ディープ・パープルの紙ジャケ-part 2 [ブリティッシュ・ロック]
まず昨日の補足から(笑)。
きのうの記事に載せた「ブラック・ナイト」のシングル盤は再発盤で、最初は東芝音工からのリリースだったという情報を白熊音盤店主人の白熊さんからいただいた。
まったく知らなかった!!
あらてめてお礼を述べます。ありがとうございました。
それと調べてみるとぼくのシングル盤はどうも「58」の「ブラック・ナイト」が最後のようだ。
個人的には71年にまだシングル盤を買っていたというのが驚き(笑)。
さて、パープルが嫌いな理由だが、ひと言でいうとジョン・ロードやリッチー・ブラックモアの音楽性がぼくの趣味に合わない、ということなのだ。
ただこう言ってしまうと身も蓋もないし、なんかエラそうにも聞こえるのでもうちょっと詳しく説明すると、
クラシック音楽への傾倒――70年のロイヤル・フィルとの共演の話を聞いたときから「え?」と思ったのだが、当時ぼくの考えるハード・ロックの対極にあったのがクラシカル・ミュージックだったので、意図が理解できなかった。
クラシックを聴きたいときはバッハやモーツァルトを聴きます(笑)。
ジョン・ロードやリッチーのソロにそういう味付けを感じるのも好きじゃない。
ブルーズの影響の希薄さ――それと反比例するように、ブルーズっぽさをあまり感じることができない。
ギタリストとしてのリッチー――外見のトリッキーさとは裏腹にリッチーのギター・ソロには予定調和的なものが感じられ、あまりスリリングではない。
イアン・ギランのヴォーカル――のちにヘビメタのヴォーカリストがみんなマネをする、あの「ギャ~~」と叫ぶような唱法が苦手。
といったところかな。
でもね、これでも一生懸命聴いてきたのです。
CD化されてからも買ってみた。
本体はだれかにあげてしまったのだろう、もうないけれど、別のところに保管していた帯だけは残っている。
『マシン・ヘッド』のほうはプリフィクスが32XDだから、おそらくCDの初版だと思う。
『ライヴ・イン・ジャパン』のほうは一番下の「BURRN!誌推薦盤」というのが笑える。
パープルの曲名をタイトルにしている雑誌が推薦しないほうがおかしいでしょ?
アナログも持ってますよ。
レコード番号がP-10130Wというのは1stプレスなんだろうか?
大きなポスター風の歌詞カードもちゃんとついている。
レーベルは再発盤のものだろうか?
興味がないのでさっぱりわからない。
そして紙ジャケ。
98年4月にワーナー・ミュージックからリリースされたものだ。
ね?
ちゃんと聴いてるんです。
そして今日も再発された紙ジャケ、3タイトル買ってきました。
嫌いなのにここまでする?(笑)。
つづきはまた明日…。
(遼)さん、毎度~&今晩は。
嫌いな理由を見て、何となく納得かな。僕は熱心じゃないけれど、決して嫌いという訳じゃない。
Ian Gillanのヴォーカルは少し苦手だったりします。"In Rock"は好きだけど、それ以降のものは駄目かな。
ただし、"Child In Time"だけは、It's A beautiful Dayの"Bombay Calling"の完全なパ○リなので、お手柔らかに・・・・・・ですが。(笑)
>『マシン・ヘッド』のほうはプリフィクスが32XDだから、おそらくCDの初版だと思う。
厳密に言うと、これ以前に32XP規格というのがあった筈です。輸入盤にシール帯を貼り付けたものなので、輸入盤国内仕様ということでしょう。
C,S,N&Yとかはありましたが、『マシンヘッド』が32XP規格で発売されていたかは判りませんが。
いずれにしても、国内プレス盤という意味では諸般に間違いありませんね。
>レコード番号がP-10130Wというのは1stプレスなんだろうか?
大きなポスター風の歌詞カードもちゃんとついている。
国内盤の初回はP-8000番台です。もちろん、ポスター式歌詞カード(?)付です。
尚、オリジナル英盤(Purple)はテクスチャーだったような気がしますが、何せ熱心でないので、記憶が曖昧です。(汗)
>レーベルは再発盤のものだろうか?
