イエスのアルバム――part 1 [紙ジャケ]
デビュー40周年記念としてワーナー・ミュージックからイエスの紙ジャケが15タイトルリリースされている。
今回はぼくが購入した(持っている)紙ジャケ6タイトルを3回に分けてご紹介しよう。
ぼくらの世代の多くの人がそうなんじゃないかと思うが、初めて聴いたイエスの曲はアルバム『こわれもの』からシングル・カットされた「ラウンドアバウト」で、これは全米13位を記録する大ヒットになった。
イエスのアルバムは当時創立されたばかりのワーナー・パイオニア・レコードからリリースされていて、たとえば『時間と言葉』のジャケットなんかはけっこう目立っていたが、なにしろこちらも高校生だからアルバムをホイホイ買えるような身分じゃない。
ところが「ラウンドアバウト」はキャッチーでありながら構成が劇的でかっこいいし、コーラスも美しいし、一度聴いただけで「あーー、これいい!」と思ってしまったのだ。
アルバムを見ると、ジャケットも(たぶん初めて見るロジャー・ディーンの作品で)すごくイマジネイティヴでかっこいいし、えいっ!と買ってしまったのが『こわれもの』だった。
ところで、ファースト・アルバム『イエスの世界(ファースト・アルバム) YES』(1969)は今回初めて聴いた。
メンバーはジョン・アンダーソン(vo)、ピーター・バンクス(g)、トニー・ケイ(key)、クリス・スクワイア(b)、ビル・ブラッフォード(ds)の5人。
オリジナル・アルバムに収められた8曲は、アンダーソンの単独作が3曲、共作が2曲、スクワイアが(アンダーソンやブラッフォードとの共作も含めて)3曲、カヴァーが2曲、という構成になっている。
いま聴いてみて思うのは、初期のイエスというのは構成の妙で聴かせるバンドだったんだなあ、ということだ。
たとえばM-1「Beyond and Before」(スクワイアとクライヴ・ベイリーとの共作)は、ギターのリフにしてもAメロにしてもあきれるくらいにシンプルなんだけど、全編を彩るコーラス・ワークとストップ・タイムやダブル・タイム、ラレンタンド(テンポをしだいに落とす)などを取り入れたアレンジによって変化に富んだ楽曲になっている。
バーズのカヴァーM-2「I See You」では印象的なジム・マッギンのリフはそのままだが、中盤でギターとドラムスがジャズのイディオムにのっとったアドリヴを聴かせるし、ビートルズのカヴァーM-6「Every Little Thing」では、イントロからドラムスとギターとがアップテンポの16ビートに乗って不安をかきたてるような旋律のアドリブを繰り広げ、ルバートしてメロディの一部と「デイ・トリッパー」のリフがちょっと顔を出すまでは、何の曲なのかまったくわからないアレンジになっている。
まだプログレッシヴ・ロックとまではいかないけれど、最後まで飽きさせない構成と展開はお見事というほかなく、全体としてはやはりとてもよくできたアルバムだと思う。
ファースト・シングルのカップリング「エヴリデイズ」など、6曲のボーナス・トラック入り。
紙ジャケはUK盤準拠でコーティングのないE式のゲートフォールド・スリーヴ。
開いた左側(表ジャケ)はぺらぺらで右側(ディスクを保存するほう)がボックス・タイプになっている、当時のUK盤によくあったタイプのスリーヴだ。
内側のシルクスクリーンを用いた赤と青の美しいプリントも再現されているし、オリジナルUK盤についていた歌詞カードもミニチュアで復刻されている。
レーベルはUKアトランティックのレッド/マルーンを再現したものになっていて、白い穴あきのインナーも復刻されている。
ちょっと細かいことをいうと、ご覧のようにゼップ・ボックスのレッド/マルーン・レーベルとは微妙に色が違う。
ゼップとイエスはほぼ同時期のデビューだから、基本的には同じレーベルのはずだが、これがもし個体差を再現したものだったらスゴイ(笑。
さらに2003年にライノからリマスターされたときの16ページ英文ブックレットもついていて、すごい得した気分だ(笑。
音源は2003年のライノ・マスターを新たにデジタル・リマスタリング。
SMH-CDということもあるのか、かなりいい音で聴ける。
セカンド・アルバム『時間と言葉 Time and a Word』(1970)は買わなかった。
