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ポール・コソフ 『バック・ストリート・クロウラー』 DX エディション [紙ジャケ]

『ファイヤー・アンド・ウォーター』と同時にデラックス・エディションとしてリリースされた『バック・ストリート・クロウラー』(1973)は25歳で亡くなってしまったフリーのギタリスト、ポール・コソフの生前ゆいいつ遺されたソロ・アルバムだ。
(その後バック・ストリート・クロウラー・バンド名義のアルバムが1枚遺されているらしい。)
3年前に紙ジャケでリリースされたときに一度記事にしているので、興味のある方は合わせてご覧いただければ幸いである。

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今回のデラックス・エディションは、冒頭に収録され、アルバムを象徴する曲となった「Tuesday Mornig」のアーリー・テイクやそれぞれ「Tuesday Mornig Blues」、「Tuesday Mornig Groove」、「Tuesday Mornig Boogie」、「Tuesday Mornig Piano Jam」と名づけられたアウト・テイク、ジェス・ローデンがヴォーカルをとった「I'm Ready」のオルタネイト・テイク、ポール・ロジャーズをヴォーカルに迎えた「Molton Gold」のアーリー・テイクなど、15曲のボーナス・トラックが追加されている。

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おもしろいところではスタジオのジャム・セッションで、ジャズのスタンダード・ナンバーとしてもおなじみの「The Lady is a Tramp」をジェス・ローデンが軽妙な歌声で聞かせるものなども含まれている。

紙ジャケは、コーティングはないが光沢のあるE 式のシングル・スリーヴ。
インナーなどは復刻されておらず、カタログ・ナンバー以外は05年版の紙ジャケとまったく違いがない。

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  (左が05年の紙ジャケ、右が今回のDX エディション)

Disc 2はやはりE 式のシングル・スリーヴで、アイランド・スタジオのクレジットの入ったテープ・ケースをジャケ写にしたもの。
ちょうど『ファイヤー・アンド・ウォーター』のDX エディションとペアのようになっている。

  04.jpg

英文のカラー・ブックレットは20ページのものだが、『ファイヤー・アンド・ウォーター』に比べると判型も小さめだし、紙質が非常に薄いので取り扱いには神経質にならざるを得ない。

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レーベルもちょっとした違いがある。
(たとえばPAUL KOSSOFF というアーティスト名が左とか右とか…どうでもいいか^^;)

  05.jpg

なお、このタイトル、HMV では予約段階で完売になっていた。
現在は「在庫あり」になっているがプレス枚数は少ないのかもしれないので、気になる方はお早めにどうぞ^^
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PETTY

遼さん、こんにちは。

輸入盤のDXエディションを春に予約キャンセルして数ヶ月・・・
ようやく国内盤で買う事が出来ました(笑)
確か・・・amazonが少しデリバリーが遅れたのがきっかけのキャンセルだったような。FREEはもちろんですが、私のような
JESS RODENオタクとしても、今回のこのアルバムはおおいに価値ありますね。
「I'm Ready」って、メチャメチャJESS RODENカラーが強い曲ですが、今回収録された「I'm Ready(Take 4)」なんかは、
まだそこまでカラーが固まってない感じでゾクゾクしました。
JESSのヴォーカルとKOSSOFFのギターのマッチングを昔から考えておりますが、お互いに最良ではない?なぁ〜ってのが
持論であります(笑)
JESSの声にはギターが泥臭過ぎるし、また逆にKOSSOFFにとっては声が洗練され過ぎ。なんて感じでしょうか。

まぁ、KOSSOFFのアルバムですからねぇ〜!

しかしいい加減「カタカナ表記」の場合の「コゾフ」「コソフ」はっきり統一した方がいいですよね。


by PETTY (2008-12-06 17:08) 

parlophone

PETTYさん、こんばんはー。

>私のようなJESS RODENオタク

おお! そうだったんですか。
ぼくはこのアルバムしか知らないので、いいヴォーカリストだなあ、と思っただけで、ほかにどんなところで活躍していたかも知らないのです。

>「I'm Ready(Take 4)」なんかは、…ゾクゾクしました

こういうのを聴けるのがDX エディションのいいところですね^^

>JESSの声にはギターが泥臭過ぎるし、
>また逆にKOSSOFFにとっては声が洗練され過ぎ

なるほどね~。
最良の組み合わせというと、どうなります?

