ジェフ・ベックのDVD 『ライヴ・アット・ロニー・スコッツ・クラブ』 [Blu-ray & DVDコレクション]
何度か発売延期になってファンをやきもきさせたジェフ・ベックのライヴDVD がついにリリースされた。
注文したのが12月11日だったから3か月以上待たされたことになる。
でもこうやって出たことじたいが奇跡みたいだ(笑。
これほど待ち望まれたDVD も珍しいだろう。
商業的に大成功を収めたクリームやゼップのようなバンドは別として、ほぼ同時代的に活動をしたジミ・ヘンドリクスやソロになってからのクラプトンと比べてもジェフの映像はあまりにも断片的で乏しかった。
ちょっと調べてみると、ジミのライヴは67年6月の『モンタレー』、69年8月の『ウッドストック』、同年12月の『フィルモア・イースト』、70年7月の『アトランタ』、同年8月の『ワイト島』というふうにオフィシャルでリリースされている。
ジミのばあい、死後必要以上に神格化されたという面を考慮したほうがいいかもしれないが、ソロ以後のクラプトンにしてもすでに77年にはオールド・グレイ・ウィッスル・テスト(BBC)のライヴが収録されているのだから、ファンがジェフのライヴ映像を渇望していたのは当たり前すぎるくらい当たり前だろう。
今回のDVD は2007年11月にロンドンのロニー・スコッツ・クラブで収録されたもので、ヤードバーズ時代の「Beck's Bolero」で幕を開け、名作『BLOW BY BLOW』に収められた「Scatterbrain」や「Cause We've Ended As Lovers」はもちろん、「You Never Know」、「Led Boots」、「Angels (Footsteps)」、「Where Were You」などの代表作を含め全22曲を収録している。
実力よりも容姿で話題のタル・ウィルケンフェルド(b)はたしかに可愛い。
マイ・パートナーもTV の画面をチラッと見るなり「この妖精みたいな子は誰?」とびっくりしていた。
ジェフが惚れこむぐらいだからベースの腕前も確かだが、カメラマンが必要以上に彼女を捉えてるような気がしたのはぼくだけ?
キーボードのジェイソン・リベロはちょっとグルーヴに欠ける気もするが、ヴィニー・カリウタのドラムスは文句なくすばらしい。
80年代にロッドとのリユニオンで話題になった「People Get Ready」ではジョス・ストーンがゲスト・ヴォーカリストとして登場する。
ぼくが欲しいジョスのアルバムはいまだにCCCD のままで未購入なので、こうやって映像で彼女を見れるのはうれしい。
相変わらずソウルフルなヴォーカルで聴衆を魅了していた。
(もう一人の歌姫イモージェン・ヒープは「Rollin' And Tumblin'」など2曲を歌う)
2003年のライヴCD でも話題になった「A Day in the Life」でいったんステージを終えた後、再びステージに戻って、「ストラトの達人をご紹介しよう」とクラプトンを招き入れるシーンはいやがうえにも興奮してしまう。
ジェフもほんとうにうれしそうで、あんなにはじゃいでおどける人だとは思わなかった。
演目はマディ・ウォーターズの「Little Brown Bird」と「You Need Love」。
クラプトンの歌とギターはさすがに珍しさはないが、いちおうバトルらしきものもあるし、ジェフの歌伴のうまさにも感心させられた。
日本語解説でも触れられていたので同じようなことを書くのはちょっと気が引けるのだが、今回のDVD を見ていちばん興味を感じたのはジェフの繊細なピッキングの妙だ。
「哀しみの恋人達」でもほとんどピック・アップ・セレクターをいじってなかったのには驚いた。
あの色彩感溢れる音色の変化はヴォリュームのコントロールと弦を鳴らす右手の微妙な位置取り、そして指によるピッキングの繊細な変化によってもたらされるものだったのだ。
「Scatterbrain」などはさすがに往年のキレが感じられないけれど、これほど充実したジェフのライヴ・ヴィデオがもたらされたことに感謝しよう。
