『はっぴいえんど マスターピース』を聴く [日本のロック・フォーク]
12月31日の記事に書いたように、『はっぴいえんど マスターピース』は1月1日の早朝にセヴンに届いた。
最近は着荷の日時を気にしなくていいコンビニ受け取りを利用することが多くなった。
自宅より2~3日遅れるのが玉に瑕だが、一週間以内であれば好きなときに受け取れるのでとても便利だ。
それではさっそく紹介していこう。
はっぴいえんどがURCレコードに遺した2枚のアルバム、『はっぴいえんど(通称ゆでめん)』と『風街ろまん』を最新のテクノロジーでリマスタリングして、CD、アナログ盤、ハイレゾ音源、という3種類のメディアに収めたのが『はっぴいえんど マスターピース』。
これでもう、この2枚のアルバムにかんしては死ぬまで買い換える必要がない(笑。
そう考えれば12,000円はお値打ち価格なんじゃないでしょうか。
パッケージは『風街ろまん』のジャケットの内側に見開きで描かれていた宮谷一彦のイラストを表裏にあしらったもの。
やっぱり松本隆~はっぴいの「風街」というとこのイメージだ。
松本の書いた「水無月の風/電車通り吹き抜けると…」という詩もそのまま載せられている。
2004年の『はっぴいえんどBOX』の松本大洋のイラストにはどうしても違和感があったから、今回のパッケージの装丁は大歓迎だ。
中身を取り出したところ。
アナログ盤の「ゆでめん」。
帯は未使用のものがジャケットのなかに収められている。
ジャケット、帯ともに、色味といい紙質といいよくできてますよ。
『風街』
こちらもオリジナルの雰囲気そのままだ。
そして28ページの「資料集」とCDを収めたハード・カヴァー。
資料集はLPジャケットと同じ大きさで、マスターテープやレコーディング風景を収めた写真などが掲載されている。
CDとハイレゾ音源のダウンロード・カード、そして松本隆の大学ノートのレプリカ。
CDを収めた紙ジャケは、再現性がきわめて低く、たんなる紙製のスリーヴといった感じ。
2004年の『BOX』の紙ジャケと大きさも体裁も同じで、ただコーティングがされていないところがちがうだけだ。
ノートのレプリカも縮小版で、これは期待していただけにちょっとがっかりだなあ。
さて、それではCD、リマスター・アナログ盤、ハイレゾ音源を聴き比べてみよう。
この3つを比較するだけでは面白くないので、98年に東芝EMIからリリースされた1stイシューの紙ジャケ、2004年にエイベックスから出た『BOX』のCD、1970年にリリースされた「ゆでめん」のオリジナルのアナログ盤も比較してみた。
曲は「春よ来い」だ。
(以下、自宅の再生装置で聴いた印象による評価であり、主観的なものであることをお断りしておく)
98年に東芝EMIからリリースされた紙ジャケは、4トラックのアナログ・テープ・レコーダーで録られたことを考えればけっして悪い音ではない。
しかし、音に立体感がなくどことなく古めかしい感じは否めない。
上から98年紙ジャケ、04年BOX、今回の『マスターピース』
04年の『BOX』は音圧こそ98年とほぼ同等だが、低域が充実して音楽的にも安定感が増した。
全体的に鮮明になり、目立たなかった音がちゃんと聞こえるようになった。
ただシンバルが歪っぽいのが気になる。
今回のリマスターCDはまず音圧がかなり上がった。
鈴木茂は今月号の『レココレ』で、音圧が上がったことを肯定的に評価していたが、ぼく自身は最近のリマスター盤における「ラウドネス・ウォー」には懐疑的だ。
先の2枚と比較するためにずいぶんヴォリュームを絞らなければならなかった。
低域はさらに伸びて現代的な音になっている。
ベースやバスドラは締まって直接身体に響いてくるような心地よさを伴っている。
シンバルの歪はやや解消されている。
これだけ聴いている分にはまったく不満もない、リアルで素直にいい音だ。
オリジナル・アナログ盤は、45年もまえの録音ということもあるのだろう、CDと比べると高域がやや丸くなっている。
けれど音には実在感があって、ヴォーカルもリアルだし、ドラムスやベースも輪郭がはっきりとしてグルーヴが伝わってくる。
このオリジナルを聴いたあとでCDに戻ると、CDは全体的にざらついてノイズっぽいことに気がつく。
