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The Beatles Fan Club MagazineのPete Nashが『The Beatles Mono LP』のBox Setを開封する [BEATLES]

たこせいじんさんのブログに「Pete Nash from The Beatles Fan Club Magazine Unboxes The Beatles Mono Vinyl Box Set」というYouTubeの動画がアップされていたので見てみると、いろんなことがわかって面白かった。

音は別として、ジャケットの再現性でぼくがいちばん気になっていたのはやはり『ホワイト・アルバム』だった。
『プリーズ・プリーズ・ミー』では「Angus McBean」の文字が右寄りという情報まで入っていたので、それなりのリサーチをやっていることはわかっていたのだが、なにしろAmazonの商品ページをクリックすると、こんな画像や

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こんな画像が出てくるんだから、

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おいおい大丈夫なの?と心配になってしまう。

そんな心配はこの動画でかなり解消された。

ナンバリングはこんな感じで

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あきらかにスタンプ押しだし、ロゴもちゃんとエンボスになっている。

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インナーの丸い穴が片方にしか開いてないとか、保護紙がついてないとか(笑)、まあ不満はあるけれど、ちゃんと内側までヴィニール・コーティングされているし、オープン・トップだし、ひと安心だ。

ところでナンバリングは、ぼくが知っているかぎりみんな「9」から始まってるんだけど、これはどうしてなんだろう。
ジョンが好きな数字だったということと、ホワイトはオリジナル・アルバムとしては9番めだった(コンピレーションの『Oldies』を除く)ということあたりが関係してるんだろうか?

さて、レーベルとフリップ・バックのようすをちょっと見てみよう。
まずゴールド・パーロフォン。

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ステレオ版より再現度は上がっているような気がする。
カタログ番号も「PMC 1202」になってるみたいだし、日本の復刻レコードみたいになにもかも当時のまんまという考え方ではないにしても、かなりいい線いってるのではないだろうか。
スリーヴも実際に製作したのはドイツの会社なんだろうけれど、ちゃんと「Ernest J Day」とか「Garrod & Lofthouse」というクレジットもあるらしい。

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こちらはブラック&イエロー・パーロフォン。
内周に余裕をもたせてカッティングしてあるのがわかる。

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ちょっと残念なアップル・レーベル。
色味もダーク・アップルとは言い難いし、クレジット関係が二重になってるのはいただけませんな。

『PPM』のバック・スリーヴ。

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細かいことをいうようだけれど、初期の『PPM』はすべてEJD社がスリーヴを作っていたはず。
だとするとフリップ・バックの形状がちょっと違いますね。
情報ではそこまでこだわったということだったけれど、どうなんだろう。

『フォー・セール』

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なかなかいい感じだ。
ただし、スパインの上下の絞りはないようだ。

『ラバー・ソウル』

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ちょっとフリップが幅広なのか、レコ番が隠れそうに見える。
うれしかったのは、この画像でもわかるけれど包装がシュリンクではなく糊つきのセロファンだったこと。
シュリンクが破れないぼくでもちゃんと中を見ることができます。

『リヴォルヴァー』

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『サージェント』

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いかがですか。
Pete Nashも満足そう。

ぼくは6月にHMVでボックスを予約して、7月下旬にAmazonに注文し直したので、お届け予定日が9月14~16日になってしまった。
はやめに到着した方、いろいろ情報を教えてくださいね(笑


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MASA

ワタシもこの動画見ました。再現度は限りなくオリジナルに近いみたいで期待が持てますが、「サージェント・ペパーズ」のサイケ・スリーブ以外はインナースリーブが復刻されていないのがちょっと残念ですね。

ワタシもamazonで値段が3万2,000円台まで下がったところで、とうとうボックスを注文してしまいました ^_^
こうなったら到着を楽しみに待ちたいと思います。
by MASA (2014-08-24 22:43) 

たこせいじん

遼さん、お久しぶりです。
ブログにもコメントいただきましてありがとうございます。
件の動画で解説しているのは、イギリスのファンクラブの会長なんだそうです。
今朝のFMでP.バラカンさんが教えてくれました。

by たこせいじん (2014-08-25 17:54) 

たかぽだ

ちょっと心配なのが、空輸か船便かわからないけど、この暑さでレコードが変形したりしていないのだろうか。注文したけど、それだけが本当に心配!!
by たかぽだ (2014-08-25 20:10) 

parlophone

MASAさん、ご無沙汰しております。

>インナースリーブが復刻されていないのがちょっと残念

ほんとですね。
EMITEXではなくて、リマスター・ステレオ盤のときと同じような白のプレーンみたいでしたね。

>とうとうボックスを注文してしまいました ^_^

おめでとうございます。
ぼくも3万2000円台です^^

到着したらぜひ情報交換をさせてくださいねm(_ _)m
by parlophone (2014-08-25 23:04) 

parlophone

たこせいじんさん、どうもです。

こちらこそ、わざわざコメントいただき恐縮です。

>イギリスのファンクラブの会長なんだそうです

みたいですねー。
ファンクラブの会長ともなると3週間も前にもらえるんだとびっくりしました。
95年に『Live at the BBC』が出たときは厳重な警戒態勢で情報がコントロールされていましたが、今回はかなりオープンで、それだけに盛り上がりますね^^
by parlophone (2014-08-25 23:17) 

parlophone

たかぽださん、はじめまして。
ようこそいらっしゃいました。
管理人の遼(parlophone)と申します。

>この暑さでレコードが変形したりしていないのだろうか。
>注文したけど、それだけが本当に心配!!