ぼくは昔からロック・バンドとクラシック・オーケストラの共演というものにまったく興味がなく(というか、まあ有り体にいえばスノビッシュなものを感じてしまって好きになれない――ひょっとしてディープ・パープルが嫌いなのもその辺に原因がある?…笑)、今回もスルーしてしまった。
さて3rd アルバム『サード・アルバム The Yes Album』(1971)は解雇されたピーター・バンクスに代わってスティーヴ・ハウ(g)が参加し、大きな変化が表れたアルバムである。
それにしてもやっぱりジャケットが果たす役割ってすごく大きいなあ。
このジャケット、5人のメンバーが宇宙人の首の塑像のようなもの(よくわからないけれどラズウェル空軍基地で見つかったという宇宙人の遺体の顔によく似ている…笑)を眺めているのだが、この塑像が中空に浮いているんだということに当時は気がつかなかった。
裏ジャケを見るとわかるんだけどね。
これはやっぱりフォトグラファー、デザイナーの責任でしょう。
もしこれがロジャー・ディーンのイラストだったらもっと注目も集めただろうなあ。
アルバムはスクワイアのぶっといベースとブラッフォードの重心の低いドラムスにケイのオルガンとキーボードがかぶってくるM-1「Yours is No Disgrace」(5人の共作)で始まる。
同じフレーズを異なるテンポとアレンジで組み合わせてできた10分弱の大作だが、やはり新加入のハウの縦横無尽に駆け回る、音色もフレーズも異なる多彩なギターが聴きどころになっている。
つづくM-2「Clap」はハウのアコースティック・ギター・ソロで、70年7月にロンドンでシュートされたもの。
M-3「Starship Trooper」は3部からなる組曲で、それぞれアンダーソン、スクワイア、ハウが作曲し、非常にプログレ的な展開になっている。
もともとハモンド・オルガンが大好きで、シンセにはあまり興味を示さなかったのがトニー・ケイの馘の原因だといわれているが、このアルバムではケイのムーグも聴くことができる(ぼくはピーターのギターもトニーのキーボードも嫌いじゃない)。
つづくM-4「I've Seen All Good People」も組曲風の作品だがパートa の「Your Move」(アンダーソン作)はハウの生ギターの音色もあって、ブリティッシュ・フォークの香りのする佳曲だ。
M-6「Perpetual Change」(アンダーソンとスクワイアの共作)はまたしても9分近い大作で、キーボードとベース(あるいはギターとベース)のユニゾンにドラムスが加わったリフが楽曲を新しい展開に導くといったおなじみの手法がとられている。
このアルバムは全英4位、全米でも40位を記録しプラチナ・アルバムに認定されている。
ボートラは「Your Move」のシングル・ヴァージョンや「Clap」のスタジオ・ヴァージョンなど3曲。
紙ジャケはコーティングのないE式のゲートフォールド・スリーヴ。
こちらはごくふつうのダブル・ジャケットだ。
内側はステージの写真だが、このあと脱退するケイが大きくフューチャーされているのがおかしい(笑。
レーベルはやはりUKアトランティックのレッド/マルーンを再現したものだ。
白い穴あきのインナーも復刻されているが、1stとは違って上がまるくカットされていて「PLASTIC BAGS CAN BE DANGEROUS」の注意書きが入ったものになっている。
もちろん2003年のライノ・マスター時の16ページ英文ブックレットもついている。
今回はぼくが購入した(持っている)紙ジャケ6タイトルを3回に分けてご紹介しよう。
ぼくらの世代の多くの人がそうなんじゃないかと思うが、初めて聴いたイエスの曲はアルバム『こわれもの』からシングル・カットされた「ラウンドアバウト」で、これは全米13位を記録する大ヒットになった。
イエスのアルバムは当時創立されたばかりのワーナー・パイオニア・レコードからリリースされていて、たとえば『時間と言葉』のジャケットなんかはけっこう目立っていたが、なにしろこちらも高校生だからアルバムをホイホイ買えるような身分じゃない。
ところが「ラウンドアバウト」はキャッチーでありながら構成が劇的でかっこいいし、コーラスも美しいし、一度聴いただけで「あーー、これいい!」と思ってしまったのだ。
アルバムを見ると、ジャケットも(たぶん初めて見るロジャー・ディーンの作品で)すごくイマジネイティヴでかっこいいし、えいっ!と買ってしまったのが『こわれもの』だった。
