チューダー・ロッジのアルバム [ブリティッシュ・フォーク]
4日間ほど信州に出張して、昨日帰ってきました。
寒かった~~^^;
さて、"昨年の紙ジャケから"Part 3 はブリティッシュ・フォーク・ロックの名盤として名高い、『チューダー・ロッジ』をご紹介しよう。
68、9年ごろからロックに特化したレーベルをメジャーのレコード会社が新設するようになった。
ブラック・キャット・ボーンズのアルバムで紹介したDECCA/nova なんかもそうだが、EMI からHARVEST、 PHILIPS からはVERTIGO、 PYE のDAWN などという新興レーベルが次々に作られていった。
なかでもVERTIGO レーベルはブリティッシュ・ロック、プログレッシヴ・ロックのファンからは根強い人気を持つレーベルで、ブログ仲間のtetsupc2 さんなんかはご自身のマークをこのVERTIGO にしていらっしゃる。
さて、赤岩和美のライナーによると、この『チューダー・ロッジ』はヴァーティゴ・レーベル中手に入れにくいアルバムではベスト3に入るのだそうだ。
チューダー・ロッジはアメリカ出身の女性アン・ステュアート(vo,g,p,fl)をフロントに、英国出身のジョン・スタナード(vo,g)、オーストラリア出身のリンドン・グリーン(vo,g)という3人組のバンドで、1971年にシングル「ザ・レイディーズ・チェンジング・ホーム」とアルバム『チューダー・ロッジ』でデビューした。
翌72年にアンはアメリカへ帰国することになり、あらたにリンダ・ピータースを加えて活動を続けるが、デモ録音のみでチューダー・ロッジは解散、リンダは元フェアポート・コンヴェンションのリチャード・トンプソンと結婚して、リチャード&リンダ・トンプソンとして活動することになる、というのが解説書によって知りえたチューダー・ロッジの概要だ。
アルバムはいきなりホルンとオーボエ、それにフルートのゆるやかな吹奏から始まり、そこに弦楽四重奏とアコースティック・ギターが加わり、アンの透明で素直な美しい声がのびやかにメロディーを綴ってゆくという見事な「It All Comes to Me」から始まる。
この1曲めを耳にしただけでも、アルバム『チューダー・ロッジ』が優れた作品であることを確信できる。
ギター2本に、ペンタングルのダニー・トンプソンのベース、同じくテリー・コックスのドラムスというのが基本で、そこにアンのピアノ、曲によっては弦と木管が加わるという構成で、3人のハーモニーも美しく、英国の田園風景というか、モーツァルトのディヴェルティメントを思わせるような洗練かつ牧歌的なサウンドを聴くことができる。
紙ジャケは細かなラインが何本も重なって波のような雲のような模様を刻むテクスチャー・カヴァーになっている。
(白く光ってべたべた指紋がついているように見えるのはすべて細かなラインだ)
バック・カヴァー。
ゲイトフォールド・ジャケットのようになっていてこれを開くと…
さらに開いていくとなんと6面の折りたたみになっていて、それぞれにメンバーの細密でサイキデリックなイラストや歌詞、パーソネルなどが記載された大変豪華な特殊ジャケ仕様だ。
アルバム・デザインはフィル・ダフィとクレジットされている。
全体が1枚の紙でできていて
印刷面はこんなふうになっている。
ヴァーティゴのマークの入ったインナーつき。
2008年の24bit デジタル・リマスターでSHM-CD 仕様。
71年リリースということを感じさせない鮮度のある音でなかなかいいと思う。
これで2,800円って、はっきりいって安い^^
ブリティッシュ・フォーク、ロック・ファンはとにかく見つけたら買うべき!
大推薦盤です。
寒かった~~^^;
さて、"昨年の紙ジャケから"Part 3 はブリティッシュ・フォーク・ロックの名盤として名高い、『チューダー・ロッジ』をご紹介しよう。
68、9年ごろからロックに特化したレーベルをメジャーのレコード会社が新設するようになった。
ブラック・キャット・ボーンズのアルバムで紹介したDECCA/nova なんかもそうだが、EMI からHARVEST、 PHILIPS からはVERTIGO、 PYE のDAWN などという新興レーベルが次々に作られていった。
なかでもVERTIGO レーベルはブリティッシュ・ロック、プログレッシヴ・ロックのファンからは根強い人気を持つレーベルで、ブログ仲間のtetsupc2 さんなんかはご自身のマークをこのVERTIGO にしていらっしゃる。
さて、赤岩和美のライナーによると、この『チューダー・ロッジ』はヴァーティゴ・レーベル中手に入れにくいアルバムではベスト3に入るのだそうだ。
チューダー・ロッジはアメリカ出身の女性アン・ステュアート(vo,g,p,fl)をフロントに、英国出身のジョン・スタナード(vo,g)、オーストラリア出身のリンドン・グリーン(vo,g)という3人組のバンドで、1971年にシングル「ザ・レイディーズ・チェンジング・ホーム」とアルバム『チューダー・ロッジ』でデビューした。
翌72年にアンはアメリカへ帰国することになり、あらたにリンダ・ピータースを加えて活動を続けるが、デモ録音のみでチューダー・ロッジは解散、リンダは元フェアポート・コンヴェンションのリチャード・トンプソンと結婚して、リチャード&リンダ・トンプソンとして活動することになる、というのが解説書によって知りえたチューダー・ロッジの概要だ。
アルバムはいきなりホルンとオーボエ、それにフルートのゆるやかな吹奏から始まり、そこに弦楽四重奏とアコースティック・ギターが加わり、アンの透明で素直な美しい声がのびやかにメロディーを綴ってゆくという見事な「It All Comes to Me」から始まる。
