ストーンズ 紙ジャケの詳報

もうリリースまでわずかしかないのにいっこうに更新されない！(怒
と、毎日クリックしていたストーンズのデッカ／ロンドン・イヤーズ紙ジャケのサイトがやっと新しくなった。

詳しくは画像をクリックしてね。　↓

　　

しかし、がっかりですね。

というか…

 

 

ガックリ…

 
なんとE式のコーティング・ジャケが再現されるのは『アウト・オブ・アワ・ヘッズ』（UKヴァージョン）と『アフターマス』（UKヴァージョン）、『ビトゥイン・ザ・バトンズ』（UKヴァージョン）の3タイトルだけ。

あとはすべてUS盤仕様で、英米統一となった『サタニック・マジェスティーズ』以降もすべてA式である。

『サタニック・マジェスティーズ』も『ベガーズ・バンケット』も、『スルー・ザ・パスト・ダークリー』も『レット・イット・ブリード』も、そして『ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト！』も、ヴィニール・コーティングされた美しいE式ではなく、棚から出し入れするたびに擦れて白っぽくなっていく厚紙のA式である。

路傍の石さんが熱く語っていたUK盤のデッカ穴も幻となってしまった…。

なんで！？
だってストーンズってイギリスのバンドじゃん！
なんで英米統一になったあとのアルバムもUS盤なんだよ！？

ああ、ここにもabkco、アラン・クラインの呪いはまだつづいているのだ…（と、ビートルズ・ファンのぼくなんかは感じてしまう）。

もうひとつぼくががっかりしているのは　（これはずっと前からわかっていたことだが）、
『スルー・ザ・パスト・ダークリー』の中身がUS盤準拠ということなのだ。
ということは「この世界に愛を」が収められていないのである。

なぜこの時期のベスト盤に「この世界に愛を」が入っていないのか。
ぼくには到底納得できない。
後追いでストーンズのファンになった人たちのなかには、サイケデリック時代のストーンズをビートルズのマネにしか過ぎなかった暗黒の時代のように捉えている人がいる。
しかしリアル・タイムに聴いてきた人間からすると、「マザー・イン・ザ・シャドウ」や「夜をぶっとばせ」から「この世界に愛を」、「ダンデライオン」、「シーズ・ア・レインボウ」とつづいていくこの時期は、ビートルズと並んでサマー・オヴ・ラヴという季節を通り過ぎる輝きに満ち溢れた時期だったので、暗黒の時代なんかでは断じてなかったのだ。

一般的にはビートルズの「愛こそはすべて」のアンサー・ソング（というかマネ？）みたいに評される「この世界に愛を」は、牢獄を閉める鉄扉の音から始まる、ストーンズらしいシャレの利いた歌なのだ。
この時期に「黒くぬれ」なんて一時代前の歌を入れるんじゃねえ！！！

ガックリ…

ということで、今回購入する紙ジャケは以下のとおり。

1.England's Newest Hit Makers

2.12 X 5

3.The Rolling Stones, Now!

4.Out Of Our Heads（US Version）

6.December's Children

9.Aftermath（UK Version）

12.Between The Buttons（UK Version）

14.Their Satanic Majesties Request

15.Beggars Banquet

16.Through The Past, Darkly

17.Let It Bleed

18.Get Yer Ya-Ya's Out!

なんだ、けっきょく11枚も買うのかよ！？

うん、だって14～18はそのうちUK盤準拠のコーティング・ジャケで再発されるだろうから、けっこうレアになるかも知んない＾＾
（←ってダレとしゃべってんだよ！）

あ～あ。 ＾＾;

コメント 12

遼さん
おはようございます。
もはや、朝も重くて開けなくなって来ていますね・・・
So-Net、まじでどうしちゃったんですかねぇ～

STONESはUSが世界基準になっちゃったので、仕方無い。って自分では諦めていますが、せっかくの紙ジャケ化ですから・・・
ホント、残念です

でも…
３Dジャケの再現
１ｓｔとBleedの付属ポスター再現
8角形ジャケ再現
Big Hitsの写真集？再現
全部買うと、ベガーズの白ジャケが…

We Love Youに関しては、恐らくこんかい発売のCDは1回も聴きませんので別に良いです（爆）
やっぱり、SACDの音を聴いてしまうと、最早STONESのDECCA期（あ、LONDON期ですね）のCDは聴けません。

で、僕は、あっさりと負けてしまいました（苦笑）
先日、DUに予約を入れてしまいました（涙）
逆さにしても、血も出ないです。
1円玉が2，3枚、ポケットから転げ落ちる位でしょうか（号泣）