ところで、ファースト・アルバム『イエスの世界(ファースト・アルバム) YES』(1969)は今回初めて聴いた。
メンバーはジョン・アンダーソン(vo)、ピーター・バンクス(g)、トニー・ケイ(key)、クリス・スクワイア(b)、ビル・ブラッフォード(ds)の5人。
オリジナル・アルバムに収められた8曲は、アンダーソンの単独作が3曲、共作が2曲、スクワイアが(アンダーソンやブラッフォードとの共作も含めて)3曲、カヴァーが2曲、という構成になっている。
いま聴いてみて思うのは、初期のイエスというのは構成の妙で聴かせるバンドだったんだなあ、ということだ。
たとえばM-1「Beyond and Before」(スクワイアとクライヴ・ベイリーとの共作)は、ギターのリフにしてもAメロにしてもあきれるくらいにシンプルなんだけど、全編を彩るコーラス・ワークとストップ・タイムやダブル・タイム、ラレンタンド(テンポをしだいに落とす)などを取り入れたアレンジによって変化に富んだ楽曲になっている。
バーズのカヴァーM-2「I See You」では印象的なジム・マッギンのリフはそのままだが、中盤でギターとドラムスがジャズのイディオムにのっとったアドリヴを聴かせるし、ビートルズのカヴァーM-6「Every Little Thing」では、イントロからドラムスとギターとがアップテンポの16ビートに乗って不安をかきたてるような旋律のアドリブを繰り広げ、ルバートしてメロディの一部と「デイ・トリッパー」のリフがちょっと顔を出すまでは、何の曲なのかまったくわからないアレンジになっている。
まだプログレッシヴ・ロックとまではいかないけれど、最後まで飽きさせない構成と展開はお見事というほかなく、全体としてはやはりとてもよくできたアルバムだと思う。
ファースト・シングルのカップリング「エヴリデイズ」など、6曲のボーナス・トラック入り。
紙ジャケはUK盤準拠でコーティングのないE式のゲートフォールド・スリーヴ。
開いた左側(表ジャケ)はぺらぺらで右側(ディスクを保存するほう)がボックス・タイプになっている、当時のUK盤によくあったタイプのスリーヴだ。
内側のシルクスクリーンを用いた赤と青の美しいプリントも再現されているし、オリジナルUK盤についていた歌詞カードもミニチュアで復刻されている。
レーベルはUKアトランティックのレッド/マルーンを再現したものになっていて、白い穴あきのインナーも復刻されている。
ちょっと細かいことをいうと、ご覧のようにゼップ・ボックスのレッド/マルーン・レーベルとは微妙に色が違う。
ゼップとイエスはほぼ同時期のデビューだから、基本的には同じレーベルのはずだが、これがもし個体差を再現したものだったらスゴイ(笑。
さらに2003年にライノからリマスターされたときの16ページ英文ブックレットもついていて、すごい得した気分だ(笑。
音源は2003年のライノ・マスターを新たにデジタル・リマスタリング。
SMH-CDということもあるのか、かなりいい音で聴ける。
セカンド・アルバム『時間と言葉 Time and a Word』(1970)は買わなかった。
ぼくは昔からロック・バンドとクラシック・オーケストラの共演というものにまったく興味がなく(というか、まあ有り体にいえばスノビッシュなものを感じてしまって好きになれない――ひょっとしてディープ・パープルが嫌いなのもその辺に原因がある?…笑)、今回もスルーしてしまった。
さて3rd アルバム『サード・アルバム The Yes Album』(1971)は解雇されたピーター・バンクスに代わってスティーヴ・ハウ(g)が参加し、大きな変化が表れたアルバムである。
それにしてもやっぱりジャケットが果たす役割ってすごく大きいなあ。
このジャケット、5人のメンバーが宇宙人の首の塑像のようなもの(よくわからないけれどラズウェル空軍基地で見つかったという宇宙人の遺体の顔によく似ている…笑)を眺めているのだが、この塑像が中空に浮いているんだということに当時は気がつかなかった。
裏ジャケを見るとわかるんだけどね。
これはやっぱりフォトグラファー、デザイナーの責任でしょう。
もしこれがロジャー・ディーンのイラストだったらもっと注目も集めただろうなあ。
アルバムはスクワイアのぶっといベースとブラッフォードの重心の低いドラムスにケイのオルガンとキーボードがかぶってくるM-1「Yours is No Disgrace」(5人の共作)で始まる。
