フライング・ブリトウ・ブラザーズのアルバム [紙ジャケ]
ロックの教科書によると、カントリー・ロックの始まりは1968年のバーズのアルバム『ロデオの恋人』ということになっている。
もともと黒人のブルーズを起源としたリズム・アンド・ブルース(R&B)とアイルランド系白人の音楽であるヒルビリーなどを起源としたカントリー・アンド・ウエスタン(C&W)が衝突し融合したところに生まれたロックン・ロール。
その親和性から、フォークと融合してフォーク・ロック、ブルーズと融合してブルーズ・ロック、ラテン・ミュージックと融合してラテン・ロック、クラシック・ミュージックと融合してクラシカル・ロック…などと、さまざまな形に広がっていった。
しかしよく考えてみると、カントリー・ロックはぼくらが考えるほど簡単なものじゃなかったはずだ。
なぜなら、ロックは生まれたときから若者の音楽であり、反権威的、革新的、反社会的な要素を色濃く持っていた。
それに対してカントリー・ミュージックは保守的で、愛国的、伝統的なミュージックである。
フォークのプリンスといわれたボブ・ディランがエレクトリック・ギターをかき鳴らしたとき以上に、バーズの『ロデオの恋人』は物議をかもしたのではないだろうか。
「ミスター・タンブリンマン」によってフォーク・ロックのオリジネーターといわれ、『霧の5次元』や「霧の8マイル」でサイケデリック・ロックに突入したバーズをカントリー・ロックに導いたのが、グラム・パーソンズだった。
パーソンズはクリス・ヒルマンと意気投合し、アルバムがリリースされた68年8月には早くもバーズを脱退、10月にヒルマンがバーズを脱退するとフライング・ブリトウ・ブラザーズを結成し、すぐにレコーディングに取りかかった。
かれらのファースト・アルバム『黄金の城』は翌69年2月にA&Mからリリースされた。
メンバーはグラム・パーソンズ(vo,g)、クリス・ヒルマン(vo,g,mand)、スニーキー・ピート・クレイナウ(st-g)、クリス・エスリッジ(b)の4人で、ドラムスは複数のスタジオ・ミュージシャンが叩いていたようだ。
『ロデオの恋人』で、オーティス・レディングのカヴァーでも知られる「涙の涸れるまで You Don't Miss Your Water」(黒人シンガー、ウイリアム・ベルの作品)を見事なカントリー・ロックにアレンジしてみせたパーゾンズの手腕は、このファースト・アルバムでも見事に発揮されている。
グラムとクリスの共作A-1「Christine's Tune」はデュエットで歌われる軽快なナンバーで、リズムを強調したカントリー・ミュージックという趣きだが、間奏のスニーキー・ピートの歪んだ豪快なスティール・ギターが曲のイメージを新しいロックに染め直してゆく。
おなじグラムとクリスの共作になるA-2「Sin City」は、タイトルからも伺えるように、腐敗した社会に対する批判的なメッセージが歌われているが、アルバム・タイトル『THE GILDED PALACE OF SIN 黄金の城』もここから取られているようだ。
アレサ・フランクリンで知られるサザン・ソウルの名曲「Do Right Woman」なども極上のカントリー・ロックに生まれ変わっている。
アルバム中もっとも美しいのはパーソンズとエスリッジが共作したM-8「ホット・ブリトウ #1」だろう。
ボーナス・トラックとしてシングル「ホット・ブリトウ #1」のカップリング「ザ・とレイン・ソング」が収められている。
紙ジャケはコーティングのない厚紙A式のシングル・スリーヴ。
(美女を抱いたパーソンズがかっこいい…ということにしておこう 笑)
国内初盤の帯が復刻されていて、「ニュー・フォークの真髄 黄金の城/フライング・ブリット・ブラザース」という表記が時代を感じさせてほほえましい。
A&Mレーベルのアド・インナーが復刻されているのもうれしい。
オリジナル・プレスのレーベルをプリントしたカードが封入されている。
セカンド・アルバム『ブリトウ・デラックス』は70年にリリースされた。
アルコールにドラッグ、リハーサル不足で満足のいかないツアーの明け暮れで、エスリッジが脱退、クリス・ヒルマンがベースに戻り、やはり元バーズのマイケル・クラーク(ds)と、のちにイーグルスを結成するバーニー・レドン(g)が加入して5人編成になった。
アルバムはグラムがバーズ時代にレコーディングしていた「Lazy Days」で幕を開ける。
