ナッズ 『NAZZ』 [紙ジャケ]
ぼくにとって、トッド・ラングレンといえば「アイ・ソー・ザ・ライト」だ。
この曲をはじめて聴いたときの胸の高鳴り。
といえば、まるで十代の少女みたいで恥ずかしいけれど、ほんとうに
「ああこんなにいい曲があったんだ!」
と胸がざわざわした。
それはまるでビートルズの新曲を聴いたときみたいだった。
さて、4月にトッドの在籍したナッズのCDが紙ジャケ化されたので、とりあえず68年リリースの1stだけ買ってみた。
「Open My Eyes」と「Hello,It's Me」の2曲は聴いたことがあるが、あとははじめて聴く曲ばかりだ。
ずばり、これはいいアルバムです!!(←何を今さら?^^;)
まず楽曲のクオリティーが高く、それぞれが非常に完成されている。
全体をとおしてコーラスが美しく、キャッチーなメロディを持つものからサイケデリックな曲調、ワイルドに展開するもの、シンプルなロックンロールなど、ひじょうにバラエティーに富んでいる。
トム・ムーニーのドラムスが、キース・ムーンが在籍していたころのザ・フーを髣髴させるぐらいにパワフルで、パワーポップ的な要素も強い。
トッドのギターは、グループ名の元(ヤードバーズの「The Nazz Are Blue」)にもなったジェフ・ベックの影響が表れており、曲全体のトーンを塗り替えてしまうようなワイルドで印象的なフレーズに満ちている。
ボーナス・トラックも「Hello,It's Me」のシングル・モノミックス・ヴァージョンと67年のデモ、「Open My Eyes」のフェイザーのかかっていないデモ・ヴァージョン、「The Nazz Are Blue」のライヴ・ヴァージョンなど11曲のてんこ盛り。
紙ジャケはヴィニール・コーティングではないが、光沢のあるE式のゲイトフォールド・カヴァーで、内側からディスクを出し入れするもの。
レーベルはおそらく復刻されてないと思うのだが、それを除けば満足のいく復刻だと思う。
音質も優れている。
夕べ遼さんのブログにお邪魔して記事を拝見し、コメントを書き込もうとしたんですが、途中で12時過ぎてソネ・ブロがメンテに入っちゃってカキコ出来ませんでした〜(笑)。
何かよさそうですよね、ナッズ。あんまり大したことないんだろうとタカを括ってましたが、やっぱりこりゃ買いですかねー。だいぶ前にとあるレコード・バーゲンで初回盤らしい赤いカラー盤を見つけ、買おうかどうしようか迷ったことがあるんですけど、しまったなあ、あのとき買っておくんでしたよ〜(悔)。こうなりゃ私も紙ジャケ買おうかなー。
それにしても、なんだよ、ソネ・ブロ。メンテしたのに返って重いってどーゆーことでしょうか(怒)。
by MASA (2006-06-12 22:06)
MASAさん、ありがとうございます。
ソネブロの相変わらずのレスポンスの重さにはあきれますね。
ところで、
>初回盤らしい赤いカラー盤を見つけ、買おうかどうしようか迷ったことがある
ぎゃ~、もったいない!!
それは絶対に買いでしたね^^;
惜しいことしました。
とりあえずもう一度めぐり合うまで紙ジャケでも聴いてみてください(笑。
ぜったいに気に入ると思いますよ!
by parlophone (2006-06-13 01:01)
ナッズのOpen My Eyesは当時あまりラジオでは流れなかったのですが、私の中では隠れた名曲でした。
ナッズってちょっとStrawberry Alarm Clockに似たところありますよねー。どっちも好きです。
それにしてもトッドがNew Carsに入るなんてビックリです。
期待してよいのかどうかドキドキします。(謎爆)
New CarsがコケてUsed Carsにならなければよいのですがねー。
by MORE (2006-06-14 09:26)
MOREさん、どうもです。
ソネブロ激重でご迷惑をおかけしていると思います。
更新もままならない状態で…。
「Open My Eyes」は名曲ですよね~。
>トッドがNew Carsに入るなんてビックリです。
>New CarsがコケてUsed Carsにならなければよいのですがねー。
おもしろ~い、MOREさんに座布団1枚^^
Carsはやっぱりリック・オケイセクが大好きでしたね~。
トッド、うまくハマってくれるといいですね!
by parlophone (2006-06-15 12:26)