Liveのチケの値段とか、こうした中途半端な発売でも買ってしまう僕のような人間がいるから、STONES側も改善されない。。。んでしょうね（苦笑）
by V.J. (2006-03-07 09:12) 

　(遼)さん、V.Jさん、こんにちは。
So-net、確かに激重ですね。でも、僕の体重よりは軽いでしょうか。(苦笑)
　さて、本題の『転石』ですが、とても22枚なんて買う余裕なんてありません。
V.Jさん、22枚を予約ですか。うう、凄過ぎますよ。それにライヴも行くんですよね。
そりゃあ、逆さにしたって血も出ないわな。(爆)
まあ、僕はUK仕様だけでもと思いましたが、基本的にUS仕様だなんて。トホホホ。
"Their Satanic Majesties Request" と"Through The Past, Darkly "は確定だけど、他に何枚プラスするかは実物を見てから。
最近、これと同じようなコメントを書いたような・・・・・・De ja vu?
by 白熊音盤店(開店準備中？) (2006-03-07 13:21) 

遼さん、毎度です。
そうですかー。US盤A式・・・。サイトの記載の間違いであって欲しいですね。かく言う自分は、色々と検討の結果買わないことになりそうです。中途半端に買うことができません。All or Nothingです。記事を書いておいてなんだ！とお叱りを受けそうです（最近の記事であれが一番良かったという意外な意見が多数でした）。ま、ほかにも色々欲しいのがあるしぃ～。ピンク・レディーのプラチナ・ボックスとか（笑）。

そうそう、遼さんから好評いただいた拙ブログの「紙ジャケ対談」、今日オフィスで仕事の合間に書いてました。今晩アップできるかなぁ？オフィスのPCメンテのためまだ自宅に帰れませんけど。
（最後はストーンズとまるで関係ないコメントにて失礼致しました）
by 夜明けのティーンエイジャー (2006-03-07 19:58) 

V.J.さん、どうもです。

昼ごろは少しは快適になったかと思ったら、夜はやっぱり重い…。
この「重さ」が挨拶になっていいのか、ソネブロよ！！

>３Dジャケの再現
>１ｓｔとBleedの付属ポスター再現
>8角形ジャケ再現
>Big Hitsの写真集？再現

いや、たしかに頑張ってるとこもあるんですよね。

>全部買うと、ベガーズの白ジャケが…

げっ！だ、旦那、全買いですかい！？
すっげえ～～～～。

しかも
>SACDの音を聴いてしまうと、最早…DECCA期のCDは聴けません。
う゛～、1ミクロンも聴かないCDを全買い…。
ぶくぶくぶく…。

>逆さにしても、血も出ないです。

ご愁傷さまです＾＾;
by parlophone (2006-03-07 22:45) 

店長ってそんなに重いんですか？
ソネブロより重いということは、すでに…
し、失礼しました！！

>他に何枚プラスするかは実物を見てから。

お～、さすがに冷静ですね。
大人の風格(笑。
（あ、別にV.J.さんが冷静ぢゃなくて大人ぢゃない…という意味ではありませんから…＾＾;）

音盤店開店を楽しみにしてま～す＾＾
by parlophone (2006-03-07 22:50) 

>色々と検討の結果買わないことになりそうです。
>中途半端に買うことができません。
>All or Nothingです。

ひゃ～、夜明けさんは1枚も買わないんですか！！
またまた大人じゃん。
すげえー。

あ～あ、なんだか自分がちっぽけに思えてくるなあ。
これってだれのせい？(笑。
by parlophone (2006-03-07 22:57) 

遼さん、こんばんは。

ストーンズの紙ジャケシリーズ発売間近ですね！
ストーンズの事は全く詳しくない私ですが、今回のシリーズは購入しようかと考えています。
　
初心者の私にとっても楽しめるタイトル(遼さんのオススメ)をおしえていただけないでしょうか？
by だー (2006-03-08 23:40) 

だーさん、こんばんは。

デビュー当時のストーンズは、ビートルズよりももっとプリミティヴなブルーズのカヴァーが中心でした。
またボ・ディドリーのカヴァーなんかもよく取り上げていました。
憧れが嵩じてシカゴのチェス・スタジオでレコーディングしたりしているので、初期のアルバムはかなり黒っぽい感じです。
そういう意味ではビートルズと違ってUS盤でもあまり違和感は感じられません。