ややロック色が強くなり、ディランのカヴァーM-4「If You Gotta Go」などもアップテンポで駆け抜けていく。
全編にわたってレドンのエレクトリック・ギターとピートのスティール・ギターのアンサンブルがいい味を出している。
アルバムの白眉はやはりジャガー&リチャーズの「Wild Horses」だろう。
ピアノにレオン・ラッセルも加わり、ゆったりしたイントロから、グラムの思いの込もったヴォーカルを聴くことができる。
「Sing Me Back」と「I Shall Be Released」(! ただし完奏せず)の2曲のボーナス・トラックを収録している。
紙ジャケはこちらもコーティングのない厚紙A式のシングル・スリーヴ。
国内初盤の帯とフライング・ブリトウのカスタム・インナーかと見まがうようなA&Mのアド・インナーが復刻されている。
こちらもオリジナルのレーベル・カードが封入されている。
音源は2009年のDSDリマスターで、SHM-CD仕様だ。
「ロデオの恋人」を当時即効買いした数少ない一人です・・・
おっしゃる通り、このアルバムはカントリー・ロックを全面的に掲げた最初のアルバムかと思います。(ジャケットデザイン・タイトル・アレンジ・楽曲)
ですが、音楽的にはこれ以前に多くのバンドがカントリーの要素を含んだ楽曲をアルバムには収めていました。
(例えばBuffalo SpringfieldのGo And Say Goodbyeは66年です)
また、Gram ParsonsはInternational Submarine Band(多くの人は彼らの唯一のアルバムSafe at Homeがカントリーロックの原点だと言います)で既に「ロデオの恋人」に繋がる音楽を手掛けてたんですよね。
やはりグラムがキー・パースンだったことは間違いなし。
このアルバム、CD化されてからも何枚も買わされました・・・
最初はEdselからで、CBSからボートラ付きが出て、レガシーの2枚組が出て、ボックスには別音源があって・・・
良く聴きましたよ、このアルバムは。私の中ではバーズがカントリー路線に入ってからのアルバムではこれ以外は殆ど聴きませんからね。
ということはグラム抜きのカントリー・バーズはイマイチということです。
(ロジャーがキライというわけではないんですよ、念のため)
このアルバムの隠れた(でもないか)要素はDylanですね。
The BandのBig Pinkとこのアルバムはやはり彼の楽曲が「カントリー・ロック」を確固たる地位にのしあげたんだと思います。
うーむ、結局すべての道はDylanに通じるんでしょうか・・・
Blonde On Blondeでは既にナッシュヴィル録音(カントリー畑のミュージシャンを使って!)をしていましたからね。
アメリカン・ロックの好きな方は死ぬまでに一度は聴いて欲しいアルバムですね。
by MORE (2009-11-18 10:52)
MOREさん、こんばんはー。
そうですかー、68年に『ロデオの恋人』を即買い!
おっしゃるとおりそんな人は日本には数少なかったでしょうねー。
やはり「さすがMOREさん!」としか言いようがありません^^
>Buffalo SpringfieldのGo And Say Goodbyeは66年です
たしかにバッファローからポコへ、カントリー・ロックの一つの流れがありますね。
ぼくはバッファローもポコも大好きですが、「Go And Say Goodbye」は66年でしたか。
International Submarine Bandについては、たしかにいろいろなロックの教科書で、グラムがバーズ~フライング・ブリトウ以前にカントリー・ロックの手法を取り入れたバンド…と書いてありますね。
ぼくは残念ながら聴いたことがありませんけれど…。
で、話が混乱するとマズイのでちょっと確認しておきたいんですが…(笑。
>このアルバム、CD化されてからも何枚も買わされました・・・
これは『ロデオの恋人』の話ですよね。
>このアルバムの隠れた(でもないか)要素はDylanですね
これも『ロデオの恋人』ですよね。
>アメリカン・ロックの好きな方は死ぬまでに一度は聴いて欲しいアルバムですね
これは?
すみません、やっぱり『ロデオの恋人』?^^;
by parlophone (2009-11-18 23:37)
遼さん こんばんは
これはいいですね~♪
このCDは私も欲しいです!
