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コリン・ブランストーン 『ワン・イヤー』 [紙ジャケ]

や、やられたっ!!

   

なんとなく物憂げなジャケットは印象的で覚えていた。
コリン・ブランストーンという名前は知らなかったが、調べてみるとゾンビーズのヴォーカリストだという。
そしてSony Musicのソフトロック・シリーズの1枚である。
すごく気になっていた。

そこにKennyさんの5月29日の記事
コメントを入れるとKennyさんのお返事は

>「地味で暗め」とコメントしましたが、それはサジタリウスやミレニウムと比較してのことです。
>午後の静かな時間に一人コーヒーでもすすりながら、お洒落なカフェにいるような気持ちで聴くといいと思  います。
>とにかく、一度試聴してみて下さい。

これは聴いてみるしかありませんよね~。

で、その感想が、冒頭の「や、やられたっ!!」なんだけど(笑)。

見事に意表を衝かれてしまいました。

なにしろドラムが入る曲が3曲しかない…^^;

1曲め「She Loves the Way They Love Her 彼女はみんなの愛し方がすき」は、ちょっと歪んだスライド・ギターがかっこいい軽快なロック。
2曲めはティム・ハーディンのカヴァーで「Misty Roses」。
ボサノヴァ調のガット・ギターをバックにコリンもけだるく歌うのだが…。
1分40秒過ぎの間奏からいきなり弦楽四重奏が入ってくる。
これがまた微妙に不協和音の香りのするヤナーチェクの弦楽四重奏曲みたいなのだ(←われながらわかりづらい喩えだなあ…。
ある意味コリンよりヤナーチェクのほうがマイナーだよね^^;)
しかもその間奏は2分もつづく…。
そのまま3番の歌に入っていくのだが、これほど間奏の前後で表情の違う歌もないだろう。
3曲め「Smokey Day」もそのままのムードで弦楽四重奏(ひょっとしたら「エリナー・リグビー」みたく4×2の八重奏かも)にハープが入ってくる。
胸騒ぎを感じさせるような、少し不安げなメロディーが印象的だ。
4曲めはうって変わって、アコースティック・ギターのカッティングも軽やかな曲で、コリンのヴォーカルも明るく響く。
ピアノやドラムのバックにはやはり弦が流れる美しい曲で、「Caroline Goodbye」というタイトルもいいじゃありませんか。
つづく「Though You Are Far Away」はハープだけのバックで始まるバラードで、途中からやはり弦楽四重奏が入ってくる。
これもマイナー調のとても美しいメロディをもった曲だ。
6曲めの「Mary Won't You Warm My Bed」はストリングスのイントロからベースやドラムが入ってくる軽快な曲。
キャロラインと別れたらもうメアリーか…って、妬かない妬かない(笑。
Her Song」ももの憂げなストリングスのイントロから始まるバラードだ。
1曲めと同じくプロデュースを務めたロッド・アージェントとクリス・ホワイトのペンになる。
8曲めはこのアルバムのなかでもとくに美しい「I Can't Live without You」。
この曲も弦楽八重奏っぽい。
つづく「Let Me Closer to You」はホルンなどのブラスやリーズも入ったバラードで、アレンジも見事だ。
アルバム最後(じっさいには11曲めにボートラあり)の「Say You Don't Mind」はやはりストリングスだけをバックに歌われるデニー・レインのオリジナル。
これもほんとうに美しい曲だ。

ここまでビートが打ち消されると欲求不満になってしまうが、収められた曲はボートラの「I Hope I Didn't Say too Much Last Night」も含めて素敵な曲ばかり。

ぼくの感じとしてはKennyさんとはちょっと違って、夏休みの子どもたちも避暑の家族連れも帰ってしまってがらんとした初秋のビーチでビールかなんか飲みながら聴きたいアルバムだ(笑)。

紙ジャケはテクスチャー仕上げのA式シングル・スリーヴ。
例によってインナー・バッグとEpicのレーベルを復刻している。

   

