ホット・ツナのアルバム [紙ジャケ]
ジェファースン・エアプレイン・ファミリーの紙ジャケがBMG からリリースされたので、そのなかからホット・ツナのアルバムを2枚買ってみた。
ホット・ツナはご承知のとおり、ジェファースン・エアプレインのギタリスト、ヨーマ・コウコネンとベーシスト、ジャック・キャサディが、自分たちの好きなブルーズやブギをやるために結成したサイド・ユニットだ。
1st アルバム『ニューオリンズ・ハウスのホット・ツナ』は1970年のリリースだが、ライヴが収録されたのはウッドストック・フェスティヴァルの興奮も冷めやらぬ69年の9月。
コウコネンのアコースティック・ギターとキャサディのエレクトリック・ベースに、曲によってウィル・スカーレットのハーモニカが入るトリオ編成だが、気をつけないと火傷してしまうくらい演奏は熱い。
むかしトリス・ウィスキーのCM かなんかで流れていた「♪ダン・ダン・ドゥー・ディダ・シャバディダ~」みたいな(←わかります?)、粋なトラディショナル・ブルーズ「Hesitation Blues」から始まり、変幻自在といってよいリズムに揺られながら、高度なテクニックをさらりと弾き倒すヨーマのアコギとブリブリ鳴るジャックのベースを聴いているうちに、いつのまにかお酒も進みそう(笑。
A-3「Uncle Sam Blues」のとちゅうでグラスの割れる音が入っているので"ブレイキング・グラス・アルバム"の愛称でも親しまれてきたそうだ。
プロデュースは『ヴォランティアーズ』でもおなじみのアル・シュミット。
音も鮮度が高く、とても39年前のライヴ・レコーディングとは思えない。
同時期のライヴから5曲がボーナス・トラックとして収録されている。
紙ジャケはコーティングのない厚紙A 式のシングル・ジャケ。
赤と青のコントラストがじつにかっこいい。
RCA からのリリースだが、残念ながらレーベルなどは復刻されていない。
3rd アルバム『バーガーズ』('72)は彼らにとって初のスタジオ・レコーディング・アルバム。
コウコネン、キャサディの2人にドラムスのサミー・ピアッツァとフィドルのパパ・ジョン・クリーチが加わった4人組で、曲によってピアノにニッキ・バック、そして1曲だけだが、かれらと親交の深かったデイヴィッド・クロスビーがコーラスで加わっている。
(それにしても、ツナ・サンドは好きだけど、ホット・ツナ・バーガーって食いたくねーなあ…笑)
スタジオ録音ということで、アコースティックで始まってとちゅうからファズのかかったエレクトリック・ギターが入ってくる瞬間などぞくぞくさせられるし、ピアノやコーラスなども入って音的にも厚みのある作品になっている。
内容的にも軽やかなアコースティック・ブギからヘヴィなブルーズ・ロックまで変化に富んだ1枚だ。
紙ジャケはコーティングのない厚紙A 式のゲイトフォールド・スリーヴ。
(前列左からキャサディ、コウコネン、後列同じくパパ・ジョン、ピアッツァ)
内側はステージのようすが紹介されている。
こちらは"Grunt Records"というところからリリースされたようで、レーベルなども復刻されていないが、インナーは再現されている。
(左の青いのは1st)
それにしてもプロデューサーの名前もなく(A FISHOBABY PRODUCTION という表記はある)、エンジニアも"The Unknown Engineer"となっているのはなんのシャレなんだろうか。
ホット・ツナはご承知のとおり、ジェファースン・エアプレインのギタリスト、ヨーマ・コウコネンとベーシスト、ジャック・キャサディが、自分たちの好きなブルーズやブギをやるために結成したサイド・ユニットだ。
1st アルバム『ニューオリンズ・ハウスのホット・ツナ』は1970年のリリースだが、ライヴが収録されたのはウッドストック・フェスティヴァルの興奮も冷めやらぬ69年の9月。
コウコネンのアコースティック・ギターとキャサディのエレクトリック・ベースに、曲によってウィル・スカーレットのハーモニカが入るトリオ編成だが、気をつけないと火傷してしまうくらい演奏は熱い。
むかしトリス・ウィスキーのCM かなんかで流れていた「♪ダン・ダン・ドゥー・ディダ・シャバディダ~」みたいな(←わかります?)、粋なトラディショナル・ブルーズ「Hesitation Blues」から始まり、変幻自在といってよいリズムに揺られながら、高度なテクニックをさらりと弾き倒すヨーマのアコギとブリブリ鳴るジャックのベースを聴いているうちに、いつのまにかお酒も進みそう(笑。
A-3「Uncle Sam Blues」のとちゅうでグラスの割れる音が入っているので"ブレイキング・グラス・アルバム"の愛称でも親しまれてきたそうだ。
