『ライヴ・ベック '06』 [ブリティッシュ・ロック]
一昨年、ジェフ・ベックが来日したときに、セット・リストのなかに「ベックス・ボレロ」や「哀しみの恋人たち」が入っていてすごく話題になった。
ちょうどその折、来日記念盤として『JEFF BECK LIVE at B.B.King BLUES CLUB & GRILL (邦題 ライヴ・ベック!)』というCDがリリースされたが、それは2003年の音源だったので、「ボレロ」も「哀しみの~」も入っていなかった。
それをブログに書いたら、ネットで知り合った方が来日公演のブート音源を数公演分CD-Rに焼いて送ってくださった。
そのときのうれしさといったら!
その方のご好意にほんとうに感激したし、サイトをやっててよかったとつくづく思ったものだ。
『テン・イヤーズ・アフター』 [ブリティッシュ・ロック]
ユニヴァーサル・ミュージックの紙ジャケは、しつこいぐらいに再発されるものもあって、クラプトンなんてもういいよ!って感じだが(笑)、4月25日にリリースされたもののなかで有難かったのがテン・イヤーズ・アフターの紙ジャケだ。
考えてみれば60年代末から70年代初頭のテン・イヤーズ・アフター(ってゆーよりアルヴィン・リー)の人気はすごかった。
日本のギタリストのなかにも、クラプトンやジェフ・ベックと並んでアルヴィンの名前を挙げる人が多く、当時としてはピカイチの速弾きと、ジャジーなフレーズが多くのファンを生んだのだった。
当時のセンセーショナルなステージは、映画『ウッドストック』でも代表曲「アイム・ゴーイング・ホーム(ウィズ・ヘリコプター)」の熱演で見ることができる。
残念ながらアルヴィンには、思ったほどアドリブの抽斗がなかったので、意外に早く飽きられてしまって、テン・イヤーズ・アフターの名も急速に消えていくのだが、ブルーズに根ざしたシンプルなロックンロールやちょっとジャズ・フレイヴァーの漂う曲などにはなかなか捨てがたい魅力がある。
バッド・カンパニーのアルバム [ブリティッシュ・ロック]
もともと「その後の物語」というものにあまり興味をもてない性格なのかもしれない。
ビートルズでいうと、たしかにジョンやポール、そしてジョージやリンゴのソロはそれぞれに魅力的だった。
ビートルとしての資質は、否がおうでもぼくの胸に迫るものがあった。
でもやっぱり、ラジオから聴きなれない曲が流れて来たと思ったらいきなり魂を鷲摑みにされて、そのまま遙かな空の高みまで連れて行かれ、見たこともないような素晴らしい景色が足元にパノラマのように広がっているのをうっとりしながら見とれているうちに2分何秒かが過ぎていた、なんていう経験をビートルズの新曲が出るたびに味わっていたのだから、そんなかれらが解散したあとの空虚はほんとうに大きなものだったし、そんなマジックがその後そう頻繁に訪れるはずもなかった。
フリーというバンドは大好きだったけれど、ポール・コゾフ、ポール・ロジャース、アンディー・フレイザー、サイモン・カークという4人が有機的に結合したバンドとしてのフリーが好きだったわけで、ポール・ロジャースがミック・ラルフスと新しいバンドを結成したと聞いてもあまり触手は動かなかった。
ちょうどロックから急速に興味を失っていった時期でもあったので、バドカンの音楽はレンタル屋で借りた古いベスト盤でしか聴いたことがなかった。
さてそこへ今回の紙ジャケである。
今はもうモット・ザ・フープルも知っているし、なにしろ50過ぎだ(笑。
なるべくいろんな音楽、とくに70年代のブリティッシュ・ロックは可能なかぎり聴いてやろうと思っているので、とりあえず最初の2枚を買ってみた。
イリュージョン 『醒めた炎』 [ブリティッシュ・ロック]
去年買って紹介してなかったCDを紹介するコーナー…のつもりだったのだが、帯を見るとリリースは05年3月になっている。
ということは一昨年買ったのか…。
先日のCDラックの新規購入でこういった紙ジャケにも日の目が当たるようになってよかった^^;
ELO 『アウト・オヴ・ザ・ブルー』 [ブリティッシュ・ロック]
昨年9月21日の第1弾にひきつづき、ELOの紙ジャケ第2弾5タイトルがリリースされた。
ファンの方には待ち遠しい5か月だったかもしれないが、ぼくにはちょうどいい間隔だ(笑。
以前にも書いたようにこれまでぼくはELOを聴いたことがなかった。
それで第1弾からは3タイトルを購入してみたのだが、まだ聴いたのは『エルドラド』と『フェイス・ザ・ミュージック』の2タイトルだけ^^;
もちろん好きなタイプの音楽だが、ELOとともに思春期を過ごした人のように圧倒的な感動に包まれる…というところまではいかなかった。
ジェフ・リンのことはジョージのアルバムやアンソロジー・プロジェクトをとおして知っていたが、少し演出過剰な感じは否めない。
