『トラヴェリング・ウィルベリーズ』のDVD [Blu-ray & DVDコレクション]
『トラヴェリング・ウィルベリーズ』、3枚組のリイシュー、きょうはDVDをご紹介しよう。
まずはメニュー画面。
「THE TRUE HISTORY OF THE TRAVELING WILBURYS」という約25分のドキュメンタリーと5曲のプロモーション・ヴィデオが収められている。
リージョン・コードが「123456」になっていたので、ひょっとしてと思って「SUBTITLES」をクリックしてみたら、ご覧のとおり。
ちゃんと日本語字幕が選べるようになっている。
リージョン・フリーのDVDには入っていないものも多いが、RHINOさん、ちゃんと入れてくれましたね。
うれしい心配り＾＾
ドキュメントを見てびっくりしたのは、1988年5月に5人が集まった、その最初の日からきちんと映像が記録されていたことだ。
「Handle with Care」が魔法のようにできあがってから、あと9曲作って1枚のアルバムにすることに決めた5人はデイヴ・ステュワートの家に集まって曲を書き、ギターを弾き、レコーディングを行った。
その和気藹々としたようすが記録されている。
（レコーディング・ブースが狭いのでキッチンにマイク・スタンドを並べて録音した）
（それにしても5人の楽しそうなこと）
『VOLUME 1』に収録された1曲ごとの解説と、さまざまなエピソード（たとえばロイが何度歌っても歌詞を間違えてしまったこととか、ジムがパーカッションがわりに冷蔵庫のまわりを叩いてそれを録音したことなど…）が語られる。
それにしてもロイ・オービソンは『VOLUME 1』完成後まもなく亡くなってしまったわけだから、レコーディングと並行してメイキングが作られたのだろうけれど、じつに貴重な記録になったわけだ。
PVのほうはロイが参加しているのは「Handle with Care」だけ。
この当時はミュージック・ヴィデオをTVで放映するのがブームで、このクリップもさかんに放映されていた。
覆面グループのはずなのにもともとサングラスをかけていることの多いロイとジェフ以外は素なのにびっくりしたのも懐かしい。
あれからもう20年近く経ってしまったわけだ。
（でも当時はどちらかというとHONEY DRIPPERSのほうに興味があったなあ…＾＾;）
『VOLUME 3』のオープニングを飾った「She's My Baby」ではゲストでゲイリー・ムーアがギターを弾いているのだが、PVには登場しないのが残念だ。
（それぞれギブソンのギターを抱えて楽しそうな4人…これは「Inside Out」のPV）
ひとつだけ疑義を呈しておくと、ミュージック･ヴィデオを含めてすべてヴィスタ･サイズで収録されているけれど、当時はまだ4：3のスタンダード･サイズだったのではないだろうか。
だとすれば、上下を切り落としてトリミングしてあることになる。
ワイドテレビの世界的な普及はわかるけれど、オリジナルにこだわってほしかったなあ。
『ナンバード・リミテッド・エディション』でなければ3,000円ちょいでDVD付の3枚組が買えるのだから、日本語の解説書が要らない人は輸入盤のほうがずいぶんお得だと思う。
遼 ( parlophone )
QRコード
こんばんは。
ワタシがやらかすのと違って遼さんの解説は的確です。
見習わないとなぁ〜
「Handle with Care」のPVでロイのグラスのレンズの色が
一瞬変わる（撮りが違う）のが適当で可笑しいです。
「End of The Line」は最初と最後にあった夕焼けの汽車ポッポが無くなっていて驚きました。
しかし、格段に映像が明るく綺麗になったにが嬉しいです。
苦労してMTVや、CSのディレクTVのCMTチャンネルで録画したヴィデオは無事引退です。長い間ありがとうって感じです。
by hamakaze_ataru (2007-06-17 22:49)
大安さん、毎度コメントありがとうございます。
くれぐれもムリをなさらぬように…＾＾;
>「Handle with Care」のPVでロイのグラスのレンズの色が
>一瞬変わる（撮りが違う）
ロイはお洒落な人だから、毎日違うサングラスをかけてたんでしょうね。
ディレクターが、「ロイ、きょうのグラサンはまたいいねえ～」
なんて乗せて撮ったんでしょうか(笑。
>「End of The Line」は最初と最後にあった夕焼けの汽車ポッポ
あ、そうなんですか。
またそういう詳しい解説を画像入りで大安さんにしていただきたいですね♪
by parlophone (2007-06-17 23:17)
ありゃ日本語字幕あったんですねー。英語聞き取りで疲れちゃって損しました（笑）。しかし見れば見るほど奇跡のようなバンドだったということがひしひしと伝わってきます。ここまで才能のある人たちがここまでリラックスして、ここまで仲良く物をつくればいいものができるということなんでしょうが・・・。ほんとにジョージは「やる時にはやる」人ですねえ。
