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ドン・ヘンリー 『END OF INNOCENCE』 [アメリカン・ロック]

先日立ち寄ったタワレコでドン・ヘンリーのライヴ・アルバムを見つけた。

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タイトルは『END OF INNOCENCE』でオリジナル・アルバムと紛らわしいけれど、ジャケ裏のクレジットを見ると1993年のボストンにおけるLabor Day Benefit Concertのライヴとなっている。
「へえ、こんなアルバムが出てたんだ~」
93年といえば、イーグルスがMTV アンプラグドで再結成する前年に当たるわけで、そのライヴを見に行った人間としては放っておけない(笑。

収録曲はこんな感じで

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イーグルス時代の名曲に、ソロの曲を織り交ぜた選曲は悪くない。

13曲のうち2曲はチャリティー・コンサートではおなじみの(たしかハリケーン・カトリーナの救援コンサートでも活躍した)ジミー・バフェットが客演している。

価格も安いし、あまり深く考えないで買って帰って、家でデジパックのなかを開けてみて、あっ!!と思った。

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ブックレットもなにもない…。
そうかあ、ハーフ・オフィシャル(といえば聞こえはいいけど半分ブート)かあ。
そういえばリリース元も「WOODSTOCK TAPES」という怪しげなレーベル…(笑。

しかし聴いてみると音は悪くない。
M-1「ホテル・カリフォルニア」こそ、ドン・ヘンリーのヴォーカルがちょっと雑な感じがするけれど、これはたぶんバック・バンドとの息が合わずにイマイチ乗れないんだ。
それにしてもアレンジがまんまイーグルスなのがほほえましい。
M-2の「呪われた夜」になると、バンドとのコラヴォレーションもぐっとよくなるし、観客もみんな歌っている。
M-3「ならず者」で最初のクライマックスがやってくる。
まずピアノのイントロでものすごい歓声に包まれ、エンディングではなんと2分近いタメ。
その間じゅう歓声が鳴りやまないのだけどこれにはちょっと笑ってしまった。

ぼくはドンのソロもけっこう好きで、M-4「エンド・オヴ・ジ・イノセンス」とかM-6「ボーイズ・オヴ・サマー」もなかなかいい。

もろに80年代をかんじさせる曲もあってちょっと古い感じも否めないけれど、ラストは「The Heart of the Matter」のアコースティイク&ストリングス・ヴァージョンでしっとりとしめくくるのもいい。
じつはこの曲が入ってるというのもひとつの決め手だったのだ。

ということで、けっこう満足した1枚だった。
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Sken

こんにちは。
これは意外なアルバムですね。
私も2ヶ月ほど前にタワーで、イーグルスの
『メルボルン・コンサート』っていう2枚組を
見つけました。
安かったので買ってしまいました。
タワーでもこういうの売ってるんですね。
ドン・フェルダーがいた時期だと思います。

by Sken (2009-07-22 18:02) 

parlophone

Skenさん、こんばんは!。

この記事だけコメントがつかないので、ドン・ヘンリーって人気がないのかなあ~なんて思ってました^^;

>イーグルスの『メルボルン・コンサート』っていう2枚組

おー、そんなアルバムもあるんですね。
聴いてみたいなあ。
ぼくはドン・フェルダーのギターって好きなんですよね。
ってゆーか、「ホテル・カリフォルニア」のツイン・リードだってドン・フェルダーとジョー・ウォルシュがいたからこそできたのであって、それをギャラの問題かなんかで馘にしてしまうというのは「なんだかなあ~」と思ってしまいます。
by parlophone (2009-07-22 22:22) 

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