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『ライヴ・ベック '06』 [ブリティッシュ・ロック]

一昨年、ジェフ・ベックが来日したときに、セット・リストのなかに「ベックス・ボレロ」や「哀しみの恋人たち」が入っていてすごく話題になった。

   

ちょうどその折、来日記念盤として『JEFF BECK LIVE at B.B.King BLUES CLUB & GRILL (邦題 ライヴ・ベック!)』というCDがリリースされたが、それは2003年の音源だったので、「ボレロ」も「哀しみの~」も入っていなかった。
それをブログに書いたら、ネットで知り合った方が来日公演のブート音源を数公演分CD-Rに焼いて送ってくださった。

そのときのうれしさといったら!
その方のご好意にほんとうに感激したし、サイトをやっててよかったとつくづく思ったものだ。

さて今回リリースされた『Jeff Beck OFFICIAL BOOTLEG USA '06 (邦題 ライヴ・ベック '06)』は、昨年の4月にシカゴのライヴ・ハウス(!)で収録されたもので、「Scatterbrain」「Big Block」「You Never Know」などといったライヴの定番以外に、上記の「ベックス・ボレロ」や「哀しみの恋人たち」が入っている待望のCDだ。
まず最初にベックのライヴ会場でのみ販売され、それが評判を呼んでネット通販となり、今回日本でだけ量販店向けにオフィシャルとしてリリースされたようだ。

バック・スリーヴに
This recording is a raw soundboard mix, no edits or overdubs
と書いてあるように、いわゆるサウンドボード音源というやつで、まるっきりブートである(笑。

ジャケットも、前回の『LIVE at B.B.King』に比べるとあからさまに安っぽくなっていて、それが逆にマニアの心をくすぐる?かたちになっている。

   

一昨年、送っていただいた正規のブート?と比べると、とくに低域がしっかりしていて、単なるサウンドボードと侮れない作品になっている。
ブートでじゅうぶん楽しんだのに、やっぱり惹き込まれてしまう。

いやあ、久しぶりに聴く「Bolero」と「'Cause We've Ended」、痺れます^^


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nowatts

おととしの日本公演の直前、ロンドンで見たんですよ、ベックさん。ただパティ・スミスの企画する一連のコンサート企画の一部で参加、という形だったのでほんの4曲ほどでしたが、やはりすごい存在感でした。「来週から日本でツアーなので、これが最後のリハだよ」などとジョークも出るほど本人も上機嫌で、このときほど日本に帰りたかったことはなかったです(笑)。というわけでこのCD、ぜひほしいのですが、ちょっとリトルフィートが重くって今は手が出ません、しくしく。
by nowatts (2007-06-06 22:53) 

DEBDYLAN

こんばんは。

これ、選曲をみて僕も気になってました。
やっぱ。買いですか?

コレ、限定盤でしたっけ? 
今は予算がイッパイイッパイなんで、もうちょっと後で買えたらななんて思ってるんですが・・・
by DEBDYLAN (2007-06-07 01:36) 

parlophone

nowattsさん、どうもです。

>パティ・スミスの企画する一連のコンサート企画の一部で参加、という形だったので
>ほんの4曲ほどでしたが、やはりすごい存在感

うわっ、すごいですね~。
英国に行ったことのないぼくの頭に浮かんでる光景と、実際にnowattsさんが体験された情景は、似ても似つかないものだとは思うんですが(笑)、なんとなくわかります。
ベックの圧倒的な存在感!^^

>「来週から日本でツアーなので、これが最後のリハだよ」

小憎らしいコメントですね(笑。

>ぜひほしいのですが、ちょっとリトルフィートが重くって

な~るほど^^
焦らずにほとぼりが冷めた頃、ゆっくりとご賞味ください。
by parlophone (2007-06-07 02:08) 

parlophone

DEBDYLANさん、いつもnice!とコメント、ありがとうございます。

>やっぱ。買いですか?

です。
must! と言っていいと思います^^
じつは前々回の来日のときにBSかなんかでベックを見て、
「やっぱり昔ほどの神通力はないなあ…」
と思ったことがあったんですが、バカでした(笑。

やっぱスゴイ!

>コレ、限定盤でしたっけ? 

帯などを見ても「限定盤」とは書いてないので大丈夫だと思います^^
by parlophone (2007-06-07 02:18) 

starfish

はじめまして。

このアルバムは、さほど話題になっていないようですが、かなり強力ですよね。
なんだか、ブートみたいなジャケットもそそられます(笑)

大昔の後楽園でのワールド・ロック・フェスのジェフを思い出しました~
by starfish (2007-06-10 22:00) 

parlophone

はじめまして。
管理人の遼(Parlophone)と申します。
これからもよろしくお願いします。
でも、starfishさんのアイコン、どこかでお目にかかったような気がします…。
気のせいかなあ。

>このアルバムは、さほど話題になっていないようですが、かなり強力ですよね
>なんだか、ブートみたいなジャケットもそそられます(笑)

ですよね~。
今どきベック・ボガート&アピスもどきのロゴですから、いかにもブートっぽいですよね(笑。
おっしゃるとおり、内容はいうことなしの超強力盤だと思います。

>後楽園でのワールド・ロック・フェスのジェフ

いいなあ~。
ぼく見たことないんですよね~、生ベック。
by parlophone (2007-06-10 22:34) 

鎚鋸

初めまして鎚鋸(つちのこ)と申します。

表題のアルバムまだもっていないんですよ。
改めて購入したくなりましたので、
amazonで予約決定です。ありがとうございます。

来日公演時もそうでしたが、
この時のライブはツアーメンバーや
コンディション、そしてラインナップ、
どれもガッチリとファンを掴む良いものでした。
特にかつての名曲を今の指捌きで
披露して下さった時はとても感動しました!
by 鎚鋸 (2007-06-22 21:53) 

parlophone

鎚鋸さん、初めまして。
管理人の遼と申します。
このたびはnice! とコメントありがとうございました。

>かつての名曲を今の指捌きで披露して下さった

なるほど、そういう観点もありますね!
ぼくなんか単純に昔好きだった(そして今でも好きな)曲をやってくれるだけでうれしいんですが^^;

最近のジェフって、けっこうコンディションは安定しているような気がするのですが、やはりけっこう波があったりするのでしょうか?
by parlophone (2007-06-23 00:40) 

鎚鋸

>やはりけっこう波があったり…
全ての公演、全てのブートを持っていないので
正しいことは言えませんが、
東京公演は良かったけど、大阪公演は…
かつて↑なんて意見は良く聞きました。。

少なくとも私が参加した名古屋では
「Bolero」と「'Cause We've Ended」の演奏は
もちろんのこと(これは個人的に好きなだけですが…)
メンバーとの絡みもガッチリな印象。
さらには、ストラトをライフルのように撃ち構えたりと
ベック本人も上機嫌だったようなので
良いライブだと思いましたよ♪
by 鎚鋸 (2007-06-23 01:01) 

parlophone

>東京公演は良かったけど、大阪公演は…

あー、やっぱりそういう波はあるんですね~。

>ストラトをライフルのように撃ち構えたり

おお!ベック絶好調ですね!
若いころの超絶で孤高の世界とは違いますが、
円熟の境地が聴けるので、まだまだベックからは目が離せませんね^^
by parlophone (2007-06-23 13:53) 

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