MASTER TAPEのBOX LABELがおもしろい [BEATLES]
ビートルズのMONO LP BOXに付属しているハード・カヴァーでいちばん興味深かったのがMASTER TAPEを収めた箱に貼られたラベル(以下ボックス・ラベル)だった。
モノラル盤のラベルを見るのはもちろんはじめてだったが、見ようと思ってもなかなか見れるものでもない。
1982年にMOBILE FIDELITYからリリースされたBOX SET『THE BEATLES - The Collection』では、それぞれのマスター・テープのボックス・ラベルがジャケット写真に採用されていた。
もちろんそれはステレオ・ミックスのマスターのもの。
今回の写真はすべてモノ・ミックスのものだから、2つを比べることによっていろいろと発見があった。
まず画像を見ていただこう。
モノラル盤のラベルを見るのはもちろんはじめてだったが、見ようと思ってもなかなか見れるものでもない。
1982年にMOBILE FIDELITYからリリースされたBOX SET『THE BEATLES - The Collection』では、それぞれのマスター・テープのボックス・ラベルがジャケット写真に採用されていた。
もちろんそれはステレオ・ミックスのマスターのもの。
今回の写真はすべてモノ・ミックスのものだから、2つを比べることによっていろいろと発見があった。
まず画像を見ていただこう。
『ウィズ・ザ・ビートルズ』 Beatles Mono LPを聴く―その2 [BEATLES]
まずジャケットについて少し見ておきたいと思う。
2009年の紙ジャケ仕様のモノラルCDのときにちょっと話題になったフロント・カヴァーのハーフ・シャドウだが、アーリー・プレスは黒がつぶれ気味。
ジョンの目はかろうじて見えるけれど、ジョージやポールのシャドウ側の目はまったく見えない。
比較的レイト・プレスだと思われる"7N"のジャケットになっても、ジョージの目はほとんど見えないままだ。
リマスター盤のジャケットはジョンの目だけではなく、ジョージの目もかなり見えるようになっている。
ジャケットとしては美しいのだろうけれど、オリジナルへの忠実度という意味ではロー・ファイだ。
2009年の紙ジャケ仕様のモノラルCDのときにちょっと話題になったフロント・カヴァーのハーフ・シャドウだが、アーリー・プレスは黒がつぶれ気味。
ジョンの目はかろうじて見えるけれど、ジョージやポールのシャドウ側の目はまったく見えない。
比較的レイト・プレスだと思われる"7N"のジャケットになっても、ジョージの目はほとんど見えないままだ。
リマスター盤のジャケットはジョンの目だけではなく、ジョージの目もかなり見えるようになっている。
ジャケットとしては美しいのだろうけれど、オリジナルへの忠実度という意味ではロー・ファイだ。
Beatles Mono LPを聴く―その1 『プリーズ・プリーズ・ミー』 [BEATLES]
前回『プリーズ・プリーズ・ミー』を取り上げたのは、Stereo版のリマスターCDが出たときで、そのときは
「あれこれ聴いているうちにだんだん比較なんてどうでもよくなってきた(笑」
なんて無責任なことを書いて、ぜんぜん違う方向の記事になってしまったが、今回はしっかり聴きました(笑。
結論からいうと、リマスターの難しさを考えさせられる比較試聴になってしまった。
先日の紹介記事ではチョコレート色?と書いたレーベルだが、自然光のなかで見るとちょっとちがう。
でもやっぱりゴールドでもない(笑。
「いい音とは何か」な~んて大上段に構えるまでもなく、100人の音楽ファンがいれば100とおりのいい音があると思う。
以前にもちょっと書いたが、「雑音のない音」をいい音の最上位に考える人たちにとっては、CDを聴かずにチリプチ・ノイズから逃れられないアナログ盤を聴くという行為が信じられないだろう。
さまざまなメイカーからいろいろなスピーカーが出ていてそれぞれにファンがいるのは、繊細な美しい音を求める人と、迫力のある強靭な音を求める人ではおのずから「いい音=聴きたい音」の概念が異なるからだと思う。
「あれこれ聴いているうちにだんだん比較なんてどうでもよくなってきた(笑」
なんて無責任なことを書いて、ぜんぜん違う方向の記事になってしまったが、今回はしっかり聴きました(笑。
結論からいうと、リマスターの難しさを考えさせられる比較試聴になってしまった。
先日の紹介記事ではチョコレート色?と書いたレーベルだが、自然光のなかで見るとちょっとちがう。
でもやっぱりゴールドでもない(笑。
「いい音とは何か」な~んて大上段に構えるまでもなく、100人の音楽ファンがいれば100とおりのいい音があると思う。
以前にもちょっと書いたが、「雑音のない音」をいい音の最上位に考える人たちにとっては、CDを聴かずにチリプチ・ノイズから逃れられないアナログ盤を聴くという行為が信じられないだろう。
さまざまなメイカーからいろいろなスピーカーが出ていてそれぞれにファンがいるのは、繊細な美しい音を求める人と、迫力のある強靭な音を求める人ではおのずから「いい音=聴きたい音」の概念が異なるからだと思う。
わぉ!来てもうた!! Beatles in Mono LP Box [BEATLES]
まえにも書いたけれども、どうせ全タイトル買ってしまうんだろうなあ…ということでBOXをHMVで予約したのが6月、価格が32,000円台まで下がったのを見てAmazon jpに予約し直したのが7月下旬。
そのときの「お届け予定日」は9月14~16日だったのに、きのう「発送しました」のメール!