この1曲めを耳にしただけでも、アルバム『チューダー・ロッジ』が優れた作品であることを確信できる。
ギター2本に、ペンタングルのダニー・トンプソンのベース、同じくテリー・コックスのドラムスというのが基本で、そこにアンのピアノ、曲によっては弦と木管が加わるという構成で、3人のハーモニーも美しく、英国の田園風景というか、モーツァルトのディヴェルティメントを思わせるような洗練かつ牧歌的なサウンドを聴くことができる。
紙ジャケは細かなラインが何本も重なって波のような雲のような模様を刻むテクスチャー・カヴァーになっている。
(白く光ってべたべた指紋がついているように見えるのはすべて細かなラインだ)
バック・カヴァー。
ゲイトフォールド・ジャケットのようになっていてこれを開くと…
さらに開いていくとなんと6面の折りたたみになっていて、それぞれにメンバーの細密でサイキデリックなイラストや歌詞、パーソネルなどが記載された大変豪華な特殊ジャケ仕様だ。
アルバム・デザインはフィル・ダフィとクレジットされている。
全体が1枚の紙でできていて
印刷面はこんなふうになっている。
ヴァーティゴのマークの入ったインナーつき。
2008年の24bit デジタル・リマスターでSHM-CD 仕様。
71年リリースということを感じさせない鮮度のある音でなかなかいいと思う。
これで2,800円って、はっきりいって安い^^
ブリティッシュ・フォーク、ロック・ファンはとにかく見つけたら買うべき!
大推薦盤です。
遼さんおはようございます。
いよいよ3大英国フォークの中の【チューダー・ロッジ】ですね。
これは私も好きでよく聴きます。
私は今回のSHM-CDは買わなかったのですがその前に出ていた紙ジャケCDを持っています。
もうお持ちかも知れませんがこれとセットで【メロウ・キャンドル】も
超おススメです・・・VERTIGOの英国オリジは高すぎ位のプライスになっていて
特に【チューダー・ロッジ】では特殊ジャケで人気もあり
コンディションさえ良ければ15~20K近くはしたりします。
ひぃぇ~って感じです。私もVERTIGOの英国オリジは
一時期集めていた時期がありましたが12~3枚位で諦めました・・・
既にコンディションのいい物は中々巡りあえないし、、、
by tetsupc2 (2009-02-08 11:24)
遼さん2度目のコメントです。
先程、私のブログで取り上げたのですが皆さんCDの保管・収納はどうしているのか?限られたスペースで上手く保管できるアイディアなどの情報をお願いしております。たぶん皆さん苦労しておられると思いますので・・・
遼さんのように大量のCDを所有されておられる方の収納ラックやアイディアなどぜひ!紹介してくださ~い☆(u_u)☆
でもお忙しい時でしたら無理しないでくださいね。σ(^_^;
by tetsupc2 (2009-02-08 14:07)
tetsupc2さん、こんばんは~。
さっそくのコメント、ありがとうございます(笑。
>3大英国フォークの中の【チューダー・ロッジ】ですね
>これとセットで【メロウ・キャンドル】も超おススメです
そうですね。
よくいわれますが、残念ながらメロウ・キャンドルはショップになかったので、いまAmazon に注文してるところです^^
>特に【チューダー・ロッジ】は…コンディションさえ良ければ15~20K近く
らしいですね。
でもぼくだったら20K出しても惜しくないなあ。
今は買えませんけど(笑。
>CDの保管・収納はどうしているのか?
ぼくが使っているのは以前もちょっと書いたニトリのCDラックで、わざわざブログで紹介するほどのものじゃあありませんね~。
by parlophone (2009-02-08 23:10)
遼さんすみません
>コンディションさえ良ければ15~20K近くはしたりします。
ではなくて1ケタ間違っていました、、、
150~200K近くはしたりします。
の間違いでした。。。高すぎ~!!
このタイトルはvartigoの中でも特に高価です、、、私はまず買えましぇ~ん。
by tetsupc2 (2009-02-08 23:29)
>150~200K近くはしたりします
!!!
それはさすがに買えませんね。
いや、正直コンディションがよくて2万円ってフツーだなあーって思ったんですよ(笑。
by parlophone (2009-02-09 00:12)
私も大好きな1枚です。紙ジャケットCDで2回目の購入となってしまいましたよ。
紙ジャケットのこんなギミックも日本メーカーのお家芸ですね〜。
次に『抱擁の歌』Mellow Candleというのは順当ですね、ってエラそうにスミマセン。こちらも2回目の購入です。(汗)
by chitlin (2009-02-09 00:36)
chitlinさん、こんばんはー。
>私も大好きな1枚です
あ~、なんとなくわかるような気がします。
単純なフォークやロックではなく、洗練された気配がありますものね。
>紙ジャケットのこんなギミックも日本メーカーのお家芸ですね〜
ですよね。
オリジナルではとても手にできないものが、ミニチュアとはいえ精密に復刻されて目の前にあるわけですから、うれしくなります。
>次に『抱擁の歌』Mellow Candleというのは順当ですね
やっぱりそうですよね。
こうやって同じCD が2枚、3枚と増えていくのでしょうか(笑
by parlophone (2009-02-10 01:19)