私は1stとラストのライヴ盤しか聴いたことがないのですが、2ndも良さそうですね。
特に「Wild Horses」を聴いてみたいですね!
by poposuke (2009-11-19 01:04)
そうですそうです、「ロデオの恋人」のことです・・・
実は、多分同じ頃だと思いますが「ナッシュヴィル・スカイライン」も買ったんですけど、圧倒的に「ロデオの恋人」を良く聴きました。
ディランのカントリー転向は?だったのにバーズのカントリーは受け容れられたということなんでしょうか・・・なにせ昔のことなのでよく覚えていません。(苦笑)
ISBのSafe At Homeは激レア物でしたが、リイシューが続々と出たし、CD化もされていますので聴くことができるはずです。
グラムの独特な「音程のブレ」のユルさにハマったら、是非お聴きください。
by MORE (2009-11-20 09:31)
poposukeさん、こんばんはー。
>私は1stとラストのライヴ盤しか聴いたことがないのですが、2ndも良さそうですね
とりあえずグラムが在籍していた2ndまでは、やはり捨てがたいものがあると思います。
「Wild Horses」はストーンズとはまたちがった魅力ですね♪
ぼくは逆にライヴを聴いたことがないので、機会があったら聴いてみたいですね^^
by parlophone (2009-11-21 00:48)
MOREさん、どうもです。
>そうですそうです、「ロデオの恋人」のことです・・・
やっぱり(笑。
これですっきりしました。
>私の中ではバーズがカントリー路線に入ってからのアルバムではこれ以外は殆ど
>聴きませんからね
ぼくもカントリー・ロック期のバースといえばほとんど『ロデオの恋人』ばっかりですね。
そしておっしゃるように、やはりディランのカヴァーが重要なポイントだと思います。
>多分同じ頃だと思いますが「ナッシュヴィル・スカイライン」も買ったんです
さすがMOREさんですねー。
ぼくは『ナッシュヴィル』はFMの古いエア・チェック・テープだけです。
紙ジャケもけっきょくは買いませんでした^^;
>ISBのSafe At Homeは…CD化もされていますので聴くことができるはずです
そうですか。
探してみま~す^^
by parlophone (2009-11-21 00:54)
遼さん、はじめまして。
なんだかのきっかけで(多分ジャズ関係)去年のいつだったかに遼さんのブログを見つけて以来、いつもブログ楽しく読ませてもらってます。『へ〜、日本じゃこういう音楽の事ばっかり書く人達のブログがあるんだ』とワクワクしたのを覚えてます。(ちなみに、今、ドイツはデュッセルドルフに住んでます。ブログはありません。)
フライング・ブリトウ・ブラザーズはうちも超大好きです。特にファーストは最初から最後まで捨て曲無し、バンドもタイト、ヴォーカルのハーモニーも鳥肌が立つほど完璧ですよね。でも、それに比べると、セカンドは、なんだか、ちょっとだらだらしてる気がします。グラムもあんまりやる気無い感じで歌ってる。もちろん嫌いじゃないけど、うちはいつもファーストばかり聞いてます。
うちは、A&Mからの2枚組のアンソロジー(2000年発売)を持ってるんですが、この限定紙ジャケ、音どうですか?
グラムのComplete Repriseも持ってますが、あっちも良いですよね。エミルーもでてくるし。でも、彼は、ほんと、金持ちのボンボンで、飽きっぽい正確だし、周りの人好きかってに振り回すし、彼の才能は認めるけど、友達にはなりたくないな。。とかって、『Hickoly Wind』って言う彼のビオグラフィーを昔読んだ時に思いましたね。
『ロデオの恋人』も大好き。あれから、うちは、Louvin Brothersを聞く様になって、もっともっとカントリーにのめり込んでったんですよ。
と、長々となりましたが、これからもちょくちょくコメントしますので、よろしくお願いします。
by きよ (2009-11-22 07:38)
きよさん、はじめまして。
デュッセルドルフからようこそいらっしゃいました(笑。
管理人の遼(parlophone)と申します。
よろしくお願いいたします。
>セカンドは、なんだか、ちょっとだらだらしてる気がします
>グラムもあんまりやる気無い感じで歌ってる
たしかにおっしゃるとおりですよね。
ちょっとロックっぽい曲が多くなって、ファーストの特徴だった美しいコーラスなんかも後退してるような感じです。
「Wild Horses」が入ってなかったらここまでの人気はなかったでしょうね。
音のほうは悪くないと思いますよ。
SHM-CDの効果は?ですが、2009年のDSDリマスターなので、古臭い感じはまったくありませんね。
>彼は、ほんと、金持ちのボンボンで、飽きっぽい性格だし、周りの人好き
>かってに振り回すし、彼の才能は認めるけど、友達にはなりたくないな。。
ですよねー。
