検証 ゼップ・ボックス――Part 4 [ZEPPELIN]
4回めになったボックスの検証シリーズ、今回は個人的にいちばん好きな『フィジカル・グラフィティ』と現役時代ゆいいつのライヴ盤『永遠の歌』をご紹介しよう。
75年2月にリリースされた6th アルバム『フィジカル・グラフィティ』は彼ら自身のレーベル、スワン・ソングからの第1弾である。
前作『聖なる館』から2年ぶりということもあってか、初の2枚組にもかかわらず全米では予約だけで100万枚、チャート初登場3位、2週めには№1に輝き、それにともなって過去の全アルバムがチャート・インするという派手なアクションを見せている。
レコーディングは73年11月からロニー・レーンのモービル・スタジオで開始され、半年後の74年6月には8曲分のマスタリングが完成していたといわれるが、物足りなさを感じたメンバーは過去のレコーディングから7曲をピック・アップ、全15曲入りの2枚組として完成させた。
(これは国内盤のLP)
レコーディングの古い順に並べると
70年の『Ⅲ』から
C-2 「Bron-Yr-Aur」
71年の『Ⅳ』から
C-3 「Down by the Seaside」
D-1 「Night Flight」
D-3 「Boogie with Stu」
72年の『聖なる館』から
A-2 「The Rover」
B-1 「House of the Holy」
D-4 「Black Country Woman」
残りが新曲、という構成になっている。
アウト・テイクでは、前作のタイトルと同名ながら曲調がアルバムにはそぐわなかった「House of the Holy」や、ストーンズのセッションでもおなじみのイアン・ステュワートがヘッドリー・グランジに遊びに来たときのジャム・セッションから発展した「Boogie with Stu」、アコースティックなインスト「Bron-Yr-Aur」、コーラスも入って牧歌的なカントリー・ソング「Down by the Seaside」、ジョンジーのオルガンが活躍する「Night Flight」など、比較的明るくポップな曲が多い。
新作では、いわゆるCIA コネクション的楽曲の存在感が大きい。
「Stairway to Heaven」と並んでゼップの代表作となったB-3「Kashmir」では、ペイジのギターはダッドガッド(1弦から順にDADGAD)・チューニングされたダン・エレクトロが使われ、モロッコ旅行の印象を綴ったプラントの歌詞に、ジョンジーがアレンジしたアラビア風のストリングスがかぶさってくる。
C-1「In the Light」ではインドのシェーナイという楽器が使われ、ジョンジーのシンセとともにこの曲の幻想的なムードを決定づけている。
そのほか、エッジの効いたA-1「Custard Pie」、ペイジのボトルネックをフューチャーした11分に及ぶA-3「In My Time of Dying」、ギター・エフェクトにレズリー・スピーカーを使用したD-2「Wanton Song」、ジョンジーのクラヴィネットが活躍するファンキーなB-2 「トランプルド・アンダー・フット」、ゼップらしさが横溢したへヴィなA-2「The Rover」、D-5「Sick Again」など、収録された楽曲はたいへんにヴァラエティに富んだものになっている。
しかしアルバム全体の統一感は完璧に図られていて曲の流れにも違和感はなく、見事というほかはない。
これはプロデューサーのペイジだけでなく、ミキシングを手がけたエディ・ヘアウッドの功績も大きいだろう。
それでは紙ジャケの再現性を見てみよう。
ぼくはアナログは国内盤しかもっていないのだが、それにしても前回の紙ジャケはひどかった。
まずこのアルバム、2枚組ながらシングル・スリーヴなのだが、ニューヨークのセント・マークスに実在するアパートが描かれ窓の部分がくり抜かれたギミック・ジャケになっている。
レコードを収めるインナー・バッグでは窓の部分にゼップのメンバーやそのほかの人物の画像が描かれていて、オーナーは気分に合わせて窓の絵を変えることができるわけだ。
それとは別にインナー・カードがついていて、これには曲目やタイミングのほかに、曲ごとのロケーション、レコーディング・エンジニア、ミックス・エンジニアなどが詳細に記述されているが、イラストはカーテンの降りた窓になっていて、そのカーテンに「P」「H」「Y」「S」「I」「C」「A」「L」…というようにタイトルの文字が1字ずつ記入されている。
店頭に並べられたときはこのカードがいちばん上に入れられていて、つまりアパートの窓からはタイトルが見えるようになっていたのだ。
新しい紙ジャケはもちろん、この仕様が再現されているのだが、旧紙ジャケではこのカードが一回り小さかったために、いちばん上に入れてもタイトルを表示することができないのだ。
さらに!