客席のロバート・プラントや、ほんの一瞬だがジミー・ペイジの姿が映るのもほほえましい。
注文したのが12月11日だったから3か月以上待たされたことになる。
でもこうやって出たことじたいが奇跡みたいだ(笑。
これほど待ち望まれたDVD も珍しいだろう。
商業的に大成功を収めたクリームやゼップのようなバンドは別として、ほぼ同時代的に活動をしたジミ・ヘンドリクスやソロになってからのクラプトンと比べてもジェフの映像はあまりにも断片的で乏しかった。
ちょっと調べてみると、ジミのライヴは67年6月の『モンタレー』、69年8月の『ウッドストック』、同年12月の『フィルモア・イースト』、70年7月の『アトランタ』、同年8月の『ワイト島』というふうにオフィシャルでリリースされている。
ジミのばあい、死後必要以上に神格化されたという面を考慮したほうがいいかもしれないが、ソロ以後のクラプトンにしてもすでに77年にはオールド・グレイ・ウィッスル・テスト(BBC)のライヴが収録されているのだから、ファンがジェフのライヴ映像を渇望していたのは当たり前すぎるくらい当たり前だろう。
今回のDVD は2007年11月にロンドンのロニー・スコッツ・クラブで収録されたもので、ヤードバーズ時代の「Beck's Bolero」で幕を開け、名作『BLOW BY BLOW』に収められた「Scatterbrain」や「Cause We've Ended As Lovers」はもちろん、「You Never Know」、「Led Boots」、「Angels (Footsteps)」、「Where Were You」などの代表作を含め全22曲を収録している。
実力よりも容姿で話題のタル・ウィルケンフェルド(b)はたしかに可愛い。
マイ・パートナーもTV の画面をチラッと見るなり「この妖精みたいな子は誰?」とびっくりしていた。
ジェフが惚れこむぐらいだからベースの腕前も確かだが、カメラマンが必要以上に彼女を捉えてるような気がしたのはぼくだけ?
キーボードのジェイソン・リベロはちょっとグルーヴに欠ける気もするが、ヴィニー・カリウタのドラムスは文句なくすばらしい。
80年代にロッドとのリユニオンで話題になった「People Get Ready」ではジョス・ストーンがゲスト・ヴォーカリストとして登場する。
ぼくが欲しいジョスのアルバムはいまだにCCCD のままで未購入なので、こうやって映像で彼女を見れるのはうれしい。
相変わらずソウルフルなヴォーカルで聴衆を魅了していた。
(もう一人の歌姫イモージェン・ヒープは「Rollin' And Tumblin'」など2曲を歌う)
2003年のライヴCD でも話題になった「A Day in the Life」でいったんステージを終えた後、再びステージに戻って、「ストラトの達人をご紹介しよう」とクラプトンを招き入れるシーンはいやがうえにも興奮してしまう。
ジェフもほんとうにうれしそうで、あんなにはじゃいでおどける人だとは思わなかった。
演目はマディ・ウォーターズの「Little Brown Bird」と「You Need Love」。
クラプトンの歌とギターはさすがに珍しさはないが、いちおうバトルらしきものもあるし、ジェフの歌伴のうまさにも感心させられた。
日本語解説でも触れられていたので同じようなことを書くのはちょっと気が引けるのだが、今回のDVD を見ていちばん興味を感じたのはジェフの繊細なピッキングの妙だ。
「哀しみの恋人達」でもほとんどピック・アップ・セレクターをいじってなかったのには驚いた。
あの色彩感溢れる音色の変化はヴォリュームのコントロールと弦を鳴らす右手の微妙な位置取り、そして指によるピッキングの繊細な変化によってもたらされるものだったのだ。
「Scatterbrain」などはさすがに往年のキレが感じられないけれど、これほど充実したジェフのライヴ・ヴィデオがもたらされたことに感謝しよう。
客席のロバート・プラントや、ほんの一瞬だがジミー・ペイジの姿が映るのもほほえましい。
こんばんは!