06年DSDマスタリングだそうだが、音はよくないなあ。

しかし内容は文句なしの名盤だと思う。


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へどろん

こんばんは〜。
当方も大好きで購入済みです。
米盤で持っていて、紙ジャケは英盤仕様だと勝手に思っていたので、ありゃ、って感じでしたが。
ほぼバッチリな再現の紙ジャケとレコを見比べて、な〜んか違うとこないかな?なんてイヤな感じでみていたらば!インナーの広告記事が違っていて・・・知らなきゃよかったって感じでしたが。笑
by へどろん (2006-06-15 23:23) 

parlophone

へどろんさん、ご無沙汰してます~。

>ほぼバッチリな再現の紙ジャケとレコを見比べて
>インナーの広告記事が違っていて・・・知らなきゃよかったって感じでしたが。笑

わあ、ありそうですね^^;
ところで音はどうですか?
DSDマスタリングでこの音ですから、マスターが「へなちょこ」だとは思うんですが…。
by parlophone (2006-06-16 00:53) 

幻燈遮断機

遼さん、こんばんは。
同じ「ソフト・ロック・シリーズ」の第一弾のラインナップですのに
「ミレニウム」や「サジタリアス」と比べると
遼さんの言うように、コリン・ブランストーンの「一年間」は音が少し篭り気味に聴こえますね。
同シリーズのジョージィ・フェイムも、音の出かたが「一年間」に似ています。
素人考えで恐縮ですが、マスタリング・エンジニアが二人以上いるのかもしれません。
以前のプラケCDの「ミレニウム」と「サジタリアス」は音が全く違って聴こえましたが(当然「ミレニウム」のほうが良かった)、今回の紙ジャケではどちらも迫力のある音ですから。

しかし、当時のCBS(Epic?)がS&Gの「パセリ・セージ・ローズマリー・タイム」と同じくらいにレコーディングに金かけたと言われる「ミレニウム」とマスターを比べてしまうと、ちょっとコリンに分が悪いかもしれません。

それにしてもこのアルバム、バックのストリングスが印象的で素敵ですよね。
僕は秋の休日に遅く起きた朝、ブラックコーヒー(に砂糖とミルクを混ぜたもの)を飲みながら、日向で聴きたい一枚ですね。
by 幻燈遮断機 (2006-06-16 01:28) 

げんとうしゃだんき

ヤナーチェク、なんて僕聴いたこともないですよ。
いくらなんでもマイナーすぎやで。
現代チェコ音楽だったら、普通ドヴォルザークかスメタナあたりちゃう?
あ、それやと四重奏の例えにならへんのかー?
うーん、気になるなぁ。ヤナーチェク。
よし、サンタナ資金をまわしてヤナーチェックや!
やっぱ、遼さんのブログはタメになるなぁ。

こうして幻燈は、クラ地獄へと足を踏み入れてゆくのであった。
by げんとうしゃだんき (2006-06-16 06:23) 

chitlin

遼さん、こんばんは!

良い買い物をされたようですね。
ホント、この気品の高さはただごとではありませんね!
by chitlin (2006-06-16 20:57) 

parlophone

幻燈さん、おはようございます。

>コリン・ブランストーンの「一年間」は音が少し篭り気味に聴こえますね。
>S&Gの「パセリ・セージ・ローズマリー・タイム」と同じくらいにレコーディングに金かけた
>と言われる「ミレニウム」とマスターを比べてしまうと…分が悪い

へえ!そうだったんですか。
幻燈さん、よくご存知ですね~。
なるほど、S&Gとミレニウムは別格だったわけですね。

それにしてもコリンの『ワン・イヤー』は音がよくないですね~。
せっかくのストリングスもボケ気味です…^^;