興味がないのでさっぱりわからない。
72年発売なので、通称『並木道』のバーバンク+W.Bの部分に帯状の文字が入っていないレーベルが最初でしょうね。
従って、写真の盤はバーバンクの二番目の方です。(2種類あるので)
まあ、熱心なPurpleファンは英盤を買っていたでしょうから、僕もさっぱり判りましぇんが。(爆)
また明日の続きを楽しみにしています。(って、熱心じゃないのに?)
by 白熊音盤店 (2006-02-24 00:49)
>いずれにしても、国内プレス盤という意味では諸般に間違いありませんね。
諸般の事情で『初版』と変換されませんでした。(自爆)
by 白熊音盤店 (2006-02-24 00:53)
店主様、いつもありがとうございます。
知らないことだらけなので、すごく勉強になります。
>"Child In Time"だけは、It's A beautiful Dayの"Bombay Calling"の完全なパ○リなので
ひぇ~、こちらこそお手柔らかに(笑。
It's A beautiful Dayは「素敵なジャケットだなあ」と思ったわりには聴いたことがありません。
がぜん興味が沸いてきたぞ^^
>国内盤の初回はP-8000番台です。
あ、やっぱりそうなんですか。
じつは解説・訳詞カードの裏にほかのレコードの紹介があって、すべて8000番代になってるので、『マシン・ヘッド』のころには10000台に突入していたのかな
と思ったのですが…。
ライナーのほうは初盤のレコ番のまま訂正がされてないわけですね。
>従って、写真の盤はバーバンクの二番目の方です。(2種類あるので)
なんだかよくわかりませんが、初盤ではないということですね?
ありがとうございます^^
まあ、国内盤だから初盤だろうがセカンド・プレスだろうがあまり関係ないようなもんですが…。
>また明日の続きを楽しみにしています。(って、熱心じゃないのに?)
ありがとうございます。
ぼくも好きじゃないのになんで3回にも亘って取り上げるのか、よくわかりません(笑。
by parlophone (2006-02-24 01:13)
遼さん、こんばんは。Zamoraです。
ほんとにちゃんと聞いてらっしゃいますね。並のパープルファンを軽く超えてるのは間違いない。なにしろ、マシンヘッドを最低でも3回は買っている訳ですもんね。これだけ貢献した上なら、どんなにこき下ろしても誰も文句言えないでしょう。(笑)
その点、私は語る事さえ出来ません。ほとんどちゃんとは聞いてませんから。
しかし、一つだけ「嫌いな理由-番外編」を書かせて下さい。
前期から後期まで一つにくくられるのもファンにとってはどうかとは思いますが、名前を縮めて「デヴカバ」という言い方は、美的センスからしてどうなんでしょうか。ただそれだけのことなんですが、私にはどうしても耐え難い言い方です。(笑)
by Zamora (2006-02-24 01:31)
アルバムもたくさん買ってて、あれやこれや2回にわたって取り上げつつ
でも嫌いなんだ!といって嫌いな理由を列挙する。
そういう、ちょっとひねくれたこだわり方って私、すごく好きですね。
いや、それだけです。ディー・パーはあまり造詣深くないので内容には
ツッコめません。レス返しも不要ですよ。
(ああ~忙しくて次の記事を書く時間がない!parloさんはじめ、皆さん
どうしてそんなにマメに記事のUPができるんですか??尊敬です)
by milk_tea (2006-02-24 11:28)
異性の友人がいて、「こんなやつ、ただの女友だちで恋愛感情どころか全然趣味じゃねえよー」とか思っていたのに、よくよく考えると、ことあるごとにマメに電話したり、しょっちゅう会っていたりしていて、「ひょっとしてオレ、こいつのことが好きなのかも」という状況に似てないっすか?(爆)。
遼さんほんとは好きなんですよ、パープルがっ。
コクっちゃえば〜?(笑)
by MASA (2006-02-24 12:56)
大変ご無沙汰しております。夜明けです。
拙はハードロックが大・大・大好きでしたので、パープルもゼップもサバスもグランド・ファンクも、偏食なく同じくらいによく聴いていました。なんでも好き嫌いのない元気な子!(笑)
ブラックモアとロードのクラシック趣味云々については、ごもっともなご意見だと思いますが、2人のパープル時代の本質は、ジャズ、ブルース、R&Bのエッセンスを完全に白人のものとして消化し提示してみせたその租借力にあるのだと思います。
ブラックモアもロードも、その実ライブで見せるアドリブの音階とフレーズは完全にジャズ、もしくはブルースです。それでいてまったく黒っぽくならないところには、白人と黒人の体質の違いという以上に、黒人の真似なんぞしてたまるか!という英国人としてのプライド・気高さを感じさせるのです。パープルがデビューした60年代末期はイギリスでブルース・ロックがブームで、ギターバンドはどこも黒人たらんと躍起になっていた時代にあって、そのどこか意固地な姿勢が面白いと思っています。
