『ゲット・ヤー・ヤー・ヤズ・アウト!』40周年記念DX・エディション [STONES]
ローリング・ストーンズの1969年USツアーを収めたライヴ・アルバム『ゲット・ヤー・ヤー・ヤズ・アウト!』には鮮明な記憶がある。
調べてみると、ぼくがこのアルバムを買ったのは1970年12月2日だから、それは12月も終わりに近づいた高1の冬休みだったのだろう。
ある日の午後、ぼくは父の書斎でこのライヴ・アルバムをターンテーブルに載せながら、「ああ、こうやってレコードに針を載せると音楽が流れるだけでなく映像も見ることができたら、どんなに幸せだろう…」と思ったのだ。
(70年に購入した国内盤。光沢のあるA式のゲイトフォールド・ジャケットだ)
ぼくの記憶に間違いがなければ、その少しまえにNHKでハイド・パークのブライアン・ジョーンズ追悼コンサートが放映されたのを見ていて、動くストーンズのすばらしさに興奮していたこともあったのだろう。
いつかそういう日がくればいいなあ、と切実に思ったものだった。
もちろんそれから10年後にはレーザー・ディスクが商品化され(最初は「絵の出るレコード」と呼ばれていた!)、ストーンズのコンサートも好きなときに楽しめるようになったのだが…。
さて、海外ではずいぶん前にリリースされていた『ゲット・ヤー・ヤー・ヤズ・アウト!』の40周年記念デラックス・エディション(国内盤)がやっと届いた。
すでにMASAさんやtetsupc2さんのブログでは、もう1ヶ月以上もまえにUS盤?が紹介されているが、お二人ともアナログ・ディスク3枚がセットになった超デラックス・エディションを購入されている。
ぼくはちょっとそこまでの余裕がなかったので、CD3枚+ボーナスDVD1枚の4枚組という、ふつうの?デラックス・エディションを購入した。
ボーナスDVDでは、一部とはいえこのライヴの映像が見れるのだ!
ああ、まさか高1の冬に夢見たことがちょうど39年後の12月に実現するなんて。
なんだか思いもひとしおだ。
何度か発売予定日が延期になってヤキモキしたけれど、初回限定でUK盤仕様の紙ジャケがついて(Amazonで9月に予約していたので)4,897円で購入できたのはラッキーだった。
(まるで豪華な書籍のようだ)
なかを開けると、ポスターのレプリカのミニチュア版、56ページの豪華カラー・ブックレット、4枚のディスクが収められたデジパック、そして紙ジャケが入っている。
(左下の赤いのがポスターのミニチュア版)
ブックレットも豪華な布装で初めて目にするような写真がたくさん載せられている。
今回の紙ジャケを2006年にリリースされた紙ジャケと比べてみよう。
前回はUS盤、今回はUK盤を基にしているので、ノンコーティング、厚紙A式のUS盤(左)、ヴィニール・コーティング、E式のUK盤(右)というちがいがはっきり出ている。
バック・カヴァーも色味が微妙にちがっている。
さて、今回のデラックス・エディション、
Disc-1はオリジナルの『ゲット・ヤー・ヤー・ヤズ・アウト!』
Disc-2はこれまで未発表だった演奏が5曲
Disc-3はゲスト・アーティスト、B.B.キングとアイク&ティナ・ターナーのパフォーマンス12曲
DVDはDisc-2に収められた5曲の映像
という構成になっている。
(ちなみにDisc-2とDVDの収録日が違うのがスゴイ!!)
