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『ブラインド・フェイス』 [手に入れたレコード]

   

クラプトンが最初のギター・ヒーローだった。
ラジオから聞こえてきたクリームの「ホワイト・ルーム」の、ワウ・ペダルを使ったギター・サウンドを耳にしたとたんぼくはその曲の魅力に参ってしまい、クラプトンはぼくのアイドルになった。
ところがそのころにはクリームの解散は既定の事実といわれていて、しばらくするとトラフィックのスティーヴィ・ウインウッドらとBLIND FAITHという新しいバンドを結成したというニュースが伝わってきた。
「盲目的信頼」…そのバンド名が意味するところはよくわからなかったが、ラジオから流れてきた第1弾シングル「プレゼンス・オヴ・ザ・ロード」は文句なくかっこいい新曲だった。

ちょうど中学を卒業するかしないかというころだ。
友だちのなかにはさっそくLPを手に入れたやつもいて、ぼくはそのアルバムを借してもらってむさぼるように聴いたものだが、そのころの中学生にはアルバムはやはり高嶺の花だった。
しかたなくシングル盤を手に入れ、B面の「マイ・ウェイ・ホーム」ともども毎日聴き続けた。

   

スリーヴの裏に記入した購入の日付を見ると'70.3.14.となっている。
そしてその直後には第2弾シングル「オール・ライト c/w 歓喜の海」もリリースされ、それも買ってしまった。
もう少し我慢してお金を貯めてればアルバムが買えたのにという思いと、6曲のうち4曲が800円で買えちゃったよ~という矛盾する思いに苦しんだものだ…(笑。

   
   (左下の51という数字はぼくが買った51枚めのシングル盤という意味だ。気になる人は
   ←いないと思うけど…ここをクリック!)

いかん、いかん、また昔の思い出に耽ってしまった…(笑。
申し訳ありません。
さて、今回手に入れたのはUKオリジナル盤だ。
コーティングのないE式のゲイトフォールドで、バック・スリーヴはフロントと併せて1枚の絵になるようになっている。

   

なかを開くと日本のシングル盤のピクチャー・スリーヴと同じときのフォト・セッションの写真に歌詞、アルバム・クレジットが記載されている。

 

プロデュースはストーンズの最高傑作を作り上げ日の出の勢いだったジミー・ミラーだ。
レーベルはおなじみのUKポリドール。

   

ところでぼくはこのアルバムを全部で6種類持っている。
アナログでは、まずずいぶん後になって購入した国内盤。

   

シングル・スリーヴで裏にはオリジナルにはないグループ名が入っている(ひょっとしたらUS盤仕様なのかな?)。

   

レーベルはRSOだ。

   

次はモービル盤。

   

こちらもシングル・スリーヴで、バックは国内シングル「プレゼンス・オヴ・ザ・ロード」と同じ写真が使われている。

   

リミテッド・エディションでシリアル・ナンバー入り。
レーベルに使われたフォントがオリジナルなのが可愛い^^

   

CDは次の3種類。

   

上は14年前のCDだが、デラックス・エディションにも入っていない「Exchange and Mart」、「Spending All My Days」という未発表曲2曲が収められているので貴重だ。

それにしても、アナログもCDも、国内盤はあきれるくらい画質が劣化しているのに驚いてしまう。
2001年の紙ジャケでやっとまともなものになった。


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pink island

 遼さん、ご無沙汰してます。

BLIND FAITHのモービルとデラックスエディションをお持ちですか。いいですね。DXはもう売っていません。買っておけばよかった。

家にはレコードの英米盤がありますが、さっきから捜しているのですがちっとも出てきません。米盤はシングルジャケで、少女ヌードものですが、確かバンドのフォトに変えられてしまったと思います。この前も中古で売ってました。

昔のCDボートラは、ベースのソロだったみたいです。
by pink island (2007-01-22 10:14) 

parlophone

pink islandさん、こんばんは~。

>DXはもう売っていません。買っておけばよかった

あれれ、そうだったんですか!
CBSのレガシー・エディションも限定盤だし、廃盤になるの早いんですね…。

>米盤はシングルジャケで、少女ヌードものですが、確かバンドのフォトに
>変えられてしまったと思います

ああ、そうでしたね。
米盤も最初はヌード・ジャケで出たんでしたっけ?

>昔のCDボートラは、ベースのソロだったみたいです

いえいえ、完成度は低いもののちゃんとした楽曲ですよ。
「Exchange and Mart」はエレクトリック・ヴァイオリンとギターのソロも入ったインストゥルメンタル、「Spending All My Days」はヘタヘタヴォーカル(だれだろう、リック・グレッチ?)の入った曲でエリックのギター・ソロもあります^^
by parlophone (2007-01-23 22:58) 

MORE

彼らって超スーパー・グループになるかと思ったんですが…
やはり船頭多いとダメなんですかね。
っていうかクラプトンとウィンウッドがあの時点で一緒にやるのは
ちょっと時期尚早だったのかもしれませんね。
Can't Find My Way Homeは今でも好きな曲です。

>米盤も最初はヌード・ジャケで出たんでしたっけ?

だと記憶しています。初版だけですぐにグループ・フォトのに
代わりましたよね。
アメリカって意外に(?)ああいうことには敏感なのです…
by MORE (2007-01-24 00:01) 

parlophone

ぼくもファースト大好きだったんですけどねえ、デラニー&ボニーに魂を奪われて、まったく違うクラプトンになってしまいましたね…。

>アメリカって意外に(?)ああいうことには敏感なのです…

ですよね。
『ホワイト・アルバム』のジョンのイラストを修正したり、ちょっと過敏すぎるかも…^^
でもブラインド・フェイスのジャケットは確かにちょっとアブナイと思います。
by parlophone (2007-01-24 00:57) 

pink island

遼さん、すみません。ベースのソロといったのは、リックグレッチのソロの楽曲という意味でした。わかりにくかったですね。
by pink island (2007-01-25 06:39) 

parlophone

>ベースのソロといったのは、リックグレッチのソロの楽曲という意味

お~、そうでしたか^^
ということは「Spending All My Days」のギター・ソロもエリックではなく、リック?
てっきりクラプトンのソロかと思いました…。
by parlophone (2007-01-25 19:54) 

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