オリジナルの「サティスファクション」や「黒くぬれ」のビッグ・ヒットで、日本でもビートルズのライヴァルとして人気が沸騰しました。
また「イエスタデイ」や「ミシェル」に対抗して「アズ・ティアーズ・ゴー・バイ」や「レイディ・ジェーン」などというバラードの傑作も作っています。

そして60年代終りから「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」、「ホンキートンク・ウィメン」、「ブラウン・シュガー」などの傑作を連発して、押しも押されもせぬNo.1のロック・バンドになりました。

聴きやすいのはこのあたりのオリジナル・ヒットを集めた『ビッグ・ヒッツ（ハイ・タイド・アンド・グリーン・グラス）』（オリジナルについていた8ページのブックレットを再現しています）、『スルー・ザ・パスト・ダークリー（ビッグ・ヒッツVol．2）』（オリジナルの8角形ジャケを復刻しています）でしょう。

それからジミー・ミラーをプロデューサーに迎えた『ベガーズ・バンケット』、『レット・イット・ブリード』の2枚は20世紀を代表するロックの名盤として大推薦です。

まずは2枚のベスト盤から聴いてみて、気に入ったら『ベガーズ～』、『レット・イット・ブリード』、さらに過去へ遡るっていうのはどうでしょうね＾＾

ちなみに、いろんなところで繰り返し書いてますが(笑)、『レット・イット・ビー』のあとに出た『レット・イット・ブリード』を聴いたときに、『ブリード』の完成度の高さに比べると『ビー』の作りがあまりにも雑に感じられて、『ビー』のほうは未だにあまり興味がもてません(笑)。
by parlophone (2006-03-09 00:28) 

遼さん、こんばんは！

ストーンズは英国のグループだから英国仕様でないとダメだと僕も思います。
やっぱり英国ファースト、英国セカンドは紙で出してほしいですねー。
ガックリと言いながらも11タイトル購入される遼さん、素敵です！

僕ですがやはりここはドカンと全買い行きます！
しかし、来日公演はさすがに行けません、ブート聴いたでのこれで行った気分にします（笑）
by 大介（東京都） (2006-03-09 00:47) 

>ストーンズは英国のグループだから英国仕様でないとダメだと僕も思います。
>やっぱり英国ファースト、英国セカンドは紙で出してほしいですねー。

あ…
1st 2nd あたりはUS盤でもそんなに違和感がない
って書いたばっかりでした（恥。
理想を言えばUK、US両ヴァージョンが紙で揃うっていうのが理想ですよね。
（当たり前のコメントだなあ～）

>僕ですがやはりここはドカンと全買い行きます！

ひえ～、やっぱユニヴァの特典とユニオンの特典、両方をがっちりゲットってわけですね？
どうでしょう、44タイトル買って、特典だけぼくにプレゼントするってのは。
わはは…。
by parlophone (2006-03-09 01:10) 

遼さん、こんばんは。

とても丁寧な説明とても感謝しています。
遼さんのオススメのタイトルの曲目を見てみると「ビッグ・ヒッツ」は知っている曲が少し多かったので「ビッグ・ヒッツvol.2」を購入を考えています。
どの様な順番で聴いていこうか迷っていた中で遼さんのアドバイスを聞いて参考にします。

PS. 多分次は(同時に購入するかも・・・)「レット・イット・ブリード」を購入して「レット・イット・ビー」と聴き比べをしようかと思います！
by だー (2006-03-09 23:57) 

だーさん、どうもです。

『ビッグ・ヒッツvol.2』は記事でも書いたように、UKヴァージョンと違って「この世界に愛を」が入ってないのが残念です。
ただ、UKヴァージョンの「ユー･ベター･ムーヴ･オン」と「シッティン・オン・ア・フェンス」を外して「黒くぬれ」と「マザー・イン・ザ・シャドウ」を入れる選曲はトータル･バランスから考えるとそう悪いものではありません。

ほんとうはプラケの『フォーティ・リックス』あたりを買えば、基本的な楽曲はすべて押さえられるのでアイテムとしては悪くないのですが、『ビッグ・ヒッツvol.2』は紙ジャケならではの8角形のオリジナル・スリーヴを復刻しているところがファンにはうれしいところです。
それとUSオリジナル盤には8角形の白いインナーがついていました。
これを再現しているかどうかも興味のあるところです。

『レット・イット・ブリード』はそのタイトルの過激さもさることながら、内容的にはストーンズのアルバムのBest 3には必ず入る傑作なので、買って間違いはありません。
だーさんの感想が楽しみです＾＾。
by parlophone (2006-03-10 00:17)