別の言い方をすると、繊細で美しい音の成分が少なくなったような感じがするのだ。
1973年の9月に購入したオリジナル盤。
オリジナル盤のレーベル
次はリマスターのアナログ盤だが、これにはほんとうに驚いた。
ハーフ・スピード・カッティングということもあるのだろうが、オリジナルと比べると下も上も伸びていて、たいへんなハイレゾリューションである。
ただこのレコードをずーっと聴いていていかと訊かれたらノーと答えるだろう。
聴くほうも音楽の力に圧倒されないように身に力がはいって疲れてしまいそうである。
リマスター盤のレーベル
ハイレゾ・ファイルは、リマスター盤のように力で迫ってくる音楽ではなく、マスターテープに収められた音をそのまま音楽にしたようなリアルな音だ。
オリジナルのアナログ盤の高域を伸ばしてさらにSNを少しよくしたような感じだろうか。
ただしどちらを取るかは好きずきだろう。
ぼくはふだんはハイレゾを聴いて、ときどきオリジナル盤に戻るような気がする。
おかしな言い方かもしれないが、レコードの溝に刻まれた音を針が拾いあげる、その機械的な接触が音楽にある種の「生命感」のようなものを与えているような気がするからだ。
さて、『風街ろまん』のほうはまだハイレゾしか聴いていない。
ハーフ・スピード・カッティングのリマスター・アナログ盤はどんな音を聴かせてくれるのだろう。
楽しみのような怖いような、複雑な気持ちである。
試聴機材
CDプレイヤー アキュフェーズ DP-700
ADプレイヤー ラックスマン PD-171
カートリッジ オルトフォン SPU Spirit
デジタル・プレイヤー オッポ BDP-105DJP
最近は着荷の日時を気にしなくていいコンビニ受け取りを利用することが多くなった。
自宅より2~3日遅れるのが玉に瑕だが、一週間以内であれば好きなときに受け取れるのでとても便利だ。
それではさっそく紹介していこう。
はっぴいえんどがURCレコードに遺した2枚のアルバム、『はっぴいえんど(通称ゆでめん)』と『風街ろまん』を最新のテクノロジーでリマスタリングして、CD、アナログ盤、ハイレゾ音源、という3種類のメディアに収めたのが『はっぴいえんど マスターピース』。
これでもう、この2枚のアルバムにかんしては死ぬまで買い換える必要がない(笑。
そう考えれば12,000円はお値打ち価格なんじゃないでしょうか。
パッケージは『風街ろまん』のジャケットの内側に見開きで描かれていた宮谷一彦のイラストを表裏にあしらったもの。
やっぱり松本隆~はっぴいの「風街」というとこのイメージだ。
松本の書いた「水無月の風/電車通り吹き抜けると…」という詩もそのまま載せられている。
2004年の『はっぴいえんどBOX』の松本大洋のイラストにはどうしても違和感があったから、今回のパッケージの装丁は大歓迎だ。
中身を取り出したところ。
アナログ盤の「ゆでめん」。
帯は未使用のものがジャケットのなかに収められている。
ジャケット、帯ともに、色味といい紙質といいよくできてますよ。
『風街』
こちらもオリジナルの雰囲気そのままだ。
そして28ページの「資料集」とCDを収めたハード・カヴァー。
資料集はLPジャケットと同じ大きさで、マスターテープやレコーディング風景を収めた写真などが掲載されている。
CDとハイレゾ音源のダウンロード・カード、そして松本隆の大学ノートのレプリカ。
CDを収めた紙ジャケは、再現性がきわめて低く、たんなる紙製のスリーヴといった感じ。
2004年の『BOX』の紙ジャケと大きさも体裁も同じで、ただコーティングがされていないところがちがうだけだ。
ノートのレプリカも縮小版で、これは期待していただけにちょっとがっかりだなあ。
さて、それではCD、リマスター・アナログ盤、ハイレゾ音源を聴き比べてみよう。
この3つを比較するだけでは面白くないので、98年に東芝EMIからリリースされた1stイシューの紙ジャケ、2004年にエイベックスから出た『BOX』のCD、1970年にリリースされた「ゆでめん」のオリジナルのアナログ盤も比較してみた。
曲は「春よ来い」だ。
(以下、自宅の再生装置で聴いた印象による評価であり、主観的なものであることをお断りしておく)
