ザ・バッキンガムズ 『マーシー、マーシー、マーシー』 [紙ジャケ]
今日ご紹介するのは9月20日にSony Musicからリリースされた、バッキンガムズの『マーシー、マーシー、マーシー』(オリジナル・タイトルはTIME & CHARGES)だ。
バッキンガムズについてはほとんど何も知らないので上柴とおる氏のライナーを参考に紹介しておくと、グループ名とは裏腹に(笑)シカゴ出身の5人組ヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。
シカゴのマイナー・レーベルU.S.A.からリリースしたシングル「カインド・オヴ・ア・ドラッグ」がモンキーズの「アイム・ア・ビリーヴァー」から首位の座を奪って、一躍全米でブレイクした。
1967年2月のことだそうだ。
当時ぼくはモンキーズも大好きで、なかでも「アイム・ア・ビリーヴァー」は大のお気に入りだったけれど、残念ながらそのあとの全米ナンバー・ワン・ヒットは記憶にない。
聴いたことはあるのかもしれないが…。
その後、新メンバーの紹介で知り合ったジェイムズ・ウィリアム・ガルシオがめでたくコロンビア・レコードと契約を取りつけ、リリースされたアルバムが、この『マーシー、マーシー、マーシー』ということらしい。
邦題になった「マーシー~」はジャズ・ファンならよくご存知の、キャノンボール・アダレイ(as)の大ヒット・ナンバー(作曲はジョー・ザビヌル)。
それに歌詞をつけてバッキンガムズが歌い全米5位になった。
ジェイムズ・ウィリアム・ガルシオは、ご存知のとおりシカゴのプロデューサーである。
かれのアレンジの手腕はこのアルバムでも遺憾なく発揮されていて、冒頭の「ドント・ユー・ケア」からすこぶる魅力的なできばえだ。
アレンジも都会的で洗練されていて、ブラスやリード、ストリングスを使った編曲は、そのままシカゴに受け継がれてゆく。
ビートルズの「アイル・ビー・バック」もなかなかいいカヴァーだ。
紙ジャケはコーティングのない厚紙の典型的なA式シングル・スリーヴ。
シンプルな白のインナーが復刻されている。
レーベルは2 Eyesのコロンビア・レーベルをイメージしたものになっている。
バッキンガムス、私も結構好きです。
このアルバムはUSオリジナル盤で持っています。
モノだったかステレオだったか…両方あったような気もする…(爆)
どうやら紙ジャケであと2枚出たようですね。
「ポートレイト」に収録の「スーザン」は大好きな曲です。
歌詞の韻の踏み方(Susanとの)が好きなんですねー、これが。
お聴きになると判ると思います。
それから中間部のサイケなアレンジも!(爆)
ガルシオのホーンアレンジメントはシカゴの特に初期の頃に
よく似ていますよね。(っていうか、バッキンガムスで勉強した成果がシカゴか?)
意外に大ヒット曲以外に良い曲が多いのがバッキンガムスです。
あとの2枚も是非…
by MORE (2006-10-13 11:25)
MOREさん、どうもです。
そうですか、USオリジをお持ちですか!
すごいなあ~^^
>歌詞の韻の踏み方(Susanとの)が好きなんですねー
ああ、こういうのすごくわかります!
>っていうか、バッキンガムスで勉強した成果がシカゴか?
