Blu-ray コレクション 『LADIES & GENTLEMEN』 [STONES]
今年の誕生日に、妻と息子と娘の3人でお金を出しあってブルーレイ・プレイヤーをプレゼントしてくれた。
SonyのBDP-S360という製品で(現在はS370という新製品にモデル・チェンジしている)、アンプやCDプレイヤーのような重厚さとは無縁の、いかにも家電といったたたずまいの製品だが、出てくる絵と音はなかなか悪くない。
さっそくブルーレイ・ディスクも何枚か手に入れて(最初に買ったのはDVDのときと同じく『ウッドストック』と『ブレード・ランナー』のディレクターズ・カット(笑))、いまもUSやUKのAmazonから商品が届くのを待っているのだが、きょうは最近手に入れた、ストーンズの『LADIES & GENTLEMEN』(US盤)をご紹介しよう。
(US盤はスリップケースつきだ)
『LADIES & GENTLEMEN』は先月号の『レココレ』でも詳しく紹介されていたのでご存知の方も多いと思うが、1972年の全米ツアーから、6月24日のテキサス州フォート・ワースと翌日のヒューストンのライヴを収めたフィルム。
(左側にはTシャツの宣材などといっしょにポスターが入っている)
(これがそのポスターを広げたところ)
屋内のステージということで暗いシーンが多いうえに、もともとは16mmフィルムということで、びっくりするほどの高画質というわけにはいかないけれど、同時代のヴィデオとは比べものにならないくらい絵も音もしっかりしている。
70年前後の、バンドとしてもっとも充実していた時期のライヴ映像としては、68年の『ロックンロール・サーカス』、69年の『ゲット・ヤー・ヤー・ヤズ・アウト』に引き続いてディスク化されたわけで、10年前には想像すらできなかったうれしい事態だ。
ミックはもちろん、キースもチャーリーもめちゃめちゃ元気だし、ミック・テイラーがほとんど表情も変えずにひたすらギターを弾きまっくているのがいい。
キースのギターが曲の途中で変わったりしているので、細かな編集はされているようだが、オープニングの「ブラウン・シュガー」からラストの「ストリート・ファイティング・マン」まで15曲、当時のセットリストをほぼ再現している。
前年リリースの『スティッキー・フォンガース』からの「ブラウン・シュガー」「Bitch」で始まり、キースのヴォーカルをフューチャーした「Happy」、スタジオ・テイクよりゆっくりめに演奏される「むなしき愛」、アコースティック・セットの「Sweet Virginia」、ミックのブルース・ハープが堪能できる「Midnight Rambler」、キースとミック・テイラーのギター・バトル?が楽しい「Bye Bye Johny」など、見所・聴き所が満載の79分だ。
ボーナス・フューチャーズとして、「ダイスを転がせ」など3曲のツアー・リハーサル映像と、ミックの新旧のインタビューが収められている。
映像は16:9のヴィスタサイズ、ビットレートは15Mbpsから31Mbpsあたりを行き来して、平均20Mbpsといったあたりだろうか。
音声はリニアPCMステレオと、ドルビー・デジタル5.1、dts-HD Master Audioを収めている。
なお、ここに載せたスクリーン・ショットは、自宅の100インチ・スクリーンにハイヴィジョン対応のプロジェクター(ただしフル・ハイヴィジョンには未対応)で投射したものをデジカメで撮ったもので、ブルーレイ・ディスク本来のクオリティを表したものではありません。ご了承ください。
SonyのBDP-S360という製品で(現在はS370という新製品にモデル・チェンジしている)、アンプやCDプレイヤーのような重厚さとは無縁の、いかにも家電といったたたずまいの製品だが、出てくる絵と音はなかなか悪くない。
さっそくブルーレイ・ディスクも何枚か手に入れて(最初に買ったのはDVDのときと同じく『ウッドストック』と『ブレード・ランナー』のディレクターズ・カット(笑))、いまもUSやUKのAmazonから商品が届くのを待っているのだが、きょうは最近手に入れた、ストーンズの『LADIES & GENTLEMEN』(US盤)をご紹介しよう。
(US盤はスリップケースつきだ)
『LADIES & GENTLEMEN』は先月号の『レココレ』でも詳しく紹介されていたのでご存知の方も多いと思うが、1972年の全米ツアーから、6月24日のテキサス州フォート・ワースと翌日のヒューストンのライヴを収めたフィルム。
(左側にはTシャツの宣材などといっしょにポスターが入っている)
(これがそのポスターを広げたところ)
屋内のステージということで暗いシーンが多いうえに、もともとは16mmフィルムということで、びっくりするほどの高画質というわけにはいかないけれど、同時代のヴィデオとは比べものにならないくらい絵も音もしっかりしている。