>秋の休日に遅く起きた朝、ブラックコーヒー(に砂糖とミルクを混ぜたもの)を飲みながら、
>日向で聴きたい一枚

お、いいですね~。
でもそれってブラックコーヒーとはいわない…(笑。
by parlophone (2006-06-17 09:21) 

parlophone

>ヤナーチェク、なんて僕聴いたこともないですよ。
>いくらなんでもマイナーすぎやで。

うふふ^^
若いころにですね、スメタナ・カルテットを聴きにいったことがあるんですよ。
当時スメタナは日本コロンビアにモーツァルトの弦楽四重奏や五重奏をレコーディングしてて(あのヨゼフ・スークが第2ヴィオラですよ!…なんという贅沢な弦楽五重奏…)、お目当てはそれだったんですが、
演目にヤナーチェクの「クロイツェル・ソナタ」と「ないしょの手紙」の2曲が入ってたんですね。

もちろんばっちり予習して行ったんですが、ヤナーチェクもなかなかおもしろかったです。
それ以来聴いてませんけどね…(汗。

>よし、サンタナ資金をまわしてヤナーチェックや!

こらあ、偉大な作曲家の名前をシャレに使うな~~(笑。
でもサンタナもいいよ。
ぜひ聴いてみて…^^

それにしても夜中の1時28分のつぎが朝の6時16分って、げんちゃんいつ寝てるの?
ま、いいか^^;
by parlophone (2006-06-17 09:32) 

parlophone

chitlinさん、おはようございます。

>良い買い物をされたようですね。

お、chitlinさんもお好きだったんですね。
いやあ、おっしゃるとおり気品高いですね。
楽曲は粒ぞろいだし。

chitlinさんの感想もぜひ聞きたいなあ。
今度ぜひ記事にしてくださいね^^
by parlophone (2006-06-17 09:35) 

幻燈遮断機

遼さん、こんにちは。

>あのヨゼフ・スークが第2ヴィオラ
なんちゅーカルテットや!
マエストロの演奏を生で!
なによりも、かによりも、遼さんのクラ通ぶりの容赦ない一面やね。

>げんちゃんいつ寝てるの?
1. げんちゃんは元気だから睡眠時間は4時間程度で充分なのだ!
2. W杯で無理して起きている。
3. 昼夜の区別が曖昧な仕事をしている。
4. 妖しい関西弁のコメントはハルだった。
5. 実は年寄りなので朝が早い。
6. げんちゃんは夜の蛾だった。それもエーミールが盗んだヤツだった。
7. ヘンタイなので三日に一度しか眠らない。
8. ヨゼフ・スークって誰?

さぁ、正解はどれだ!
by 幻燈遮断機 (2006-06-17 12:49) 

nicodemaro

遼さん、こんにちは!
『ワン・イヤー』仰るとおり名盤ですね。
ゾンビーズの「Odessey & Oracle」も、英ポップ・サイケの最高峰と、かってに思っている位、大好物です。
コリン・ブランストーンの声は女性受けしそうな声なのに、ゾンビーズはなんで売れなかったのかな?名前が悪いのか?

>ここまでビートが打ち消されると欲求不満になってしまうが、

普通のフォーク系は、そんなになります。
4月発売された「モーガン・スタジオ・コレクション」の1枚、ウィル・マローン『ウィル・マローン』も、ピアノと管弦楽をバックのSSW物ですが、「英国然とした美しいメロディと計算し尽くされたオーケストレーションから生み出されるサウンド はまさに奇跡のファンタジー」の看板に偽りの無い、正に傑作でした。マローンの声に好き嫌いがあるかも知れませんが、非常にポップで濃密な究極の英国音楽ですよ。
by nicodemaro (2006-06-17 16:54) 

parlophone

幻燈さん、こんばんは!

>さぁ、正解はどれだ!

