スティーヴィー・レイ・ヴォーンのアルバム――part 1 [紙ジャケ]
ぼくがエレキ・ギターを弾き始めたのは今から15~6年ぐらい前だから、そのときすでにスティーヴィー・レイはこの世の人ではなかった。
アコースティック・ギターなら高校のころから弾いていたのでなんとなく弾き方はわかるけれど、エレキは触ったことはあっても所有したことはなかったので、初めのころはすごく刺激的で面白かった。
高校生のころのギター・ヒーローといえば、クラプトン、ベック、ペイジ、ジミ…とまあごく当たり前のところだったが、30代も終わりのころになっての新しいギター・ヒーローはスティーヴィー・レイとゲイリー・ムーアだった。
それにロイ・ブキャナン…(笑♪
もちろん80年代のエディ・ヴァン・ヘイレンとか、ポール・ギルバート、イングウェイ・マルムスティーンあたりも知っていたけれど、あまり興味はなかった。
ひたすらスティーヴィー・レイとゲイリー・ムーアのCDやLDをせっせと買い込んで、すげー、スゲー、と興奮とため息のあいだで悶絶しそうだった(笑。
そのころギターに興味のある若い男の子たちが「遼さ~ん、なにかおもしろいの、ないっすか?」と遊びに来るたびに、スティーヴィー・レイとゲイリー・ムーアのヴィデオを見せて呆けたように画面に見入る横顔を見ては悦に入っていた。
ところが、ほとんどの子は汗まみれになりながら弦も千切れよとばかりに弾き倒すゲイリー・ムーアのギター・プレイに夢中になって、スティーヴィー・レイは非常に旗色が悪かった。
スティーヴィー・レイもジミばりに曲弾きしたりするのだが(ギターを背中にまわして弾いたり)、出てくる音にゲイリーほどの派手さがないので受けなかったのだろう。
だんだんエレキを弾く機会が減ってアコギ中心になっていくにつれて、いつの間にかぼくのレコード棚からスティーヴィー・レイやゲイリーのCDが処分されていったのだが、今回紙ジャケになったのを機に、久しぶりに最初の2枚を聴いてみた。
うん、やっぱりかなり通好みだなあ。
とくにファーストの『テキサス・フラッド-ブルースの洪水-』は渋すぎる。
まずギターの音色(ここは"ねいろ"じゃなくて"おんしょく"と読んでね)に歪が少ない。
さらに曲想もブギだったりシャッフルだったり、テキサス風ブルーズだったり。
お得意のジミのカヴァーも入ってないし、ゲイリーみたいな泣きのフレーズがないのもシロウトには受けが悪いのだろう(ぼくもじゅうぶんシロウトだが)。
オリジナル・アルバムでは最後に入っていたインストのM-10「Lenny」は泣かせるけどね。
紙ジャケはコーティングのないE式のシングル・スリーヴ。
8ページの英文ブックレットと日本語の歌詞・対訳・解説がついている。
ライヴなど4曲のボーナス・トラック入り。
10年前、1999年のデジタル・リマスターだが音は悪くない。
2ndの『テキサス・ハリケーン』になるとかなりロック色が強くなり、ジミのカヴァー(というよりほとんどコピーだが…笑)M-4「ヴードゥー・チャイル」が入っていることもあって、より多くのファン層に受け入れられたようだ。
かなりジャジーな曲や、もちろん真っ黒なブルーズもあって、それがまた静かに燃えるかっこいい曲なのだが、タイトル曲であるM-2「テキサス・ハリケーン(Couldn't Stand the Weather)」にしても、ワウを使ったギター・カッティングは明らかにジミの影響を受けたもので、ロック・ファンにも楽しめる内容になっている。
紙ジャケはこちらもコーティングのないE式のシングル・スリーヴで、8ページの英文ブックレットと日本語の歌詞・対訳・解説がついている。
4曲のボーナス・トラック入り。
こちらも1999年のデジタル・リマスターだ。
なお、セカンドだけホワイトのインナーがついている。
このあと3rdアルバムになると、キーボードを導入してバンドはさらに表現の幅を広げていくことになる。
アコースティック・ギターなら高校のころから弾いていたのでなんとなく弾き方はわかるけれど、エレキは触ったことはあっても所有したことはなかったので、初めのころはすごく刺激的で面白かった。
高校生のころのギター・ヒーローといえば、クラプトン、ベック、ペイジ、ジミ…とまあごく当たり前のところだったが、30代も終わりのころになっての新しいギター・ヒーローはスティーヴィー・レイとゲイリー・ムーアだった。
