ユニヴァーサル・プレイヤーがやってきた!――その2 [AUDIO & VIDEO]
それでは画質と音質についてインプレッションをお届けしよう。
まず画質。
上の画像はワーナー・ホーム・ビデオのDVD 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』のワン・シーンをSONY 製40インチ・フル・ハイヴィジョン液晶テレビに映し出したものだ。
(画質はすべて初期設定のまま)
ハリー・ポッター役のダニエル・ラドクリフの左側に金網のような格子状のものが見えるが、これは液晶テレビの画面とデジカメが干渉を起こしているので、じっさいの画面では見えない。
ダニエルの目の部分を拡大したもの。
まるでネット上の画像を拡大したみたいにデジタル・ノイズの嵐である。
じつをいうとこのプレイヤーにはアップコンバート機能がついているので、DVD 映像をフルHDディスプレイに最適化して再生することができるのだが、取扱説明書にはそういう記述がない。
ただ「HDMI 映像の解像度を設定する」という項目があって1080p 出力ができると書いてあるだけである。
この設定を用いればもう少し劇的に絵が変わると思っていたのだが、じっさいにはほとんど変化はなかった。
ぼくはこのあたりの技術に詳しいわけではないので、ひょっとしたら設定の方法がまちがっているのかもしれない。
まあいずれにしても現行のDVD の素の実力はこんなもの、ということだ。
ファロージャのDCDi 回路もアナログデバイセズのDAC もがんばってはいるのだろう、少し離れてみればそこそこの画質なのだが、全体的にはノイジーというほかない。
さてSACD である。
ぼくはまだSACD 専用ソフトをもっていないので手元にあったハイブリッド盤を聴いてみた。
じつはこのプレイヤーを使ってみるまで、ハイブリッド盤というのはCD 層とSACD 層がかんたんに切り替えられるのだろうと思っていた。
ところがマニュアルを見てみると、SACD からCD に切り替えるためにはSETUP→SA-CDモード→CD→ENTER→RETURNと5つもリモコンのボタンを押さないといけないうえ、この変更はディスクがトレイにセットされていないときでなければできない。
つまりそのたびにディスクを出し入れしなければいけないわけで面倒くさいことこのうえもない。
しかたがないので通常のCD(紙ジャケ)とハイブリッド盤を比較試聴した。
聴いたのはこの2組。
上がディランの『追憶のハイウェイ61』、下がストーンズの『サタニック・マジェスティーズ』(いずれも左が紙ジャケ、右がハイブリッド)である。
聴き比べてみると音が出てきた瞬間に「あ、ちがう」と感じる。
ただその時点ではどこがちがうかはわからない。
でもなにかがちがうのである。
よく聴いてみると、SACD は音がじつになめらかである。
ノイズも少ない。
味にたとえるとSACD の音は雑味がなくまろやかな感じだ。
けれども迫力が薄れるとか、躍動感が減じるとかいうことはない。
ロックの熱気はそのままに、じつになめらかで美しい音になるのだ。
これはなかなか感動的です。
自宅は5.1ch の環境ではないので2ch で聴いているのだが、ちょっとふつうのCD にはもどれない感じである。
つぎはマイルズの『カインド・オヴ・ブルー』とクライバーの『ベト7』(ベートーヴェンの交響曲第7番)だな。
それと、正直にいうと5.1ch でも聴いてみたいソフトが1枚だけある。
フロイドの『狂気』だ。
でもずいぶん先だろうなあ(笑。
まず画質。
上の画像はワーナー・ホーム・ビデオのDVD 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』のワン・シーンをSONY 製40インチ・フル・ハイヴィジョン液晶テレビに映し出したものだ。
(画質はすべて初期設定のまま)
ハリー・ポッター役のダニエル・ラドクリフの左側に金網のような格子状のものが見えるが、これは液晶テレビの画面とデジカメが干渉を起こしているので、じっさいの画面では見えない。
ダニエルの目の部分を拡大したもの。
