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ELO 『アウト・オヴ・ザ・ブルー』 [ブリティッシュ・ロック]

昨年9月21日の第1弾にひきつづき、ELOの紙ジャケ第2弾5タイトルがリリースされた。

ファンの方には待ち遠しい5か月だったかもしれないが、ぼくにはちょうどいい間隔だ(笑。
以前にも書いたようにこれまでぼくはELOを聴いたことがなかった。
それで第1弾からは3タイトルを購入してみたのだが、まだ聴いたのは『エルドラド』と『フェイス・ザ・ミュージック』の2タイトルだけ^^;
もちろん好きなタイプの音楽だが、ELOとともに思春期を過ごした人のように圧倒的な感動に包まれる…というところまではいかなかった。
ジェフ・リンのことはジョージのアルバムやアンソロジー・プロジェクトをとおして知っていたが、少し演出過剰な感じは否めない。
でも念のためくりかえすけれど、好きなタイプです^^

さて、今回は77年の『アウト・オヴ・ザ・ブルー』と79年の『ディスカバリー』を購入する予定だったのに、なんと『ディスカバリー』のほうはすでに店頭品切れ。
まあ、ぼくがきょう寄ったタワレコは田舎町のショップなので、おそらく3~5組ぐらいしか入荷しなかったのではないかと思うのだが、それにしても発売日当日に手に入らないのはイタイな…。

   

で、きょうご紹介するのは『アウト・オヴ・ザ・ブルー』のほうだ。

Sony Musicのサイト「HIGH-HOPES」によると、2枚組にもかかわらずアルバム・チャート4位を記録した大ヒットアルバムだそうだ。

スリーヴはコーティングのないE式のゲイトフォールド。
アルバム・デザインはアース・ウィンド・アンド・ファイヤーでもおなじみの長岡秀星だ。

CDはオリジナルどおりの2枚組で「jet」のカスタム・レーベルが復刻され、歌詞やアルバム・クレジットの入ったインナーバッグが付属している。

   

さらにはポスター、それにジャケットに描かれた"円盤"のカットアウトが復刻されている。

このカットアウトは組み立てるとこういう形になるらしい。
やっぱ、ジャケットの円盤とはずいぶん違ってますね^^;
それにしても、こんなものまでミニチュア化して、さらに組み立ててみせる。
愛情がないとなかなかここまではできないんじゃないでしょうか。

さらにこのアルバムは2007年デジタル・リマスターの30周年記念盤だそうで、24ページのカラー・ブックレットまでついている。

   
   (左奥がカットアウト、左手前はポスター、その右がブックレット)

相変わらず丁寧な復刻に頭が下がる。
う~ん、音が楽しみだ^^


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chitlin

うひゃ〜、凄いっすねこの中身っ!
こんなことになっているんですかー。
って購入していないのがバレますよね。

でも、まだ踏ん切りがつきませんです・・・。
by chitlin (2007-02-22 00:32) 

parlophone

chitlinさん、こんばんは~。
『オーロラの救世主』でしたっけ?
ピンと来なかったっておしゃってましたよね~。
だったらムリして買うことはありませんよ。

ぼくは高校生~大学時代に、たとえばグランド・ファンクとかブラック・サバスとか買って、こういったバンドは今でも超ビッグ・ネームですが、まったくいいとは思いませんでした。
今でも買う気はしません(笑。

最初はあまりピンと来なくて、だんだん聴き続けるうちによくなった…って何があったかなあ~。
だいたい好きになるグループって最初の出会いで「ビガ~ン」と電流のようなものが走ると思いますけどね~。
by parlophone (2007-02-22 00:41) 

MASA

おーっ、私はキング時代に出た国内盤で持っているんですが、写真を拝見したところではかなりアナログに忠実みたいですね。でもその国内盤はコーティング・ジャケなんですが、UK盤はコーティングじゃなかったってことなんですかね?
音もリマスターということなら買ってみちゃおうかな^^。「ディスカバリー」もすんごくいいので絶対ゲットして下さいね。

ちなみにちょっと以前に買ったパフィのシングル「働く男」の同時収録曲がビートルズの「Lucy In The Sky With Diamond」とELOの「Don't Bring Me Down」(「ディスカバリー」収録)の完コピに近いカバーで思わずニンマリでした^^。
by MASA (2007-02-22 01:43) 

MORE

このじきのELOはジェフ・リンのサウンドが完璧に固まった頃ですね。
ブリティッシュ・パワー・ポップ?

