デイヴィッド・ボウイ 『ジギー・スターダスト』など [ブリティッシュ・ロック]
LINKさせていただいているdaisuke_Tokyocityさんの『無駄遣いな日々』や、lonehawkさんの『芸術的生活、』ですでに紹介されているようにデイヴィッド・ボウイのRCA(マーキュリー?)時代のアルバムが東芝EMIから紙ジャケでリリースされている。
今回購入したのは1971年の『世界を売った男 The man who sold the world』、72年の『ジギー・スターダスト』、73年の『アラジン・セイン』の3枚。
ぼくがボウイのことを知ったのは「スターマン」がヒットして深夜放送でもよくかかっていたころだから、72年ごろのことだろうか。
当時はマーク・ボランのT.REXとかボウイはグラム・ロックという括りでその音楽性よりも外見やパフォーマンスが先行して話題になっていた。
「スターマン」はとても素敵な曲だったし、やがてボランもボウイもその卓越した音楽性が正当に評価されるようになったのだが、当時のぼくはジャズに夢中でジャズ以外のレコードを買うことはめったになかったので、かれらの音楽にふれることはほとんどなかった。
今回購入した3枚も、「紙ジャケ探検隊」の掲示板で初心者の人にオススメのアルバムということだったからだ。
それでもアルバム・タイトルはよ~く知っているから、やっぱりボウイってすごい^^
最初に聴いたのは『ジギー・スターダスト』で、さすがに名盤の誉れ高い内容だと思ったのだが、同時に音がいいのにもびっくりした(笑。
クレジットを見るとロンドンのトライデント・スタジオで、アルバム・プロダクションはボウイとケン・スコットとある。
さすがですね。
デジタル・リマスターは『世界を~』が1999年、『ジギー』が2002年、『アラジン』が2003年、とバラバラだが、ちゃんと帯に書いてあるところが良心的だ。
では気になる紙ジャケの仕様をみていこう。
『世界を売った男』のUK盤オリジナルはボウイの妖艶な女装が話題になった。
このドレス・ジャケはすぐに廃盤になったらしく、オリジナルはすごい価格で取引されているそうだ。
デザインはアフィニティのジャケットなどで有名なマーカス・キーフ。
ノン・コーティング、E式のシングル・スリーヴでテクスチャアー仕上げがされている。
(バック・スリーヴも同じようにテクスチャー仕様だけれど質感が伝わっていますでしょうか)
『ジギー・スターダスト』はE式のシングル・スリーヴで、ヴィニール・コーティングではないがニス塗りのような光沢のあるジャケットだ。
ミック・ロンソン(g)などバックを務めた3人とボウイのポートレイトと歌詞の印刷されたインナーバッグが復刻されている。
『アラジン・セイン』はやはりE式ノン・コーティングだがゲイト・フォールド・スリーヴ。
歌詞の印刷されたカラーのインナーバッグがついている。
オリジナルのUK盤についていたという、ボウイのサインが入ったオフィシャル・ファンクラブへの入会申込書も復刻されている。
英国EMIに買収されることになったレコード会社から、これだけ丁寧な紙ジャケがリリースされるのはほんとうに喜ばしいことだ。
値段がやや高めなのを我慢すればね(笑。
ほんとうは『ハンキー・ドリー』も買いたかったのだが、今回は予算の都合で見送らざるを得なかった…。
いつか手に入れられればいいけれど…。
私もBowieは"Starman"で知り、アルバム買うまではいきませんでしたが、
初来日はちゃあんと見ています。(新宿厚生年金)
ミック・ロンソンが良かったのと名前は忘れましたがキーボード・プレイヤーが
めっちゃ上手かったのが印象的でした。
もちろん山本寛斎デザインの衣装&黒子も…
>ほんとうは『ホンキー・ドリー』も買いたかったのだが
Hunky Doryですね。「ハンキー・ドリー」?
チ・チ・チ・チェンジーズ
by MORE (2007-01-15 00:06)
MOREさん、こんばんは~。
>アルバム買うまではいきませんでしたが、初来日はちゃあんと見ています
さすがですね~。
ミック・ロンソンはいいですよね。ぼくも好きです^^
>キーボード・プレイヤーがめっちゃ上手かった
アルバム・クレジットを見ると、『ジギー』はミック・ロンソン(!)、『アラジン・セイン』ではマーク・ガースンとなっています。
もちろん、アルバムに参加したミュージシャンがそのままツアーに出ることはあまりないかもしれませんが…。
>「ハンキー・ドリー」?
あはは、そうでしたか。
すぐに訂正いたします。
ありがとうございました^^;
by parlophone (2007-01-15 00:46)
遼さん、こんばんは!文中リンクありがとうございます。
東芝EMIもやれば出来るんですよね、値段は高いですが(苦笑)
僕はレッツ・ダンスで知った口ですが、1990年頃にRCAのカタログがRYKOよりボートラ付が出てから、過去のボウイを聴きまくりました。ボウイのCDはこれで3度目の購入ですが紙ジャケは格別です。
「ハンキー・ドリー」はやっぱり買っておいた方がいいですよ!
来月は「ヤング・アメリカン」、「ステイション・トゥ・ステイション」がオススメです。
by 大介(東京都) (2007-01-15 01:15)
この時代のボウイが、やっぱり好きです。
綺麗です。容姿も音も。
by ルースターズ (2007-01-15 07:47)
いつも楽しく拝読させて頂いております。
私も Ziggy... を購入してみました。ジャケの作りは流石ですね。
ところで...
