・ロックだけじゃなくブリティッシュ・フォークの香りもする。
音も2009年の最新24bit リマスターで悪くない。
ロッドの来日公演にジェフ・ベックが飛び入りするなんてないのかな~(笑。
ひょっとしたら、スタンダード・ナンバーを歌っている単なる唄のうまいおっさんなのかな、と思ったりする。
ちょうど晩年のフランク・シナトラみたいに。
でもぼくが初めて彼の歌を聞いたのは1969年。
たぶんエルヴィスのカヴァー「監獄ロック」だったと思う。
ラジオから流れてきたその曲を聴いてすぐに次に買うアルバムはこれだと思った。
それがジェフ・ベック・グループの『コーザ・ノストラ・ベック・オラ』だった。
当時は月にアルバム1枚買うのがやっとだったから1か月が待ちどおしかった。
たった1音で音楽を彼の世界に染めてしまう孤高のギタリスト、ジェフ・ベックを中心に、ニッキー・ホプキンスのピアノ、ロン・ウッドのベース、ミック・ウォーラー(初代、セカンドはトニー・ニューマン)のドラムスという、今考えても最高の布陣に、ロッドのヴォーカル。
まだゼップがデビューする前だった。
もし彼らがクリームみたいに、せめてあと2~3枚アルバムを残していたら、いまのロックの世界はずっと違っているかもしれない、と夢想してみたりする。
さて、今回は来日を記念してロッドの紙ジャケがたくさん出た。
そのなかからソロとして2~4枚めにあたる3枚のアルバムをご紹介しよう。
まず『ガソリン・アレイ』は1970年の作品だ。
ユニバーサルからのSHM-CD ということで2,800円なのだが、US 盤とUK 盤の両方のジャケットがミニチュアで復刻されているのはうれしい。
まずUS 盤のジャケット。
厚紙A 式、ソフトな手触りのテクスチャー・カヴァーでゲイトフォールドになっている。
バック・カヴァーはアイドルみたいなロッドのポートレイトだ。
ちょっとわかりにくいかもしれないけれどエンボス加工されている。
最近のユニバーサルの紙ジャケは細かい部分の再現度も申し分ない。
US 盤はマーキュリー・レーベルからリリースされた。
こちらはオリジナルUK 盤を復刻したもので、ヴァーティゴ・レーベルからのリリースだった。
ざらざらした手触りのテクスチャー・カヴァーでE 式のゲイトフォールド・ジャケットだ。
デザインはキーフで、独特の世界観を持ったアルバム・アートだが、いまから見てもやっぱり相当地味(笑。
バック・カヴァー。
内側にやっとオレンジ色のパンツを履いたロッドのポートレイトが現れて華やかな感じになる。
US 盤にはマーキュリーのレーベル・カード、UK 盤にはヴァーティゴのレーベル・カードとインナーがついている。
つづいて「マギー・メイ」のヒットでアルバム自体も全英全米ともに1位に輝いた『エヴリ・ピクチャー・テルズ・ア・ストーリー』(1971年)。
こちらはニス塗りのような光沢のあるUS 盤ジャケットが復刻されている。
3面の見開きになっていて、熱唱するロッドのポートレイトが眩しい(笑。
ディスクはご覧のように内側から取り出す形式になっている。
アルバム・タイトルそのままに、カラー部分にはノスタルジックなポスターが何枚もあしらわれていて、フロント・ジャケの裏側は詳細なパーソネルが記載されている。
CD のレーベルとレーベル・カード。
つづいてソロ第4作にあたる『ネヴァー・ア・ダル・モーメント』は1972年のリリースだ。
こちらもちょっとザラリとしたE 式のテクスチャー・カヴァーで英国初回盤を復刻している。
6面のゲイトフォールドという贅沢なつくりで、なんとディスクはスパインの部分から出し入れするようになっている。
凝ってるけどすげー面倒なつくりだ(笑。
スタジアムでのライヴのようすや、
ツアー・メンバーの記念写真?のようなものが載っている。
このアルバムからUK 盤もマーキュリー・レーベルになった。
内容はどれもこれもすばらしいのひと言。
ロン・ウッドやミック・ウォーラーなど旧知のメンバーのほか、曲によってはイアン・マクレガンやケニー・ジョーンズなど、フェイセズのメンバーもレコーディングに参加している。
基本的にアコースティックなサウンドがベースになっていて、ブリティッシュ・ロックだけじゃなくブリティッシュ・フォークの香りもする。
音も2009年の最新24bit リマスターで悪くない。
ロッドの来日公演にジェフ・ベックが飛び入りするなんてないのかな~(笑。
遼さんお久しぶり~~(b^▽^)b~
ロッドのSHM-CD出たんですね、、、私はおととしだっかか?ユニバから紙ジャケBOX5タイトルを買いましたので今回はお見送り~です。
私が買ったのもジャケの造りは良く出来ていたのですが、BOXの為帯が無いのが今ひとつだったのですが今回はいいですね。しかもガソアレがUK
とUSのジャケ2枚付いているとは・・・これだけでも買いたくなりますね。
実は私はロッドは大好きでVertigo時代(Vertigo好きとしては外せません)、Mercury時代が大好きです。アナログも実はこの時代のモノは持っています、、、ミーハーです。
特にVertigo時代の【An Old Raincoat Won't Ever Let You Down】【Gasoline Alley】2枚とMercury時代【Every Picture Tells A Story】は何度聴いたことか・・・いいですね。
80年代に入ってからは私はリアルタイムなんですがどうもアイドル的存在みたいであまり好きではなくなりましたが、私もロッド聴き直そうかなぁ・・・
by tetsupc2 (2009-03-08 19:04)
こんばんは。
ロッドですか!Every Picture Tells A Storyもプラケでしか所有していないもので、大変気になります。
今回の来日ですが、チケットがあまりにも高くて、断念しました。あと5000円安かったら行ってたのにな。
マギーメイが生で聴きたかった!!!