98年に東芝EMIからリリースされた紙ジャケは、4トラックのアナログ・テープ・レコーダーで録られたことを考えればけっして悪い音ではない。
しかし、音に立体感がなくどことなく古めかしい感じは否めない。
上から98年紙ジャケ、04年BOX、今回の『マスターピース』
04年の『BOX』は音圧こそ98年とほぼ同等だが、低域が充実して音楽的にも安定感が増した。
全体的に鮮明になり、目立たなかった音がちゃんと聞こえるようになった。
ただシンバルが歪っぽいのが気になる。
今回のリマスターCDはまず音圧がかなり上がった。
鈴木茂は今月号の『レココレ』で、音圧が上がったことを肯定的に評価していたが、ぼく自身は最近のリマスター盤における「ラウドネス・ウォー」には懐疑的だ。
先の2枚と比較するためにずいぶんヴォリュームを絞らなければならなかった。
低域はさらに伸びて現代的な音になっている。
ベースやバスドラは締まって直接身体に響いてくるような心地よさを伴っている。
シンバルの歪はやや解消されている。
これだけ聴いている分にはまったく不満もない、リアルで素直にいい音だ。
オリジナル・アナログ盤は、45年もまえの録音ということもあるのだろう、CDと比べると高域がやや丸くなっている。
けれど音には実在感があって、ヴォーカルもリアルだし、ドラムスやベースも輪郭がはっきりとしてグルーヴが伝わってくる。
このオリジナルを聴いたあとでCDに戻ると、CDは全体的にざらついてノイズっぽいことに気がつく。
別の言い方をすると、繊細で美しい音の成分が少なくなったような感じがするのだ。
1973年の9月に購入したオリジナル盤。
オリジナル盤のレーベル
次はリマスターのアナログ盤だが、これにはほんとうに驚いた。
ハーフ・スピード・カッティングということもあるのだろうが、オリジナルと比べると下も上も伸びていて、たいへんなハイレゾリューションである。
ただこのレコードをずーっと聴いていていかと訊かれたらノーと答えるだろう。
聴くほうも音楽の力に圧倒されないように身に力がはいって疲れてしまいそうである。
リマスター盤のレーベル
ハイレゾ・ファイルは、リマスター盤のように力で迫ってくる音楽ではなく、マスターテープに収められた音をそのまま音楽にしたようなリアルな音だ。
オリジナルのアナログ盤の高域を伸ばしてさらにSNを少しよくしたような感じだろうか。
ただしどちらを取るかは好きずきだろう。
ぼくはふだんはハイレゾを聴いて、ときどきオリジナル盤に戻るような気がする。
おかしな言い方かもしれないが、レコードの溝に刻まれた音を針が拾いあげる、その機械的な接触が音楽にある種の「生命感」のようなものを与えているような気がするからだ。
さて、『風街ろまん』のほうはまだハイレゾしか聴いていない。
ハーフ・スピード・カッティングのリマスター・アナログ盤はどんな音を聴かせてくれるのだろう。
楽しみのような怖いような、複雑な気持ちである。
試聴機材
CDプレイヤー アキュフェーズ DP-700
ADプレイヤー ラックスマン PD-171
カートリッジ オルトフォン SPU Spirit
デジタル・プレイヤー オッポ BDP-105DJP
遼さん
遅くなりましたが・・・
あけましておめでとうございます。
今年も何卒宜しくお願い致します。
最近はブログの内容、更新は少なくなりましたがボチボチやって行きますので
今年も変わらず宜しくお願い致します。
ところで私は去年から『はっぴいえんど マスターピース』を買おうかどうか迷っています。まぁ私はオリジナル初回盤は2枚とも所有しておりません、、、2タイトルともCDのみなのでレコード盤として買いたいと思ってはいるのですが・・・
再発盤としての質がきになりまして・・・質と言いまうのは言うまでもなく音の質、ジャケットの復元の完成度なのですがなのでCDショップで物を見てからとは思っていましたがBOXなので全貌は見れません、、、
なので今回の遼さんの記事は大変に参考になりました。
ジャケ・帯の造りは満足いくもののようで安心です。音は遼さん的に満足いくものと思えば良いでしょうか・・・
『風街』は帯は写真にないのですが出来具合どうでしょうか?