旧紙ジャケはなにを血迷ったのか、アウターのジャケットではなく、インナーからアウター・スリーヴを作っている。
ほら…。
窓をくり抜いたときに元の絵が残ってるのが分かるでしょ?
さらに動かぬ証拠じゃ~。
4階(いちばん上の階)の右から3番めの窓はくり抜きではなく、カーテンの降りた絵なのだが、ここにジイさんの絵が描かれている。
なんでこんなことしたんだろうね?
旧紙ジャケは97年のリリースで、そのころは紙ジャケをここまで精巧に再現する技術がなく、1階の柱を切り抜いてしまっている(そのため窓の数はオリジナルが20なのに、旧紙ジャケは16だ)が、そのこととなんか関係があるのかもしれない。
(旧紙ジャケ。1階の窓に柱がない)
(こちらは新しい紙ジャケ。柱があります)
おっともうひとつ、オリジナルはバック・スリーヴの窓の数がひとつ多くて4階だけ5つのくり抜きがあるのだが、新紙ジャケはそこもとうぜん再現されています。
偉いねー。
レーベルも新旧でかなり色合いがちがう。
とうぜん新しいほうがオリジナルに近い(といいな…)。
国内盤のアナログLP はそんなに悪い音ではないと思うが、やっぱりいちばん好きなアルバムなんだから英国オリジナル盤がほしくなってきた。
今年中に買えるようにがんばろう…っと(笑。
さて、検証の最後は映画『狂熱のライヴ』のサウンド・トラック盤『永遠の詩』(1976年11月リリース)だ。
(上段が旧紙ジャケ、下段左がデジパック、右が新紙ジャケだ)
ある意味、旧紙ジャケといちばん大きくちがうのがこの作品。
なにしろ、前回はオリジナルどおりの9曲収録、今回は最強盤で15曲を収めているからだ。
したがって今回は見送ろうと思っている人もこれだけは買って損はない。
もちろん一昨年の11月に出た『最強盤』を持っていなければの話だが…(←そんなひとはいないか…笑)。
ちょっと値段の話をしておくと97年の紙ジャケが3,800円、06年のデジパックみたいなやつが3,480円、今回の紙ジャケも3,480円だから、SHM-CDということを考えると、今回がいちばんお買い得ということになる。
音源は1973年のマディソン・スクエア・ガーデンで、プロデュースはジミー、ミキシング、ダビングもすべてジミー自身がエレクトリック・レディで行っている。
英国では1位になったが、アメリカでは最高2位。
当時の感覚としてはなんで今ごろ?って感じだった。
でもジャズに明け暮れていたにもかかわらず、やっぱり劇場に見に行ったんだよね。
そしてやっぱりスゲー感動しました(笑。
スリーヴはコーティングのないゲイトフォールド・カヴァーで3種類ともすべて質感がちがう。
旧紙ジャケは光沢のないマット紙みたいなかんじのもの、デジパックはつやのある紙質、新紙ジャケは細かな型押しのあるテクスチャー仕様になっている。
真ん中のイラストの部分がエンボス加工されているのは新紙だけだ。
(こちらはゲイトフォールドの内側)
カラー・ブックレットも旧紙はインサート形式、デジパックはキャメロン・クロウのライナーがついて24ページ、新紙はUK オリジナル盤どおりジャケットの内側に貼りつけた状態を復刻している。
(旧紙ジャケ。ブックレットは最初から外れている)
(デジパック盤。オリジナルにはない画像も載せられている)
(新紙ジャケ。ブックレットは貼りつけられている)
新紙だけ、黒いインナーバッグがミニチュアで復刻されている。
レーベルも3種、微妙に違っている。
さて、このシリーズは今回で終わりです。
