いとしのカーラ・ボノフ （…ぱくり＾＾）

カーラ・ボノフの歌声に魅かれたのはいつごろだっただろう。
MTVをはじめとするPVを流す番組が流行っていたころだから、3rd アルバムが出た1982年ごろだったのかな？

　　　

そのうち、2nd アルバムの『ささやく夜』が名作だという評判がぼくの耳にも入ってきて、レンタル・ショップでカセットに落として愛聴したりした。

一昨年Sony Music からその『ささやく夜』が紙ジャケになるというニュースを読んだときは、「お、この際だから買っとこ！」と思ったものの、あっという間に店頭からは消えてしまって、そのうちネットでプレミアがつきはじめたのだった。

先月、やはりSony Music から今度は1st と3rd の紙ジャケが出たときは、2nd が再発されたら買うのになあ～と思ったものだ。

ところが大安洋行さんのブログでこの2枚について書かれた記事を読んだら、1st と3rd もほしくなってしまった。
とりあえず大安さんが大好きだという3rd アルバム『麗しの女~香りはバイオレット』を買おうかなと思ったら、大安さんから

「1st がメチャメチャマスタリングがいいです」

というコメント。

音楽が好きだけど、音のいいものにも弱いぼくは、じゃあとりあえず1st から、ということで、きのう天神に出たついでに『カーラ・ボノフ』とシンプルに題された1st アルバムを買ってきたのだった。

　　　

さっそくプレイヤーに載せてみると、うん、じつにいい。

オリジナルが録音された1977年というと、すでに日本コロンビアがPCM録音という名でデジタル録音を開始していたと思う。
いっぽうではダイレクト・レコーディングやハーフ・スピード・カッティングなど、アナログ録音の技術もピークに達していたころだ。

そういった爛熟期の技術で録音された音源が最新のDSDマスタリングによって、とても鮮烈によみがえった感じだ。

カーラ自身のヴォーカルとピアノもいいが、ワディ・ワクテル(g)やアンドリュー・ゴールド(g,p)、ケニー・エドワーズ(b,g,chor)、ラス・カンケル(ds)、リーランド・スクラー(b)、リンダ・ロンシュタット(chor)など、ウエスト・コーストの一流ミュージシャンによるバックもすばらしい。

　　　

ところで大安さんのブログだったと思うのだが、どなたかが「2nd の『ささやく夜』の紙ジャケもAmazonならふつうに売ってますよ」という趣旨のことを書いてらしたのだ。

Amazon jpでは以前痛い目にあっているので（ブラック・キャット・ボーンズの『有刺鉄線サンドイッチ』）、だめもとで注文してみたら、なんときょう届きましたよ！

　　　

ヤフオクでは現時点で3,300円の値がついているんですが…＾＾;

再発のうわさもあるが、とりあえず欲しい人はこちらをクリック。

　　ささやく夜(紙ジャケット仕様)

• 　　アーティスト: カーラ・ボノフ
• 　　出版社/メーカー: Sony Music Direct
• 　　発売日: 2005/09/21
• 　　メディア: CD

あと何枚在庫があるかわからないから急いで！（う～ん、我ながら商売ジョーズ＾＾）

最後に紙ジャケの仕様についてふれておく。
1st の『カーラ・ボノフ』は厚紙A式のシングル・スリーヴでコーティングはない。
片方に歌詞、片方にカーラの肖像が載せられたインナーバッグのミニチュアが復刻されてついている。
レーベルはSONY MUSICのオレンジ・レーベル。
国内初版の帯も復刻されている。
1977年のものなので、レコード発明100年記念のマークがついている（懐かしいなあ＾＾）
2007年の最新DSDマスタリングだ。

2nd 『ささやく夜』はやはりノン・コーティングのシングル・スリーヴだが、こちらはE式。

　　　

曲ごとのパーソネルと歌詞の印刷されたインナーバッグが復刻されている。
レーベルと帯も初版のものの復刻だろう。
こちらは一昨年のリリースなので2005年のDSDマスタリングになっている。

こうなりゃやっぱ3rdも買わなくちゃいけないだろうな(笑。

ちなみに大安さんのブログでは印刷の技術やクオリティという、いかにもその道のプロである大安さんらしい解説がなされている。
こちらもぜひ！

タグ：カーラ・ボノフ アンドリュー・ゴールド ワディ・ワクテル ラス・カンケル リー・スクラー リンダ・ロンスタット

コメント 8

2ndのCDを一度も買ったことが無い私は・・・
やっぱ買っておいた方がいいのかな？？
もし、近いウチに2ndが再度出たとしても2005年の
マスタリングの可能性高いし・・・