おそらく限定なので以前のCD-BOXのように直ぐに無くなりプレミアが付きそうですね・・・
やっぱ買った方がよさそうですね、、、(笑)
by tetsupc2 (2015-01-13 13:48)
遼さん、こんばんは。
僕も欲しいんですよ、コレ。でも25歳の給料ではなかなか手が出辛くて(苦笑)松本隆氏も音の良さを絶賛しているようだし、アナログではっぴいえんど聴きたい気持ちはスゴイあるんですが。
今は、HQCD(この規格も他に見なくなりましたね)で我慢しております。
by ryo (2015-01-13 18:00)
tetsupc2さん、こんにちは。
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
ブログのほうはときどき覗いてますが、バイク仲間の方からのコメントで賑わっているようですね。
バイクはまったく運転しないのでコメントもできませんが、これからもちょくちょく遊びに行かせてもらいますね。
>『風街』は帯は写真にないのですが出来具合どうでしょうか?
すみません、ちゃんと面倒くさがらずにアップしなきゃいけませんね。
帯はほぼ完璧です。
レコ番も価格も初盤当時のままです。
「ほぼ」というのは、ぼくのもってる帯とはイラストのカットの位置がちがうのですが、
これは個体差というのもあるかもしれませんね。
>音は遼さん的に満足いくものと思えば良いでしょうか・・・
tetsupc2さんのコメントを拝見してから、ちょっと考えてたんですが、そうだ、SPU Spiritのような現代的なカートリッジではなく、もう少し上も下も丸まってる、たとえばMC-20 Spuerあたりで聴いてみたらどうだろう?と思って聴いてみると…
うん、このリマスター盤にはMC-20のほうがぴったりでしたね。
もちろん再生環境によってずいぶん印象は異なると思いますが、やわらかな感じが出てずいぶん聴きやすくなりました。
>やっぱ買った方がよさそうですね、、、(笑)
買い逃したらぜったい後悔すると思いますよ~~(悪魔のささやきw)
by parlophone (2015-01-14 12:19)
ryoさん、こんにちは。
>25歳の給料ではなかなか手が出辛くて
そうですよね~。
ただぼくが大学出て働き出したときの初任給は12万ぐらい、そのころ国内盤のLPレコードは2800円ぐらいでしたかね。
すでに一人暮らしをしていましたから、月2枚買うのがやっとという感じでした。
ですからいまリイシュー盤が4~5000円で出てて、高いという人もいますけど、感覚的にはあまり変わらないんじゃないでしょうか。
重量盤2枚とCD2枚、さらにダウンロード・カードまでついてこの価格というのは、はっきりいってチョーお買い得だと思います(←悪魔のささやき part2 w)
>HQCD(この規格も他に見なくなりましたね)
ほんどですね~。
でもCDの音もけっして悪くはないと思いますよ^^
by parlophone (2015-01-14 12:32)
こんばんは。
遼さんのオリジナル盤とリマスター盤のレーベル URCロゴの下のJASRACマークの有り無しの違いが…。
音を聞けないので、口惜しさのあまり前々回を引きずってしまいました。困ったもんです。
興味津々なのはハイレゾの音なんですが、それはサンプリング周波数がCDの倍以上だったりするんですよね。再生装置もそれなりのものが必要?