それにロイ・ブキャナン…(笑♪
もちろん80年代のエディ・ヴァン・ヘイレンとか、ポール・ギルバート、イングウェイ・マルムスティーンあたりも知っていたけれど、あまり興味はなかった。
ひたすらスティーヴィー・レイとゲイリー・ムーアのCDやLDをせっせと買い込んで、すげー、スゲー、と興奮とため息のあいだで悶絶しそうだった(笑。
そのころギターに興味のある若い男の子たちが「遼さ~ん、なにかおもしろいの、ないっすか?」と遊びに来るたびに、スティーヴィー・レイとゲイリー・ムーアのヴィデオを見せて呆けたように画面に見入る横顔を見ては悦に入っていた。
ところが、ほとんどの子は汗まみれになりながら弦も千切れよとばかりに弾き倒すゲイリー・ムーアのギター・プレイに夢中になって、スティーヴィー・レイは非常に旗色が悪かった。
スティーヴィー・レイもジミばりに曲弾きしたりするのだが(ギターを背中にまわして弾いたり)、出てくる音にゲイリーほどの派手さがないので受けなかったのだろう。
だんだんエレキを弾く機会が減ってアコギ中心になっていくにつれて、いつの間にかぼくのレコード棚からスティーヴィー・レイやゲイリーのCDが処分されていったのだが、今回紙ジャケになったのを機に、久しぶりに最初の2枚を聴いてみた。
うん、やっぱりかなり通好みだなあ。
とくにファーストの『テキサス・フラッド-ブルースの洪水-』は渋すぎる。
まずギターの音色(ここは"ねいろ"じゃなくて"おんしょく"と読んでね)に歪が少ない。
さらに曲想もブギだったりシャッフルだったり、テキサス風ブルーズだったり。
お得意のジミのカヴァーも入ってないし、ゲイリーみたいな泣きのフレーズがないのもシロウトには受けが悪いのだろう(ぼくもじゅうぶんシロウトだが)。
オリジナル・アルバムでは最後に入っていたインストのM-10「Lenny」は泣かせるけどね。
紙ジャケはコーティングのないE式のシングル・スリーヴ。
8ページの英文ブックレットと日本語の歌詞・対訳・解説がついている。
ライヴなど4曲のボーナス・トラック入り。
10年前、1999年のデジタル・リマスターだが音は悪くない。
2ndの『テキサス・ハリケーン』になるとかなりロック色が強くなり、ジミのカヴァー(というよりほとんどコピーだが…笑)M-4「ヴードゥー・チャイル」が入っていることもあって、より多くのファン層に受け入れられたようだ。
かなりジャジーな曲や、もちろん真っ黒なブルーズもあって、それがまた静かに燃えるかっこいい曲なのだが、タイトル曲であるM-2「テキサス・ハリケーン(Couldn't Stand the Weather)」にしても、ワウを使ったギター・カッティングは明らかにジミの影響を受けたもので、ロック・ファンにも楽しめる内容になっている。
紙ジャケはこちらもコーティングのないE式のシングル・スリーヴで、8ページの英文ブックレットと日本語の歌詞・対訳・解説がついている。
4曲のボーナス・トラック入り。
こちらも1999年のデジタル・リマスターだ。
なお、セカンドだけホワイトのインナーがついている。
このあと3rdアルバムになると、キーボードを導入してバンドはさらに表現の幅を広げていくことになる。
こんばんは。
聴くだけしか能のないわたしには、
楽器が出来る人が輝いています。
レイヴォーンは、ブルースで有名ですが。『In Step』に
収録されている「Riviera Paradise」は
良く聴きました。美しいメロディーにほれぼれです。
by ぷーちゃん (2009-07-22 22:31)
SRVのぶっとい骨太なサウンド(ごん太って感じ?)、好きです。
最初、BowieのLet's Danceで知って、「この曲には正直合わないけども、こんなギタリストを見つけたらまず最初に使いたくなったボウィーの気持ちも理解できる」でした。
私もTexas Floodは即行でLPを買った口です。
確かに個人的にはもっとギンギンにソロを弾きまくるのかと思ったら、結構地味で拍子抜けしたのを覚えています。
SRVはヴィデオを見ながら聴く方が楽しめますね。
by MORE (2009-07-23 07:44)
遼さんこんばんは!