自分自身のための備忘録も兼ねて、レコーディングなどに関してもちょっと詳しく記事にしてきたが、さすがに疲れた。
あとはだれかほかの人がやってくれるとうれしいな(笑。
7th アルバム『プレゼンス』にかんしてはtetsupc2 さんのブログで検証が行われているし、本家本元紙ジャケ探検隊さんのサイトにも詳しい記事が載ってます。
そちらのほうも参考にしてください。
75年2月にリリースされた6th アルバム『フィジカル・グラフィティ』は彼ら自身のレーベル、スワン・ソングからの第1弾である。
前作『聖なる館』から2年ぶりということもあってか、初の2枚組にもかかわらず全米では予約だけで100万枚、チャート初登場3位、2週めには№1に輝き、それにともなって過去の全アルバムがチャート・インするという派手なアクションを見せている。
レコーディングは73年11月からロニー・レーンのモービル・スタジオで開始され、半年後の74年6月には8曲分のマスタリングが完成していたといわれるが、物足りなさを感じたメンバーは過去のレコーディングから7曲をピック・アップ、全15曲入りの2枚組として完成させた。
(これは国内盤のLP)
レコーディングの古い順に並べると
70年の『Ⅲ』から
C-2 「Bron-Yr-Aur」
71年の『Ⅳ』から
C-3 「Down by the Seaside」
D-1 「Night Flight」
D-3 「Boogie with Stu」
72年の『聖なる館』から
A-2 「The Rover」
B-1 「House of the Holy」
D-4 「Black Country Woman」
残りが新曲、という構成になっている。
アウト・テイクでは、前作のタイトルと同名ながら曲調がアルバムにはそぐわなかった「House of the Holy」や、ストーンズのセッションでもおなじみのイアン・ステュワートがヘッドリー・グランジに遊びに来たときのジャム・セッションから発展した「Boogie with Stu」、アコースティックなインスト「Bron-Yr-Aur」、コーラスも入って牧歌的なカントリー・ソング「Down by the Seaside」、ジョンジーのオルガンが活躍する「Night Flight」など、比較的明るくポップな曲が多い。
新作では、いわゆるCIA コネクション的楽曲の存在感が大きい。
「Stairway to Heaven」と並んでゼップの代表作となったB-3「Kashmir」では、ペイジのギターはダッドガッド(1弦から順にDADGAD)・チューニングされたダン・エレクトロが使われ、モロッコ旅行の印象を綴ったプラントの歌詞に、ジョンジーがアレンジしたアラビア風のストリングスがかぶさってくる。
C-1「In the Light」ではインドのシェーナイという楽器が使われ、ジョンジーのシンセとともにこの曲の幻想的なムードを決定づけている。
そのほか、エッジの効いたA-1「Custard Pie」、ペイジのボトルネックをフューチャーした11分に及ぶA-3「In My Time of Dying」、ギター・エフェクトにレズリー・スピーカーを使用したD-2「Wanton Song」、ジョンジーのクラヴィネットが活躍するファンキーなB-2 「トランプルド・アンダー・フット」、ゼップらしさが横溢したへヴィなA-2「The Rover」、D-5「Sick Again」など、収録された楽曲はたいへんにヴァラエティに富んだものになっている。