私は当分の間、遼さんのリポートだけで我慢するしかないな。
P.S.今見てきたんですが、私の1700円盤のレーベルにもマーク有りませんでした。
by Zamora (2015-01-19 23:09)
Zamoraさん、こんばんはー。
>遼さんのオリジナル盤とリマスター盤のレーベル
>URCロゴの下のJASRACマークの有り無しの違いが…。
そうなんですよ。
ぼくも写真撮るまでは気づかなかったんですが、JASRACのマークが入ってないんで、歌詞カードだけクレジットの入ったものに差し替えたのかなあ、なんて思いました。
>私の1700円盤のレーベルにもマーク有りませんでした
ほかにもオリジナル盤をもってる方がいらっしゃったら情報がほしいところですね。
>興味津々なのはハイレゾの音なんですが、それはサンプリング周波数がCDの倍以上
>だったりするんですよね。再生装置もそれなりのものが必要?
ぼくはハイレゾ再生可能なユニヴァーサル・プレイヤーで聴いてますが、『レココレ』で武田昭彦が書いてたみたいに「眩暈がするほど生々しい」とか「昇天」とかいうほどじゃないですね。
再生環境にもよるんでしょうけど、ちょっとオーヴァーじゃないかと思いますが(←たんなる負け惜しみ^^;)
by parlophone (2015-01-21 22:17)
遼さんこんばんは。
私のゆでめんは1900円印刷のものですがやはりJASRACはありません。
マスターピースは珍しく予約して買いました。届くや、ダウンロードして
ハイレゾをまず聴きました。あまりの音圧とコンプの効きにちょっと絶句しました。
確かにバックに埋もれていた音が前面に出てきてそれはそれでいいのですが
遼さんが書かれている通りで、ずっと聴いていたいかと言われるとノォォーです(笑
つい先日LPもやっと聴いたのですが概ねハイレゾと同じ傾向でした。
なんというか、イギリスのバランスなんですね。日本人離れしてるというか。
ミカバンドのハーヴェスト盤を聴いているような感じです。
遼さんの記事を拝見して帯が付いてることを知り、風街のジャケットの奥から
引っ張り出してみると、角が見事にゲートフォールドに挟まって折れておりました(笑
by ノイ (2015-01-22 21:29)
遼さん、こんばんは、
ご無沙汰しております。
Cold Sun改めnicohoiです。
数年前にハードオフでたまたま入手し、ブログ記事に書いた
"ゆでめん1500円盤"
JASRAC表記は何処にもありません。
レーベルと歌詞カードの画像を追加しましたので、
よろしければ覗いてみてください。
ameblo.jp/marohoi/entry-11378440609.html
レーベル下部、BROADCASTINGの"B"の位置が、レイトプレスと微妙に違います。
ハイレゾ"ゆでめん"
音あつと出汁コンプの効きすぎですかぁ~(笑)
帯目当てでマスターピースを入手しようと思いましたが、
止めます。
オリジナル盤が有れば十分ですね。
by nicohoi (2015-01-23 19:31)
ノイさん、こんにちはー。
>私のゆでめんは1900円印刷のものですがやはりJASRACはありません
これはレーベルですか? それとも歌詞カード?
もしレーベルだとしたらずいぶんあとまでJASRACのマークは入らなかったんでしょうね。
ちなみに帯に1700円表記のある『風街』も、レーベルにはJASRACはありません。
>ハイレゾをまず聴きました。あまりの音圧とコンプの効きにちょっと絶句しました
ハイレゾはあまり感じなかったんですが、ノイさんのコメントを読んでから『風街』のハイレゾを聴くと、たしかに音圧ととくに低域にコンプ感がしますねえ。
>つい先日LPもやっと聴いたのですが概ねハイレゾと同じ傾向でした
『風街』のLPは未聴なんですが、おそらくそうですよね。
>なんというか、イギリスのバランスなんですね。日本人離れしてるというか
なるほどね~。
ちょっと最近のマスターテープへの回帰志向というか、フラットトランスファー主義にはついていけてないんでしょうかねえ。
>角が見事にゲートフォールドに挟まって折れておりました(笑
orz プロがこんな初心者みたいな失敗やってはいけませんね!
by parlophone (2015-01-25 13:00)
nicohoiさん、こんにちはー。
お久しぶりです!
>数年前にハードオフでたまたま入手し、ブログ記事に書いた
>"ゆでめん1500円盤"
>JASRAC表記は何処にもありません
ハードオフで210円!!!