フロリダで大規模な果樹園を経営する農家に生まれて、ISB→バーズ→FBB→ローリング・ストーンズと気分の趣くままに渡り歩いた(もちろんストーンズには参加できませんでしたが)彼の気まぐれには、周りの人はすごく困ったでしょうね。
じつはぼくはカントリー~ブルー・グラスのあたりがいちばん弱い分野で、バーズでも活躍したクラレンス・ホワイトやグラム・パーソンズあたりは外せないところなんですが、じつはあまり聴いたことがありません。
ケッタキー・カーネルズも聴いたことないし…(汗。
グラムのソロも数年前に1stと2ndが紙ジャケで出たんですが、けっきょく買ってません。
今回も『スリープレス・ナイツ』を買おうと思っていたらあっという間に品切れになってしまって、買えませんでした。
残念~~TT
ということで、きよさん、これからもよろしくお願いいたします^^
by parlophone (2009-11-22 15:40)
遼さん、こんばんは。
私は今回再発されたFBBのアルバムはアナログもCDも持っているのですが、ボーナス・トラックがごっそり収録されており無視できない状況でした。しかし、ビートルズのリマスターBOXにお金を使いすぎたため、今回のFBB関連の再発CDは『Sleepless Nights』しか購入できなかったのです。FBBのオリジナル・アルバムもアマゾンでは「出品者から」の表示になっているので入手困難になるのも時間の問題でしょう。ちなみに、タワー・レコードやユニバーサルのサイトでは4タイトルとも在庫ありの表示がされていました。まだ間に合うかもしれません。
インター・ナショナル・サブマリン・バンドも大学生の頃にLPを買って聴いておりましたが、アナログの再生が出来ないためもう20年以上もご無沙汰しております。彼らはCBSから何枚かシングル盤をリリースしていたらしく、その録音が『ロデオの恋人』のデラックス・エディションに収録されていました。なお、インター・ナショナル・サブマリン・バンドにはFBBのオリジナル・メンバーのクリス・エスリッジや『黄金の城』のレコーディングの途中で脱退したジョン・コーネル(ドラムス)が参加しています。
by Backstreets (2009-11-22 18:22)
Backstreetsさん、こんばんは!
>今回のFBB関連の再発CDは『Sleepless Nights』しか購入できなかったのです
>タワー・レコード…では4タイトルとも在庫ありの表示がされていました
え゛ーー、タワレコにはまだありましたか!
じつはやっぱり『Sleepless Nights』はどうしてもほしいなあと思って、今日のお昼ごろAmazonのマーケット・プレイスで買ってしまいました(爆。
いつもAmazonとHMVは見るけどタワーは見ないんですよねー。
失敗だったかも^^;
>彼らはCBSから何枚かシングル盤をリリースしていたらしく、その録音が
>『ロデオの恋人』のデラックス・エディションに収録されていました
そうなんですかー。
『ロデオの恋人』のデラックス・エディションもほしくなってくるなあー^^;
by parlophone (2009-11-23 01:10)
>じつはぼくはカントリー~ブルー・グラスのあたりがいちばん弱い分野で。。。
でも、遼さんその他に、いろいろと聴いてるから、またそのうち何かのきっかけで突然カントリーとか聴く様になるかもしれないんで、無理に聴かないで、首を長くして待ってれば良いんじゃないですか。
うちは、ジョニー・キャッシュから入りました。大学(ミネアポリスの)の親友のルームメイトが大のカントリーファンで、しょっちゅう、ハンク・ウィリアムス、ジョージ・ジョーンズ、ジョニー・キャッシュ、メリル・ハガード、ウィリー・ネルソン等等等聴いてたんだけど、うちは、ちっとも興味が無かったんですよね。
で、大学卒業して、ニューヨークに引っ越したある日、ふと、ジョニー・キャッシュの有名な、フォーサッム・プリズンのライブアルバムをレコード屋の店頭で見て、そういえばと、親友の事を思い出しつつ、これって、そんなに良いのかな?と買ったんですよ。
まず、最初の一言、『hello i am Johnny Cash... デ、デ、デ、デーン、デーン』とフォーサッム・プリズン・ブルースのギターのイントロが始まるんですが。。。こいつ、自分で自己紹介して、歌い始めてる、すごい!これで、もうノックアウトでしたね。もう、その後は、ひたすら、カントリーの本を読みつつ、いろいろ学びつつ、ブルーグラスからいろいろ聴いてます。
でも、アメリカにいたから、そうやっていろいろ聴けたんだと思う。
やっぱり、ナッシュビルでなくても、南部でなくても、ニューヨークだって、カントリーは合うけど、これが、東京の都会のど真ん中だったらどうかなって思う。
実際、ドイツに来てから、めっきりカントリーとか聴く機会が減ったし。嫌いになったわけじゃないけど、ドイツにいてカントリーってなんか合わないんですよね。
