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キンクスのアルバム――その1 『この世はすべてショー・ビジネス』 [ブリティッシュ・ロック]

RCA・エラのキンクスの紙ジャケが一挙に13タイトル発売された。
たしかRCA時代のキンクスの紙ジャケは2度めだと思う。
前回は1枚も購入しなかったので、今回は『この世はすべてショー・ビジネス』を買ってみた。

   

RCA・エラというと、『レココレ』70年代のベスト100にも選ばれた『マスウェル・ヒルビリーズ』が有名だけれど、ぼくは「セルロイドの英雄」が好きなのだ。
発売延期になってしまったPYE時代からは無事リリースされれば3枚は買う予定なので、RCAは1枚にしようと決めていて、苦渋の選択(←かなり大げさ^^;)だった。

久しぶりに聴く「セルロイドの英雄」はやっぱりいいです。
グレタ・ガルボやルドルフ・ヴァレンティノら、往年のハリウッド・スターの名前を散りばめた、センティメンタルなロッカ・バラード。
音質的にも文句はない。
アナログではスタジオ録音とライヴで2枚組だったのが、1枚になっているのもお買い得感がある^^

紙ジャケは厚紙のA式にヴィニール・コーティングが施されたゲイトフォールド・スリーヴ。
内側はコーティングがないので、これでオリジナルどおりなのだろう。

   

歌詞の印刷されたインサートがミニチュアで復刻されているほか、小松崎健郎の解説と歌詞および対訳の載った24ページの日本語ブックレットがついている。


タグ:キンクス
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MASA

おー、これを買いましたか。「セルロイドの英雄」は名曲ですからね。
ライヴの方も「ローラVSパワーマン」や「マスウェル・ヒルビリーズ」からの曲もありなかなかいいです。

でもやっぱり「マスウェル・ヒルビリーズ」も聴いて欲しいなあ(笑)。
キンクスは名作が多いので、もう何枚か本腰を入れて集めることをオススメしま〜す^^。
by MASA (2007-07-29 00:24) 

tetsupc2

遼さんどうもです。
そんなんですよね、キンクスも再発されたんですよね・・・
私は、前回キンクス【ファースト】、【ヴィレッジ・グリーン・プリザヴェイション・ソサエティ】、【マスウェル・ヒルビリーズ】の3枚のみ買ったのですが【サムシング・エルス】は買えなかったので今回こそはと思っております。
KINKSもオリジがメチャ高なので手が出ませんので紙ジャケで音源は押さえておきたいと思います。
【この世はすべてショー・ビジネス】も欲しいのですがそろそろお小遣いに限界が見えて来ていますのでどうしようか?迷うところです。
by tetsupc2 (2007-07-29 00:41) 

parlophone

MASAさん、どうもです。

>でもやっぱり「マスウェル・ヒルビリーズ」も聴いて欲しいなあ(笑)

やっぱりそうですか。
MASAさんから背中押されるとどうも拒めない体質なので…(笑。
じつは『White Stripes』あたりもすごく気になってるんですよね^^;
by parlophone (2007-07-29 12:21) 

parlophone

tetsuさん、どうもです。

1stと『ヴィレッジ・グリーン~』はやっぱり外せませんよね。
『サムエル』は持ってますけど、『アーサー』も押さえておかなくちゃいけないでしょうし…。

そのほかにも8月9月は再発が大量に出るのでキビシイですね。

『ショー・ビズ』はやっぱり「セルロイドの英雄」がらみで外せない?(笑
by parlophone (2007-07-29 12:25) 

MASA

「アーサー」は絶対買って下さいね。
1曲目の「Victoria」でヤラレます。カッコイイんだなあ、これが(笑)。個人的にはキンクスの名曲ベスト5に入りますね。
ジャケもカンガルー型歌詞カードを引き抜くとレコード(CD)
が現れるというちょっと凝ったもので、紙ジャケ向きのものです。

名曲「ローラ」収録の「ローラvsパワーマン〜」も抑えておいて欲しいですね。
ちなみに「ローラ」はアルバム・ヴァージョンとシングル・ヴァージョンで違いがあります。
シングルでは「Coca-Cola」と歌っている部分がマズイということでBBCでは放送禁止をくらったので(ローラというオカマの歌であることにはノー・タッチ・笑)、アルバム・ヴァージョンではここを「Cherry Cola」に替えて歌ってます。

アリスタ時代の「STATE OF CONFUSION」も大ヒットした名曲ぞろいのアルバムでオススメですが、余裕があればこちらも是非^^。

あ、ホワイト・ストライプスもツェッペリンを彷彿させるギターのリフ勝負の感じがグーですよ。輸入盤だと安く買えるので、こちらもどーぞ^^。
by MASA (2007-07-29 14:16) 