おぉ、発売日に手に入るんだ!と歓喜のあまり気もそぞろになってしまい、きょうも残業なんかほったらかして(すまそ)帰宅したら、届きましたよ。
どおーーーーっん!!
Amazonの箱を開けるとUniversal Music LLCの箱。
それを開けるとまた箱!
で、やっとオンライン・ショップでおなじみのまっしろな化粧ケースが出てきました。
そのときの「お届け予定日」は9月14~16日だったのに、きのう「発送しました」のメール!
おぉ、発売日に手に入るんだ!と歓喜のあまり気もそぞろになってしまい、きょうも残業なんかほったらかして(すまそ)帰宅したら、届きましたよ。
どおーーーーっん!!
Amazonの箱を開けるとUniversal Music LLCの箱。
それを開けるとまた箱!
で、やっとオンライン・ショップでおなじみのまっしろな化粧ケースが出てきました。
アイドルを探せ! [MORE MUSIC!]
今月号の『レコード・コレクターズ』の特集、70年代の「日本の女性アイドル・ソング・ベスト100」を読みながらひどく驚いたのは、作曲家筒美京平の無敵ぶりだった。
ベスト10のうちなんと6曲(しかも4位を除いて1位から7位を独占!)、ジャック・ダイヤモンド名義で浅野ゆう子に提供した「セクシー・バス・ストップ」を含めて、100位以内に31曲がランクインしている。
ちょっと大げさにいえば、じつに70年代女性アイドルが歌っていた曲の1/3は筒美京平の歌だったわけだ。
いや、すんまそん、ちょっと飛躍しすぎですか?w
いつかBSの歌謡番組で演歌歌手の若い女性が、「わたしの好きな曲は、あれもこれも、みんな筒美先生の曲なんで、びっくりしたことがあります」と話していたが、今回のランキングはそれを実証したかたちだ。
(作曲家別の第2位は都倉俊一で12曲。)
ぼくにとって70年代は、3年間が高校生、4年間が大学生、残りの3年が社会人という、意識が急速に子どもから大人へ移ってゆく時期だったので、正直いって、今回の特集のなかでほんとうに「わ、この子素敵だなぁ~」と感じていたのは麻丘めぐみと小林麻美の二人しかいない。
なので今回はレココレの特集からはちょっと離れるが、ぼくがリアルタイムに聴いてきた日本の、とくに女性シンガーとその作家たちについて、なんとなく思い出したことを書いてみたいと思う。
ベスト10のうちなんと6曲(しかも4位を除いて1位から7位を独占!)、ジャック・ダイヤモンド名義で浅野ゆう子に提供した「セクシー・バス・ストップ」を含めて、100位以内に31曲がランクインしている。
ちょっと大げさにいえば、じつに70年代女性アイドルが歌っていた曲の1/3は筒美京平の歌だったわけだ。
いや、すんまそん、ちょっと飛躍しすぎですか?w
いつかBSの歌謡番組で演歌歌手の若い女性が、「わたしの好きな曲は、あれもこれも、みんな筒美先生の曲なんで、びっくりしたことがあります」と話していたが、今回のランキングはそれを実証したかたちだ。
(作曲家別の第2位は都倉俊一で12曲。)
ぼくにとって70年代は、3年間が高校生、4年間が大学生、残りの3年が社会人という、意識が急速に子どもから大人へ移ってゆく時期だったので、正直いって、今回の特集のなかでほんとうに「わ、この子素敵だなぁ~」と感じていたのは麻丘めぐみと小林麻美の二人しかいない。
なので今回はレココレの特集からはちょっと離れるが、ぼくがリアルタイムに聴いてきた日本の、とくに女性シンガーとその作家たちについて、なんとなく思い出したことを書いてみたいと思う。
The Beatles Fan Club MagazineのPete Nashが『The Beatles Mono LP』のBox Setを開封する [BEATLES]
たこせいじんさんのブログに「Pete Nash from The Beatles Fan Club Magazine Unboxes The Beatles Mono Vinyl Box Set」というYouTubeの動画がアップされていたので見てみると、いろんなことがわかって面白かった。
音は別として、ジャケットの再現性でぼくがいちばん気になっていたのはやはり『ホワイト・アルバム』だった。
『プリーズ・プリーズ・ミー』では「Angus McBean」の文字が右寄りという情報まで入っていたので、それなりのリサーチをやっていることはわかっていたのだが、なにしろAmazonの商品ページをクリックすると、こんな画像や
こんな画像が出てくるんだから、
おいおい大丈夫なの?と心配になってしまう。
そんな心配はこの動画でかなり解消された。
音は別として、ジャケットの再現性でぼくがいちばん気になっていたのはやはり『ホワイト・アルバム』だった。
『プリーズ・プリーズ・ミー』では「Angus McBean」の文字が右寄りという情報まで入っていたので、それなりのリサーチをやっていることはわかっていたのだが、なにしろAmazonの商品ページをクリックすると、こんな画像や
こんな画像が出てくるんだから、
おいおい大丈夫なの?と心配になってしまう。
そんな心配はこの動画でかなり解消された。
待つこと久し!― Zepの2014リマスターLP part2 - Days of Analogue Music 10 [ZEPPELIN]
