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イリュージョン 『醒めた炎』 [ブリティッシュ・ロック]

去年買って紹介してなかったCDを紹介するコーナー…のつもりだったのだが、帯を見るとリリースは05年3月になっている。
ということは一昨年買ったのか…。

   

先日のCDラックの新規購入でこういった紙ジャケにも日の目が当たるようになってよかった^^;

どういう経緯でこの紙ジャケを買ったのか忘れてしまったけれど、オリジナル・リリースは1977年というから、ぼくがビートルズのような過去のバンドはもちろん、ストーンズやゼップのような現役のバンドすらまったく聴かずに、ひたすらジャズとクラシック・ミュージックを聴いていたころのアルバムということになる。

メンバーは元ヤードバーズのジム・マッカーティ(vo,ac-g)を中心に、キース・レルフの妹ジェイン・レルフ(vo)、元ナッシュヴィル・ティーンズのジョン・ホークン(p,key)、元コロシアムのルイス・セモナ(b)、それにジョン・ナイトブリッジ(g)、エディ・マクニール(ds)という6人編成だ。

全体的なイメージとしてはロックのなかにクラシック・ミュージックの要素を取り入れたプログレッシヴ・ロックという感じで、まず楽曲がじつに美しい。
ほとんどの曲はジム・マッカーティとジョン・ホークンによって書かれたようだが、ヤードバーズのドラマーだったジムにこんな才能があったとは知らなかった^^
そして特筆すべきなのがジョンのピアノとキーボード(エレクトリック・ピアノ、メロトロン)だろう。
曲のイメージの重要な部分をジョンの鍵盤が占めていて、あるときは繊細で優雅、あるときはダイナミックで深いグルーヴを生み出している。

ジェインのヴォーカルは、やや個性に欠けるような気がするが、素直で美しい歌唱だ。

これは2枚めもほしいな。
…って紙ジャケはもう売ってないか^^;

   

紙ジャケはヴィニール・コーティングを施したE式のシングル・ジャケ。
インナーも何もついていないが、アイランド・レーベルはオリジナルを復刻しているようだ。


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MORE

Renaissanceをあまり聴かなかった私は当然ですがIllusionも名前だけで
良くは知りませんでした…
女性ヴォーカルが「素直で美しい歌唱」というのに反応してちょっと試聴してみましたところ、なかなか良い曲もあるではないですか!
で、このアルバムは彼等の2枚目ですね。で、3枚目は陽の目を見なかったのですが、後に出たようです。
で、このアルバムになんとライヴで「10番街の殺人」が入っていてビックリ!
インスト物なんですが聴きなれたVenturesのとは随分違った雰囲気で面白いです。
このアルバムがキース・レルフの最後のレコーディングだったようですね。
それにしても元ヤードバーズの連中がこんな音楽やってたとはねー。
いやー、長生きしてると発見があって楽しいです…(爆)
by MORE (2007-03-03 10:56) 

parlophone

MOREさん、どうもです。

>このアルバムは彼等の2枚目ですね

「Illusion」というのルネッサンスの2ndのタイトルから取られたバンド名のようですが、『醒めた炎』というのは1stのようです。
2ndのタイトルは『幻想の翼』というらしいですよ。

>なかなか良い曲もあるではないですか!

いや~、みんな美しいいい曲だと思いますよ。
有名な「Face of Yesterday」はストリングスのアレンジなんかもちょっと当たり前すぎておもしろくない感じもしますが、佳曲ぞろいで楽しめます。

>それにしても元ヤードバーズの連中がこんな音楽やってたとはねー
>いやー、長生きしてると発見があって楽しいです…(爆)

まったく同感です^^
by parlophone (2007-03-03 19:18) 

MORE

>『醒めた炎』というのは1stのようです

すいません…AMGのBiographyに間違いがあったようです。
Discographyが正しいみたいです。
AMGも信用できないか…

個人的にはこのファーストのジャケの方が好みです。(爆)

それにしてもOut Of The Mistがなんで『醒めた炎』なの?
by MORE (2007-03-04 00:25) 

parlophone

>それにしてもOut Of The Mistがなんで『醒めた炎』なの?

ですよね^^
小松崎健郎の解説を読むと、このアルバムにぴったりみたいなことが書いてあるんですが、ぼくも
「は?」
てな感じでした。

たしかに『Out Of The Mist』って日本語訳しにくいのはわかりますが…^^
by parlophone (2007-03-04 01:15) 

白熊店長

♪ (遼)さん、MOREさん、今晩は。
この類の音楽のことならば任せて下さい。(笑)
 まず、話を整理すると・・・・・・
Renaissance が発表したアルバムが2枚。
即ち、1stの”Self Titled” と2ndの”Illusion”ですね。
”Illusion”には”Face Of Yesterday”のオリジナル・ヴァージョンが収録されており、こちらの方がシンプルですね。
 そして、Renaissanceの名義が使えない為に、Illusionと命名して2枚のアルバムを発表。
 それが”Out Of The Mist”と”Self Titled”という訳です。
 尚、John HawkenはStrawbs / Hero And Heroineでも味わい深いキーボードを弾いていますので、是非、これも聴いてみて下さい。
 ちなみに2ndの紙ジャケは、探せば未だ入手可能のようです。
by 白熊店長 (2007-03-04 20:45) 

parlophone

店長さま、いつもありがとうございます^^

>話を整理すると・・・

簡潔にわかり易くまとめていただきありがとうございました。

>John HawkenはStrawbs / Hero And Heroineでも味わい深いキーボード

ストローブスですか~。
名前だけで曲は聴いたことがないですね~。
でも、ジョン・ホウクンってじつにいいプレイヤーだと思います。

>2ndの紙ジャケは、探せば未だ入手可能のようです

おお、そうですか!
探してみます^^
by parlophone (2007-03-04 22:02) 

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