『ノー・ディレクション・ホーム』 [Blu-ray & DVDコレクション]
このところ公私共にめちゃめちゃハードで、なかなか更新ができない。
毎日覗いてくださっている皆さん、申し訳ありません。
さて1週間ぶりの更新である。
マーティン・スコセッシがボブ・ディランの半生を貴重な映像や関係者の証言によってまとめあげた『ノーディレクション・ホーム』が届いた。
本編だけでも2時間48分、それに特典映像が46分ついたヴォリュームたっぷりのDVD2枚組。
まだdisc-1しか見てないのだが、これはすごいドキュメンタリー・フィルムだ。
1966年5月の英国ツアーにおける「ライク・ア・ローリング・ストーン」の演奏から映像は始まるのだが、フィルムのコンディションのよさにびっくり。
野次とブーイングのなか、内面の怒りや葛藤を抑えながら唄うディランのかっこよさといったら…。
もうこのオープニングからすごいです。
つづいてディランが生まれるところから始まって、約1時間でやっとNYのグリニッジ・ヴィレッジまでたどりつく。
このあと63年のニューポート・フォーク・フェスティヴァルで時代のヒーローになっていくようすが描かれてdisc-1が終わる。
詳しい内容についてはまた明日お伝えするとして、DVDは初回限定特別仕様で、ブック・ケース、紙ジャケット仕様、28ページの特製ブックレットつき。
この「紙ジャケ仕様」については、ずいぶん期待したのだが、なかを開けてみてガッカリ。
単なる紙製のジャケットだ（あれ？ まちがってはないぢゃん＾＾;）。
いやいや、ミニチュアLPジャケットを期待したのだが肩透かしを食ってしまった…。
ブックレットの中身はピーター・バラカンのライナー、スコッセッシ・インタヴュー、菅野ヘッケルの曲目解説、ヒストリー・チャート、インタヴューに登場する人物の紹介など、かなり充実している。
定価は税込4,935円だが、いまAmazonでは23％off、ぼくは『Capitol Box 2』を買ったときのギフト券を使ったので3,308円で購入した。
オススメです！！
遼 ( parlophone )
QRコード
遼さん、こんにちは。
ディランのDVD、よさそうですね。ピーターバラカンのFMで紹介されてました。
アマゾンでは23%オフですか。うーん、HOのジャンクがレコード代金の基準になりつつある現在、そのDVDは、はるかに私の基準値を超えております。
私事ですみませんでした。でも、『紙ジャケ仕様』、フリー～の別フォトでいい感じではないですか。
by pink island (2006-06-25 07:30)
pink islandさん、おはようございます～。
内容的には素晴しいです！！
>HOのジャンクがレコード代金の基準になりつつある
いいですね～。
うちの近くにたった1件だけあるHOはどこにでもあるようなレコードを500円ぐらいで売っています。
食指の動くようなものはまったくありません…。
>でも、『紙ジャケ仕様』、フリー～の別フォトでいい感じではないですか。
そうなんですけど＾＾;
違う期待をしてしまったので～～(笑。
by parlophone (2006-06-25 10:52)
ボブディランはほとんど聴いてないのですが、この中の写真（寄り添い歩く２人）に
ちょいと釘付け。これは単なる「イメージフォト」ですよね？ディランのようでもないし。
こういう、カッコイイがやたら素っ気ない男（でもスゴイ才能があったりする。甲斐性は
全く無い）に、まとわりつきながら歩く冬の昼下がり、とかイイなぁ～。（←感動ポイ
ントが相当間違ってる）
少なくともこれ、装丁のデザインセンスはかなりイイじゃないですか？
オフコースの
♪僕が照れるから 誰も見ていない道を
寄り添い歩ける寒い日が キミは好きだった （「さよなら」）
そんな歌詞を思い出すフォトですね。仕事中にすっかり妄想の世界に入る私。
（返答しようもない、ど～もならんコメントですみません）
by milk_tea (2006-06-26 17:43)
milkちゃん、どうもです。
>これは単なる「イメージフォト」ですよね？ディランのようでもないし。
残念ですがハズレで～す(笑。
これはディランと当時の恋人スーズ・ロトロのツー･ショットで、「風に吹かれて」で一躍有名になった2ndアルバム『フリー・ホイーリン』のジャケ写の別テイクです。
画像はこちらをクリック。
http://bbs1.fc2.com/bbs/img/_3400/3396/full/3396_1151329308.jpg
現在のスージーは上の記事にも画像がありますので、見てみてください。
>カッコイイがやたら素っ気ない男