ZEPのファーストから遅れること3週間、6月30日にやっと『Ⅱ』と『Ⅲ』のアナログ盤デラックス・エディションが到着した。
それではさっそく『Ⅱ』のインプレッションをお届けしたいと思う。
それではさっそく『Ⅱ』のインプレッションをお届けしたいと思う。
お礼とご報告 ― 9周年 [ブログ・サイト・更新履歴]
みなさん、こんばんは。
1日遅くなってしまいましたが、じつは昨日で当ブログは9周年を迎えました。
2005年6月28日に「ブログっ!」という(なんちゅうヒネリのないタイトルや!)記事を書いたのが最初です。
それまではメイン・サイトの「日記」というところに記事を書いて、コメントは掲示板のほうにいただいていました。
以来9年になりますが、その間、2010年3月から約半年、2010年11月から約半年、2011年7月から約5か月、2012年は1月からおよそ7か月、そして昨年は1月1日から12月30日までの丸々1年、トータルで3年ほど休んでしまいましたので、実質は6年ということになります。
1日遅くなってしまいましたが、じつは昨日で当ブログは9周年を迎えました。
2005年6月28日に「ブログっ!」という(なんちゅうヒネリのないタイトルや!)記事を書いたのが最初です。
それまではメイン・サイトの「日記」というところに記事を書いて、コメントは掲示板のほうにいただいていました。
以来9年になりますが、その間、2010年3月から約半年、2010年11月から約半年、2011年7月から約5か月、2012年は1月からおよそ7か月、そして昨年は1月1日から12月30日までの丸々1年、トータルで3年ほど休んでしまいましたので、実質は6年ということになります。
『ビートルズがやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!』の国内盤Blu-ray! [BEATLES]
初公開から50年を迎えたリチャード・レスター監督の名作『ビートルズがやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!』('64、=リヴァイヴァル時の邦題『ハード・デイズ・ナイト』)の国内盤Blu-rayがついに発売される。
最初にこのニュースが届いたのはアメリカのCriterion Collectionからだった。
そのときのプレス・リリースによると
・リリースは6月24日
・Blu-ray/DVDの3枚組
・リチャード・レスター監督が監修、承認した4K デジタル・レストア
・モノラルのLPCMによるサウンド・トラックと2ch と5.1ch DTS Master Audioによるミックスを作成したのはジャイルズ・マーティン
・キャストおよびスタッフによるオーディオ・コメンタリー
・1994年制作のドキュメンタリー「You Can't Do That」
・2002年のドキュメンタリー「Things They Said Today」
などを収録、ということだった。
最初にこのニュースが届いたのはアメリカのCriterion Collectionからだった。
そのときのプレス・リリースによると
・リリースは6月24日
・Blu-ray/DVDの3枚組
・リチャード・レスター監督が監修、承認した4K デジタル・レストア
・モノラルのLPCMによるサウンド・トラックと2ch と5.1ch DTS Master Audioによるミックスを作成したのはジャイルズ・マーティン
・キャストおよびスタッフによるオーディオ・コメンタリー
・1994年制作のドキュメンタリー「You Can't Do That」
・2002年のドキュメンタリー「Things They Said Today」
などを収録、ということだった。
ビートルズのモノラル盤ボックス・セット "MONO LP BOX" [BEATLES]
もうみなさんご存知だと思うが、イギリスで9月8日(米国9月9日、国内では9月10日)に、ビートルズのモノラル盤のLPを集めた「THE BEATLES MONO LP BOX」(仮)がリリースされる。
1963年リリースの『PLEASE PLEASE ME』から1968年の『The BEATLES』(通称ホワイト・アルバム)までのUKオリジナル9タイトルに、当初アメリカでだけリリースされた『MAGICAL MYSTERY TUOR』、そしてアルバム未収録曲をあつめた『MONO MASTERS』(3枚組)の、合計11タイトル、14枚組LPと、108ページのハード・カヴァーを収めた豪華ボックス・セットだ。
(analogplanet.comからお借りした画像を6点追加しました―6月20日)
1963年リリースの『PLEASE PLEASE ME』から1968年の『The BEATLES』(通称ホワイト・アルバム)までのUKオリジナル9タイトルに、当初アメリカでだけリリースされた『MAGICAL MYSTERY TUOR』、そしてアルバム未収録曲をあつめた『MONO MASTERS』(3枚組)の、合計11タイトル、14枚組LPと、108ページのハード・カヴァーを収めた豪華ボックス・セットだ。
(analogplanet.comからお借りした画像を6点追加しました―6月20日)