ちなみにKentucky Colonelsの事は、ちっとも知りませんでした。アマゾンで試聴してみたけど、あんまりって感じ。ブルーグラスは、やっぱり、ビル・モンローから入るべきじゃないかな。演奏もそうだけど、歌がやっぱり素晴らしい。後は、前にも書いたけど、Louvin Brothersもいいですよ。
by きよ (2009-11-27 08:43)
きよさん、こんばんは。
お返事が遅くなりました。
申し訳ありません。
>遼さんその他に、いろいろと聴いてるから、またそのうち何かのきっかけで突然
>カントリーとか聴く様になるかもしれないんで
そうなんですよねー。
バーズやニッティ・グリティ、ポコなんかは好きなんで、カントリー・ロックは聴くんですけどね。
>大学(ミネアポリスの)の親友のルームメイトが大のカントリーファンで
>…だけど、うちは、ちっとも興味が無かったんですよね。
わかるー。
こういうことってけっこうありますよね。
すごく身近にあるんだけれど、ちっとも惹かれない。
でもある日突然…。
>まず、最初の一言、…こいつ、自分で自己紹介して、歌い始めてる、
>すごい!これで、もうノックアウトでしたね
こういう突然嵐の中に放り込まれたような出会いって素敵ですよね。
音楽でも恋でも(←ちがうかっ…笑)。
>ドイツにいてカントリーってなんか合わないんですよね
うんうん、感覚としてはわかります。
どっちかというとヨーデルみたいな?^^;
>Kentucky Colonels
これはもうひとえにクラレンス・ホワイトのギターなんですよ。
これに惹かれなければ、たいした魅力はないと思います(断言していいのか…)。
>前にも書いたけど、Louvin Brothersもいいですよ
たしかグラム・パーソンズもカヴァーしてますよね。
今度聴いてみます^^
by parlophone (2009-11-28 22:49)
遼さん、こんばんは。
グラム・パーソンズ大好きだけど、
今回の再発は1枚も買ってないんです^^;
やりくりできませんでした(苦笑)
グラムは全て後追いだけど、
僕は『SLEEPLESS NIGHT』から入ったんです。
大学の頃、年上の音楽好きの友人が貸してくれて。
だから、グラムといえばエミルーのコーラスが当たり前になってて^^;
その後、I.S.B.聴いてグラムのソロ、F.B.B.で最後に『ロデオ』。
変な順番でグラム体験してます^^;
F.B.B.もドッチが主旋律かわからないハーモニーが付いてる曲があって。
グラムのふらふらするヴォーカルと相まって、
そのハーモニーがとっても魅力的に感じました。
グラムの声ってミディアムやスローに合うと感じてるんで、
どうしても1stばかり聴いてるんですが^^;
そういえば。
このリマスター盤。
「DARK END OF THE STREET」の冒頭のカウントがカットされてる。
なんて話聞いてるんですが本当ですか?
そんなトコが購入を躊躇した理由だったりもするんです。
『ロデオ』の”レガシー・エディション”には。
I.S.Bの楽曲もだけど、
『ロデオ』でロジャーが歌ってた曲のグラムのバージョンも収録されてます^^。
コレもなかなかイイっすよ♪
by DEBDYLAN (2009-11-29 23:08)
DEBDYLANさん、こんばんは。
いつもnice!&comment ありがとうございます。
>僕は『SLEEPLESS NIGHT』から入ったんです
ぼくも先日やっと未開封新品の紙ジャケを手に入れることができました。
プラケだったら1,000円ちょっとで買えるんですけどね。
因果な性格です(笑。
次回あたり記事にできると思います。
>だから、グラムといえばエミルーのコーラスが当たり前になってて^^;
これって遺作になった2nd ソロのアウトテイクですよね。
でも『SLEEPLESS NIGHT』のなかではやはりちょっと別格扱いみたいな感じですね。
>その後、I.S.B.聴いてグラムのソロ、F.B.B.で最後に『ロデオ』
>変な順番でグラム体験してます^^;
たしかにおもしろい順番ですね。
ぼくはまだISBとソロは聴いてないので、これからの楽しみということですね。
>グラムのふらふらするヴォーカルと相まって、
>そのハーモニーがとっても魅力的に感じました
この辺って、やっぱりグラムの独特の魅力ですよね~。
これにハマルと病みつきになってしまうんでしょうね。
>『ロデオ』でロジャーが歌ってた曲のグラムのバージョンも収録されてます^^
ぼくがもってる紙ジャケもレガシーじゃありませんが、ボートラが8曲入っていて、「The Chiristian Life」とか、グラム・ヴォーカル・ヴァージョンが何曲か入ってます。
ロジャーのヴォーカルよりグラムで聴きたかった、というとバーズ・ファンからは怒られますかね^^;
by parlophone (2009-11-30 00:40)