私もスティーヴィー・レイ・ヴォーンの紙ジャケを買ったのですが
「テキサス・フラッド-ブルースの洪水-」1枚のみしか買いませんでした・・・というのも目的のCDは今回はマイケルの「スリラー」と「BAD」の紙ジャケでしたので1枚で我慢して帰りましたがこれ聴いてみると何とも渋い~この手の音大好きですね♪
遼さんやはりアメリカのギターリストでChris Duarteはご存知ですか?私はこの人のアルバムで「Texas Sugar」ってのがあるのですがスティーヴィー・レイ・ヴォーンと雰囲気が似ていてアメリカン・ブルースでお勧めですよ
スティーヴィー・レイ・ヴォーンのセカンドは遼さん的にはお勧めですか?どうしようか今検討中です~♪
by tetsupc2 (2009-07-23 23:26)
ぷーちゃんさん、こんばんはー。
>楽器が出来る人が輝いています
いや~、ぼくなんかはただ触ってるだけ、みたいなもんです^^;
>『In Step』に収録されている「Riviera Paradise」
ぼくも大好きです。
キーボードが入ってちょっと都会的な感じですよね♪
アルバムとしては『テキサス・ハリケーン』と『イン・ステップ』が好きですね^^
by parlophone (2009-07-25 01:12)
MOREさん、こんばんは!
>最初、BowieのLet's Danceで知って
実際そういう人が多いでしょうね。
ぼくは完全な後追いなので「レッツ・ダンス」は聴いたことがなかったですね。
「ビート・イット」のエディーは強烈に印象に残ってますけど^^;
>SRVはヴィデオを見ながら聴く方が楽しめますね
たしかにヴィデオで見ると迫力が増しますね。
『エル・モカンボ』あたりが好きでした♪
by parlophone (2009-07-25 01:16)
tetsupc2さん、こんばんはー。
>目的のCDは今回はマイケルの「スリラー」と「BAD」の紙ジャケでした
ぼくもマイケルほしいんですが、予算の関係でパスですね…。
ベスト盤で我慢することになりそうですTT
>アメリカのギターリストでChris Duarteはご存知ですか?
いや~、知らないですね。
どんな作品がおススメですか?
よかったらご紹介ください。
>スティーヴィー・レイ・ヴォーンのセカンドは遼さん的にはお勧めですか?
ハイ^^
上のレスにも書きましたが、個人的には『テキサス・ハリケーン』と『イン・ステップ』が好きなので、セカンドはお勧めですよ~。
機会があったらぜひ一度聴いてみてください^^
by parlophone (2009-07-25 01:21)
こんばんは。
読み逃げしてました^^;
今さらカキコです(汗)
遼さんのトコ、豪雨は大丈夫でしたか?
スティーヴィー・レイ・ヴォーン、好きなミュージシャンです。
音源持ってるし、今年はFAB4のアレがあるから、
紙ジャケCDは自粛してるんですが^^;
初めて聴いたのは大学のとき。
高校時代からのバンド仲間の家でライヴのビデオ観ました。
音はすぐ気に入ってw
当時は今よりもBLUESにのめり込んでましたから。
(今も好きなんですけど、あんまり聴いてません^^;)
「鼻がジミヘンに似てるぅ~!!:爆」
このネタで僕らは盛り上がりました(苦笑)
スタイル的にもジミに似てると思います。
ぶっきらぼうなヴォーカルと、
意外とオーソドックスなギターのプレイ。
だからクラプトンもファンになっちゃって、
ツアーに同行させたのかなぁなんて。
紙ジャケとは関係ないコメントでした^^;
続きはpart2に書きます。
たいした話じゃないっすけどw
by DEBDYLAN (2009-08-06 23:28)
DEBDYLANさん、こんばんは!
いつもnice!&comment ありがとうございます。
>読み逃げしてました^^;
とんでもないです、 読んでくださるだけでありがたいです…。
>遼さんのトコ、豪雨は大丈夫でしたか?
ありがとうございます。
じつはちょっとクルマがやばいこととかあったんですが、幸い自宅の付近は大丈夫でした。
>当時は今よりもBLUESにのめり込んでましたから
そうなんですか。
ぼくは昔も今もブルーズが大好きです。
ただ純粋なブルーズよりブルーズ・ロックのほうが好きな、なんちゃってブルーズ・ファンですが(笑。
>「鼻がジミヘンに似てるぅ~!!:爆」
えーー、そうなんですか!
今までまったく考えたこともありませんでした。
今度ヴィデオでチェックしてみます(←しなくていいか^^;)
>スタイル的にもジミに似てると思います
ですよね。
おそらくスティーヴィー・レイはジミの音楽を聴いて、「これだ!」って思ったんじゃないかと思います。
「自分のやりたい音楽はこれだったんだって」
でも、意外にクラプトンにも似てるんじゃないかと思います。
クラプトンがあこがれたジミ、その両方に共通した部分をもってるような気がしますね。
>紙ジャケとは関係ないコメントでした^^;
いえいえ、とんでもない。
ありがとうございます♪
by parlophone (2009-08-09 00:08)