>（でもスゴイ才能があったりする。甲斐性は全く無い）
>に、まとわりつきながら歩く冬の昼下がり、とかイイなぁ～。
うんうん。わかるなあ～。
日本でいえば中原中也とか＾＾
>オフコースの…歌詞を思い出すフォトですね。
なるほどね。
以前ブログでも取り上げてましたよね。
ぼくも小田和正の歌詞ってあまり好きになれないのですが、
そんな中ではゆいいつ、心惹かれる歌詞ですね。
今までディランとオフ・コースって考えたこともなかったけど、たしかに近親性はありますね…。
by parlophone (2006-06-26 23:17)
うわっ！本当だ！アップで見たらボブディランの若い頃だ！
（そりゃそうだよな、よく考えたら）
今のスーズさんのお顔も見ました。ホンマや～確かにこの顔や～。
いまだ美しいですが、しかし明らかに時は流れてる・・・。
しかし２つを比べると、上記の別テイク版のほうが、ちょっと2人の表情に退廃
ムードがあってやっぱり好きかな。"色々ありましたけどこうして２人で歩いてます"
風な空気が良い。パネルにして部屋に飾りたいくらいです。
というかこの2nd、ちょっと聴いてみたくなりました。
by milk_tea (2006-06-26 23:56)
このときのフォト･セッションはいろいろなショットが残っていますが、
モノクロが多いみたいでカラーのものはあまり見ません。
今回の紙ジャケに使われたものはボケてるし、スーズの表情もやはりアルバムのほうが可愛いと思います。
そしてなによりディランの寒そうな仕草がかわいい＾＾
でもmilkちゃんのためにUPしときますので、ご自由にお使いください＾＾
http://bbs1.fc2.com/bbs/img/_3400/3396/full/3396_1151337682.jpg
2ndは「風に吹かれて」のほかにも「はげしい雨が降る」、「くよくよするなよ」、「北国の少女」、「戦争の親玉」、「アイ・シャル・ビー・フリー」など、初期の代表作が収められていますが、
ほとんどはギターとハモニカだけの地味な曲ばかりで、やはりメロディよりも詞を聴く音楽かと思います＾＾
by parlophone (2006-06-27 01:12)
ありがとうございます。本当だ、よくよく見るとボケてますね。
２ndのジャケットに対比しての、「別テイク」的価値なのであって、これ１枚では
失敗ショットなんだな。でも、なんかそういうちょっとハズした写真っていうのも
魅力的。
そうか、ギターとハーモニカだけか（笑）私、歌詞はほとんど聴かない人だから
なぁ（←大うそつき）でもこれほどまでに有名な人、１枚くらいアルバム聴いとく
べきですよね、教養として・・・・。
こんどTSUTAYAでこれ探してみます（←買うまではしないらしい）
by milk_tea (2006-06-27 09:31)
>でも、なんかそういうちょっとハズした写真っていうのも魅力的。
そうですよね。
ぼくなんか、別テイクのほうでディランの後方を走っているVWのヴァンが、
止まっているトラックの前に駐車したあたりでディランはタバコを捨て、
スーズが「寒いね！」っていうように両手でディランの腕を抱えて顔を寄せたところで「ぱちり」
マスター・テイクのできあがり…
な～んて想像してにやにやしてます＾＾
>私、歌詞はほとんど聴かない人だから
？？？
ツンツン… ┐(＾o＾;
>でもこれほどまでに有名な人、１枚くらいアルバム聴いとくべきですよね、教養として…
うんうん、そういう教養主義からはいちばん遠いところにいた人だとは思うけど、
まあそれもシャレということで＾＾;
ぜひ聴いてみてください。
『ブロンド・オン・ブロンド』とか『欲望』あたりも聞きやすいと思いますが…。
by parlophone (2006-06-27 23:14)
どうもでーす。
いずれボブディランのアルバムを聴いてみようかな思ってんですけど、ディランってたくさんアルバムがあるんで、どれから聴いて迷っちゃうんですよね。（うーん）。
遼さん、ディランはどのアルバムから聴けばいいんですか？
教えてください。
by ねこだむ (2006-06-29 18:23)
ねこだむさん、どうもです。
ディラン、やはり初期のギターとハーモニカだけのアルバムは
最初から聴くにはちょっと地味すぎるでしょうね。
上にも挙げた『欲望』あたりはとても聴きやすいと思います。
（たしかベスト盤を除いてわが国でもっとも売れたディランのアルバムだったと思います）
デンゼル･ワシントンの主演で映画にもなった、ハリケーン・ルーヴィン・カーターを取り上げた「ハリケーン」は名作です！！
by parlophone (2006-06-29 21:41)