70年前後の、バンドとしてもっとも充実していた時期のライヴ映像としては、68年の『ロックンロール・サーカス』、69年の『ゲット・ヤー・ヤー・ヤズ・アウト』に引き続いてディスク化されたわけで、10年前には想像すらできなかったうれしい事態だ。
ミックはもちろん、キースもチャーリーもめちゃめちゃ元気だし、ミック・テイラーがほとんど表情も変えずにひたすらギターを弾きまっくているのがいい。
キースのギターが曲の途中で変わったりしているので、細かな編集はされているようだが、オープニングの「ブラウン・シュガー」からラストの「ストリート・ファイティング・マン」まで15曲、当時のセットリストをほぼ再現している。
前年リリースの『スティッキー・フォンガース』からの「ブラウン・シュガー」「Bitch」で始まり、キースのヴォーカルをフューチャーした「Happy」、スタジオ・テイクよりゆっくりめに演奏される「むなしき愛」、アコースティック・セットの「Sweet Virginia」、ミックのブルース・ハープが堪能できる「Midnight Rambler」、キースとミック・テイラーのギター・バトル?が楽しい「Bye Bye Johny」など、見所・聴き所が満載の79分だ。
ボーナス・フューチャーズとして、「ダイスを転がせ」など3曲のツアー・リハーサル映像と、ミックの新旧のインタビューが収められている。
映像は16:9のヴィスタサイズ、ビットレートは15Mbpsから31Mbpsあたりを行き来して、平均20Mbpsといったあたりだろうか。
音声はリニアPCMステレオと、ドルビー・デジタル5.1、dts-HD Master Audioを収めている。
なお、ここに載せたスクリーン・ショットは、自宅の100インチ・スクリーンにハイヴィジョン対応のプロジェクター(ただしフル・ハイヴィジョンには未対応)で投射したものをデジカメで撮ったもので、ブルーレイ・ディスク本来のクオリティを表したものではありません。ご了承ください。
2010-10-24 16:23
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遼さんの記事の記事が久しぶりに読めるってだけでも興奮モノなのに、内容がストーンズとは!
実はまだ買えていません、コレ。
テレビを地デジ化する時に買おうかなと・・・。
できればブルーレイのキレイな画質で拝みたいものです。
音盤(CD)でも欲しいなぁ~。
by ryo (2010-10-24 22:34)
僕はストーンズって、やっぱ60後期~70初期が好きですね。
というか、他のアルバムは聴かないです。(汗
やったね。遼さん復活!
でも無理はしないでね。Σb( `・ω・´)グッ
by 遮断機さん (2010-10-25 12:48)
おー、久々の記事がブルーレイとは^^。
ついに導入されたんですね。プレゼントですか、いいなあ。
ワタシもこのブルーレイは買いましたけど、残念ながらブルーレイの真価が発揮されない素材なのがちょっと残念ですね。
実は暇がなくてまだ全部観てません^^;
他にも欲しいソフトがたくさんあるんですが、余裕がなくて全然買ってません。
それより最近はもっぱらWOWOWで放送された映画やライヴを録りまくっていて、だいぶソフトがたまりました^^。
by MASA (2010-10-25 22:18)
こんばんは。
レディースアンドジェントルメンは私が買った最初の映像ソフトです。高校1年の時、祖父がビデオデッキを買ったとき、自分もお金を貯め、通信販売で確か1万円ぐらいだったと思いますが、ダビングモノの編集版を購入しました。エアーズとかが世に出る少し前の話です。
画像は良くなかったですが、ともかく毎日観ていました。
PALをNTSCにデジタルで変換する業者も現れて、その時注文したのもレディースアンドジェントルメンでしたね。これはコンプリート版として一番綺麗でこちらもとても感動した思い出があります。
という状況で今回の正規発売は特に感慨深いものがあります。
ブルーレイプレイヤーが入手できた時は是非プレゼントして欲しいですね。(笑)
by 僧ちゃん (2010-10-26 00:01)
うぉ~遼さんブルーレイプレーヤー買ったんですね・・・
私は今だ無い状態で、、、パソコンがブルーレイ付なのでパソコンで見ています。
しかしこうしてまた遼さんのブログを拝見出来て本当に良かったのです。
必ずチェックするブログに遼さんはしっかり入っていますので。。。楽しみがまた出来ました。
ところでレディースアンドジェントルメンは初めはDVD盤を予約していたのですが安さとやはりやっぱブルーレイでしょ!ということで注文をし直す事にしたのですがまだ届いておりません・・・ブルーレイを注文すのが遅くなってしまいました。
あー私も早くブルーレイレコーダーが欲しい・・・
by tetsupc2 (2010-10-28 18:54)
ryoさん、こんばんはー。
〉遼さんの記事の記事が久しぶりに読めるってだけでも
そんな大した記事でもないのに喜んでいただいて、ほんとうにありがとうございます。