徹底したハード・ロックであるように見えながら、その音楽性は中途半端にブルースでクラシックでロックンロールで、結局は煮え切らない奴らだという評価も成り立つわけで、そこが評価を分けるのかなという気はしますね。しかし、日本人がそんなパープルが好きだというのが妙に合点がいきます(笑)。
by 夜明けのティーンエイジャー (2006-02-24 19:33)
>It's A beautiful Dayは「素敵なジャケットだなあ」と思ったわりには聴いたことがありません。
がぜん興味が沸いてきたぞ^^
残念ながら、権利関係が複雑な為に決定的なCDが発売されていません。
ブートレッグ(独TRC)か米盤しかないのが残念です。
(遼)さんのことですから、これはアナログ盤で聴いてみて下さい。
出来ればオリジナル米盤が良いですね。
夕暮れの中に浮かぶメンバーのシルエットが美しい内側ジャケを見るだけでも価値がありますから。
多分、英盤の初回ならば大丈夫かもしれませんが。肝心の値段は判りませんが、諭吉さん一人で大丈夫かな。(笑)
MASAさんの比喩がストライ~クという感じで、ひょっとしたら自分も「熱心じゃねえよ」と言いつつも、本当は大好きなんじゃないかと。(爆)
路傍さん、もとい・・・・・・夜明けのティーンエイジャー さん、お帰りなさい。
(遼)さん、すいません。この場を借りて挨拶をしてしまいました。
それにしても、相変わらずの的確な分析で、思わず「なるほどなあ」と感心してしまいました。
by 白熊音盤店 (2006-02-25 07:04)
Zamoraさん、こんにちは~。
「デヴカバ」ですか~、ひどいな確かに(笑。
デイヴィッド・カヴァーデイルだから「デビカバ」のほうがまだマシ。
大して変わらないけど^^
これが「嫌いな理由-番外編」ってのがいいですね(笑。
たしかに仲間内だけで通じる略語って、
あまりキレイじゃなくて「何それ?」ってのがありますね。
たとえばクラシック・ファンの間では
「ベトしち」 (ベートヴェンの第7交響曲)
「モツレク」 (モーツァルトのレクイエム)
「メンチャイ」 (アナログのころはメンデルスゾーンとチャイコフスキイのヴァイオリン協奏曲がよくカップリングされてた)
なんてのがありますね。
演劇では舞台監督のことを「ブタカン」とかね…。
そういう略語の世界で通の人たちが会話してるのって、外から見るとなんとなく引いちゃうところがありますね、たしかに。
by parlophone (2006-02-25 14:04)
>ちょっとひねくれたこだわり方って私、すごく好きですね。
そうそう、根が素直じゃないからどうしてもひねくれて…
って、コラコラ。
milk マイナス10 っと^^
しかしZamoraさんの書き込みのすぐ後に「ディー・パー」って
きみもパープル・ファンにけんか売ってるでしょ(笑。
>parloさんはじめ、皆さんどうしてそんなにマメに記事のUPができるんですか??
これは簡単な話なんでね、milkちゃんが一筆入魂で2週間かけて一つ書き上げるあいだに、ぼくは細切れに2週間で5つぐらいの記事をUPしちゃうわけですよ。
だからmilkちゃんの記事が50になったということは、ぼくでいえば250ぐらいに相当するわけで、実際にはぼくはまだ138しか記事を書いてませんから…。
それに「Life with Music」はコメントも異様に長いのが多いですからね。
レスつけるのも大変でしょう^^
by parlophone (2006-02-25 14:15)
>遼さんほんとは好きなんですよ、パープルがっ。
いやあ、最初の記事のときは考えませんでしたが、
さすがにpart 2 をUPして、今度は part 3だ、って考えたときに
「ひょっとしたらオマエ好きなのか?」って思わず自問自答しましたね。
でもやっぱりキライ(笑。
なんとかして好きになろうと努力してるんですが。
だってパープルのよさがわかるようになれば
音楽の世界がまた一つ広がるわけですからね~。
by parlophone (2006-02-25 14:20)
夜明けさん、こちらこそご無沙汰しております。
インフルエンザ、PCの故障、出張といろいろ大変でしたね。
早く以前のようなご活躍を祈念しております。
>ジャズ、ブルース、R&Bのエッセンスを完全に白人のものとして消化し
>提示してみせたその咀嚼力
>それでいてまったく黒っぽくならないところ
なるほど~、納得しました。
黒っぽくならないところ、そこがぼくにしっくり来ないとこなんだなと。
う~ん、白熊さんもおっしゃってましたが
ほんとうに的確な分析ですね。
感服でございます^^
by parlophone (2006-02-25 14:28)
>出来ればオリジナル米盤
>英盤の初回ならば大丈夫かもしれません
>夕暮れの中に浮かぶメンバーのシルエットが美しい内側ジャケ
おお、よさそうですね。
どちらかというと英盤のほうが好みなのですが
米オリジナル盤のどちらか、さっそく探してみま~す^^
by parlophone (2006-02-25 14:31)