ほんとですね。
US盤なんか未開封なのに反りまくってて、ターンテーブルに載せたらウネウネが止まらない、なんてけっこうありますからね。

まあ今回はわざわざドイツでジャケットからヴァイナルまで作らせていることから考えても、そのへんは気を配っているのではないかと(願望も入ってますが)期待してます(笑。
by parlophone (2014-08-25 23:22) 

やまちゃん

ホワイトアルバムはステレオですが、国旗帯がブークレットが充実してて好きだった
モノLPはさすがに一枚もありませんが、CDでホワイトの30周年のペーパースリーブがいかにもLP仕様で今も大事に持ってます
とにかくビートルズものはなぜかホワイトが種類多く持ちたいから不思議ですな
あとサージェントペパーズは日本盤LPでもinner grooveが異なってるのでコレクターとして大事にしてます

ZEPはリマスター第二弾(Ⅳと聖なる館)が出ますね
なんか私もZEPがビートルズ以上に今、嵌ってます
by やまちゃん (2014-08-26 12:49) 

parlophone

やまちゃんさん、こんばんは~。

>ホワイトアルバムはステレオですが、国旗帯がブークレットが充実してて好きだった

じつは今ホワイトの国旗帯で程度のいいものを探してるんですよ。
行きつけの中古ショップにあるのは綺麗なんですけど4,000円!
2,000円ぐらいであるといいなあと思います。
そうですか、ブックレットがついてるんですね。
今度中身を見てみようっと。

>とにかくビートルズものはなぜかホワイトが種類多く持ちたいから不思議ですな

いやあ、まさに同感です。

>あとサージェントペパーズは日本盤LPでもinner grooveが異なってるのでコレクターとして大事にしてます

ぼくはサージェントも大好きなので、国内盤はLPだけで8セットか9セットぐらいもってますね^^;

>ZEPはリマスター第二弾(Ⅳと聖なる館)が出ますね

こちらは例によってアナログのデラックス・エディションを地元のタワレコに予約済みです。
たまにはネットではなく実店舗も利用しないとw

あと悩ましいのがポールの2タイトルですね…。
by parlophone (2014-08-27 00:41) 

やまちゃん

parlophoneさん、レスありがとうございます

>あと悩ましいのがポールの2タイトルですね…。
ウイングスのvenus and marsとspeed of soundですね
実は私はポールものは「ポールマッカートニーコレクション」CDをほとんど持ってるので、最初のリマスター(ラム、マッカートニー、バンドオンザラン、マッカートニー2)は持ってません。でも未発表音源はやっぱ気になります
正直、マッカートニー2はポールの好みなんでしょうね
今度のはvenus and marsは名作なんで納得ですし、めったに収録されてないjunior's farmが入ってるのとletting goのシングルエディットはやっぱ注目してしまいます
speed of spundはウイングス全員がリードヴォーカルを取っただけの作品なんで私もあまり聞いてませんが、オーヴァーアメリカに4曲収録されてるのでいちおう重視してるだけです

あの娘におせっかいのEPがあるので、B面のlove in songのシングルエディットを入れてほしかったなあというのが個人の感想ですが・・
by やまちゃん (2014-08-27 12:57) 

parlophone

やまちゃんさん、どうもです。

>ウイングスのvenus and marsとspeed of soundですね

ぼくは『ラム』、『マッカートニー』、『バンド・オン・ザ・ラン』の3作は大好きなアルバムなので、いわゆる「スーパー・デラックス・エディション」を買ってしまいました。
完全生産限定版などと銘うってありますが、けっこう後で買ったので安く買えたような記憶があります。
「悩ましい」というのはバーゲンになるのを待って買おうと思っていて、廃盤になったらどうしよう、という意味なんですけどね(笑。

『マッカートニー2』はほとんど興味がなく、今日に至るまでまで聴いたことがありません(汗。

『ヴィーナス~』と『スピード~』は妻がもっていた国内盤を聴いたのが初めてだったんですが(四半世紀も前の話ですね)、今ではお気に入りです。

>B面のlove in songのシングルエディット

へえ、そんなのがあるんですね。
知りませんでした。
そういうのをちゃんと収録してこそ「スーパー・デラックス・エディション」だと思うんですが…。
by parlophone (2014-08-28 15:44) 

ノイ

遼さん こんにちは。
昨日ピーター・バラカンさんの司会で試聴会があって行ってきました。
で、前回のBOXとは別に市販バージョン?の別のBOXが届いたようで
そちらの盤を使って試聴しました。で、ですね PPMのジャケ裏の
印刷クレジットが なんとEJ.DAYに直っていましたよ。きっと誰か
ツッコミを入れたんじゃないかと。しかしフリップの形状はそのまま
でちょっと残念でしたが。まあ直せるところは直した ということかと。
今日アマゾンから出荷の案内が来ました。(おそらく遼さんとこも)


by ノイ (2014-09-09 18:23) 

parlophone

ノイさん、こんばんはー。
どもども、お久しぶりです^^

>昨日ピーター・バラカンさんの司会で試聴会があって行ってきました

わあ、いいですね~。
ぼくもバラカンさん大好きなので、ぜひかれのナヴィゲートで聴いてみたかったです。

>前回のBOXとは別に市販バージョン?の別のBOXが届いたようでそちらの盤を使って試聴しました

なるほど、前回の試聴会はまだ市販のものではなかったんですね。
ノイさんのお聴きになった印象はどうでしたか?

>PPMのジャケ裏の印刷クレジットが なんとEJ.DAYに直っていましたよ。
>きっと誰かツッコミを入れたんじゃないかと。
>しかしフリップの形状はそのままでちょっと残念でしたが

そうなんですよーー。
じつはウチにはきょう届いてしまいましたーー。
残念なところもいろいろあるんですが、やっぱりちょっと興奮してます!^^
by parlophone (2014-09-09 21:16) 

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