>2枚組にもかかわらずアルバム・チャート4位を記録した大ヒットアルバムだそうだ。

実はこのアルバムとかFrampton Comes Aliveとかは2枚組でしたが値段は1枚のと同じだったんです。
つまり「お得なレコード」だったわけで、それも売り上げ増加に拍車をかけたんだろうと思われます。
最初の発売から廉価盤って良くやる手なんですよ。

ELOのマイ・フェイヴァリット・ソングはTelephone Lineです・・・
タイトル忘れましたがアメリカ映画のサントラで知ったのでした。
by MORE (2007-02-22 10:50) 

nowatts

>ロンドン話、ほとんど聞いてませんね~。
はい、持ち帰ったものは15本のLIVEの感動と400枚のLPと子供1名ってところです。できればブログにでもまとめておきたいんですよね、忘れる前に(呆ける前に・・)。
これはよく聴きました。発売当時買ったのは安い米盤でしたが英盤(ノンコーティング)日本盤よりジャケットの発色が良かった記憶があります。紙円盤もしっかり作りましたがどっかいっちゃったなあ。
ダブル・アルバムって何か独特のものがありますね。自信に満ち溢れている、というか、「あふれ出る才能が一枚に収まらなくて二枚になっちゃったんだ!」みたいな力強さですね。ある意味そのミュージシャンの一番「絶好調」の時期と重なるのかもしれません。
で、ふと「ロックのダブルアルバムベスト5」というのを選んでみました。基準は①よく聴いた②ライブ盤を除く、です。
1、White Album
2、Layla
3、All Things Must Pass(実質ダブル、ということで)
4、Out of the Blue
5、Exile on Main ST
(次)Goodbye Yellow Brick Road、(次々)Key of Life
月並(笑)。ダブルアルバムになると「幻の名盤」が出てこれないんですね。あと1以外、みんな70年代。ダブルアルバムの歴史は1に始まり4に終わったってことでしょうか(凄い結論)。遼さんはいかがですか?
by nowatts (2007-02-22 11:50) 

parlophone

>国内盤はコーティング・ジャケ

へえ~、77年の国内盤がコーティングって珍しくないですか?
Sony Musicは紙ジャケに際してそのあたりは厳密にチェックしてるみたいですから、やはりオリジナル盤はノン・コーティングだったんでしょうねえ。

>「ディスカバリー」もすんごくいいので絶対ゲットして下さいね

ああ、ないとよけい気になりますね。
早く聴きたい(笑。

>ビートルズの「Lucy In The Sky With Diamond」と
>ELOの「Don't Bring Me Down」(「ディスカバリー」収録)の完コピに近いカバー

おお!
森高千里の「Everybody's Got Something to Hide Except Me and My Monkey」のときも感動したけど、パフィーもよさそうですね^^
by parlophone (2007-02-22 19:55) 

parlophone

>実はこのアルバムとかFrampton Comes Aliveとかは2枚組でしたが
>値段は1枚のと同じだったんです。
>…最初の発売から廉価盤って良くやる手なんですよ

なるほど、そうだったんですか。
それにしては専用のインナーバッグとかポスター、カットアウトとか豪華な付録つきだったんですね。
まるで60年代の少年雑誌みたいです^^

>ELOのマイ・フェイヴァリット・ソングはTelephone Lineです・・・

さすがにこの曲は知ってます。
でもなんのサントラだったんだろう。
気になりますね^^
by parlophone (2007-02-22 19:59) 

parlophone

>持ち帰ったものは15本のLIVEの感動と400枚のLPと子供1名ってところです

いやあ、いいですね。
ぜひそのあたりのお話は伺いたいですね。
お暇があればぜひブログなぞ立ち上げていただいて…(笑。

>ダブルアルバムになると「幻の名盤」が出てこれないんですね

なるほど、たしかにそうかもしれませんね。
ぼくも『White Album』、『Layla』、『Goodbye Yellow Brick Road』あたりと、あとは『クリームの素晴らしき世界』(もっともこれは1枚はライヴですが…笑)、『Electric Ladyland』、『Blonde on Blonde』、『Chicago』の初期のアルバム、それに『Manasas』といったところでしょうか。
by parlophone (2007-02-22 22:11) 

lonehawk

遼さん、こんばんは!
コメント&TBありがとうございました。
こちらからもTBさせて頂きましたので、宜しくお願い致します。

ワタシにとっては実に待ち遠しい5ヶ月でしたが、個人的に注目作品のリリースラッシュの真っ只中での発売というのがちょっとだけキツかったです(苦笑)。
でも、実際に手にして音を聴いていると、そんなキツさもすっかり忘れちゃうんですけど・・・。

『アウト・オブ・ザ・ブルー』が気に入りましたら、是非『ディスカバリー』もお試し下さいね。
by lonehawk (2007-02-22 22:41) 

parlophone

lonehawkさん、どうもです。

>個人的に注目作品のリリースラッシュの真っ只中での発売というのが
>ちょっとだけキツかったです(苦笑)

そうですね。
以前は9月とか、リリース・ラッシュの月があったんですが、最近は1年中ラッシュですよね。

『ディスカバリー』ぜひ聴いてみます。
ありがとうございました^^
by parlophone (2007-02-22 23:54) 

MORE

>「ロックのダブルアルバムベスト5」

こういう企画、反応してしまいます(爆)

1. Uncle Meat/The Mothers Of Invention
2. Blonde On Blonde/Bob Dylan
3. White Album/The Beatles
4. Tusk/Fleetwood Mac
5. Live Rust/Neil Young with Crazy Horse