同じフレーズを異なるテンポとアレンジで組み合わせてできた10分弱の大作だが、やはり新加入のハウの縦横無尽に駆け回る、音色もフレーズも異なる多彩なギターが聴きどころになっている。
つづくM-2「Clap」はハウのアコースティック・ギター・ソロで、70年7月にロンドンでシュートされたもの。
M-3「Starship Trooper」は3部からなる組曲で、それぞれアンダーソン、スクワイア、ハウが作曲し、非常にプログレ的な展開になっている。
もともとハモンド・オルガンが大好きで、シンセにはあまり興味を示さなかったのがトニー・ケイの馘の原因だといわれているが、このアルバムではケイのムーグも聴くことができる(ぼくはピーターのギターもトニーのキーボードも嫌いじゃない)。
つづくM-4「I've Seen All Good People」も組曲風の作品だがパートa の「Your Move」(アンダーソン作)はハウの生ギターの音色もあって、ブリティッシュ・フォークの香りのする佳曲だ。
M-6「Perpetual Change」(アンダーソンとスクワイアの共作)はまたしても9分近い大作で、キーボードとベース(あるいはギターとベース)のユニゾンにドラムスが加わったリフが楽曲を新しい展開に導くといったおなじみの手法がとられている。
このアルバムは全英4位、全米でも40位を記録しプラチナ・アルバムに認定されている。
ボートラは「Your Move」のシングル・ヴァージョンや「Clap」のスタジオ・ヴァージョンなど3曲。
紙ジャケはコーティングのないE式のゲートフォールド・スリーヴ。
こちらはごくふつうのダブル・ジャケットだ。
内側はステージの写真だが、このあと脱退するケイが大きくフューチャーされているのがおかしい(笑。
レーベルはやはりUKアトランティックのレッド/マルーンを再現したものだ。
白い穴あきのインナーも復刻されているが、1stとは違って上がまるくカットされていて「PLASTIC BAGS CAN BE DANGEROUS」の注意書きが入ったものになっている。
もちろん2003年のライノ・マスター時の16ページ英文ブックレットもついている。
ライノの仕事(音質)には頭が上がりませんね。
イエスに限らず、モンキーズを始めコステロに至るまで流石としか言いようがありません。
ライノマスターで紙ジャケ日本製っていうのは最強ですよね。
で、イエスですが最近リレイヤーをデジパックで購入しまして、ハマりかけているところです。
アンダーソンのハイトーンボイスがクセになるんですよね~
スティーブ・ハウのギターは神懸かってますよ。
ただ最高傑作はありきたりですが「危機」かなぁ~
by ryo (2009-08-01 21:46)
ryoさん、こんばんはー。
>ライノの仕事(音質)には頭が上がりませんね
>イエスに限らず、モンキーズを始めコステロに至るまで
いや~、ほんとうですね。
ライノというだけで信頼できますもんね^^
>ライノマスターで紙ジャケ日本製っていうのは最強ですよね
ほんとそうですね。
この組み合わせでワーナーからたくさん紙ジャケが出たら間違いなく破産です^^;
>最近リレイヤーをデジパックで購入しまして
パトリック・モラーツですね。
聴いたことないなあ~。
あ、そういえばryoさんのブログにありましたね。
あとでコメントしに行きま~す^^
by parlophone (2009-08-01 23:43)
おはようございま~すp(-o-)q …└(^0^)┘
おおぉ~先を越されてしまった(^_^;
さすが遼さん気合が違いますね!押えどころのタイトルはちゃんと押さえられていますね( ̄ー#)v
今回の紙ジャケではジャケットワークでは何といっても「YESSONGS」ですよね、初の英国式ジャケットの背中綴じタイプが素晴らしいですね。よく造ったなぁ・・・って思います。しかも3480円というお買い得価格で!まぁ3LP→2CDになっているのは残念ですがそれでもこの出来さすがワーナーさんです(o^。^o)
それと「こわれもの」と「危機」は前回の紙ジャケ(実はこの2タイトルしかもっていなかったです)は09リマスター効果によりかなり良くなっていますね。これはファンとしたら嬉しいですね。SHM-CD効果もあると思います。
今回【ロンリー・ハート】は買わなかったのですが私は聴いたことないのですが内容的にどうですか?