2002年リマスターとのことで、既に持っている Hybris SACD のCDレイヤーと、同じ音源ということになるのですが、
両者を聴き比べて見ると、若干音質が落ちているようにも感じました。
再生装置との相性、もしくは好みの範囲なのかもしれませんが...
クリムゾンの宮殿の紙ジャケのときにも、似たような件が話題になっていたので、念のためご報告させて頂きました。
by ケロ (2007-01-15 09:45)
私はグラム時代より何だか病み上がりみたいなルックスの印象が強い(笑)「YOUNG AMERICAN」から「スケアリー・モンスターズ」の頃のボウィが一番好きですね。
んで、来月の強力プッシュはズバリ「LOW」と「STATIONTOSTATION」の2枚ですっ!
by MASA (2007-01-15 13:03)
こんにちは!
私もBOWIEの紙ジャケは買いました・・・
私も全て買いは予算の関係でとりあえず3枚買いました
遼さんと違うのは「Aladdin Sane 」ではなく 「Space Oddity 」にしました。
私も年齢的に「LET`S DANCE」の時代ですので「Ziggy Stardust」以外は初めて聴きました。
今回はどれも東芝EMI製にしては良く出来ていると思います。遼さんがご指摘の価格以外は満足です。
ただ、リマスターの時期がバラバラで今回用の最新版ではないところに、東芝らしさ?があるように思えます。(価格が高価ならせめて最新のリマスターにしてよ!と思うのは私だけ?)
次のBOWIEのタイトルは絶対に「LOW」と「Diamond Dogs」は揃えるべきかなぁ・・・と考えております。
いずれにせよBOWIEの名盤が紙ジャケCDで聴けるのは嬉しいことですね。
by TETSU+ PC2 (2007-01-15 15:54)
大介(東京都)さん、こんばんは!
コメント&トラバ、ありがとうございます。
>RYKOよりボートラ付が出てから
お~、マイナーなレーベルですね!
ボウイのCDがそんなところから出てたって驚きです!
>「ハンキー・ドリー」
>「ヤング・アメリカン」、「ステイション・トゥ・ステイション」
ですね!
わかりました、ありがとうございます!
by parlophone (2007-01-15 22:52)
ルースターズさん、こんばんは~。
初めまして(…ですよね? お名前はほかのところで何度かお見受けしたような気がしますが…^^)
nice! &コメント、ありがとうございました。
まだファースト・インプレッションの段階ですが、アコギの音なんかもとても綺麗に響いてますね~。
今後ともよろしくお願いいたします。
by parlophone (2007-01-15 23:04)
ケロさん、初めまして~。
ようこそいらっしゃいました、管理人の遼です。
今後ともよろしくお願いいたします。
>2002年リマスターとのことで、既に持っている Hybrid SACD のCDレイヤーと、
>同じ音源ということになるのですが、両者を聴き比べて見ると、
>若干音質が落ちているようにも感じました
おお、そういうこともあるんですね。
貴重なご意見ありがとうございました。
早くぼくもSACDプレイヤーを手に入れて聴いてみたいです。
CDとSACD、どのくらい違うんでしょうねえ。
by parlophone (2007-01-15 23:15)
MASAさん、どうもです。
>病み上がりみたいなルックスの…頃
わはは、いいですね~、この表現(笑。
いつごろのことなんでしょうか^^
>来月の強力プッシュはズバリ「LOW」と「STATIONTOSTATION」の2枚
了解しました。
『LOW』は紙探の掲示板でも推薦盤にあげてる人がいましたね。
大介さんの推薦盤と併せて3枚かあ…。
ちょっと悩みますね~。
なにしろ最近物入りで…^^;
by parlophone (2007-01-15 23:21)
TETSU+ PC2さん、こんばんは~。
東芝の紙ジャケはApple アーティストのころから俄然よくなりましたよね。
『Capitol Box 2』も満足のいく出来でしたしね^^
>価格が高価ならせめて最新のリマスターにしてよ!と思うのは私だけ?
ジャズの世界ではルディ・ヴァン・ゲルダーやロン・マクマスターに依頼して最新リマスタリングをさせる、というシステムを東芝は確立しましたが、ロックは英国からアメリカまで、何千というレコーディング・エンジニアがいますから、なかなか簡単にデジリマともいかないのかもしれませんね。
でも確かに<最新リマスター→紙ジャケ化>という図式は崩れ始めていますね…。
by parlophone (2007-01-15 23:29)
遼さん、こんばんは!
文中リンクして頂き、誠に恐縮です。
他の方のコメントを拝見していても、それぞれの好みが違っていてなかなか興味深いですね。
ちなみに次回ラインナップでワタシのオススメは、『Diamond Dogs』と『Young Americans』です。
あとは今回分の『Hunky Dory』もですね。
by lonehawk (2007-01-16 00:23)
lonehawkさん、コメント&トラバ、ありがとうございました。
>次回ラインナップでワタシのオススメは、『Diamond Dogs』と『Young
>Americans』です
なるほど~、ありがとうございます。
ということは4人の方に2枚ずつ推薦していただいて、『ダイアモンド~』が2票、『ヤング~』が2票、『ステ・ステ』2票、『ロウ』が2票ですね~。
…っておい!
見事にバラけてるやんけ!
困ったなあ、けっきょく4枚買えって??
う~ん、loneさん、助けて~~
by parlophone (2007-01-16 00:50)