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8月の紙ジャケ [紙ジャケ]

13日のブログに
「今月は24日に出るロリー・ギャラガーのライヴ紙ジャケ3枚だけの予定」
と書いたばっかりなのに、2枚買ってしまった(このコンジョーなし!)。

1枚はオールド・ハットの『アンクル・ドッグ』……じゃなかったアンクル・ハットの『オールド・ドッグ』……いや、アンクル・ドッグの『オールド・ハット』((ええい、まぎらわしいっ! 笑)。
じつはこのジャケット、気にはなっていたのである。

セーラー服の男の子(ひょっとしたら女の子)と愛嬌のある犬の絵。
うしろには古い帆船が浮かんだり、人形が椅子に腰掛けていたりして、全体的にはアール・デコっぽい雰囲気もある。
ただ気にはなっていたが、今月はちょっと節約という気分だったのね。
ところが、一昨々日も紹介した今月のレココレ(第1特集はジャニス)で、「同時代に生きた"もう一人のジャニス"たち」というページにこの作品が紹介されていて、いわく、「このアンクル・ドッグはスワンプ・ロック的なバンドで、キャロルのソウルフルな歌声がより堪能できる名盤である」(鳥井賀句)
これは買うしかないでしょう。

聴いてみたら、1曲目からノリノリじゃありませんか!
ギターのカッティングがブギのリズムを刻み、ちょっとひっかけたベースがからむとキャロル・グライムスとデイヴィッド・スキナーが交互に1小節ずつリード・ヴォーカルを取り、すぐさまハモになる。これがすごくファンキー!
間奏のサックス・ソロといい、ピアノのバッキングといい、もうご機嫌(死語?)!
大当たりである。
しかも1曲だけだがポール・コゾフもギターで参加しているのだ!
これがまたすばらしくソウルフルなバラードで、コゾフのギターもいい。
こんなところであのヴィブラートが聴けるなんて…。う~ん、シアワセ。

  

もう1枚はロン・デイヴィスという人の『U.F.O.』。
こちらはどう見てもジャケ買いしてしまうようなジャケットではない(笑)。
タイトルもぼくにはまったく響いてこない。
でも、帯に「メロウ・スワンプ幻の名盤として人気の高い…(中略)デイヴィスの朴訥とした歌とスライドが胸にしみる」と書いてあったので、「1枚だけじゃ淋しいから」という理由にもならない理由でいっしょにレジに持っていった。
これがまたすばらしい。

キース・リチャーズの「You Got The Silver」のようなちょっとダルな雰囲気や、リオン・ラッセルやデラ・ボニ、クラプトンあたりのスワンプ・ロック、そしてジェシ・エド・デイヴィスにも通じる歌とスライド、こういったキイ・ワードに引っかかる人なら文句なしにこのアルバムを気に入ると思う。
共演陣もデイヴィッド・スピノザ、チャック・レイニー、ビリー・プレストン等、チョー豪華メンバー。
う~ん、今回のこの2枚の紙ジャケ、また新しい楽しみをぼくに連れてきてくれた。


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コメント 2

幻燈遮断機

ありゃ、ホント。
ポール・コゾフのことがちゃんと書いてある。
遼さん、あいすません。
確かクレジットには表記無しだったもので(汗~)。
ちゃんと読まなきゃダメですね。
こっそりとココで謝罪~。
by 幻燈遮断機 (2005-10-01 21:30) 

parlophone

えへへ、意外とちゃんと聴いてるでしょ(笑)。
by parlophone (2005-10-02 00:12) 

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