by nowatts (2007-06-17 23:48)
いやあ、早く観たいなあ〜。
輸入盤なのに日本語字幕入りなんですね。そいつは助かる（笑）
実は以前出た「CONCERT FOR GEORGE」は国内盤より遥かに値段が安いという理由で当時輸入盤を買ったのですが、リージョン1だったのにも関わらずあれにもしっかり日本語字幕が入っていて助かりました＾＾。
DVDは映画も含めて輸入盤も日本語字幕は標準にして欲しいですねえ（笑）。
by MASA (2007-06-17 23:48)
nowattsさん、どうもです。
>見れば見るほど奇跡のようなバンドだったということがひしひしと伝わってきます
ですよね。
殺人的なスケジュールをこなしている5人が、たまたまぽっかりと空いたスケジュールの隙間に奇跡的に集まった、ということなんでしょうね。
ぼくらが仲間内で飲み会を開くのでさえなかなかスケジュールが合わないというのに…＾＾;
さらにそれを許すレコード会社…。
信じられません。
ぼくたち幸せですね～＾＾
>ほんとにジョージは「やる時にはやる」人ですねえ
ビートルズのころは内気で寡黙な人というイメージでしたが、実行力のある人だったんですねえ。
by parlophone (2007-06-18 01:10)
MASAさん、どうもです。
>リージョン1だったのにも関わらずしっかり日本語字幕が入っていて助かりました＾＾
えーーっ！ そんなことがあるんですね！
不思議だあ＾＾
>DVDは映画も含めて輸入盤も日本語字幕は標準にして欲しいですねえ
これが実現できればほんとうれしいですねえ。
でも太田直子さんの『字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ』という本を読んだんですが、1秒の台詞に翻訳4文字以内という制約があるんだそうです。
2秒の台詞でも8文字以内。
これはほんとキビシイですよね。
字幕屋さんの苦労がわかりました＾＾
それを考えると、海外のDVD制作会社にそこまでの労力を厭わないところがどれだけあるか…という感じですね。
by parlophone (2007-06-18 01:17)
こんばんは。
字幕付きなんですね。
ソイツは助かります。
買ったはいいが、まだCDしか聴いてません。
早く観ないと･･･
ホント、この限定盤入手できて良かったです。
by DEBDYLAN (2007-06-18 23:45)
DEBDYLANさん、nice! &コメント、ありがとうございました。
字幕付はうれしかったですね～。
ちょっと大きかったけど（←文句をいうな～～＾＾）
MASAさんもおっしゃってますけど、ジョージ関連の（そしてディランも）リイシューは装丁や特典も豪華で、満足度が高いですよね。
by parlophone (2007-06-19 00:21)
あ、
まだDVDは観てないんで
今回は飛ばし読みです。
このボックス
イギリスで初登場1位だそうですよ。さすが～
http://www.bbc.co.uk/radio1/chart/albums.shtml
>ぼくらが仲間内で飲み会を開くのでさえなかなかスケジュールが合わないというのに…＾＾;
思わず笑っちゃいました
全くその通りですね。
by 氷春友 (2007-06-19 00:51)
氷さん、どうもです。
>このボックスイギリスで初登場1位だそうですよ
ほんとだーー！
すごいですね。
そしてBBC RADIO 1を引っ張ってくるところはさすが氷さんですね。
ポールの新作は2週目で10位ですか。
ま、そんなものかも＾＾;
by parlophone (2007-06-19 01:11)
遼さん、DVDの画像をこんなにたくさん紹介していただいてありがとうございます。やはりこのメンツが映像のなかで一同に揃うというのは壮観そのものですね。
> 「She's My Baby」ではゲストでゲイリー・ムーアがギターを弾いているのだが、PVには登場しないのが残念だ。
拙はゲイリー・ムーアの熱烈なファンでもあるので（80年代に2度来日公演に行ってます）、ぜひ映像にも登場してほしかったなぁ。
いずれにしても、これで購入がますます楽しみになってきました。
by 路傍の石 (2007-06-20 11:33)
路傍さん、どうもです。
>DVDの画像をこんなにたくさん紹介していただいてありがとうございます
いえいえ、とんでもないです。
もっとじっくり時間をとってベストショットを載せたかったんですが、
DVDを見て「ひぇ～～！！」というのも大事ですからね～。
そこそこのショットを載せました。
路傍さんがゲイリー・ムーアの熱烈なファンってちょっと意外ですね＾＾
ぼくはブルーズをやってる彼が大好きで、BBキングが2曲だけゲスト出演するライヴ・ヴィデオとか何度も見たものです。
たしかバディ・ガイかだれかに「おまえのギターはうるさい」って言われたんですよね＾＾
「弾きすぎだ！」って。
by parlophone (2007-06-20 22:14)