しかしアルバム全体の統一感は完璧に図られていて曲の流れにも違和感はなく、見事というほかはない。
これはプロデューサーのペイジだけでなく、ミキシングを手がけたエディ・ヘアウッドの功績も大きいだろう。
それでは紙ジャケの再現性を見てみよう。
ぼくはアナログは国内盤しかもっていないのだが、それにしても前回の紙ジャケはひどかった。
まずこのアルバム、2枚組ながらシングル・スリーヴなのだが、ニューヨークのセント・マークスに実在するアパートが描かれ窓の部分がくり抜かれたギミック・ジャケになっている。
レコードを収めるインナー・バッグでは窓の部分にゼップのメンバーやそのほかの人物の画像が描かれていて、オーナーは気分に合わせて窓の絵を変えることができるわけだ。
それとは別にインナー・カードがついていて、これには曲目やタイミングのほかに、曲ごとのロケーション、レコーディング・エンジニア、ミックス・エンジニアなどが詳細に記述されているが、イラストはカーテンの降りた窓になっていて、そのカーテンに「P」「H」「Y」「S」「I」「C」「A」「L」…というようにタイトルの文字が1字ずつ記入されている。
店頭に並べられたときはこのカードがいちばん上に入れられていて、つまりアパートの窓からはタイトルが見えるようになっていたのだ。
新しい紙ジャケはもちろん、この仕様が再現されているのだが、旧紙ジャケではこのカードが一回り小さかったために、いちばん上に入れてもタイトルを表示することができないのだ。
さらに!
旧紙ジャケはなにを血迷ったのか、アウターのジャケットではなく、インナーからアウター・スリーヴを作っている。
ほら…。
窓をくり抜いたときに元の絵が残ってるのが分かるでしょ?
さらに動かぬ証拠じゃ~。
4階(いちばん上の階)の右から3番めの窓はくり抜きではなく、カーテンの降りた絵なのだが、ここにジイさんの絵が描かれている。
なんでこんなことしたんだろうね?
旧紙ジャケは97年のリリースで、そのころは紙ジャケをここまで精巧に再現する技術がなく、1階の柱を切り抜いてしまっている(そのため窓の数はオリジナルが20なのに、旧紙ジャケは16だ)が、そのこととなんか関係があるのかもしれない。
(旧紙ジャケ。1階の窓に柱がない)
(こちらは新しい紙ジャケ。柱があります)
おっともうひとつ、オリジナルはバック・スリーヴの窓の数がひとつ多くて4階だけ5つのくり抜きがあるのだが、新紙ジャケはそこもとうぜん再現されています。
偉いねー。
レーベルも新旧でかなり色合いがちがう。
とうぜん新しいほうがオリジナルに近い(といいな…)。
国内盤のアナログLP はそんなに悪い音ではないと思うが、やっぱりいちばん好きなアルバムなんだから英国オリジナル盤がほしくなってきた。
今年中に買えるようにがんばろう…っと(笑。
さて、検証の最後は映画『狂熱のライヴ』のサウンド・トラック盤『永遠の詩』(1976年11月リリース)だ。
(上段が旧紙ジャケ、下段左がデジパック、右が新紙ジャケだ)
ある意味、旧紙ジャケといちばん大きくちがうのがこの作品。
なにしろ、前回はオリジナルどおりの9曲収録、今回は最強盤で15曲を収めているからだ。
したがって今回は見送ろうと思っている人もこれだけは買って損はない。
もちろん一昨年の11月に出た『最強盤』を持っていなければの話だが…(←そんなひとはいないか…笑)。
ちょっと値段の話をしておくと97年の紙ジャケが3,800円、06年のデジパックみたいなやつが3,480円、今回の紙ジャケも3,480円だから、SHM-CDということを考えると、今回がいちばんお買い得ということになる。
