SSブログ

11月の紙ジャケ―その2 ポール・コゾフほか [紙ジャケ]

先日のつづきで、ブリティッシュ・ブルーズ・エクスプロージョンの今回はユニヴァーサル・サイドからの3枚をご覧いただきたい。

  

まずサヴォイ・ブラウン。
ぼくはピーター・グリーンズ・フリートウッド・マックは大好きだが、チキン・シャックとサヴォイ・ブラウンはほとんど聞いたことがない。
それでまず、サヴォイのなかでも名盤の誉れ高いセカンド・アルバム『GETTING TO THE POINT』を買ってみた。
オリジナル・メンバーだった黒人ふたりが辞めた後の、白人だけになってからの最初のアルバムである。

ファースト・インプレッションを述べると……。
これは渋い!
ギターのキム・シモンズ(左上のジャケットの人物ね)はピーター・グリーンのようなビッグ・ネームではないが、じつに趣味のよいブルーズ・ギターだ。
そしてクリス・ユールデンのヴォーカルもじつに黒っぽい。
マディー・ウォーターズの「Honey Bee」とウィリー・ディクスンの「You Need Love」以外はオリジナルというのもいい心意気ではないか。
ボーナス・トラックではゲイリー・ムーアがライヴで演っていた「Walking by Myself」がうれしかった(笑)。

ジャケットは表のみヴィニール・コーティングが施されたもので、レーベルはステレオ盤のオープン・デッカをきちんと再現している。
素晴らしい。

さて、もう1組はポール・コゾフだ。
71年の『KOSSOFF, KIRKE, TETSU, RABBIT』と73年の『BACK STREET CRAWLER』の2枚。
こちらはいずれもコーティングのないE式のジャケットで、『KOSSOFF~』のほうはゲイトフォールドになっている。
レーベルはアイランドのいわゆる「島レーベル」。
内容はいまさらぼくがどうこういうことのない名盤で、とくに『BACK STREET CRAWLER』は17分にも及ぶ冒頭の「Tuesday Mornig」と、ポール・ロジャースが参加して、のちにフリーのベスト盤のタイトルにもなった「Molton Gold」という2つの名曲を含む必聴盤だ。


 


nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(1) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 4

lonehawk

遼さん、こんばんは~。
TBどうもでした。
こちらからもTBさせて頂きましたので、宜しくお願い致します。

今回発売分の中では特にサヴォイ・ブラウンの2枚が国内では廃盤状態が長かったので、非常に嬉しかったです。
コゾフの2枚に関しても、改めて何も言うことは無い名盤ですね。
紙ジャケで発売されるタイトルもどんどんエスカレートしていき、嬉しいけど非常に困りますね(笑)。
by lonehawk (2005-11-30 00:27) 

parlophone

lonehawkさん、コメント&トラバありがとうございます。

>今回発売分の中では特にサヴォイ・ブラウンの2枚が
>国内では廃盤状態が長かったので、非常に嬉しかったです。

お、そうだったんですか。

紙ジャケにすればある程度は売れる、という状況があるんでしょうね。
うれしいやら悲しいやら^^;
by parlophone (2005-11-30 00:43) 

白熊くん

(遼)さん、今晩は。
函館は寒いですよ。昨日は最高気温が2℃、今日は5℃でしたからね。
僕も先月の22日にソニーの10Wとユニヴァーサル4W+Andromeda(エアーメイルの高額商品=笑)の
15枚を買いましたよ。
この日以降に発売されたものや取り置きの分(Running Man、Mouse等)も含めて別に16枚買ったので、気温以上に財布が底冷え状態です。(泣)
Savoy Brownは残りのアルバムも発売して欲しいですね。
 それにしても、"British Rock Explosion"という名称でソニー、ユニヴァーサルの連動企画がスタートした矢先に
Chicken ShackのDeram盤が発売中止(規格番号まで決定していたのに)とは残念です。
 ユニヴァーサルのサイトでは『制作上の都合』と告知されていたけれど、おそらく権利関係の問題かも知れませんね。
ReafhoundといいFlaming Youth(これは変形ジャケまで制作されていたらしい)The Endの時も直前になって発売中止という
前例があったからなあ。The Endは、その後発売されたけれど。
何とか第2弾も発売されることを願いたいものです。
 あららら、肝心の内容の感想を書いてませんでしたね。
この時期のBritish Rockに外れなし、というのが僕なりの持論なので多くは語りません。(笑)
特に(遼)さんと同世代の僕は、Freeをリアルタイムで聴いてきたので、P.Kのギターにぞっこん惚れ込んでいますから。
by 白熊くん (2005-12-02 00:11) 

parlophone

白熊くんさん、どうもです。
福岡もやっと寒くなってきました。
小学校ではインフルエンザで臨時休校するところも出てきました。

31枚ですか!
相変わらずすごい数ですね。
ぼくだったら「底冷え」を通りこして「凍死」です(笑。
あ…餓死かな^^;

チキン・シャックの発売中止はほんとうに残念ですね~。

>この時期のBritish Rockに外れなし

まったくですね。
サヴォイとチキンを聴いてホントそう思いました。
by parlophone (2005-12-02 00:24) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。