でも念のためくりかえすけれど、好きなタイプです^^
さて、今回は77年の『アウト・オヴ・ザ・ブルー』と79年の『ディスカバリー』を購入する予定だったのに、なんと『ディスカバリー』のほうはすでに店頭品切れ。
まあ、ぼくがきょう寄ったタワレコは田舎町のショップなので、おそらく3~5組ぐらいしか入荷しなかったのではないかと思うのだが、それにしても発売日当日に手に入らないのはイタイな…。
で、きょうご紹介するのは『アウト・オヴ・ザ・ブルー』のほうだ。
デイヴィッド・ボウイ 『ジギー・スターダスト』など [ブリティッシュ・ロック]
LINKさせていただいているdaisuke_Tokyocityさんの『無駄遣いな日々』や、lonehawkさんの『芸術的生活、』ですでに紹介されているようにデイヴィッド・ボウイのRCA(マーキュリー?)時代のアルバムが東芝EMIから紙ジャケでリリースされている。
今回購入したのは1971年の『世界を売った男 The man who sold the world』、72年の『ジギー・スターダスト』、73年の『アラジン・セイン』の3枚。
ぼくがボウイのことを知ったのは「スターマン」がヒットして深夜放送でもよくかかっていたころだから、72年ごろのことだろうか。
当時はマーク・ボランのT.REXとかボウイはグラム・ロックという括りでその音楽性よりも外見やパフォーマンスが先行して話題になっていた。
「スターマン」はとても素敵な曲だったし、やがてボランもボウイもその卓越した音楽性が正当に評価されるようになったのだが、当時のぼくはジャズに夢中でジャズ以外のレコードを買うことはめったになかったので、かれらの音楽にふれることはほとんどなかった。
今回購入した3枚も、「紙ジャケ探検隊」の掲示板で初心者の人にオススメのアルバムということだったからだ。
それでもアルバム・タイトルはよ~く知っているから、やっぱりボウイってすごい^^
『ブルース・ブレイカーズ・ウィズ・クラプトン』デラックス・エディション [ブリティッシュ・ロック]
ブリティッシュ・ブルーズの名盤として名高い『ジョン・メイオール・アンド・ザ・ブルーズ・ブレイカーズ・ウィズ・エリック・クラプトン』のデラックス・エディションがリリースされている。
この作品が欧米のロックにどんな大きな影響を与えたかは、日本に住むぼくたちの想像をはるかに超えたところにあると思う。
スペンサー・デイヴィス・グループのアルバム [ブリティッシュ・ロック]
このところ仕事もプライヴェートも何やら慌しくて更新がなかなかできない。
記事のネタはあるんだけれど、音楽を聴く暇も映画を見る時間も、そしてなにより画像を撮るヒマがない。
申し訳ありません…。
ということでまだ11月の紙ジャケの紹介である^^;
若き日のスティーヴィー・ウィンウッドの天才ぶりを目の当りにするすることができる、第1期スペンサー・デイヴィス・グループのオリジナル・アルバムが紙ジャケでリリースされた。
驚くべきことに初紙ジャケ化どころか世界初CD化である(!)
ウィンウッドにしてもSDGにしても知名度は非常に高いのに、これまでオリジナルがCDになっていなかったなんて容易には信じられない。
クラプトン 『ザ・ロード・トゥ・エスコンディード』 [ブリティッシュ・ロック]
『バック・ホーム』以来1年2か月ぶりにクラプトンの新譜がリリースされた。
今回はJ.J.ケイルとのコラボレイト・アルバムだ。
ぼくは「コカイン」と「アフター・ミッドナイト」の作者だという以外J.J.ケイルのことを知らない。
したがってなぜ今J.J.とのコラボなのかということもよくわからない。
CDにはライナーノウツのようなものは一切なし(今回はE.U.盤を購入した…なにしろ先立つものが…^^;)。
とりあえずタイトルになっている「ESCONDIDO」だけネットで調べてみた。
どうやらサンディエゴのワイナリーのある町らしい。
うんうん、飲んだくれにはぴったりの町だ(←いいのか、こういうまとめで?)
フリー 『ライヴ・アット・ザ・BBC』 [ブリティッシュ・ロック]
lonehawkさんのブログでも紹介されていたフリーの『ライヴ・アット・ザ・BBC』をやっと聴くことができた。
タワレコで輸入盤をチェックしたら国内盤よりも価格が高かったので、10月31日まで待って国内盤を購入していたのだが、忙しくてなかなか聴くことができなかったのだ。
ヤードバーズあたりから始まって、ビートルズ、ジミ、ゼップ、クリームなどの超大物から、バッド・フィンガーに至るまでBBCものは内容的にすぐれたものが多いが、今回のフリーもじつに素晴らしい。
Disc-1が「IN SESSION 1968-1971」、Disc-2が「IN CONCERT 1970」と題された2枚組で全31曲を収める。