え~、ひとつしかないの?
じゃあね、2番。
妖しい関西弁も幻ちゃんだよ^^
by parlophone (2006-06-18 00:00) 

parlophone

nicodemaroさん、こんばんは~。

>4月発売された「モーガン・スタジオ・コレクション」の1枚、『ウィル・マローン』
>英国然とした美しいメロディと計算し尽くされたオーケストレーションから
>生み出されるサウンドはまさに奇跡のファンタジー

おお、そうだったんですか!
これは聴き逃せませんね!
さっそくググってみます。
情報ありがとうございました!!
by parlophone (2006-06-18 00:05) 

幻燈遮断機

遼さん、おしい~~!
正解は
9. 最近不眠症気味で眠れない夜もあったりするからドクター、薬くれ!
でしたぁー!
月遅れの5月病?
はたまたマリッジ・ブルーをマタニティ・ブルーと思い込んでいたツケ?
・・・どっちにしても、はしゃいでる場合でもないかぁ。 orz

>妖しい関西弁も幻ちゃんだよ
バレテ~ラ(死語)。その通りだよ、さすが見事な推理(なのか?)だね。
はははは、また遇おう遼さん。

>え~、ひとつしかないの?
わ~ん。何と何を組み合わせようとしたんだぁ~。
by 幻燈遮断機 (2006-06-18 00:41) 

Zamora

遼さん お久しぶりです。このアルバム気に入られたんですね。

私は、’95年の初CD化の時に買いました。兎に角ゾンビーズが好きなもんで。で、2,3回聞いたかなぁ。予想以上に内省的でピンと来なかった記憶が。でも、10年以上経ってますから後でもう一度聞いてみよう。誰もいないとこで、ちゃんとビールを用意してね。(笑)

ところで、遼さんの
>’06年DSDマスタリングだそうだが、音は良くないなあ。しかし内容は文句なしの名盤だと思う。

という記述に興味が沸きまして。前から聞こうと思っていた事のひとつなんですが、つまり「音がいい事」と「その内容がいい事」を遼さんは一応区別されてますよね。それ、私にとっては結構おっきなテーマなんですよ。

遼さん程立派じゃないですけど、私も親戚がジャズの店を閉めるという時にアルテックのコアキシャルユニットを譲ってもらったのを機に納得のいく装置を一通り揃えたんです。するとですね、手が伸びるのが「録音のいい盤」なんですね。そんなつもりも無いのにそういう盤をターンテーブルに乗せてしまっている。大した内容でもないのに。で、「セッティングが今一なんだなあ」なんて考えちゃってる訳です。バカですよねえ。まあ、私の意志の弱さが招いているとも言えますが。

いかんいかんと思い、ある時から「音の良し悪しには必要以上に拘らないよう「気をつける」ことにしました。遼さんはこの部分、どうやって自分自身に折り合いをつけてますか。良かったら聞かせてください。
by Zamora (2006-06-18 12:21) 

parlophone

>正解は
>9. 最近不眠症気味で眠れない夜もあったりするからドクター、薬くれ!
って、コラコラ!
ちゃんと選択肢に入れときなさい(笑。
でも、マジで大丈夫?

ぼくはもともとノーテンキな性格なもので、眠れないってまずないんですが、
つらいでしょう?

>マリッジ・ブルーをマタニティ・ブルーと思い込んでいたツケ?

どうやってこの二つを混同するのか、そのへんもよくわからないけど(笑)、とにかくブルーなのね?
HALちゃんと支えあって乗り切ってくださいね。

>わ~ん。何と何を組み合わせようとしたんだぁ~。

教えてあげない(笑。
by parlophone (2006-06-18 18:54) 

parlophone

Zamoraさん、どうもです。

>もう一度聞いてみよう。誰もいないとこで、ちゃんとビールを用意してね。(笑)

ありがとうございます!
ぼくもね、ずいぶん内省的なアルバムだなあ~と思いました。

みなさんはどうだかわかりませんが、ここだけの話^^、ぼくって人を好きになるとなんか内省的になっちゃうんですよね。
(もう長いあいだそんなことはありませんが…笑)

彼女はいったいぼくのことをどう思ってるんだろう?
あれだけ楽しそうに話してるんだからキライじゃないことはわかってるけど、恋人にしてもいいって思ってるのかな?
きょうは彼女、なんとなく素っ気なかったけどなんか気に障るようなこと言っちゃったのかな?