あ〜・・・どうしましょう困りました。
10月には洪栄龍さん還暦バースデーライブにも行く予定だし。
11月は竹田和夫トリオのツアーだし・・・
破産です。
by hamakaze_ataru (2007-08-06 23:56) 

大安さん、どうもです。

>やっぱ買っておいた方がいいのかな？？
>あ〜・・・どうしましょう困りました。
>破産です

そうですね（←何が？）
1,890円の紙ジャケを買って破産するときは
買わなくても確実に破産します。
だったら買って破産しましょう（←完全に人ごと＾＾;）

>再度出たとしても2005年のマスタリングの可能性高いし・・・

おそらくそうでしょうね。
でも2005年のマスタリングもおそろしく音の鮮度は高いです！
昔のものとは比べものになりません。
by parlophone (2007-08-07 00:07) 

実は大きな声では言えませんがカーラ・ボノフの隠れファンです。(爆）
歌手としては平均点ですが、良い曲を書きますね。
田舎生まれで都会育ちの傷つきやすい女の子の心情を女の子ならではの視点で歌う…ってとこでしょうか。
この手のSSWの中でも傑出している点はファースト・アルバムだけではなくその後リリースしたアルバムも同様に｢聴ける｣ところですね。
唯一残念なのは現在のところ最新アルバム（ソロで）であるNew Worldなんですが、楽曲は良いのですがバックの音が打ち込み＆シンセ満載で素朴な感じが全くしないところが×なんです…
これ一枚ということであれば２００２年に出たベスト盤がお薦めです。
リマスター、そんなに良いのですか？
私は全て恐らく初回盤であろうプラケCDで持っています。（４枚）　

そうそう、２０ン年前ですがLAの某有名レストランで彼女がクリストファー・クロスと食事をしているのを見たことがあります。（隣のテーブルでした）
二人ともまるで一般の人というかスターの匂いを感じませんでした。（爆）
by MORE (2007-08-07 08:46) 

☆ 『Restless NIｇｈｔｓ』名盤です。あたしはこのアルバム何とか安く買おうと，当時の輸入盤屋の特売品だったミリタリー盤で入手しました（後で後悔した＝爆＝）。名曲「Trouble Again」は「泣かないで」に似てるような気が（もちろんどっちが先かは言うまでもなく＝再爆＝），タイトル曲も好きです。

☆ ファーストには「Lose Again」入っているのかな。ではでは(^o^)/~~~。
by deacon_blue (2007-08-07 12:53) 

MOREさん、どうもです。

>大きな声では言えませんが

大きな声では言えないんですか？
何かやましいことでも？＾＾

>良い曲を書きますね

じつに大いにそのとおりです（←やや意味不明）
ケニー･エドワーズやアンドリュー・ゴールドが惚れ込んだのもわかります。

>彼女がクリストファー・クロスと食事をしているのを見たことがあります

なるほど～。
音楽的な交流を考えると大いにありうるカップルですね（つき合ってたかどうかは別として）
そんな経験をしてるMOREさんがうらやましい＾＾
by parlophone (2007-08-07 23:15) 

deacon_blueさん、nice!&commentありがとうございます。

>名曲「Trouble Again」は「泣かないで」に似てるような気が

「泣かないで」はサビのところ、というか「♪泣かないで～」というところしか知らないので、さっき聴きなおしてみましたがわかりませんでした(笑。
タイトル曲もいいですね～。

>ファーストには「Lose Again」入っているのかな

はい、入ってますよ～。
3rdもやっぱ買いですかね～。
by parlophone (2007-08-07 23:18) 

出遅れてます･･･
こんばんは。

カーラ･ボノフって聴いた事ないんです（汗）
名前は知ってましたよ･･･

先日、大安洋行さんの記事で紙ジャケCD化を知りまして、興味持ちました。

ジャケ買いするなら、僕は3ｒｄです（笑）。
やっぱ、あのジャケットでしょう。
できれば、LPサイズがいいな（ただのお色気マニア?；自爆）
by DEBDYLAN (2007-08-08 23:39) 

DEBDYLANさん、nice!&commentありがとうございます。

大安さんもオススメの3rdですけど、まだ買ってないんですよね。
きのうはサイモン&ガーファンクルとライ・クーダーが出たので、そちらも何枚か買ってしまいました。
ほんとに破産です…(爆。

ジャケは2ndもいいですよ。
内容的には名盤としての評価が定まっている2ndと比べても1stはまったく聞き劣りしません。
素晴らしいです＾＾
by parlophone (2007-08-08 23:46)