まるでネット上の画像を拡大したみたいにデジタル・ノイズの嵐である。
じつをいうとこのプレイヤーにはアップコンバート機能がついているので、DVD 映像をフルHDディスプレイに最適化して再生することができるのだが、取扱説明書にはそういう記述がない。
ただ「HDMI 映像の解像度を設定する」という項目があって1080p 出力ができると書いてあるだけである。
この設定を用いればもう少し劇的に絵が変わると思っていたのだが、じっさいにはほとんど変化はなかった。
ぼくはこのあたりの技術に詳しいわけではないので、ひょっとしたら設定の方法がまちがっているのかもしれない。
まあいずれにしても現行のDVD の素の実力はこんなもの、ということだ。
ファロージャのDCDi 回路もアナログデバイセズのDAC もがんばってはいるのだろう、少し離れてみればそこそこの画質なのだが、全体的にはノイジーというほかない。
さてSACD である。
ぼくはまだSACD 専用ソフトをもっていないので手元にあったハイブリッド盤を聴いてみた。
じつはこのプレイヤーを使ってみるまで、ハイブリッド盤というのはCD 層とSACD 層がかんたんに切り替えられるのだろうと思っていた。
ところがマニュアルを見てみると、SACD からCD に切り替えるためにはSETUP→SA-CDモード→CD→ENTER→RETURNと5つもリモコンのボタンを押さないといけないうえ、この変更はディスクがトレイにセットされていないときでなければできない。
つまりそのたびにディスクを出し入れしなければいけないわけで面倒くさいことこのうえもない。
しかたがないので通常のCD(紙ジャケ)とハイブリッド盤を比較試聴した。
聴いたのはこの2組。
上がディランの『追憶のハイウェイ61』、下がストーンズの『サタニック・マジェスティーズ』(いずれも左が紙ジャケ、右がハイブリッド)である。
聴き比べてみると音が出てきた瞬間に「あ、ちがう」と感じる。
ただその時点ではどこがちがうかはわからない。
でもなにかがちがうのである。
よく聴いてみると、SACD は音がじつになめらかである。
ノイズも少ない。
味にたとえるとSACD の音は雑味がなくまろやかな感じだ。
けれども迫力が薄れるとか、躍動感が減じるとかいうことはない。
ロックの熱気はそのままに、じつになめらかで美しい音になるのだ。
これはなかなか感動的です。
自宅は5.1ch の環境ではないので2ch で聴いているのだが、ちょっとふつうのCD にはもどれない感じである。
つぎはマイルズの『カインド・オヴ・ブルー』とクライバーの『ベト7』(ベートーヴェンの交響曲第7番)だな。
それと、正直にいうと5.1ch でも聴いてみたいソフトが1枚だけある。
フロイドの『狂気』だ。
でもずいぶん先だろうなあ(笑。
SACDと通常のCDとの切り替えがめんどくさいという話はどこかで聞いたことがありますが、やっぱりそうなんですね。
やっぱり音質はいんですね。聴いてみたいなあ。
AVアンプやデジタル対応アンプでデジタル出力で再生すれば更にいいと思いますよ。
今のAVアンプは昔とは比較にならないほどオーディオ的な音質もかなり向上してます。10年前に買った私の20万しないAVアンプでも十分な音質なので、今のものならさらにコスト・パフォーマンスは向上しているはずです。
なので購入するなら30万前後のクラスのもので充分だと思いますね。
ピュア・オーディオ用とふたつ使えばいいじゃないですか。贅沢だけど(笑)。
是非購入してサラウンドに挑戦して下さい!
by MASA (2008-04-12 18:19)
MASAさん、こんばんは~。
やっぱりちがいますね。
一度体験しちゃうと、たとえば『カインド・オヴ・ブルー』なら2500円ぐらいで買えますから、2800円もするSHM-CDなんか買う気がしませんね。
>なので購入するなら30万前後のクラスのもので充分だと思いますね
>ピュア・オーディオ用とふたつ使えばいいじゃないですか
なるほど~、そうなんですね。
よ~し、ちょっと考えてみようかなあ^^
by parlophone (2008-04-12 23:35)