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フリー 『ファイヤー&ウォーター』 [ブリティッシュ・ロック]

『レココレ』9月号を読んでいたら(←またその話かい?っていわないでね^^ )、{追加情報・訂正}というページに、フリーの『Fire and Water』のオルタネイト・ミックス(アーリー・ミックス)の話が載っていた。
ファースト・プレス( レーベルがピンク i で、マトリクスの枝番がA//1 )のタイトル曲は、ポール・コゾフのギターが小さめの音に聞こえるので、"less Kossoff mix"と呼ばれているらしい。
へえー、そうだったっけ?と思ってさっそくCDと聴き比べてみた。



ソロの部分はちょっと聴いただけでは分からないが、"Fire and water…"で始まるサビの部分を聴いてみるとたしかにCDではギターの音がきちんと鳴っているのにたいして、1stプレスではギターがほとんど聞こえないのでピアノをバックに歌っているように聞こえる。
はじめてこのUK盤を聴いたときに「??」と感じた違和感のようなものはこれだったのだ!

もうひとつ、「それ以上に驚いたのは、この曲だけ初回盤ではハッキリと分かるぐらいにピッチが高いのです(つまり元のテープの回転が速く、その分ポール・ロジャーズの声もカン高くなてしまっているということです!)」と書いてある。
これもCDと聴き比べてみてはじめてわかったが、現行のCD(2001年発売の紙ジャケ)では3'55"あたりまで聞こえているドラムの音が、UK 1stプレスでは3'43"ぐらいまでしか聞こえない。
なんと12秒も短いのだ。へえ~へえ~、である。

ちなみに1970年にリアル・タイムで買った国内盤(日本フォノグラム SFX-7209)はどうなっているだろうと思って聴いてみたら、通常のミックスに差し替えられていて、最後の音が消えるのが3'56"あたりなので、こちらは現行CDよりほんのちょっとだけよけいにドラム・ソロが楽しめる(笑)。

それにしても当時ヴォーカルのポール・ロジャーズとドラムスのサイモン・カークが21歳、ギターのポール・コゾフは19歳、ベースのアンディー・フレイジャーに至っては18歳だったのだ。
「こいつらムチャかっこええ!」と思って聴いていたぼくは15歳…。う~ん、同じ人間なのにね。


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コメント 8

pink island

おおっ、そうだったのですか。B面最後の曲に気が行ってしまって、初っ端のやつに気がつきませんでした。今度聴いてみます。

以前、pink iとpink rimだとギターのmixが違うと見たことはあったのですが・・
by pink island (2005-08-23 06:05) 

parlophone

pink islandさん、どうもです。
アーリー・ミックスもそれなりにおもしろいですよ。
ピアノの音ががんがん響くので、また違った味わいがあります。
ぜひご確認くださいね。
by parlophone (2005-08-23 18:38) 

たまち

こんばんわです。
フリーは興味があるのですが、僕は聴いたことがないので
時期によっては12秒も短い事など非常に参考になりました。
やはり、いろいろあるのですね~
UK盤のピンクのislandレーベルが美しいですね!
僕もELPあたりの島レーベルが欲しいのですがまだ入手できておりません。
by たまち (2005-08-23 18:46) 

parlophone

たまちさん、どうもです。
FREE、いいですよ~。
ぼくがリアル・タイムで好きになったほとんど最後のバンドです^^
QUEENにポール・ロジャーズが入るって聞いてみんなが「ええっ?」ってなったのは、QUEEN=フレディーというのはもちろんですが、ポール=FREEというのがあったのも大きいと思いますね。
『Fire and Water』は15歳で感激しましたが、けっしてお子チャマバンドではありません。ぜひ聞いてみてくださいね~。
by parlophone (2005-08-23 21:29) 

たまち

遼さん、どうもです。
>QUEEN=フレディーというのはもちろんですが、ポール=FREEと
おお、そういうことですか! 知らなかった(汗)
こんど、聴いてみますね~
by たまち (2005-08-23 22:36) 

parlophone

たまちさん、bluesはお好きでしたっけ。
1stアルバムでもフレディー・キングの「The Hunter」のカヴァーとかやってるんですが、とても十代のバンドとは思えません。
「おれをハンターと呼びな。あんたみたいな可愛い女がオレの獲物なんだ」っつう歌詞もすごいけど、ポール・コゾフのギターのテンションの高さといったら、その辺のギタリスト20人集めたぐらいの感じです!!
by parlophone (2005-08-24 01:15) 

tamachi

遼さん、こんばんわ。
今になってやっとこのアルバムを聴くことができて
うれしいです^^ こりゃ奥が深いですね。
by tamachi (2006-01-18 00:57) 

parlophone

tamachiさん、ぼくも記事だけ紹介してあとでコメント欄見たら、1stなんかもしっかり推薦してましたね。
もう半年近く前のことなのですっかり忘れてました^^
by parlophone (2006-01-19 16:09) 

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