な~んてね^^

人によっては、
そんなことうだうだ考えててどーする? 行動あるのみ!!
って人もいるだろうけど、ぼくはそういう内省的な気分って、きらいじゃないんですよね。

ということで?なかなか気に入りました。
愛聴盤になりそうです。

ところで「いい音楽」と「いい音」、ぼくにとっても大きな問題ですよ。

アルテックのコアキシャル、すごいですね~。
「The Voice of Theatre」でしたっけ?

ぼくもいちおうJBL使ってますが、なかなか満足のいく音にはなってません。

さすがに家にいるときにMP3を聴こうとは思いませんが、子どもが小っちゃいとなかなか大きな音では聴けませんから、
いつのまにか車のなかがリスニング・ルームみたいになってしまいます。
ふだんはそこで自分の好みの音楽を聴いて、時間があるときに自分の部屋でCDなりレコードなりを聴いてみると
「あれ?こんな音だったの?」
ということはありますね。

ただ、「いい音」っていうのもけっきょくはその人の好みですから、低音にこだわる人、ノイズの少ない音を追求する人、
広帯域でハイファイを求める人、いろいろあっていいと思います。

ぼくはクラシックだったら、弦の松脂のこすれる音(笑)、ロックやジャズだったら躍動感、ベースのブンブン唸る音なんかに弱いです。

ですから『PLEASE PLEASE ME』もゴールド・パーロフォンはスゴイって聞くと、やっぱり気になっちゃって手に入れたりはしますね^^;

ただ音のよさだけでいうと、ロックはジャズよりも10年ぐらい遅れてたような気がするんですね。
たとえばコンテンポラリーというジャズの名門レーベルの、ロイ・デュナンという人が1958年ごろに録音した初期のステレオ盤はすごくいい音です。
サックスは艶やかに鳴り、ベースははじかれる弦の動きが目に見えるようです。
その耳でビートルズの64~65年のステレオ・アルバムを聴くとなんとも「古めかしい」感じがします。
でもだからといってコンテンポラリーのジャズばっかり聴くということもありませんねえ。

ぼくの知り合いにもいい音を追求してる人が何人かいますが、そのなかにはいい音を求めすぎて、いっつも同じアルバムを聴いてる人もいます。
そういうのってなんか違うよなあ~と思ってしまうんですが…。

だからけっきょく好きなアーティストの好きな音楽を、なるべくよい音で…ってことでしょうか?
あまりにも平凡なお答えで、たぶんぜんぜん回答にはなってないと思うんですが、よろしくお願いいたします。
by parlophone (2006-06-18 19:45) 

Kenny

遼さん、どうもです。
僕のあてにならないコメントを参考にして頂き、大変恐縮です(苦笑)。
でも、結果としていいアルバムに出会えたようで何よりです。
最近こういうアルバムにどうしても惹かれてしまう自分がいます。ミレニウムにしても、サジタリアスにしてもなーんか癒されてしまうんですよね。
コリンのこのアルバムは遼さんがおっしゃる通りドラムの影が薄いです。聴いていると、ふわふわとした何だか不思議な気持ちになります。その浮遊感みたいなものが僕を惹きつけているのかな、と。
音の良さも追求したいですが、ハードにかけるお金もないし、ソフトを集めるので精一杯です。この深く面白いロックの世界、僕も知らないことがまだまだたくさんあるようです。こちらで僕もいろいろ勉強させてもらいますね。
P.S.こちらからもTBさせてさせて頂きました。
by Kenny (2006-06-18 23:04) 

parlophone

Kennyさん、トラバ&コメントありがとうございました。

>聴いていると、ふわふわとした何だか不思議な気持ちになります。
>その浮遊感みたいなものが僕を惹きつけているのかな、と。

なるほど~。おもしろいご意見ですね。
でも納得できるものがあります。

まだ記事にはしていませんが、チャド&ジェレミーもGETしました。
UPしたらまたトラバさせていただきます。
これからもよろしく~^^
by parlophone (2006-06-19 00:14) 

