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コールドプレイ 『美しき生命』――イントロダクション [ブリティッシュ・ロック]

きょうはイントロです。
『美しき生命』そのものについては明日書きますのでよしなに。

   c01.jpg

ぼくの友人にコーリイという、テキサス出身の英会話教師をしている青年がいる。
かれも『HEROES』が大好きなのでその話で盛り上がったこともある。
「(テキサス州の)オデッサなんかも舞台になってたよね」
というと
「う~ん、すごい田舎だよ」
と笑ってた。

先週の話だが、そのコーリイが
「遼さん、コールドプレイの新作、もう買いましたか」
と聞くので、
「まだ買ってないんだよ。
国内盤があんまり高いんでAmazon US 盤を頼んだんだけど、US 盤のリリースは来週みたいなんだ」
というと、
「ああ、そう。それにしてもどうして日本のCD ってあんなに高いの?」
という話になった。

アメリカではiTunes なんかでダウンロードする人が多くて、あんまりパッケージソフトが売れないということもあるかもしれないけど、だいたい新譜でも$10以内で買えるんだそうだ。
「安いものなら$6ぐらいで買えます」
$6! それはすごいね。
日本には再販価格維持制度というのがあって、CD やレコード、ミュージック・テープ、それに書籍や雑誌は政府が安売りを禁じてるんだ」
「どうして?」
「たぶん、芸術家の権利を守るためだと思うよ。
コールドプレイも、US 盤なら$15ぐらいで買えるのに国内盤は2,500円なんだ」
というと、思いっきり口を「へ」の字に曲げて「信じられない」と笑った。

ところが木曜日、かれがCD-R を持ってきて
「友人が買ったので差し上げます。US 盤が届くまで聴いてて」
「ワオ! それはどうも」
といいながら見ると11曲入ってるいる。
「コーリーの友だちはJPN 盤を買ったの?」
と聞くと
「う~ん、それはどうかわかんない」

でもUSEU 盤は10曲入りだと思うけど(笑。

   c02.jpg
   (わざわざ曲目まで書いてくれた。優しいなあ)

タイトルに
Viva la Vida or Death and All His Friends
と書いてあるので、新作のタイトルは『Viva la Vida』だとばかり思い込んでたぼくが「変なタイトルだね?」と尋ねると、黒い衣装を着て大きな剣を持った死神のことも「Death」というので、ここではその意味なんじゃないかという。
それにしても皮肉なタイトルだ。

そして付け加えるように言ったことばがおかしかった。
「クリス・マーティンのガールフレンドは元モデルだったか女優をだったか、とにかくブロンド・ヘアーのとても美しい女性でうらやましいです」
これってグウィネス・パルトロウのことだよね。
でも、そっちに行く?(笑

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コメント 4

POPOSUKE

遼さん おはようございます

国内盤CDは本当に高いですよね・・・
アメリカ人の皆さんはCDが安く買えて羨ましいですね。

最近では経済的に余裕がないので、2500円以上のCDはまず買えません。
ということは、新譜や凝った紙ジャケCDは買えないということですが・・・(苦笑)
そのため、ここ最近は輸入盤の旧譜ばかり買っています。
本当はこれらの新譜も含めて国内盤で欲しいんですけどね。
by POPOSUKE (2008-06-15 10:06) 

ouichi

遼さん、こんにちは。
うーん安い!!魅力的ですね。
輸入盤でも安いと思っているのに、現地は更に安いとは...。
当たり前だけど羨ましいなあ。
コールドプレイは朝番組トクダネでも小倉さんが絶賛してました。
この方が絶賛するとセールスに結び付くので
影響力は大きいですよ。
日本でもこれまで以上に話題になりそうですね。
by ouichi (2008-06-15 10:32) 

parlophone

POPOSUKEさん、こんばんはー。

>国内盤CDは本当に高いですよね・・・

よく話題になりますが、ぼくの父親の世代(大正の終わりごろの生まれ)がレコードを買ってたころ、LP は1枚1,500円から2,000円、輸入盤なら3,000円ぐらいしてたわけですよね。
そのころは$1=360円の時代ですから輸入盤がバカ高いのはわかりますが、国内盤の値段も異常だと思います。
たぶん給料が一月2万とか3万の時代ですからね。
原料になるヴィニールとかプレス工場、それから再生機器のことを考えるとレコードはすごい高級品だったのでしょう。

ところがCDになってメディアが1枚2~3円(たぶん)になっても国内盤が3,000円もするのは、どう考えても納得いきませんよね。
若い人たちがCDを買わないのはあたりまえです。

>ここ最近は輸入盤の旧譜ばかり買っています

音だけを考えればUSミュージックはUS盤、EUミュージックはEU盤のほうがいいんじゃないでしょうか。
紙ジャケにこだわらなければPOPOSUKEさんの選択がいちばん正解なんじゃないかなあ(笑。
by parlophone (2008-06-16 00:56) 

parlophone

ouichiさん、こんばんはー。

>うーん安い!!魅力的ですね

日本のAmazonでもポイントがつくので、けっきょくは1,300円ぐらいで買えますからね。
わけのわかんない解説とアーティストの意図しないボートラがついて倍の値段というのは納得できませんよね~。

>コールドプレイは朝番組トクダネでも小倉さんが絶賛してました

ああ、そうですか。
小倉さんも趣味が若いなあ~。
でも『新しき生命』、ホントにいいですよ。
期待以上のできです!!
by parlophone (2008-06-16 01:01) 

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