by tetsupc2 (2009-08-02 08:43)
tetsupc2さん、こんにちはー。
>おおぉ~先を越されてしまった(^_^;
申し訳ないです。
もう原稿はできていて、あとは写真を撮るだけだったので…^^;
>「YESSONGS」…英国式ジャケットの背中綴じタイプが素晴らしいですね
たしかに紙ジャケで1点だけ選ぶとするとやっぱり『YESSONGS』でしょうねえ。
>【ロンリー・ハート】は…聴いたことないのですが内容的にどうですか?
『こわれもの』や『危機』のころのYESを期待すると肩透かしを食うでしょうね。
ギターがトレヴァー・ラビンでキーボードがトニー・ケイですから。
でもぼくは80年代のイエスとして好きですね~。
やっぱり「ロンリー・ハート」はすばらしいし、シタールを使ったり、最後の「Hearts」なんかは往年のYESらしさも感じられて、古くからのファンも思わずにんまりしてしまうと思いますよ^^
by parlophone (2009-08-02 17:11)
本当にお久しぶりです(多分1年半ぐらい)。其の間も時々覗かせてもらってはいるのですが・・・
今回の記事で驚いたのはファーストの帯、これどう見てもグラモフォン帯の復刻ですよね。グラモ盤が存在していたなんて今の今まで知りませんでした。ワーナー盤はリアルタイム(危機とほぼ同じ頃にリリース)で買ってはいたのですがこれが日本での初盤だと今までずっと思っていました。
タイトルもグラモ盤とは違います。ワーナー盤では「イエス・ファースト・アルバム」と実に素っ気無い(笑)
>『時間と言葉』のジャケットなんかはけっこう目立っていたが
たとえ買われなくてもちゃんと記憶されているところが遼さんのスゴイところ。ワーナー設立第一回目の配布ですよ2ndは。同時期に出たクリムゾンのリザートでさえ、この時点ではマイナーだったのにそれ以上にマイナーなレコードを記憶されているとは。
イエスが注目され出したのは3rdからでしょうね、普通は。(私もこの頃初めてイエスを知りました)。4枚目の「こわれもの」からは猫も杓子もイエスイエス・・・と言い始めますが(笑)
by tsukikumo (2009-08-03 18:04)
遼さんこんばんは。
私もYesの紙ジャケとりあえず「こわれもの」と「危機」をアップしました。
今回の2009年リマスター出来良いと思いませんか・・・
ちょっと感動モンでした。
とりあえずトラバさせて頂きました(^o^)v
by tetsupc2 (2009-08-03 22:32)
遼さん、ご無沙汰しております。
nicodemaro改めCold Sunです。
初期イエスでは1stがポップで聴きやすく完成度が最も高いと思いますね。90年代のUKシーンに持ってきても、ヒットすると思います。イエス嫌いに聴かせたい!