前述の国内盤LPには亀淵昭信の解説がついているのだが、そのなかに
彼(注:エンジニアのグリン・ジョンズのこと)は、もし了解さえ取れるなら、ストーンズの他に前座で歌うテリー・リード、アイク&ティナ、B.B.キングも録音し、ダブル・アルバムにして発売したいアイディアを持っていたが、ミックの「それはちょっとオーヴァーだよ」という意見で、彼の考えは実現しなかった
と書いてある。
つまり、このデラックス・エディションは『ゲット・ヤー・ヤー・ヤズ・アウト!』の当初の形を具体化したものなのだ。
しかもDisc-2の5曲を加えた全15曲が、このときのセットリストのすべてだという(注:亀淵は14曲と書いているが)。
忙しくてまだDVDは見れていないのだが、Disc-2を聴くかぎりでは音もいいし、この5曲をアルバムから外すのはほんとうに忍びなかっただろうと思えるほどのすばらしい演奏だ。
いや~、ほんとにいい時代になったものです。
できれば『ゲット・ヤー・ヤー・ヤズ・アウト!― DVD完全版』というのもリリースして!^^
調べてみると、ぼくがこのアルバムを買ったのは1970年12月2日だから、それは12月も終わりに近づいた高1の冬休みだったのだろう。
ある日の午後、ぼくは父の書斎でこのライヴ・アルバムをターンテーブルに載せながら、「ああ、こうやってレコードに針を載せると音楽が流れるだけでなく映像も見ることができたら、どんなに幸せだろう…」と思ったのだ。
(70年に購入した国内盤。光沢のあるA式のゲイトフォールド・ジャケットだ)
ぼくの記憶に間違いがなければ、その少しまえにNHKでハイド・パークのブライアン・ジョーンズ追悼コンサートが放映されたのを見ていて、動くストーンズのすばらしさに興奮していたこともあったのだろう。
いつかそういう日がくればいいなあ、と切実に思ったものだった。
もちろんそれから10年後にはレーザー・ディスクが商品化され(最初は「絵の出るレコード」と呼ばれていた!)、ストーンズのコンサートも好きなときに楽しめるようになったのだが…。
さて、海外ではずいぶん前にリリースされていた『ゲット・ヤー・ヤー・ヤズ・アウト!』の40周年記念デラックス・エディション(国内盤)がやっと届いた。
すでにMASAさんやtetsupc2さんのブログでは、もう1ヶ月以上もまえにUS盤?が紹介されているが、お二人ともアナログ・ディスク3枚がセットになった超デラックス・エディションを購入されている。
ぼくはちょっとそこまでの余裕がなかったので、CD3枚+ボーナスDVD1枚の4枚組という、ふつうの?デラックス・エディションを購入した。
ボーナスDVDでは、一部とはいえこのライヴの映像が見れるのだ!
ああ、まさか高1の冬に夢見たことがちょうど39年後の12月に実現するなんて。
なんだか思いもひとしおだ。
何度か発売予定日が延期になってヤキモキしたけれど、初回限定でUK盤仕様の紙ジャケがついて(Amazonで9月に予約していたので)4,897円で購入できたのはラッキーだった。
(まるで豪華な書籍のようだ)
なかを開けると、ポスターのレプリカのミニチュア版、56ページの豪華カラー・ブックレット、4枚のディスクが収められたデジパック、そして紙ジャケが入っている。
(左下の赤いのがポスターのミニチュア版)
ブックレットも豪華な布装で初めて目にするような写真がたくさん載せられている。
今回の紙ジャケを2006年にリリースされた紙ジャケと比べてみよう。
前回はUS盤、今回はUK盤を基にしているので、ノンコーティング、厚紙A式のUS盤(左)、ヴィニール・コーティング、E式のUK盤(右)というちがいがはっきり出ている。
バック・カヴァーも色味が微妙にちがっている。
さて、今回のデラックス・エディション、
Disc-1はオリジナルの『ゲット・ヤー・ヤー・ヤズ・アウト!』
Disc-2はこれまで未発表だった演奏が5曲
Disc-3はゲスト・アーティスト、B.B.キングとアイク&ティナ・ターナーのパフォーマンス12曲
DVDはDisc-2に収められた5曲の映像
という構成になっている。
(ちなみにDisc-2とDVDの収録日が違うのがスゴイ!!)
前述の国内盤LPには亀淵昭信の解説がついているのだが、そのなかに
彼(注:エンジニアのグリン・ジョンズのこと)は、もし了解さえ取れるなら、ストーンズの他に前座で歌うテリー・リード、アイク&ティナ、B.B.キングも録音し、ダブル・アルバムにして発売したいアイディアを持っていたが、ミックの「それはちょっとオーヴァーだよ」という意見で、彼の考えは実現しなかった
と書いてある。
つまり、このデラックス・エディションは『ゲット・ヤー・ヤー・ヤズ・アウト!』の当初の形を具体化したものなのだ。
しかもDisc-2の5曲を加えた全15曲が、このときのセットリストのすべてだという(注:亀淵は14曲と書いているが)。
忙しくてまだDVDは見れていないのだが、Disc-2を聴くかぎりでは音もいいし、この5曲をアルバムから外すのはほんとうに忍びなかっただろうと思えるほどのすばらしい演奏だ。
いや~、ほんとにいい時代になったものです。
できれば『ゲット・ヤー・ヤー・ヤズ・アウト!― DVD完全版』というのもリリースして!^^
おぉ~届きましてね!