いいなぁ・・・もう届いたんですね。
私もこのDVDを注文しているんだけど・・・まだ手元に届いていない(`з´゛)
これは先月だったかなぁ・・・NHK-BS-hiで放送していたんだけどDVD盤は番組ではカットされた曲があるのでやっぱり注文してしまった。。。(;^_^A
番組はハイビジョンだったので非常に綺麗な映像だったのですがDVDでの映像はどうですか・・・
それにしてもタル・ウィルケンフェルド(通称 タルちゃん)はかわいいですね。私はこのDVDと一緒に彼女のアルバム【トランスフォーメーション】も一緒に注文してしまいました。(^_^)v
タルちゃんのベースはちゃんとジェフのギターもこきゅうが合っていて中々ですね。間の取り方も上手いです。絶対日本でも人気者になりそうな気配ですね。。。あー早くDVD届いて欲しいです。(≧へ≦)
by tetsupc2 (2009-03-26 22:06)
tetsupc2さん、こんばんはー。
リリースが決定してから比較的早い時期に申し込んだので、日曜日にはすでに発送されてました。
BS-hi でやったんですってね。
ぼくはまったく知りませんでしたが、画像としてはBS-hi のほうがかなりいいと思いますよ。
DVD も悪くはありませんが、やはりフォーマットの限界があります。
ウェブで見てるとBlu-Ray も出てるんですね。
プレイヤーを持ってるならぜったいBlu-Ray ですけどね~。
タルちゃんのベースは悪くはないと思いますが、正直ジェフがあそこまで入れ込む理由はよくわかりません。
やっぱり可愛いから?(爆
by parlophone (2009-03-27 00:14)
parlophoneさん、どうも初めまして。自分は最近ブログを始めたばかり
の超素人[chan_yukky]と申します。以後、宜しくお願い致します。
でも本当は「初めまして」じゃないなぁ?だって[遼さん時代]からの
大ファンですから。先程MASAさんにも、ご挨拶をしてきました。
実は[Get Back]時代から、お二人の隠れファンでした(キモイ?)!
あの時から、お二人は抜きんでてましたものね。これからもちょくちょく
お邪魔させて頂きますので、宜しくご教示願います。
>タルちゃんのベースは悪くはないと思いますが、正直ジェフがあそこまで
>入れ込む理由はよくわかりません。やっぱり可愛いから?
それも要因の一つでしょう^^ジェフのプレイは他のミュージシャンと違い
型にハマッてないですよね。タルちゃんの魅力は「ジェフのギターと上手
にキャッチボールが出来る」ところなんじゃないでしょうか?
by chan_yukky (2009-03-30 15:09)
chan_yukky さん、初めまして。
管理人の遼(parlophone)と申します。
ようこそいらっしゃいました。
>実は[Get Back]時代から、お二人の隠れファンでした
え゛ーーーー!!
なんとGet Back 時代の方からコメント戴くなんて感激です!
あのころは毎日よくあの掲示板覗いてはコメントしてビートルズの話題で盛り上がってましたね~。
懐かしいです。
あのころchan_yukky さんもコメントなさっていたのでしょうか。
もしそうでしたらそのころのHN もこっそり教えてください(笑。
さきほどchan_yukky さんのブログもちょっと覗いてみましたが、なかなか広範囲にわたる話題で、楽しませていただきました。
あとでコメントもさせていただきたいと思います。
(最近忙しくてなかなかほかの方のブログでもコメントできないんです)
>タルちゃんの魅力は「ジェフのギターと上手にキャッチボールが出来る」ところ
なるほど、そういう面があるかもしれませんね~。
いずれにしても可愛くて実力派。
今後の活躍が楽しみですね!
by parlophone (2009-03-30 23:21)
遼さん、こんばんは。
お忙しいのに、お返事頂き有難うございました。大変感激しております。
>あのころchan_yukky さんもコメントなさっていたのでしょうか。
>もしそうでしたらそのころのHN もこっそり教えてください(笑
いえいえ、恥ずかしくてコメントなんか出来ませんでした。ただただ遼さん、
MASAさん、RASさんのやり取りを見守っているだけでした^^
>ブログもちょっと覗いてみましたが、なかなか広範囲にわたる話題で、
>楽しませていただきました。
それは有難うございました。何かとっても恥ずかしいの一言です^^;
本当に懐かしくて、涙が出そうです。今後も宜しくお願いしますね!
by chan_yukky (2009-03-31 00:10)
chan_yukkyさん、どうもです。
>ただただ遼さん、MASAさん、RASさんのやり取りを見守っているだけ
あのころはまだ掲示板の世界に飛び込んだばかりで、見知らぬ方とビートルズのお話ができるのがとのかく楽しいころでした。
けっきょくGET BACK でレコードを買ったのは1、2回でしたが掲示板にはほんとうにお世話になりました(笑。
いまは個人的に忙しくてなかなかネットもできませんが、これからもよろしくお願いいたします。
by parlophone (2009-04-01 23:26)
こんにちは、いつも楽しく読ませて頂いてます。
若い頃のジェフならいざ知らず、最近の映像ということで、
買うのをちょっと迷ってたんですが、
遼さんの記事を読み、買う決意が固まりました。
決め手はジョス・ストーンだったりするんですが…
by walrus (2009-04-04 09:59)
walrusさん、こんばんはー。
大変失礼なんですけど、はじめまして、でしたっけ?