2ndはスルーされて正解です。英米ロック・バンドとクラシック・オーケストラの共演はどうしても違和感が残りますね。イタリアを筆頭にユーロロック勢に任せた方が・・・
あ、そうだ。グループサウンズのアダムス「旧約聖書」(1968年)もフル・オーケストラ&混声合唱団でかなり良い線いってます。意外にシンフォニックでゴージャス(笑)
by Cold Sun (2009-08-04 16:32)
tsukikumoさん、こんばんはー。
お久しぶりです^^
コメントありがとうございました。
>今回の記事で驚いたのはファーストの帯、これどう見てもグラモフォン帯の
>復刻ですよね
あー、そうなんですよ。
今回は帯のことを書くの、忘れちゃったんですが(笑)、1stは日本グラモフォンの黒オビを復刻してます。
上の記事でタイトルを『イエスの世界(ファースト・アルバム) YES』と書いたのも『国内初回グラモ盤(再発WP盤) オリジナル・タイトル』という意味だったんです。
面倒くさかったから説明はしませんでしたが^^;
>たとえ買われなくてもちゃんと記憶されているところが遼さんのスゴイところ
いやー、どうもありがとうございます。
でもこれはやっぱりインナーの力が大きいですね。
ぼくはゼップのⅢやCSNYの『デジャ・ヴ』まではグラモ盤で知ってて、WPが設立されて初めて買ったのがたぶんCSNYの『4ウェイ・ストリート』なんですね。
で、レコードを聴きながらよくインナーバッグを見てたんですね。
だからお店でも印象的だったのは、イエスのセカンドとか、マクドナルド&ジャイルスのジャケットでした。
>クリムゾンのリザートでさえ、この時点ではマイナーだった
その代わり、こっちはまったく記憶がありません(笑。
>イエスが注目され出したのは3rdからでしょうね、普通は
あ、そうなんですか。
ということはピーター・バンクスからスティーヴ・ハウへの交代はけっこうインパクトが大きかったということですね、やはり。
ありがとうございましたー^^
by parlophone (2009-08-04 22:22)
tetsuさん、こんばんはー。
トラバどうもです。
あとで遊びに行きますね~♪
by parlophone (2009-08-04 22:24)
nicodemaro改めCold Sunさん、こんばんはー。
お久しぶりです^^
ハンネ変わったんですね。
今後ともよろしくお願いいたします。
>初期イエスでは1stがポップで聴きやすく完成度が最も高いと思いますね
ですよね~。
プログレにこだわらなければ、今聴いてもすごくいいアルバムだと思いました。
たしかにイエス嫌いに聞かせてあげたい^^
>2ndはスルーされて正解です
あ、そうですか。よかった(笑。
>グループサウンズのアダムス「旧約聖書」(1968年)もフル・オーケストラ
>&混声合唱団でかなり良い線いってます
へえー、これはどこのバンドですか?
今度機会があったらぜひ聴いてみたいです^^
by parlophone (2009-08-04 22:29)
こんにちは、遼さん
昔使っていたハンネに戻したんですよ。
こちらこそよろしくお願いいたします。
イエスのプログレ的な作品は「危機」と「リレイヤー」で良いんじゃないかと思います。
アダムスは渡辺プロが第二のタイガースとして大々的に売り出したバンドで、60年代は音盤が売れなくて困った?(笑)新会社CBSソニーのGS第1号です。
旧約聖書は「GSクラシカル・エッセンス」「GSフォーエヴァー100」などのオムニバスCD聴けます。壮大なシンフォニックなアレンジで、プロコル・ハルム「グランドホテル」並みのカタルシスが味わえますよ。
by Cold Sun (2009-08-05 15:47)
アダムスの旧約聖書の話題が出ているので失礼なのは重々承知ですが私もイッチョカミさせてください(笑)この曲たいして売れなかったけど、スタッフが凄い!。日本の歌謡界と言うか昭和40年代歌謡ポップスを語る上では結構重要なんです。(ホンマカイナ)
バンドメンバーには元アウトキャストの水谷公生さんがいましたし、作詞:山上路夫、作曲:村井邦彦さんのコンビはその後ヒットを連発させます。