うんうん、そうじゃないかって気がしますね~。
>意外に大ヒット曲以外に良い曲が多いのがバッキンガムスです
>あとの2枚も是非…
なるほど~。
わかりました^^
来週はマイルズの紙ジャケ第2弾が出て、大量に買わなくちゃいけないので、それが一段落してからですね。
それまで残ってるかなあ…^^;
by parlophone (2006-10-13 22:02)
遼さん、こんばんは。
最近めっきりコメントするのが減ってしまいましたが、ちゃんと毎回見てますよ~。
バッキンガムス、「イン・ワン・イヤー・アンド・ゴーン・トゥモロウ」だけ買いました。
理由はジャケがサイケっぽいのと、ボーナス曲がスゴイので。
(しよーもない理由)
まだ一回しか聴いてないんですが、あとで感想コメントします。
購入の参考にしてください。
では。
by 幻燈遮断機 (2006-10-14 17:54)
幻燈さん、どうもです。
>最近めっきりコメントするのが減ってしまいましたが、ちゃんと毎回見てますよ~
ありがとうございます。
やっぱり独身のころのようには自由な時間がないでしょう。
家族を持つとはそういうことなんですよね^^
>「イン・ワン・イヤー・アンド・ゴーン・トゥモロウ」だけ買いました
>理由はジャケがサイケっぽいのと、ボーナス曲がスゴイので
>…あとで感想コメントします
おお、ありがとうございます!
楽しみにしてるよ~~ん^^
by parlophone (2006-10-14 20:26)
>「イン・ワン・イヤー・アンド・ゴーン・トゥモロウ」だけ買いました
>理由はジャケがサイケっぽいのと、ボーナス曲がスゴイので
>…あとで感想コメントします
幻燈さん、実は私もその1枚が気になっているのですよ…
その昔LPで欲しかったのですが、見つからなかったというか
まず日本のレコード屋さんでは扱われていませんでしたからね。
バッキンハムス(本当の発音はこうでしょうね)の最盛期よりちょいと後のリリースでしたから、本国でもあまり売れなかったはずです。
ボーナスがどうだったか、感想コメント待ってます!
by MORE (2006-10-14 22:45)
遼さん、MOREさん、こんばんは。
まだ買ってから一回しか聴いてないんですが、店頭から消えてしまったら大変なので、いちおう中間報告を。
個人的には、ソフト・ロックとしては標準以上の出来だと思います。(エラそう^^)
聴き込めば、もっと気に入っていくような予感も。
ソフト・ロックの佳曲がギッシリ。
なんと、ボーナス曲込みで70分以上あるのだ!
>ボーナス曲
だいたいボーナス・トラックって、デモ・ヴァージョンとかシングル・ヴァージョンとかモノ・ミックスとか、同曲でそういうヴァージョン違いが入っているのも珍しくないのに3曲以外はすべてアルバム未収録。(全23曲。オリジナル・アルバムは最初の11曲)
アルバムがヒットと無縁だったのにはリリース直前、ツアー先でマリファナ所持の嫌疑がメンバーにかけられた。というタイミングの悪さもあったでしょう。
それとプロデューサーが、ジェイムス・ウィリアムス・ガルシオからジミー・ウィスナーに変わってます。
バッキンガムズの他アルバムと比較できないので、音楽性について何もコメントできないのが心苦しいのですが、とりあえず。
遼さん、もしかしてマイルズは全買いですか?
だったら、無理しなくても。
と、思ってしまうんですが。(^^;)
by 幻燈遮断機 (2006-10-15 21:47)
ボートラの「I Just Don't Know How To Say Googbye」は、ミレニウムのジョーイ・ステックとサンディ・サリスベリーの作で未発表。
ミレニウムのレア音源集「ザ・セカンド・ミレニウム」や、「サンディ」でも聴けますが。
ミレニウム・ファンには嬉しいナンバー。
by げんとうしゃだんき (2006-10-15 22:19)
幻燈さん、こんばんは。
ファースト・インプレッション、ありがとうございます!
>ソフト・ロックの佳曲がギッシリ
>3曲以外はすべてアルバム未収録
>ボートラの「I Just Don't Know How To Say Googbye」は、
>ミレニウムのジョーイ・ステックとサンディ・サリスベリーの作で未発表
なるほど~、これは食指が動きますね~。
>遼さん、もしかしてマイルズは全買いですか?
ええっと^^;
全作2000年以降のDSDマスタリングですから、赤帯しか持っていないぼくには強烈にアピールするんですが、とりあえず全買いは避けて、8タイトルだけ購入します^^
by parlophone (2006-10-15 23:51)