以前どこかでお会いしたことがあるような…。
違っていたらごめんなさい。
>遼さんの記事を読み、買う決意が固まりました。
おありがとうございます^^
といいたいところなんですが、最近はアフィリエイトも更新できなくて、金儲けに縁がないなあ…(笑。
ま、冗談はさておき、もう全ベック・ファン必携です。
買って損はさせません^^
>決め手はジョス・ストーンだったりするんですが…
あれれ、そっちですか(笑。
でもジョス、いいですよねー。
CD ほしい~~!
by parlophone (2009-04-04 23:16)
おはようございます。
ご無沙汰してました^^;
ベックって最近は全然聴いてないんですけど(汗)
このDVDは気になってました。
バンド仲間の友人も買って「イイぞぉ!!」と褒めまくってたんで。
こりゃ観なきゃと思ってます。
うら若きベーシスト嬢カワイイじゃないっすか(笑)
ベックが起用してるんだから演奏のテクニックはもちろん凄いんでしょうけど。
DVD買ったら、主役じゃなくて彼女ばかり観てそうです(爆)
by DEBDYLAN (2009-04-05 10:13)
DEBDYLANさん、こんばんはー。
こちらこそ、ご無沙汰しちゃって申し訳ないです。
ライヴ、大好評だったみたいでおめでとうございます^^
>ベックって最近は全然聴いてないんですけど(汗)
ぼくもスタジオ・アルバムはしばらく聴いてないですね。
ライヴで「ベックス・ボレロ」や「哀しみの恋人達」をやるようになって、ライヴ・アルバムは買って聴いてましたけど。
>うら若きベーシスト嬢カワイイじゃないっすか(笑)
>ベックが起用してるんだから演奏のテクニックはもちろん凄いんでしょうけど
可愛いですよ~、そりゃあもう(笑。
ただもの凄いテクニックかというとどうですかねー。
彼女くらいのベーシストだったらアメリカにはたくさんいると思います。
英国だとわかんないですけど(笑。
by parlophone (2009-04-06 00:14)
ロニースコッツクラブ!それはイギリス!いや!
日本!ジェフ・ベックのヤドバーズ?…そう!彼は来ます!彼が、娘のように大事に!しているタル・ウィルケンフェルドは!成長し、ヴェニー・カリウタ師匠タル!と10月26日~27日に来日する。今から寝られない。
、、、
by ぶんた (2012-09-08 17:24)
ぶんたさん、こんばんはー。
おお、ジェフ・ベックがタルとヴィニーを引き連れて来日するんですか!
10月に!
いいなあ~、たぶん福岡には来ないでしょうねえ。
お近くの方、ぜひいらっしゃってください。
by parlophone (2012-09-09 21:15)
pariophoneさん!こんばんは!メールありがとうございます。うーん!うっかりです。すみません!今回は、ヴェニー・カリウタ師匠とタル・ウィルケンフェルド先生(女士)!が来日のようです、、、
父にもなる?ジェフ・ベックは、コマーシャリングにはありませんでした。残念です。しかし、ゲスト?或いは飛び入り?可能性大!?とか?以前ぶんたが、お願いした!日本来日が叶います。彼女タルDr!が、日本のアーティストに刺激を与える!のは確実です。チャー!こと竹中尚人氏も!視野かも?知れません。また、別口の!森園勝敏率いる四人囃子サウンドも見逃せません。プログレシヴ!にフュージョンジャズ融合!?なるか?乞うご期待!我も行きたい、、、
by ぶんた (2012-09-10 18:10)
ぶんたさん、こんばんは!
そうですか、カリウタ師匠とタル嬢の来日なんですね。
ベック大先生が欠けるのは痛いですが、2人がどんな音楽を
創造するのかは興味がありますね~。
四人囃子やチャーと共演するのでしょうか?
by parlophone (2012-09-12 01:35)