プロデュースは『ヴォランティアーズ』でもおなじみのアル・シュミット。
音も鮮度が高く、とても39年前のライヴ・レコーディングとは思えない。
同時期のライヴから5曲がボーナス・トラックとして収録されている。
紙ジャケはコーティングのない厚紙A 式のシングル・ジャケ。
赤と青のコントラストがじつにかっこいい。
RCA からのリリースだが、残念ながらレーベルなどは復刻されていない。
3rd アルバム『バーガーズ』('72)は彼らにとって初のスタジオ・レコーディング・アルバム。
コウコネン、キャサディの2人にドラムスのサミー・ピアッツァとフィドルのパパ・ジョン・クリーチが加わった4人組で、曲によってピアノにニッキ・バック、そして1曲だけだが、かれらと親交の深かったデイヴィッド・クロスビーがコーラスで加わっている。
(それにしても、ツナ・サンドは好きだけど、ホット・ツナ・バーガーって食いたくねーなあ…笑)
スタジオ録音ということで、アコースティックで始まってとちゅうからファズのかかったエレクトリック・ギターが入ってくる瞬間などぞくぞくさせられるし、ピアノやコーラスなども入って音的にも厚みのある作品になっている。
内容的にも軽やかなアコースティック・ブギからヘヴィなブルーズ・ロックまで変化に富んだ1枚だ。
紙ジャケはコーティングのない厚紙A 式のゲイトフォールド・スリーヴ。
(前列左からキャサディ、コウコネン、後列同じくパパ・ジョン、ピアッツァ)
内側はステージのようすが紹介されている。
こちらは"Grunt Records"というところからリリースされたようで、レーベルなども復刻されていないが、インナーは再現されている。
(左の青いのは1st)
それにしてもプロデューサーの名前もなく(A FISHOBABY PRODUCTION という表記はある)、エンジニアも"The Unknown Engineer"となっているのはなんのシャレなんだろうか。
おー、ホット・ツナ! ですね。
一度ラジオでかかっていたのを聴いたことがあります。
そのときは「面白い音楽だなぁ」買ってみようかなぁ。
と思っているうちに店頭からあっというまに消えてしまいました。
紙ジャケで復活していたとは~。
ライブの1stが狙い目ですかね。
ミクシィで僕もいろいろなアルバムについて書いているのですけど、なかなか遼さんのようにはいかず、結構苦労してます。
やっぱり遼さんの懐の深さはスゴイと思う毎日です~。
by 幻燈遮断機さん (2008-11-04 22:08)
遼さん、、、
私もホット・ツナ買いました・・・私は【ニューオリンズ・ハウスのホット・ツナ】【エレクトリック・ホット・ツナ】【バーガーズ】の3枚買いました。ジェファーソン・エアプレインのシスコサウンドも好みですがこのホット・ツナはさらに素晴らしいですね、アメリカン・ブルースとブギのカッコよさを改めて実感できます。【ニューオリンズ・ハウスのホット・ツナ】ではアコーステックなブルースに渋さを感じ【エレクトリック・ホット・ツナ】では文字通り電気的なブルースでカッコよさも一段と際立ちます。バイオリンが入るところは何となくダリル・ウェイ風でバイオリンの音色を上手く使っています。【バーガーズ】では初のスタジオ録音ということで完成度も高いアルバムとなっておりますが私はやはりホット・ツナはライブが一番だと思います。遼さん余裕がありましたら【エレクトリック・ホット・ツナ】ぜひ!聴いてみて下さい。
by tetsupc2 (2008-11-05 00:24)
幻燈さん、どうもです。
そうですか、幻燈さんミクシィで書いてらっしゃるんですね。
ぼくはそちらのほうにはあまり興味がなくてまだ参加したことがないんですが、幻ちゃんのアルバム評が読めるのなら、ちょっと覗いてみたいですね。
ホット・ツナ、とりあえず1stあたりオススメですよ^^
by parlophone (2008-11-05 01:10)
tetsupc2さん、こんばんはー。
やっぱりお買いになってましたか(笑。
最近よく趣味が合いますね(←昔から?)
>遼さん余裕がありましたら【エレクトリック・ホット・ツナ】ぜひ!
聴いてみて下さい。
ええ、エレクトリックのかっこよさももちろんわかってます。
ただ今月も余裕がないんですよね~。
まだいくつか買い逃してるのもあるんです。
例のゲイリー・ムーアとか、テディ・ペンダグラスとか…。
by parlophone (2008-11-05 01:28)
Hot TunaというとHesitation Bluesですねー。
ロック喫茶の定番でした。
この曲、Janis Joplinのボックスに彼女のヴァージョンが入っていて、嬉しかったですね。
ジャック・キャサディはそれにしてもカッコいい!