Zamora

遼さん こんばんは。丁寧なお答え、有難うございます。

確かにコアキシャルのシリーズにもThe Voice of Theatreが有りましたね。でもThe Voice of Theatreの主流はでっかいマルチセルラホーンのついたA7やA5辺りで、うちの605Bなんかはこぢんまりとした箱でスタジオモニターに使われることが多かったような。何れにしろナローレンジでクラシックには使えません。その点で遼さんの仮想同軸のジムラン(この呼び方、昔憧れました)は新しいタイプで、クラシックにもイケそうですね。うらやましいです。

’58年頃のコンテンポラリーですか。ジャズにはちょっと疎いのですが、私の手元に有る盤で言えば、有名な「Art Pepper meets~」「the way it was!」「”Smack Up”」等アートペッパーの諸作、「Sonny Rollins & The Contemporary Leaders」「The Poll Winners」辺りでしょうか。近々、誰もいない1日が実現しそうなので、コリンのヤツ共々録音の良し悪しを確かめてみますね。(笑)しかしながら、「Art Pepper meets~」が仮に音が悪くても、じゃあつまらん盤かといえばとんでもない。音の良し悪しは二次的でいいと思うわけです。

勿論、音がいいに越した事は無いのですが。残念ながら、そんな意味でも確かにロックの音は遅れてたと私も思います。ビートルズはまだ遥かにいい方で、当時のブリティッシュインベイジョン真っ只中の諸作なんて、耳を覆いたくなるのが結構ありますから。ロックの音が追い着いたのは70年代中頃でしょうか。

これは私見ですが、Little FeatのThe Last Record Albumなんかは内容も勿論ですが、音もかなりのもんだと思います。遼さんおっしゃるように、私の音に対する好き嫌いも相当影響してますが。

P.S. 私も遼さんと同じく、そういう時は内省的になる傾向があります。しかし、遼さんと決定的に違うのは、私の場合それを楽しむ度量が無いってえことです。(涙)
by Zamora (2006-06-21 00:47) 

parlophone

Zamoraさん、どうも~。
605Bですか。
いずれにしても銘器の誉れ高いユニットですよね。

>ジムラン(この呼び方、昔憧れました)

そうそう^^
やっぱり同世代ですね~~(笑。

アルテックも一時はアルテック・ランシングと名乗って、ジェイムズ・B.ランシングが関わっていた時期がありますよね?
音的にはそう離れてもいないと思うんですが、いかがでしょう?

うちのスピーカーはたしかにClassicもいけるんですが、如何せん、部屋のほうがライヴなのと定在波の関係で余計な響きがあるのが悩みのタネです。
あと電源の問題とか、いろいろ考え始めると夜も眠れませんよね^^;

>当時のブリティッシュインベイジョン真っ只中の諸作なんて、
>耳を覆いたくなるのが結構ありますから。
>ロックの音が追い着いたのは70年代中頃でしょうか。

そうなんですか…。
まったく知りませんでした。
ジャズでもAtlanticなんてのはあまりいい音はしないような気がしますね~。
コルトレーンはまだいいんですが、クリス・コナーの諸作でがっくりきた思い出があります。

>Little FeatのThe Last Record Album

いつか聴いてみたいと思います。
ほかにも音も内容も優れた名盤がありましたら、また紹介していただけるとありがたいです。
by parlophone (2006-06-21 01:09) 

chitlin

遼さん、こちらにもおじゃまします。

やっとこの『One Year』についてエントリしてみましたので、トラックバックさせてください。
しかし、こんなに素晴らしいアルバムが低価格で紙ジャケット化されるなんて!

改めて幻燈さんのコメントに笑かしてもらいましたし、ハード面のお話も興味深いところです。
by chitlin (2006-11-18 11:00) 

parlophone

chitlinさん、コメントとトラバ、ありがとうございました。
最近ちょっと聴いてないんですが、また聴いてみたくなりました(笑。

しかし、たかだか半年前なのに、どうも自分のコメントが気恥ずかしいですね~。
高校生みたいなこと書いてるし…^^;
by parlophone (2006-11-18 11:42) 

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