音源は1973年のマディソン・スクエア・ガーデンで、プロデュースはジミー、ミキシング、ダビングもすべてジミー自身がエレクトリック・レディで行っている。
英国では1位になったが、アメリカでは最高2位。
当時の感覚としてはなんで今ごろ?って感じだった。
でもジャズに明け暮れていたにもかかわらず、やっぱり劇場に見に行ったんだよね。
そしてやっぱりスゲー感動しました(笑。
スリーヴはコーティングのないゲイトフォールド・カヴァーで3種類ともすべて質感がちがう。
旧紙ジャケは光沢のないマット紙みたいなかんじのもの、デジパックはつやのある紙質、新紙ジャケは細かな型押しのあるテクスチャー仕様になっている。
真ん中のイラストの部分がエンボス加工されているのは新紙だけだ。
(こちらはゲイトフォールドの内側)
カラー・ブックレットも旧紙はインサート形式、デジパックはキャメロン・クロウのライナーがついて24ページ、新紙はUK オリジナル盤どおりジャケットの内側に貼りつけた状態を復刻している。
(旧紙ジャケ。ブックレットは最初から外れている)
(デジパック盤。オリジナルにはない画像も載せられている)
(新紙ジャケ。ブックレットは貼りつけられている)
新紙だけ、黒いインナーバッグがミニチュアで復刻されている。
レーベルも3種、微妙に違っている。
さて、このシリーズは今回で終わりです。
自分自身のための備忘録も兼ねて、レコーディングなどに関してもちょっと詳しく記事にしてきたが、さすがに疲れた。
あとはだれかほかの人がやってくれるとうれしいな(笑。
7th アルバム『プレゼンス』にかんしてはtetsupc2 さんのブログで検証が行われているし、本家本元紙ジャケ探検隊さんのサイトにも詳しい記事が載ってます。
そちらのほうも参考にしてください。
タグ:レッド・ツェッペリン
2008-10-05 11:15
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学生時代はZepp大嫌いだった私が「ん?これええやん・・・(冷や汗)」と初めて思ったアルバムが「フィジカル・グラフィティ」で、このあたりから私はだんだん改心してゆくわけです(笑)。
2枚組で自己レーベルからの初の発売ということで、ビートルズの「ホワイト・アルバム」みたいな感じもありますね^^。
ターコイズ・ブルーのファーストに比べれば全然ましとはいうものの、UKオリジナルは高くて買えないっす〜(泣)。
by MASA (2008-10-05 14:50)
>前作のタイトルと同名ながら曲調がアルバムにはそぐわなかった「House of the Holy」
これね~。渋谷氏がこの件についてインタビューしたんですよ。
そしたらペイジ氏こんなこと言ってました。
「ん~(笑)、遊びだよ。そいういう曲が入っていたら驚くだろうと思ったのさ」
でも、本当のところは遼さんの言う通りでしょうね。(笑)
クイーンにも3rd『シアーハートアタック』というアルバムがあって、6th『世界に捧ぐ』に「シアーハートアタック」という曲が入ってます。
こっちは完全に遊び心でしょうね。
メンバー全員がゼッペリンのファンだったらしいですから。
by 幻燈遮断機さん (2008-10-05 15:30)
遼さんこんにちは・・・
広島は朝からどんより・・・雨が降っております。
さて、遼さんの検証も大詰めですね!
