ドアーズのコンパクト盤 [60年代のシングル盤]
来週にはUSオリジナル・アルバム6タイトルが紙ジャケでリリースされるドアーズ。
今回は「60年代のシングル盤 番外編」として、ドアーズのコンパクト盤をご紹介しよう。
ぼくの記憶が正しければ、最初に国内でドアーズの名前がポピュラーになったのは1969年の「ハロー・アイ・ラヴ・ユー」の大ヒットだった。
それと同時に以前のシングルである「ハートに火をつけて」もじわじわと人気が出てきて、こちらもヒット・チャートの上位まであがっていった(と思う)。
ただ「ハート~」のシングル盤はエディット・ヴァージョンだったので、深夜放送ではノーカットのアルバム・ヴァージョンが流されて話題になったりした。
60年代シングル盤コレクション―その4 アート・ロック! ニュー・ロック! [60年代のシングル盤]
クリームの2枚組のアルバム『WHEELS OF FIRE』が全米1位になったころから、わが国でも俄然「アート・ロック」とか「ニュー・ロック」と呼ばれる音楽がオン・エアされるようになった。
きょうはそのなかからクラプトンやジミ以外のシングル盤をご紹介しよう。
まずは、ザ・クレイジー・ワールド・オヴ・アーサー・ブラウンの「ファイアー」から。
60年代シングル盤コレクション―その3 グループ・サウンズ [60年代のシングル盤]
60年代日本のヒット・チャートを眺めていてあらためて気づくのは、ビートルズと並んで人気があったのはストーンズでもビーチ・ボーイズでもなく、ヴェンチャーズとウォーカー・ブラザーズだったということだ。
もちろん、アニマルズやハーマンズ・ハーミッツ、デイヴ・クラーク・ファイヴなどもときどきヒット・シングルを出してはいるが、ヴェンチャーズやウォーカーズの比ではない。
そういえば、ぼくが最初に手にしたLPもウォーカー・ブラザーズのスコットのアルバムだったなあ。
ところでぼくがシングル盤を買っていたころ人気だったのは、(ビートルズはもちろんだけど)モンキーズとビー・ジーズだ。
きょうはそのころのグループ・サウンズのシングル盤を紹介したい。
60年代シングル盤コレクション―その2 ミドル・オヴ・ザ・ロード [60年代のシングル盤]
わが国では「ミドル・オヴ・ザ・ロード」「MOR」という言い方はあまり定着しなかったが、その名のとおりポピュラー・ミュージックのど真ん中に位置する、名歌手と名曲のシングル盤をきょうはご紹介しよう。
最初はアンディ・ウィリアムズ。
家族で毎週(水曜日だったかな?)『アンディ・ウィリアムズ・ショウ』を見ていたので、歌のうまさはわかっていたけれど、どちらかというと退屈な歌手だったアンディが、俄然かっこいいおじさまに見えたのがこの「恋はリズムにのせて」だ。
エレキ・ギターとサックスのイントロにブラスとストリングスが重なり、コードが半音ずつ下りていくという、こちらもポップスの王道を行くような曲だが、ちょっとメランコリックなメロディと軽快なリズムが印象的だった。
「♪The boys watch the girls
While the girls watch the boys
Who watch the girls go by」
という歌詞も語呂がよくて、ふと気づくと口ずさんでる(もちろんインチキな英語で)という曲だった。
作曲はシド・ラミンで、1967年6月の月間第1位に輝いている。
60年代シングル盤コレクション―その1 インストとワン・ヒット・ワンダー [60年代のシングル盤]
初めて買ったレコードがヴィレッジ・ストンパーズ(THE VILLAGE STOMPERS)の「ワシントン広場の夜はふけて」だったことは、いつだったかこのブログにも書いた。
どうしてこのレコードだったのか、昔のことでもうはっきりとは覚えてないけれど、少しだけ背伸びをしたい気持があったのと、ぼくの周りにも洋楽のシングル盤を買っている友人たちがいたので、彼らとカブらないように選んだということもあったと思う。
(以前も書いたけれどジャケットの左下にあるナンバーはぼくが買ったシングル盤に「1」から
順に番号をつけていったもので、中古屋に売る際にはマイナス査定の対象になるだろう
けれど(笑)、こうやって回顧するときにはとても便利だ)
バンジョーをリードに、トランペットやクラリネットが絡んで、今聴いてみてもディキシーランド・ジャズ風のにぎやかだが哀しげな曲調のインストゥルメンタルで、小学生が繰り返し聴きたくなるような曲ではないと思うが、こういう曲がラジオのヒット・チャートで上位を占めたのだ。
1964年の初め、ちょうどビートルズがデビューしたばかりのころで、この曲が1位だったとき「抱きしめたい」がベスト20の下のほうにチャート・インしている。
シングル盤はまだ1枚330円で、エピック・ソニーが誕生する前の日本コロンビア時代のエピック・レーベルだ。
60年代シングル盤コレクション―イントロ シングル盤の基礎知識 [60年代のシングル盤]
先日倉庫の整理をしていたら、ぼくが小学生から中学生のころに買ったシングル盤が30数枚出てきた。
これらは65年から69年ごろにかけて日本のヒット・チャートを賑わした、いわゆるヒット・シングルだ。
ちょうど『レココレ』誌の60年代のロック・アルバムの特集を紹介したところなので、ついでにこれらのシングル盤を数回に分けて紹介していきたいと思う。
その前にきょうは、シングル盤の種類とその用途?についてまとめておきたい。
(Shaolinさんのコメントに基づき、4/26一部追記しました。Shaolinさんありがとうございました)
まず、(このブログを読んでくださっている方には釈迦に説法のようなものだが、)ときどきシングル盤とEP盤を混同している人がいるので、その違いを書いておく。
同じ7インチ(17センチ)のディスクだが、シングル盤は通常2曲(A、B面各1曲ずつ)収録されており、EP盤はふつう4曲収録されている(EPはExtended Playの略)。
アメリカではあまり売れなかったようだが、EP盤には美しいピクチャー・スリーヴがついていたこともあって、イギリスではかなりの数がリリースされている。
日本では同じように7インチ4曲入りのレコードはコンパクト盤と呼ばれてそれなりに人気があった。
国内盤のシングルが1枚370円だったころ、コンパクト盤は500円だったので、ぼくなんかはよくコンパクト盤を買ったものだ。
ただし厳密にいうとEP盤がシングルと同じように45回転なのに対し、わが国のコンパクト盤は33 1/3回転で、音質的にはUK盤のほうが優位であった。
(英EP盤の例 45回転の大きな表示がある。)
(国内コンパクト盤 こちらも33の大きな表示がある。東芝音工の赤盤である)
さて、シングル盤だが、これはその形状からドーナツ盤と呼ばれることも多かった。
ディープ・パープルのシングル盤 [60年代のシングル盤]
今日、2月22日はパープルの紙ジャケが再発される日だ。
仕事が忙しくてCDショップには寄れなかったが、明日には手に入れられるだろう。
ところでいきなりなんだけど、ぼくはパープルがあまり好きではない。
なにを~~っ!!!
というみなさんの声が聞こえてきそうである^^
わが国では70年代のブリティッシュ・ハード・ロックというとゼップとパープルが両雄並び立つかたちで人気を二分しているが、ぼくは完全なゼップ派で、パープルには興味がない(というより先ほども書いたがあまり好きじゃない)。
ただちょっと言い訳をさせていただくと、まったく聞かず嫌いというわけはなく、最初のころはよく聴いていたのである。
というわけで、今日はリアル・タイムに購入したパープルの国内シングル盤を見ていただこう。