アレンジャーは東海林修さん。ザ・ピーナッツのウナセラディ東京のアレンジで頭角を現し、この時代でも久美かおりの「くちづけが怖い」で当て、70年代早々には冨田勲さん同様、日本で最も早くシンセサイザーを取り入れた一人として知られています。たぶん東海林さんの仕事で一番良く知られているのはソロ転向後のジュリーの種々曲アレンジ。「追憶」などは東海林さんの趣味丸出しですね。
そしてプロデュースはコロムビアから引き抜かれた酒井政利さん。酒井さんに関しては説明無用だと思われますが、この曲に関しても酒井さん御得意の文芸路線が顔を覗かせています。
ただ、この曲に限定すると楽曲やアレンジの素晴らしさに比べ、詞がなんとも情けない。当たらなかった原因はその辺にあるのではないでしょうか。
by tsukikumo (2009-08-05 20:03)
Cold Sunさん、こんばんはー。
>昔使っていたハンネに戻したんですよ
あ、そうだったんですねー。
どもども失礼いたしました^^;
>アダムスは渡辺プロが第二のタイガースとして大々的に売り出したバンド
GSと書いてあったのでひょっとしたらそうかなとは思ったんですが、日本のグループだったんですね。
それにしてはフル・オーケストラ&混声合唱団なんてすごいじゃないですか。
お金かかってますね。
第二のタイガースということですごく意気込んでたんでしょうね。
>旧約聖書は「GSクラシカル・エッセンス」「GSフォーエヴァー100」などの
>オムニバスCD聴けます
>プロコル・ハルム「グランドホテル」並みのカタルシス
おお、そうなんですか。
グランド・ホテルもけっこう好きなんで、ばっちり好みかもしれませんね♪
じゃあさっそく探してみます^^
ありがとうございました。
by parlophone (2009-08-05 22:15)
tsukikumoさん、こんばんは!
>失礼なのは重々承知ですが私もイッチョカミさせてください(笑)
失礼なんてとんでもない!
どんどん入ってきてくださいね^^
>昭和40年代歌謡ポップスを語る上では結構重要なんです
おお、そうなんですか!
>バンドメンバーには元アウトキャストの水谷公生さんがいましたし、
>作詞:山上路夫、作曲:村井邦彦さんのコンビ
ぼくもこのあたりの人たちはよく知ってます。
水谷公生は浜田省吾のアルバムでアレンジをやってましたし、山上路夫/村井邦彦は後期のタイガースの楽曲を手がけたコンビですよね。
>東海林修さん…ザ・ピーナッツのウナセラディ東京
>久美かおりの「くちづけが怖い」
わあ、知ってる~(笑。
しかも久美かおりっていったらタイガースの『世界はぼくらを待っている』じゃないですか。
映画も見に行ったしアルバムも持ってたなあ(笑。
>酒井さんに関しては説明無用だと思われますが
う。この人だけ知らない…(恥。
>楽曲やアレンジの素晴らしさに比べ、詞がなんとも情けない
へえ、山上路夫ってそんなにヘボい歌詞書いてましたっけ(笑。
ちょっと興味津々ですね。
探してみま~す^^
ありがとうございました!!
by parlophone (2009-08-05 22:29)
こんばんは。
Yesは「ロンリー・ハート」で知った世代です。
当時(中学生)Asiaが凄く好きだったのですが、
その後当然のようにYesも聴くようになり、
『こわれもの』はハマりました。
今ではファーストをよく聴きます。
おっしゃるように、まだプログレって感じじゃないですが、
ロックっぽい荒々しさや、勢いが感じられて好きです。
by walrus (2009-08-23 01:06)
walrusさん、こんばんはー。
nice!&comment、どうもありがとうございます。
>当時(中学生)Asiaが凄く好きだったのですが
わかりますー^^
エイジアはプログレの長尺演奏と難解さをすっぱり切り落として、すごいテクニックで質の高い楽曲をプレイしたわけですから、当然みんなハマリますよね~。
ぼくも(社会人でしたが)好きでした^^
>ロックっぽい荒々しさや、勢いが感じられて好きです
ですよねー。
スティーヴ・ハウもリック・ウェイクマンもいないのに、ちゃんとイエスなのがすごいですよね~♪
by parlophone (2009-08-23 20:06)