おぉ~『フィジカル・グラフィティ』ですね。
私もこれは大好きなアルバムです。ZEPP初の2枚組ということで当時は随分話題となったようですが実は遼さんも書かれているように悪い言い方をすれば8曲以外は音源寄せ集めのアルバム・・・と知ったのは私は随分後だったのですがそれにしてもこの寄せ集め音源が見事にひとつのアルバムに作り上げているのはさすがだと思います。ハッキリって言わなければわかりませんね。。。それくらい曲の選曲・並びがドンピシャなのです。
またこの頃からZEPPは一曲のサイズがプログレ並に長くなるのですが(元々長いですが・・・)このアルバムではやりたいこと・表現したいことが2枚組という余裕あるサイズにフルにプレイして時間に左右されることの無く伸び伸びしている面が素晴らしいです。
全曲ストレスなしの内容です。2枚組では私はよく退屈になり2回に分けて聴いたりするのですがこれ聴くと2枚一気に聴いてしまうんですよね・・・
遼さん!『フィジカル・グラフィティ』の英国オリジ今ならまだコンディションの良くて安いものがありますので(とはいっても10K位かなぁ・・・)でこれを期にぜひ!検討してみて下さ~いね♪(デビルTETSUより・・・ヒヒィ~)
by tetsupc2 (2008-10-05 15:58)
MASAさん、こんばんはー。
>「ん?これええやん…(冷や汗)」と初めて思ったアルバムが「フィジカル・グラフィティ」
おお、そうだったんですか。
MASAさんをそこまで思わせた曲はたとえば何だったんでしょう。
興味がありますね~。
>2枚組で自己レーベルからの初の発売ということで、
>ビートルズの「ホワイト・アルバム」みたいな感じもありますね^^
ああ、たしかにそうですね。
内容がヴァラエティに富んでるところも似てますね。
UK オリジナル、ほしいなあ~~~^^
by parlophone (2008-10-05 22:43)
幻燈遮断機さん、こんばんは。
>「ん~(笑)、遊びだよ。そいういう曲が入っていたら驚くだろうと思ったのさ」
いやあ、それはありえないでしょう。
ペイジさん、おちゃらけましたね(笑。
>6th『世界に捧ぐ』に「シアーハートアタック」という曲が入ってます
>メンバー全員がゼッペリンのファンだったらしいですから
へえ、それはおもしろいですね。
クイーンのメンバーがゼップ・ファンとは知りませんでした。
by parlophone (2008-10-05 22:49)
tetsupc2さん、どうもです。
>広島は朝からどんより・・・雨が降っております
福岡も似たような天気です。
しばらくの間ですが雨が降ってました。
>寄せ集め音源が見事にひとつのアルバムに作り上げているのは
>さすがだと思います
ですねー。
たしかに「Bron-Yr-Aur」とか「Down by the Seaside」とか、『Ⅲ』に入っててもおかしくはない感じもしますけどね。
>これ聴くと2枚一気に聴いてしまうんですよね・・・
いや、ぼくもそうですよ。
まったく飽きることなく最初から最後まで行ってしまいます。
最初のA面3曲が強力ですからね~。
>『フィジカル・グラフィティ』の英国オリジ今ならまだコンディションの良くて
>安いものがあります
ですよね。
UK オリジナル、ほしいなあ~~~^^
by parlophone (2008-10-05 23:13)
>MASAさんをそこまで思わせた曲はたとえば何だったんでしょう。
ほら、昔はNHK-FMって、アルバム全曲をよくかけてたじゃないですか。
そこでこのアルバムを聴いたんですが、1枚目であるAB両面を聴き終えたところで冷や汗が出ました(笑)。
「カスタード・パイ」でいきなり「ん?」というのがあり、「聖なる館」が来て「ほほう」となり、シングル・ヒットしていた「トランプルド・アンダーフット」が来て「この曲よく聴くとなかなかいいよなあ」となり、最後に「カシミール」でこりゃヤバイと思いました。
結局Zeppのアルバムの中ではこれが一番好きです。特に1枚目(笑)。
後になって国内盤ですがLPも買いました^^。
by MASA (2008-10-05 23:25)
MASAさん、ありがとうございます。
そっかー、NHK-FMかあ~。
ありましたねー、全曲紹介する番組が。
FM雑誌を買って前もってチェックしておいて、よくエアチェックしてました。
ただ企業名の入った曲だけカットされたりしてね(笑。
>「カスタード・パイ」でいきなり「ん?」というのがあり…
>最後に「カシミール」でこりゃヤバイと思いました
う~ん、さすがMASAさんですね。
このあとの『プレゼンス』や『イン・スルー』もかなりいいんですが、やはり『フィジカル』がいちばんですね~^^
by parlophone (2008-10-06 01:01)