さすが日本仕様丁寧な造りですね・・・
米国盤はどこと無く造りに雑さがあります(*^^)(^^*)/~~('_'+)
このパッケージ何といってもCDではディスク2と3さらにDVDによるライヴ映像なのですがディスク2のストーンズの部分なんで使わなかったのだろうと不思議に思うくらいカッコいいし意外に音もいいのですよね・・・
放蕩むすこ~ユー・ガッタ・ムーヴではキースのギターチューニングがズレていてお愛嬌なところもライヴならではのシーンですし私は特にビルのベースから入るアンダー・マイ・サム~アイム・フリーは私はお気に入りです。
ここまでアナログ盤に収めるには2枚組にするしかないのでしょうが当時はまだ2枚組は一般的ではなかったのかなぁ・・・(´_`?)
DVD映像は短いですがCD2収録と同じ貴重なライヴ映像とジャケット撮影のメイキングなど見てて興味ある内容でファンには嬉しいですよね。
遼さんの言われるように『ゲット・ヤー・ヤー・ヤズ・アウト!― DVD完全版』ぜひ!出して欲しいものですね。そういゆう意味では(どんな意味じゃい~)【Gimme Shelter -デジタル・リマスター版-】は楽しめますよ・・・お勧めです。
トラバさせて頂きま~す(^o^)v
by tetsupc2 (2009-12-18 18:51)
国内盤は紙ジャケが付いてるのがミソですねえ。
ブックレットも本みたいにしっかりしたものなんですね。
ボーナス・ディスクのB.B.キングとアイク&ティナ・ターナーのライヴもスゴイですね。
ストーンズのライヴもブッ飛ぶほどの勢いで、参りました^^。
by MASA (2009-12-18 22:34)
遼さん、こんにちは。
ここんところクリスマス前の仕事を終わらせるのに忙しくて、死にものぐるいで働いていたんですが、ようやく昨日ほぼ全部、お客さんの注文を終えたんで。。。。
ストーンズではないんですが、お隣の市、ケルンで、ポールのコンサートに行って来ました!先週ラストミニットで一番安いチケット買ったんで、席はずーっと上の方だたんですが、超特大スクリーンがステージの両脇に1つずつあったんで、ポールもバンドのメンバーもしっかり見えました。
ポールの声はとても良かったし、とにかくバンドが良い。演奏はすごく良かったです。マジカル・ミステリー・ツアーで始まってから、2回のアンコールにこたえてくれた後、サージェントのリプライズから、イン・ジ・エンドへのメドレーまで、約3時間の最高のライブでした。
ビートルズはもちろん、ソロ、ウィングス(バンド・オン・ザ・ランのアルバムから5曲。)、さらに、この間出たばかりのファイアーマンのアルバムからも。曲の間にも、いろいろ喋ってくれたし、ドイツ語でもがんばって喋ってたし、ポールも、リラックスした感じだったし。
でも、ドイツ語で、シー・ラブズ・ユーは歌いませんでしたよ。(笑)
by きよ (2009-12-19 04:15)
tetsupc2さん、こんにちはー。
レスが遅くなって申し訳ありません。
>米国盤はどこと無く造りに雑さがあります
そうなんですかー。
まあ、アナログの時代からUS盤ってけっこう雑な感じでしたが、それがまた逆にUS盤の味わいだったりしますので、それはそれでOKですよね。
>ディスク2のストーンズの部分なんで使わなかったのだろうと不思議に思う
>くらいカッコいいし意外に音もいいのですよね・・・
ディスク2の音質のついてはぼくもじつはちょっと心配していたんです。
でもまったく杞憂で、演奏もいいし、ほんとに外すのがもったいない音源でしたね。
>当時はまだ2枚組は一般的ではなかったのかなぁ・・・(´_`?)
15曲なので1枚には入りきれないし、2枚組では少なすぎるというところではなかったんでしょうかね。
DVDはまだ見てないんですが、非常に楽しみです^^
『ギミ・シェルター』は最初にソフト化されたときに見て、すごく失望した記憶があるんですが、お勧めですか。
迷っちゃうなあ…。
by parlophone (2009-12-20 23:13)
MASAさん、こんばんは!
レス遅くなって申し訳ありません^^;
>国内盤は紙ジャケが付いてるのがミソですねえ
紙ジャケとSHM-CDで差別化を図ろうというところみたいですね。
SHM-CDははっきりいってどうでもいいし、紙ジャケも以前出てるのであまり有難味はないんですが、UK盤仕様ということで、その点はまあまあかなと思います。
でもアブコ音源でUK盤仕様で出せるのなら、『スルー・ザ・パスト~』や『サタニック・マジェスティーズ』、『ベガーズ』、『レット・イット・ブリード』あたりすべてUK盤準拠の紙ジャケで出したほしかったなあ、というのが偽らざる気持ちです。
>ボーナス・ディスクのB.B.キングとアイク&ティナ・ターナーのライヴも
>スゴイですね
おお、そうなんですか!