by ryo (2009-03-08 21:44)
遼さん こんばんは
ロッドの一番充実していた時期はやっぱりマーキュリー時代ですよね!
私が最初に聴いたロッドの曲は「アイム・セクシー」でした。
その頃の私はまだ幼稚園くらいだったはずなのですが、今でも妙に印象に残っております(笑)
私の持っているマーキュリー期のCDは15年以上前に買った古い物なので、そろそろ買い直したいのですが、海外ネット・オークションで散財しすぎたので今はちょっと無理そうです・・・
でも、そのうち買い直したいと思います!
by poposuke (2009-03-08 23:05)
お久しぶりです。
私も最近のロッドはちょっと・・・
Unpluggedの時はちょっとだけ昔に戻って良かったんですけどね。
Mercury時代のロッドがやはり一番でしょう。
Every Picture...は当時日本盤を買いました。見開きジャケットにミシン目があって、そこで外すとポスターになるような仕様でしたが、今回の紙ジャケは?
Never Dull...はUK盤である方から頂きました。(^^ゞ
ロッドはフェイセスとして山内テツと来日した時に武道館で見ましたよ。
かぶりつきで写真をバチバチ撮りましたっけ・・・
by MORE (2009-03-09 16:40)
tetsupc2さん、こんばんはー。
nice!&comment ありがとうございました。
BOX セットには帯がついてなかったんですか!
それはイタイですねー。
ぼくは紙ジャケがオリジナルを精巧に再現していれば、国内盤帯には興味はないんですが、何かのときに売ることを考えると、あったほうがぜったいに有利ですよね(笑。
やはりロッドはVERTIGO~Mercury 時代ですよね~^^
by parlophone (2009-03-11 21:16)
ryoさん、こんばんは~。
>Every Picture Tells A Storyもプラケでしか所有していない
ロッドの初期の作品はジャケットが凝っているので、できれば紙ジャケでもっていたいですよね^^
>マギーメイが生で聴きたかった!!!
最近のロッドはスタンダードばかり歌っているイメージがありますが、いまでも「マギー・メイ」は歌ってるんでしょうかね。
ジェフのギターで「ピープル・ゲット・レディ」とかも歌ってほしいなあ(笑。
by parlophone (2009-03-11 21:19)
poposuke さん、こんばんは~。
nice!&comment ありがとうございました^^
>私が最初に聴いたロッドの曲は「アイム・セクシー」でした
>その頃の私はまだ幼稚園くらいだったはずなのですが
え~、そうなんですか!
すごいですね~。
それほどロッドの歌は人のこころを動かしたんでしょうね。
「アイム・セクシー」のときぼくはもう社会人でした。
ヒットしたのでいちおうアルバムは聴きましたが、やはりVERTIGO~Mercury 時代の清冽な魅力はありませんでしたね。
>海外ネット・オークションで散財しすぎたので
ああ、わかります。
ネット・オークションはよっぽど強い自制心がないと、ついつい散財してしまいますよね~。
思った以上にコンディションのいいものが届いたりすると、払ったお金も忘れてしまってまたまたのめりこんじゃったり…(笑。
気をつけて楽しんでくださいね^^
by parlophone (2009-03-11 21:28)
MOREさん、こんばんは。
お久しぶりです^^
>Unpluggedの時はちょっとだけ昔に戻って良かったんですけどね
ああ、そうでしたね。
あのときはギターもロン・ウッドだったんですよね? たしか。
>見開きジャケットにミシン目があって、そこで外すと
>ポスターになるような仕様でした
へえ、それは凝ってますね。
はっきり確かめてはいませんが、紙ジャケにはミシン目は入ってなかったような気がします。
>ロッドはフェイセスとして山内テツと来日した時に武道館で見ましたよ
さすがMOREさんはなんでも見てらっしゃいますね(笑。
70年代は写真も遠慮なしに撮れる長閑な時代だったんですね~。
by parlophone (2009-03-11 21:34)