彼のあの眼鏡とハチマキは真似したもんです・・・(爆)
by MORE (2008-11-05 08:34)
>Hot TunaというとHesitation Bluesですねー
>ロック喫茶の定番でした
おー、そうなんですね?
ぼくはロック喫茶というのを体験したことがないので、なんか楽しそうですね^^
ジャズ喫茶にはけっこう通ったんですけどね~。
>Janis Joplinのボックスに彼女のヴァージョン
ヨーマとジャニスって同棲してたんでしたっけ?
それとも純粋に音楽上の付き合いだけ?
それにしても聴いたみたいなあ、ジャニス・ヴァージョン^^
>ジャック・キャサディはそれにしてもカッコいい!
サイケデリック・エラのミュージシャンってみんなかっこいいですよね~。
そのころのMOREさんってロン毛ですか?
by parlophone (2008-11-05 21:53)
遼さん みなさん こんばんは。
JA関連に特に詳しい訳ではないのですが、GruntはJA(又はPaul Kantner)が設立したレーベルだったような。BrotherやAppleみたいなもんでしょうか。
Hot Tunaの1stは当時、友人に好きな奴が居て、そいつのアパートに行く度に、いつも聞かされたもんです。
JAやMarty BarinのVoは好きでしたが、仰々しいGraceのVoにあまり魅力を感じなかった私は、むしろJA以上にHot Tunaに惹かれた記憶が有ります。オーディオアンプが壊れた今では、全く聞かなく(聞けなく)なってしまいました。
記憶を辿ってみると、Quicksilver Messengerserviceなんかも似た匂いがしてた気がします。
by Zamora (2008-11-05 23:41)
自分で書いておいてナンですが、とても遼さんに見せられるモノではないです~。
特に最初のほうは消したいくらい悲惨なのでカンベンしてください。
by 遮断機さん (2008-11-06 00:34)
Zamoraさん、こんばんはー。
>GruntはJA(又はPaul Kantner)が設立したレーベルだったような
なるほど~、どうだったんですか!
それで1stはRCAで、3rdはGruntレーベルになってるんですね。
>仰々しいGraceのVoにあまり魅力を感じなかった私
おー、そうなんですね。
ぼくはJAは「あなただけを」とか「ホワイト・ラビット」とか、リアル・タイムではシングル盤しか知らないんです。
アルバムは完全な後追いなので、受ける印象もちがうのかもしれませんね。
でも、ホット・ツナはほんとうにかっこいいですね!
>Quicksilver Messengerservice
クイックシルヴァーもぼくは後追いですが、たしかに共通点はあるかもしれませんね。
by parlophone (2008-11-06 22:59)
遮断機さん、こんばんは。
残念ですTT
せっかく遮断機さんにミクシィ紹介してもらおうかと思ってたのに…^^;
by parlophone (2008-11-06 23:01)
>そのころのMOREさんってロン毛ですか?
当然あの当時のアベレージより長かったです。
浪人してからはさらに長くなり、初めてのパーマも経験・・・(爆)
あの頃ロック聴いてて短髪の野朗なんていなかったような気がします。
Jazz喫茶よりもRock喫茶の方が集まる人間が「きさく」で、同世代が多かったと思います。Jazz派よりもストイックさが少なかった?
私はその日の気分で行き分けてました。
高校時代、部活の練習の無い日はロック喫茶に寄ってから帰宅でした。
私服登校組だったので高校生だとは思われなかったんだと思います。
ベイエリアのバンドというとQMSとSpirit、Cold Bloodに傾倒しておりました。
by MORE (2008-11-07 08:32)
お~、やっぱりそうでしたか。
じつはぼくも伸ばしてました(爆。
>初めてのパーマも経験・・・
は、してないんですが美容室には行きました(笑。
ロッド・スチュアートみたいにしてくれって頼みました^^;
>Spirit、Cold Bloodに傾倒しておりました
Cold Bloodは知ってますが、Spiritって聴いたことありません…TT
by parlophone (2008-11-08 00:30)
はじめまして。今晩は。
HOT TUNA 大好きです。ブログを拝見し、嬉しくなりました。
毎年、我が家のクリスマスはJormaのクリスマス・アルバムです。
by ジョウビタキ (2009-01-07 21:28)
ジョウビタキさん、はじめまして。
管理人の遼と申します。
nice!&comment ありがとうございました。
>毎年、我が家のクリスマスはJormaのクリスマス・アルバムです
おお、そうなんですか!
聴いたことがないので、今年は探してみようかなあ。
ジョウビタキさんのブログにもお邪魔してみましたが、なかなか硬派のブログのようでコメントもできず引き返してきました^^;
申し訳ありません。
今後ともよろしくお願いいたします。
by parlophone (2009-01-08 00:53)