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サイモン&ガーファンクルのアルバム [アメリカン・ロック]

サイモン&ガーファンクルの紙ジャケが4年ぶりにリニューアルされた。

   

じつは彼らのアルバムが紙ジャケになるのは今回で3回めだ。
いちばん最初は1995年12月で、このときは2nd アルバムの『サウンド・オヴ・サイレンス』とラスト・アルバム『明日に架ける橋』の2枚しか紙ジャケにならなかった。
例のSBM(スーパー・ビット・マッピング)シリーズで、同時にディランの『ブロンド・オン・ブロンド』、キャロル・キングの『つづれおり』、ジェフ・ベック『ブロウ・バイ・ブロウ』、ジャニスの『チープ・スリル』などが紙ジャケとしてリリースされている。

   
   (SBMのマークの入った透明のプラスティック・カヴァーがついた95年盤)

次が前回の2003年10月で、このときはオリジナル・アルバム5タイトルがリリースされた。

   

ぼくは最初のシリーズを2枚買ったので、二度めは残りの3タイトルを買った。
今回は最初の2枚の買いなおしである。

音源としては95年盤は前述のとおりSBM、03年盤と今回の紙ジャケは2001年のデジタル・リマスターである。

前にも何度か書いたけれど、ぼくはSBMの音が嫌いで、2001年にリマスター盤がプラケで出たときに『明日に架ける橋』を買っている。
ボーナス・トラックとして「木の葉は落ちて」と「明日に架ける橋」のデモ・テイクが収録されているのも魅力だった。

3種類の『明日に架ける橋』を並べた画像がこれだ。

   

左上が95年のSBM盤。
日本語解説書がついているだけだ。

左下が01年プラケ盤。
英文のカラー・ブックレットと日本語解説書がついている。

右下が今回の紙ジャケで、01年プラケ盤についていたカラー・ブックレットと広告の載ったインナーバッグのミニチュアがついている。
ボートラ2曲もそのまま収録された。

くわしいことは近日UPする「紙ジャケCDの誘惑」のページで書きたいと思うが、95年盤と07年盤のいちばん大きな違いはスリーヴだ。

   
   (左が今回の紙ジャケ、右が95年のSBMシリーズ。色味もずいぶん違っている)

95年盤はコーティングのない厚紙のA式だが、07年盤はニス塗りのようなコーティングのあるE式になっている。

   
   (紙の厚みの差がわかっていただけるだろうか)

これだけ丁寧な復刻だとあとの3タイトルも買いなおしたくなるなあ…。


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コメント 8

4泊5日の、帰省(だんなの)という名のヴァカンス帰りで
くったくたのあるじです。
S&G聴いていい気持ちで寝たいなぁ・・・(山洗濯と格闘中;泣)
by (2007-08-09 00:43) 

parlophone

あるじさん、nice!&commentありがとうございます!

お帰りなさ~い^^
里帰り楽しくてそして大変でしたね。
ぼくもたぶん11日ぐらいから母のところ(倉敷)に帰ります。

>S&G聴いていい気持ちで寝たいなぁ・・・

1日ぐらいそういう日があってもいいですよね~^^;
by parlophone (2007-08-09 22:01) 

MORE

S&GはParseley,Sage...を日本コロムビア盤で、BookendsはCBS/SONYの初回盤で持っています。
BookendsはあのSX-68盤ですが、重厚感のある音でした。
アルバムとしてはBookendsがお薦めですね。
P.Simonがライバル(だと彼が思っている)であるディランに対抗して単なるフォーク・ロックを意味ある作品に仕上げることに成功した(残念ですがS&Gとしては唯一の)アルバムだと思います。
厳密に言うとA面が一つの流れのコンセプト・アルバムでB面は幕の内弁当ですが、弁当のお味はなかなかです。(爆)
Bookends以外はベスト盤があれば個人的には満足ってとこでしょうか・・・
いつもの通り超個人的な意見でした。
by MORE (2007-08-09 22:43) 

parlophone

MOREさん、どうもです。

>Parseley,Sage...を日本コロムビア盤で、

それはすごいですね!

ぼくは『パセリ・セイジ~』をUK盤で、『明日に架ける橋』をUS盤でもっています。
『明日に~』の国内盤はパートナーのものです(笑。

『ブックエンド』はたしかにA面のコンセプチュアルな内容とB面のヒット曲のバランスがうまく調和していると思いますが、好きなのは『パセイ・セイジ』のほうですね。
ただ「7時のニュース/きよしこの夜」は初めてラジオから流れてきたときは衝撃的でしたが、なんども聴こうとは思えないところが残念かな^^
by parlophone (2007-08-09 23:03) 

DEBDYLAN

遼さん、こんにちは。
出遅れです・・・(汗)

僕も『明日に架ける橋』、今回の紙ジャケCD買いました。

まだ、聴いてないんですが・・・

家族サービスも一段落。
そろそろ、のんびりと聴いてみようかな、って思ってます。
by DEBDYLAN (2007-08-14 13:09) 

parlophone

DEBDYLANさん、どうもです。
サイモン&ガーファンクルは高い思想性もあるのに、音楽に抒情性と躍動感があるところがすごいですよね。
ポール・サイモンのこのころの才能は素晴らしいと思います。
ソロも『時の流れに Still Crazy After All These Years』までは好きですね~。
by parlophone (2007-08-16 17:08) 

ouichi

parlophone さん、
いつも楽しく拝見しています。
『明日に架ける橋』は大好きなアルバムです。
・・・がこんなに持ってるんですね?恐れ入ります。
私が持っているのは2001年のリマスター盤でした。
紙ジャケではダブルジャケットものはお得感があって
つい買ってしまう方ですね。
今回は購入を少し迷ってます。
よく聞いたアルバムですし。買おうかな?
by ouichi (2007-08-28 08:45) 

parlophone

ouichiさん、こんにちは。
初めまして、管理人の遼(parlophone) と申します。
どうぞよろしくお願いします^^

>・・・がこんなに持ってるんですね?

そうなんですよ。
あとUSオリジナル盤と国内盤のアナログ盤があります(笑。

>今回は購入を少し迷ってます

音的にはまったく同じものだと思いますので、紙ジャケに興味がなければスルーされてもまったくかまわないと思います。
紙ジャケは2003年と比べても少し進化してます。
A式E式の区別がきちんとされて、インナーがつきましたから。

「紙ジャケCDの誘惑」のページを近日中にUPするといいながらまだできていませんが(汗)、近いうちに記事にできたらまた覗いてみてくださいね^^
by parlophone (2007-08-28 18:16) 

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