それはとても楽しみですね^^
by parlophone (2009-12-20 23:20)
きよさん、こんばんはー。
お仕事お疲れさまでした!
>ストーンズではないんですが、お隣の市、ケルンで、ポールのコンサートに
>行って来ました!
おお!そうなんですか。
いいですねー。
>ポールの声はとても良かったし、とにかくバンドが良い。演奏はすごく良かったです
>…約3時間の最高のライブでした
ワオ!それはすごい。
じつはぼくは2002年の『バック・イン・ザ・U.S.』ツアーをCDで聴いて、もうポールも昔のように歌えなくなってる…と愕然としてから、ちょっと興味をなくしていたんです。
CD+DVDが出ていまこちらでも話題になっている『Good Evening New York City』も興味がなかったんですが…。
そうですか、そんなすばらしいライヴだったんですね。
最近ライヴにはまったく行ってないし、行きたくても海外のアーティストが福岡には来なくなってしまったんですよね~TT
『Good Evening New York City』買ってみようかなあ^^;
by parlophone (2009-12-20 23:35)
遼さん、こんばんはー。
仕事ももう少しで終わり、そしたら、25日に帰国です!今回は、3週間の滞在。さてさて、渋谷のタワレコやレコファンで何買おうか今から楽しみにしてるところです。
>じつはぼくは2002年の『バック・イン・ザ・U.S.』ツアーをCDで聴いて、もうポールも昔のように歌えなくなってる…と愕然としてから、ちょっと興味をなくしていたんです。
まあ、昔の、ビートルズ、ウィングスの時と比べたら、さすがに、声のリッチさはとっくの昔に衰えてるのは確か。今回のライブの、引き語りで、イエスタデーと、ヒアー・トゥデイを歌ったけど、ちょっとフラットに聞こえたし。
まあ、でも、へルター・スケルターではちゃんと、シャウトしてたし、ファイヤーマン等、最近の曲は最近の彼の音程に合わせて作ってるから、うちは、曲とかあんまり知らなかったけど、上手に聞こえたし。後、リラックスして楽しんでやってるなと思った。そんなんで、素晴らしかったと思ったんですよ。
『Good Evening New York City』はうちもまだ買ってませんけど、結構好評らしいじゃないですか。67歳、まだまだこれからもがんばってほしいところですね。
by きよ (2009-12-23 03:59)
遼さん、こんばんは♪
僕もコレ国内盤を買いました。
先日届いてまだ未開封のままなんですが^^;
今度の週末あたりにのんびりと楽しめたらいいなと思ってます。
MASAさんも仰ってますけど、
B.B.キングとアイク&ティナ・ターナーのライヴはカッコいいと、
すでに聴いた別の方も言ってました。
楽しみです^^。
真っ先にボーナス・ディスクから聴いちゃうかもです^^;
by DEBDYLAN (2009-12-23 22:49)
きよさん、こんばんはー。
>でも、へルター・スケルターではちゃんと、シャウトしてたし、
>最近の曲は最近の彼の音程に合わせて作ってるから…上手に聞こえたし
>リラックスして楽しんでやってるなと思った。そんなんで、素晴らしかったと思ったんですよ
そうですよね、やっぱりライヴは格別ですよね。
ぼくも考えたらペイジ・プラントの来日公演に行ったとき、ジミーは例によってギターはボロボロだし、ロバートも例によって声が出ないのでメロディーを変えて歌うし、でも伝説のあの二人が目に前にいる!というだけで満足でしたもんねー。
>67歳、まだまだこれからもがんばってほしいところですね
ですね。
ポールもリンゴも生きているかぎり、我々ファンを楽しませてくれたらいいなあと思います^^
by parlophone (2009-12-23 23:41)
DEBDYLANさん、こんばんは!
いつもいつもnice!とcomment、ありがとうございます。
おー、DEBDYLANさんも国内盤でしたか。
最近はCDプレイヤーを買い換えたせいもあって、ついついCDを買ってしまって、アナログのほうがちょっとご無沙汰になってます。
そのうちカートリッジでも買い換えたらまたアナログが復活するんでしょうけどね^^
>B.B.キングとアイク&ティナ・ターナーのライヴはカッコいいと、
>すでに聴いた別の方も言ってました
おー、やはりそうですか。
B.B.のライヴは古い音源をもってますが、アイク&ティナは知らないんですよね。
ティナは以前クラプトンのライヴのゲストで出たりしてたので聴いたことはあるんですけどね~。
ぼくもゲストのライヴ、楽しみですね~♪
by parlophone (2009-12-23 23:46)