>いい加減…「コゾフ」「コソフ」はっきり統一した方がいいですよね

ぼくは本文ではコソフ、タグでは検索の便を考えてコゾフにしてます(笑。
なかなか頭の痛い問題ですよね。
by parlophone (2008-12-08 02:40) 

PETTY

1年くらい前にJESS RODENのこと書いています。
よかったら見てみてくださいまし。

http://love-hurts.blog.so-net.ne.jp/2007-12-29-2

>本文ではコソフ、タグでは検索の便を考えてコゾフにしてます

遼さん、表記の仕方は親切ですね。

コソフで検索かける人は玄人?(笑)
by PETTY (2008-12-08 08:14) 

parlophone

PETTYさん、こんばんはー。

なんと記事を書いてらしたんですね。
さすが! というかスゴイです(笑。
あとで拝見させていただきます^^

>遼さん、表記の仕方は親切ですね

そのあたりしか取り柄がないもんで^^;
音楽的な貧しさをなんとか気配りでカヴァーしたいと思ってます(笑。
by parlophone (2008-12-09 23:58) 

yogijun

遼さん、おはようございます。

コソフ始めフリーはとても大好きなバンドで、このアルバムも持っています。
音数が少ないのにとても分厚いサウンドが気に入っています。

フリーのオリジナル盤は、特に後期のものが判別しづらいです。

そう言えば、イギリス人の友人に聞いてみたところ、発音としては「コソフ」が正しいと言っていました。
by yogijun (2008-12-14 10:42) 

parlophone

yogijunさん、こんばんは。

>音数が少ないのにとても分厚いサウンドが気に入っています

ほんとうですね。
空間的にはスカスカなのに、重厚な音であふれている、稀有なバンドだと思います。

>フリーのオリジナル盤は、特に後期のものが判別しづらいです

そうなんですか。
ぜひyogijunさんのブログでも紹介してください。

>イギリス人の友人に聞いてみたところ、発音としては「コソフ」が正しい

やっぱりそうなんですね。
うん、これからも記事的にはコソフでいきます^^
ありがとうございました!
by parlophone (2008-12-15 00:18) 

Yogijun

遼さん、おはようございます。

イギリス人の友人は、勤めている会社に単身赴任で3年ほど前に来て、去年イギリスに戻ったんです。

フリーとか、テイスト、ロリー・ギャラガー、クリームなどのブルーズロック系が大好きな、感じの良いおじさんでした。

日本の紙ジャケに感動して、何枚も買って持って帰りましたよ。

フリーですが、丁度昨日「フリー」の「フリー」(紛らわしい)を聴きました。

他の作品もどこかにしまってあると思うのですが、数が多すぎるし整理もしていないので、どこに何があるか分かりません。

見つけたらエントリ載せていきますね。
by Yogijun (2008-12-15 05:38) 

parlophone

Yogijunさん、レスが遅れてしまい申し訳ありません。

>イギリス人の友人は、…フリーとか、テイスト、ロリー・ギャラガー、クリームなどの
>ブルーズロック系が大好きな、感じの良いおじさん
>日本の紙ジャケに感動して、何枚も買って持って帰りましたよ

そうですか。
なんだかうれしいですね。
ぼくにCOLDPLAY の新作のCD-Rをくれたアメリカ人のコーリイは、若いせいか日本の紙ジャケにはなんの興味も示しませんでした。

フリーの特集、楽しみにしてま~す^^
by parlophone (2008-12-20 01:05) 

yogijun

遼さん、こんばんは。

イギリス人の友人を自宅に招待して、ぼくのコレクションを見せたらドン引きしてました。「これ、全部英国盤なのか? 信じられない」って。

フリーですが、この連休を利用して掘り出せた2枚をエントリに載せておきました。
改めて思いましたが、フリーは良いですね!

と同時にどれがUK初回盤なのか、分からなくなってしまいました。。。詳しくはエントリをご覧下さい。

それから、Bridget ST. Johnのアルバム、もう1枚購入できました。これもなかなか良かったです。
by yogijun (2008-12-23 19:19) 

parlophone

yogijunさん、こんばんは!

>イギリス人の友人を自宅に招待して…「これ、全部英国盤なのか? 信じられない」

うわあ、ぼく絶対に引きませんからぜひ招待してください(笑。

>フリーですが、この連休を利用して掘り出せた2枚をエントリに載せておきました

ありがとうございます!
あとで伺います^^

>Bridget ST. Johnのアルバム、もう1枚

うわあ、高かったでしょう。
こちらも楽しみにしてますね~^^
by parlophone (2008-12-25 00:49) 

yogijun

遼さん、こんにちは。

こちらは昨日で仕事納めで、ようやく休暇です。

ぼくは東京在住ですので、いつでもいらしてくださいね。
ただ、部屋の中が無茶苦茶になっているので恥ずかしいのですが。

昨日の夜にコソフのソロアルバムを見つけたので、エントリしておきました。

しかしこの裏ジャケはヤバイですよね。イギリス人にこれやったら殺されます(笑)。
by yogijun (2008-12-26 12:10) 

parlophone

yogijunさん、こんばんはー。

ぼくも昨日が仕事納めで、今日から休みになりました。
でもとりあえず大掃除と年賀状書きが待ってますTT

> ぼくは東京在住ですので、いつでもいらしてくださいね

ありがとうございます。
世田谷に従兄弟が住んでるんですが、最近はめったに会えません。
でもそのうち遊びに行きたいですね~。

コソフのソロの裏ジャケは人相も悪いし、変な写真ですよね。
なんだか損してる感じがしますけど…^^;
by parlophone (2008-12-27 19:48) 

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