〉できればブルーレイのキレイな画質で拝みたいものです
もとが30年以上も前のものですし、16ミリということで過大な期待は禁物ですが、なかなかどうして悪くない映像と音だと思います。
しかも2000円前後で買えてしまうのがいいですね。
いつか国内盤を手にすることがあったら、そのときはミックのインタヴューをじっくり見てみたいと思います(笑。
by parlophone (2010-11-01 17:34)
遮断機さん、こんばんはー。
〉僕はストーンズって、やっぱ60後期~70初期が好きですね
ぼくもそうなんですよねー。
新譜は買っても何度か聴いたらお蔵入りで(笑、プレイヤーに載せるのは、どうしても『ベガーズ・バンケット』から『スティッキー・フィンガーズ』あたりが中心になりますね。
ということでこれからもよろしくお願いいたします。
by parlophone (2010-11-01 17:38)
MASAさん、どうもです。
〉ついに導入されたんですね。プレゼントですか、いいなあ
そうなんですよ。
それにしてもデジタルって安いですよね。
なにしろレーザーディスク・プレイヤーの1/15ぐらいの値段ですから、あきれてしまいます。
それで絵も音もちゃんとしたのが出てくるんですからねー。
デジタル恐るべしです^^;
〉残念ながらブルーレイの真価が発揮されない素材なのがちょっと残念ですね
そうですねー、暗い場面が多いし。
でもDVDに比べるとノイズっぽくないのがいいですねー。
〉最近はもっぱらWOWOWで放送された映画やライヴを録りまくっていて
あー、ライヴはいいでしょうねー。
映画は字幕はどうですか?
NHKのBS hiなんてびっくりするぐらい字幕が大きくて、それだけでげんなりしてしまいます。
20世紀FOXのブルーレイとかは100インチで見ても「え?」って思うぐらい字幕が小さくて、すごくいいんですけどねー。
by parlophone (2010-11-01 17:46)
僧ちゃんさん、こんばんはー。
〉レディースアンドジェントルメンは私が買った最初の映像ソフトです
そうだったんですか!
ぼくなんかつい最近まで、その存在すら知りませんでした。
だからタイトル聞いたときも「なんじゃそりゃ」と思ってしまったんですが、このタイトルにはなにか謂れがあるでしょうか。
〉画像は良くなかったですが、ともかく毎日観ていました
むかしはやはり映像作品がほんとうに貴重で、しかも全盛期のライヴなんて、めったに見ることはできませんでしたからねー。
動いてるってだけでもう感動したものですね。
ストーンズのばあいは『ロックンロール・サーカス』もあるし、ほんとうにファン冥利に尽きますね。
by parlophone (2010-11-01 17:54)
tetsupc2さん、こんばんはー。
〉遼さんブルーレイプレーヤー買ったんですね・・・
えへへ、買ったというより買ってもらったんですけどね^^
〉パソコンがブルーレイ付なのでパソコンで見ています
おお、ブルーレイ付のパソコンって最新版ですよね。
〉しかしこうしてまた遼さんのブログを拝見出来て本当に良かったのです
大した記事でもないのに、チェックしていただいて、ありがとうございます。
〉ブルーレイを注文するのが遅くなってしまいました
Amazon.jpではずーっと品切れ状態ですよねー。
HMVではもう手に入るのかな?
いずれにしてもしばらく廃盤にはならないでしょうから。
あ、もう手に入れられて今ごろは楽しんでらっしゃるかもしれませんね^^
by parlophone (2010-11-01 18:03)
再びどーもです^^。
WOWOWの映画も字幕がデカくて困りますねえ。
この大画面時代にあれはないだろうと思いますよね。
最近は「ココ・アヴァン・シャネル」「パイレーツ・ロック」「フォース・カインド」「2012」など、ライヴはストーンズの「AT THE MAX」とかビヨンセのライヴ、大塚愛のライヴなどを録りました^^。
こういうのをハイビジョンのキレイな画質で残せるなんて、いい時代になりましたねえ。
by MASA (2010-11-01 23:05)
MASAさん、こんばんはー。
やっぱりWOWOWも字幕はでかいですか。
ちょっとあれは興ざめですよねー。
>最近は「ココ・アヴァン・シャネル」「パイレーツ・ロック」「フォース・カインド」
>「2012」
おお、『パイレーツ・ロック』はUS盤はブルーレイが出てますが、国内盤未発売なのでハイヴィジョンで見れるのはいいですね。
『2012』はお客さんが来たときに100インチで見せるのにはもってこいです(笑。
>こういうのをハイビジョンのキレイな画質で残せるなんて、いい時代に
>なりましたねえ
ほんとですよねー。
ヴィデオ・デッキでNHK教育で月に一度放送される映画を一生懸命エアチェックしていたころが夢のようです(笑。
by parlophone (2010-11-03 23:13)