選んだ基準は「2枚組である必然性」と「水増し感がない」です。
AlmanのフィルモアとかLaylaって1枚でも成立すると思うんです。
まあ、もちろん個人的な意見ですが・・・
by MORE (2007-02-23 09:25) 

nowatts

>『クリームの素晴らしき世界』、『Electric Ladyland』、『Blonde on Blonde』、『Chicago』の初期のアルバム、『Manasas』といったところでしょうか。
Blonde On Blonde忘れてましたっ。ただ「EXILE~」を5位から外す訳にはいかない・・・かな。MANASASもいいですね。ただ恥ずかしながら良さがわかったのがけっこう最近なんです。シカゴは・・・多すぎてわかりません(笑)。
MOREさま、ご唱和いただき有難うございます。
ザッパは私としても「シーク・ヤブーティー」あたりは入れたいのですが素材がLIVE、ということで外しました。UNCLE MEATは学習不足です・・・TuskはMACの最高傑作だと思います。
by nowatts (2007-02-23 21:46) 

parlophone

Zappaですか。
ぼくは『いたち野郎』しか知らないので、ほとんど未知の世界です。

>AlmanのフィルモアとかLaylaって1枚でも成立すると思うんです

う~ん、各方面から反論がきそうだなあ(笑。
by parlophone (2007-02-23 22:18) 

parlophone

>ただ「EXILE~」を5位から外す訳にはいかない・・・

そりゃあそうですね(笑。
ぼくはリアル・タイムで聴いたのが『STICKY~』までなので、それほど強い思い入れはありませんが、ミック・テイラー在籍時の最強アルバムであることは間違いないですね^^

>TuskはMACの最高傑作だと思います

そうなんですか!
『Peter Green's Freetwood Mac』や『English Rose』あたりしか知らないので、こちらも未知の世界ですね~。
by parlophone (2007-02-23 22:23) 

MASA

「TUSK」は確かに傑作ですね。スティーヴィーとリンジー加入後のマックのアルバムの中では大売れした「噂」よりも数段いいです。
2枚組アルバム・ベスト5にはXTCの「ENGLISH SETTLEMENT」とマイルズの「BITCHES BREW」も入れたいな〜^^。
by MASA (2007-02-24 00:28) 

MORE

>「TUSK」は確かに傑作ですね。スティーヴィーとリンジー加入後の
>マックのアルバムの中では大売れした「噂」よりも数段いいです。

Tuskはマックの「White Album」とも呼ばれていますね。
Rumoursは一般受けするサウンド満載でしたがTuskでは
リンジーがほぼ「やりたい放題」のことをやっています。
メンバーがバラバラ状態になってきた時期に作られたという
点でもWhite Albumに似ています。
セールス的にはダメでしたけどね。返品が多かったそうです。
Rumoursで好きになったマック・ファンからはそっぽを向かれましたが、逆にマックなんてポップ・バンドだと嫌っていた人たちから歓迎されたアルバムでした。

>Zappaですか。
>ぼくは『いたち野郎』しか知らないので、ほとんど未知の世界です。

ハマると底なし沼なので「未知の世界」のままの方が良いかも…(謎爆)
ちなみに私はン十枚アナログとCDで持っていますが、ハマるキッカケになったのがUncle Meatです。
by MORE (2007-02-24 10:20) 

parlophone

>XTCの「ENGLISH SETTLEMENT」とマイルズの「BITCHES BREW」

そっかー、MASAさんはXTCの大ファンでしたね~。
以前MASAさんと幻ちゃんに薦めて頂きましたが未体験です…。
2枚組の大作があったんですね。

マイルズは広義にはロックのアルバムに入るかもしれませんが、やはりJAZZということで^^;
by parlophone (2007-02-24 21:31) 

parlophone

>ハマると底なし沼なので「未知の世界」のままの方が良いかも…(謎爆)

CDショップでずらりと作品が並んでいて、「あ~ファンじゃなくてよかった~」と思うのはザッパとデッド、そしてクリムゾンですね(笑。
ファンだったらいくらお金があってももちそうにありません^^
by parlophone (2007-02-24 21:33) 

モバサム41

parlophoneさん、お久し振りです。
ELOに対する「熱のなさ」が見事に伝わってきますね(笑)
元々は、世間で言われてるほどビートルズに近い位置にいたわけではありません(少なくとも、バンドとしては)
TBよろしくお願いします。
by モバサム41 (2007-04-13 00:53) 

parlophone

モバサムさん、こちらこそご無沙汰してます。
トラバ&コメント、ありがとうございました。

>ELOに対する「熱のなさ」が見事に伝わってきますね(笑)

わはは、そんな身も蓋もない言い方しなくても…^^;

ELOの(というかジェフ・リンの)考え方やアプローチの仕方はわかるんですが、リアル・タイムで聴いていないぼくとしては、あまりに作りこまれた楽曲は意外に飽きやすい感じがするんですよね~。

あとでこちらからもトラバさせていただきます。
by parlophone (2007-04-14 00:06) 

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