なんというバーゲンプライス!!
状態もかなりよさそうで、全国のはっぴいファンはさぞ悔しがってるでしょうね。
>オリジナル盤が有れば十分ですね
帯の再現性はほぼ完ぺきだと思うんですが、それだけのために1万数千円は出せませんよね。
それにオリジナル盤は、当時としてはかなりいい音ですよね。
ほかの部分に価値が感じなければまったく必要ないと思います。
それにしても『レココレ』の武田昭彦の記事を読んで、「まったくそのとおり!」と思った人はどれくらいいらっしゃるのか興味があります。
by parlophone (2015-01-25 13:13)
遼さん、ふたたび、こんにちは、
>それにオリジナル盤は、当時としてはかなりいい音ですよね。
CDでは感じなかった。
1970年のロックな音がします。
同時期の世界のロックバンドと比べても遜色ないですね。
武田昭彦氏と同じ再生環境で聴いてみないと、なんとも言えませんが、
英米大手レコード会社、ビートルズクラスのマスター音源じゃないと、ハイレゾ化しても何処か無理があるような…
アナログ時代の作品は、オリジナル盤を聴く方が好みですね。
ハイレゾで音質を上げようとも、その時代の空気感を見事にパッケージされ、再生できるのはオリジナル盤でしょうか。
録音の良し悪し、エンジニアの技量も作品の味になります。
アナログ盤の再生ノイズ、ほとんど気にならないので、盤の状態が多少悪くても大丈夫です。
よれよれオルガン&メロトロン、歪んだギターは大好物ですし、ノイズミュージックと思えば(笑)
UKニューウェーブの頃にノイズミュージックには慣れました(笑)
by nicohoi (2015-01-25 15:57)
JASRACなしはレーベルに です。うちの風街にもないですね。
マスターピースはテープの写真が載った資料集は見応えありますね。
音質はまあ好みなんでしょうけど「いらいら」のイントロの左チャンネル
から聞こえるオルガンが完全に歪んでいるんですがオリジナルはここまで潰れてない感じです。
by ノイ (2015-01-25 17:56)
nicohoiさん、ふたたびどうもです。
>同時期の世界のロックバンドと比べても遜色ないですね
当時のプアな再生環境ではわかりませんでしたが、いまこうやって聴いてみると、ほんと遜色ないですね。
>アナログ時代の作品は、オリジナル盤を聴く方が好みですね
ぼくもどこかで書いたと思うんですが、たとえばマイルズの『Kind of Blue』にしてもハイレゾよりはアナログ盤のほうが好きなんですね。
しかもこのばあいはオリジナルですらない、リイシュー盤なんですが(笑。
まあ好みの問題でしょうけど…。
>UKニューウェーブの頃にノイズミュージックには慣れました(笑)
ぼくもノイズはあまり気にならないほうなんですが、それでもちょっと…というのはありますので、そういうのをつかまされたときには、なるべく程度のいいものに買い替えるようにしてますね。
まあ、中古レコードにノイズは宿命みたいなもんですから、コツコツと揃えるしかありませんね(笑。
by parlophone (2015-01-25 21:46)
ノイさん、どうもです。
>JASRACなしはレーベルに です。うちの風街にもないですね
ありがとうございます。
そういえば風街は今回のリイシュー盤のレーベルにもないような(笑。
>マスターピースはテープの写真が載った資料集は見応えありますね
いままで英米のテープはビートルズをはじめとして見たことがありますが、日本のは初めてで、「抜いた」とかおもしろい表記もあってびっくりしました。
しかも小倉エージがかなり綿密にメモしてたみたいで、注記もあって当時のようすがよくわかりますね。
>「いらいら」のイントロの左チャンネルから聞こえるオルガン
「いらいら」のオルガンはハイレゾでも歪んでましたね。
「春よ来い」のシンバルはアナログ盤では歪んでて、ハイレゾはそこまでないという違いがありましたが…。
いずれにしてもオリジナルにはかなわない、というのが結論でしょうか(笑。
by parlophone (2015-01-25 21:59)