Refugee

遼さん

このアルバムは、私も大好きです。「セルロイドの英雄」は珠玉のバラードですよね。

で・・・

>紙ジャケは厚紙のA式にヴィニール・コーティングが施されたゲイトフォールド・スリーヴ。
>内側はコーティングがないので、これでオリジナルどおりなのだろう。

ってことなのですが、うちのオリジナルには、表にもコーティングがありません~
マトリックスがオール1Eなんで、初版だと思ってたんだけどなぁ・・・・
by Refugee (2007-07-29 14:56) 

parlophone

>「アーサー」は絶対買って下さいね

もともと買う予定の作品でも、MASAさんが推薦してくれると安心します^^

>名曲「ローラ」収録の「ローラvsパワーマン〜」も抑えておいて欲しいですね

う、そういえばMASAさんは以前から『ローラ』ご推薦でしたよね…。
サ、財布と相談してみます^^;

>あ、ホワイト・ストライプスもツェッペリンを彷彿させるギターのリフ勝負の感じ

じつはZEPP系?は今注文してるのが1枚あって、明日ぐらいには手に入る予定なんです。
届いたらブログで紹介する予定です^^;
ホワイト・ストライプがギターのリフ勝負のバンドだとは知りませんでした…。
by parlophone (2007-07-29 22:59) 

parlophone

Refugeeさん、どうもです。
さすが、オリジナルをお持ちなんですね~。

>うちのオリジナルには、表にもコーティングがありません~
>マトリックスがオール1Eなんで、初版だと思ってたんだけどなぁ・・・・

うっ!
どういうことでしょう^^;
『PPM』のようにず~っとマト1のままという例もありますが、紙ジャケの勇み足ということもありそうですよね^^
by parlophone (2007-07-29 23:02) 

キンクスって、未だにどれを買っていいか悩むロック・クラシックです・・・

以前、映画と音楽の話を書いた時にMASAさんに、〝タイトルのつけ方が
『アーサー、もしくは大英帝国の衰退ならびに滅亡』みたいでカッコいいすね〟と
書いて頂いたのですが、それも全く意識していませんでした。(笑)
by (2007-07-30 00:10) 

parlophone

>以前、映画と音楽の話を書いた時

ぼくはあのタイトルを見たときにマルキ・ド・サドの
『ジュスティーヌもしくは美徳の不幸』を思い出していました。
同じ構造のタイトルでも、まったく思い浮かべるものが違うので
びっくりしたものです。

キンクス、どれか1曲というとぼくはやっぱり「ユー・リアリー・ガット・ミー」ですね~。
ヴァン・ヘイレンのカヴァーもかっこよかったけど、やっぱりオリジナルのプリミティヴな衝動に満ちた迫力はすごいですよね!
by parlophone (2007-07-30 00:39) 

またまた昔話です。
〝マルキ・ド・サド〟って、初めて聞いた時、
〝丸木戸 佐渡〟っていう日本人だと思いました。
えっ!? そんなところに〝・〟が入るの!!??(爆)

>同じ構造のタイトルでも、まったく思い浮かべるものが違うので
>びっくりしたものです。

十人十色ってことですね。
他の人にも聞いてみたいなぁ・・・

>「ユー・リアリー・ガット・ミー」

ヴァン・ヘイレンヴァージョンしか聴いたことありません!(汗)
ちゃんと聴いてみなくちゃ!!
by (2007-07-30 02:41) 

parlophone

>〝丸木戸 佐渡〟っていう日本人だと思いました

ぎゃはは!
大うけ!!
なるほどね~。
丸木戸 佐渡!

ソネブロのことを曽根風呂と書くといっぺんに古風になりますが、それと似た感じ?(←全然ちがう^^;)

オリジナル、ぜひ聴いてみて下さいね~。
by parlophone (2007-07-30 21:22) 

たぶん、江戸川乱歩のペンネームのつけ方
(エドガー・アラン・ポー)の方が近いと思います。(笑)
あるじの勘違いはそんな高尚なもんじゃないですけど・・・
よくある外来語の当て字、みたいな?(苦しい・・笑)
by (2007-08-02 02:26) 

parlophone

>江戸川乱歩

高校時代はまりましたね~。
「二銭銅貨」から始まって「D坂の殺人事件」、「夜歩く」、「人間椅子」、「パノラマ島奇譚」…と、だんだん本格推理からおどろおどろしい怪奇譚に進んでいくのがナイスでした^^

ひょっとしてあるじさんも読んだことがある?
by parlophone (2007-08-02 16:52) 

すみません、高校時代はロシア文学にハマっておりました・・・
(あるじブログのRRSにもある、TAOさんのブログで最近そんなWeb上
会話をしました。IGGYからクラシックまでイケる面白い方です。
http://blog.so-net.ne.jp/mojopower/)

でも父がミステリー大好きで、もっと昔に父の本棚を漁り読みしてた時に
ちょこっとだけ読んだことがあるんですよ。
その、もっと昔―多分中学生―には、正直理解しづらかったと言うか・・・
>からおどろおどろしい怪奇譚に進んでいくのが
だめだったんだと思います。(; x ;)
なんか夜眠れなくなった記憶があるんですけど・・・・・・
(どの本だったかは全く覚えていません!!)

でも、大学生の時かな?
新宿武蔵野館の近くにあった、今は無き単館上映館で、ひっそりと
やっていた『屋根裏の散歩人』を含む短編もの(だったか・・?)を
一人で観に行ったことがありました。
主演が三上博で、結構好きだったので観たかったのだと思うのですが、
中学生の時に小説を読んで感じた奇妙な怖さはありませんでした。
しかし・・・・・その映画館での一番の印象は、空いてるのになぜか
隣に座ってきたボストンバッグを持った太デカイ男が、席に着くなり
靴下を脱ぎだして、猛烈な異臭を放ったことです・・・・・・・・(撃沈)
by (2007-08-02 21:32) 

parlophone

露文ですか。
なんだか知性が溢れてますね~^^

>昔―多分中学生―には、正直理解しづらかったと言うか・・・

むずかしいでしょうね。
言い回しも古いし、内容的にも猟奇的な要素がだんだん増えてきますから。
「一寸試し五分試し」なんて言葉が乱歩は好きで、よく使ってました^^;

>『屋根裏の散歩人』

ああ、「屋根裏の散歩者」ですね。
そうか、「夜歩く」はひょっとすると横溝正史かも知れない^^;
ぼくは乱歩の映像作品はまったく見てないです。
彼ほどイマジネイションをかきたてる作家もいないので、ぼくは映像にはまったく興味がありませんでしたね~。
それより「少年探偵団」のラジオ・ドラマのほうがおもしろそうだった。
(ほんのちょっと年齢的に間に合わなくて聞けなかったんですが…)
by parlophone (2007-08-02 23:58) 

ん~、公立の進学校だったんで、そんなにオタクくんが多かった訳じゃ
ないんですが、音楽の話を出来る人が少なくて、結果的には孤立していました。
だから、どんどん読書にのめり込んでいって、最終的に辿り着いたのが
最果ての地(?)ロシアだったんですね。(笑)
ブルーハーツとかUK PUNKばっか聴いてる中学生の時じゃなく、
この頃に読んでたら理解出来てたかも知れないです、乱歩。

そうでした、『~散歩者』!!!
なんか変わった言い回しのタイトルだったなーと思って・・・(すみません)
中学で乱歩の小説に挫折して以来手にしてなかったので、逆に
軽い気持ちで映画を観ることが出来たのでしょうか。
もう10年も前のことになりますが。(苦笑)
by (2007-08-03 12:43) 

parlophone

>音楽の話を出来る人が少なくて、結果的には孤立していました
>最終的に辿り着いたのが最果ての地(?)ロシアだったんですね

う~ん、男だったら村上春樹の小説の主人公みたいな感じですが、女性だとさぞミステリアスだったでしょうね^^
同じロシアでもチェーホフとかじゃなくて、やっぱりドストエフスキー?

>この頃に読んでたら理解出来てたかも知れないです、乱歩

あまり深みとかはないんで、あのおどろおどろしい世界にハマるかハマらないかだけ、なんですけどね(笑。
by parlophone (2007-08-04 00:52) 

村上といえば、高校生の頃は〝龍〟の小説にものめり込んでました。
破天荒な初期の作品群を愛読してましたね。
でも『69』を読んでいた時、唯一、怖がらずに話しかけてきてくれた男の子の
友達に、「それってヤラシイ本なの?」と訊かれて困り果てました・・(苦笑)

ドスちゃんも全て読破しましたが、好きなのはトルストイとチェーホフでしたよ。
『光あるうち光の中を歩め』や『復活』、チェーホフは小説よりも戯曲を好んで
読んでいました(『桜の園』『かもめ』がお気に入り)。
by (2007-08-04 07:28) 

parlophone

>高校生の頃は〝龍〟の小説にものめり込んでました

う~ん、やっぱり早熟^^

ぼくは龍とほぼ同世代(2つ違いぐらいかな?)なので、彼が佐世保の高校で「血気盛ん」だったころ、熊本の高校でやっぱり甲論乙駁してました(笑。

『限りなく透明に近いブルー』から『コインロッカー・ベイビーズ』ぐらいまではリアル・タイムで読んだかなあ~。

>チェーホフは…『桜の園』『かもめ』がお気に入り

おお、そうですか^^
ぼくは昔から戯曲が苦手で、上記の作品も梗概ぐらいしか知りません…。
ごめんなさい^^;
by parlophone (2007-08-04 14:11) 

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