ブラック・クロウズ 『WARPAINT ウォーペイント』 [アメリカン・ロック]
ブラック・クロウズが7年ぶりに新作を出したというので先日のクライバーのSACD なんかといっしょに買ってみた。
例によってぼくはクロウズのことをほとんど知らない。
最初に彼らの演奏を聴いたのはもう15年近くも前のことで、ラジオから流れてきた曲に「お! かっこいいなあ!」と思ったのだが、CD ショップに行ってその曲の入ったアルバムを探してみると、これが例の『アモリカ』(1994)(笑。
さすがにあのジャケ写では買う気もすっかり失せてしまって、その後も気にはなっても買うところまではいかなかった。
99年になってジミー・ペイジと競演した『ライヴ・アット・ザ・グリーク』がネットで話題になり、一般のCDショップでも買えるようになったときには即買い(笑。
そのゼップ・フリークぶりが大いに気に入って、来日したら行こうか…と考えていたらペイジ翁のご病気であえなく来日公演が中止、がっくり来たものだった。
さて新作の『WARPAINT』は心機一転、自らのレーベルSilver Arrow Records からのリリースとなった。
メンバーはクリス(vo)、リッチ(g)のロビンスン兄弟に、ルーサー・ディッキンスン(g)、アダム・マグダゴール(key)、スヴェン・パイピーン(b)、スティーヴ・ゴーマン(ds)という6人編成。
プロデュースにはロビンスン兄弟とオアシスのサポートでもおなじみのポール・ステイシーがあたっている。
「warpaint」というのはネイティヴ・アメリカンが戦に出かけるときに体に塗った絵の具のことだそうだが、ジャケットはユーモラスなイラストのデジパック。
フロント・カヴァーをめくるといかにもかれららしいアメリカ国旗をいじったイラストが出てくる。
これが折りたたまれたポスターのようになっていて、広げるとメンバーのスナップがコラージュ風にデザインされている。
その裏はずばり「black crowes」だ。
M-1「Goodbye Daughters of the Revolution」からしてじつに気持ちのいいロック・アルバムだ。
「さようなら、革命の娘たち!」(←なんじゃそりゃ)
タンバリンとドラムスのミディアム・テンポのイントロに左からはアコースティック・ギター、右からは思いっきり歪んだエレクトリック・ギター、さらに中央左寄りにスライド・ギター、中央右寄りにピアノが入ってきて、リズムはT.レックスでおなじみ、ブギのリズム。
セクシーなクリスのヴォーカルに飾らないコーラス。
う~ん、和むなあ(笑。
ほぼ全編にわたってスライド・ギターが鳴っていて、2台のエレキが絡むブルージーなM-2「Walk Believer Walk」、ワウワウのかかったエレキ・ギターがかっこいいへヴィなM-4「Evergreen」、王道のロックン・ロールM-5「We Who See the Deep」、アコースティック・ギターにマンドリンのフューチャーされたバラードM-6「Locust Street」、メロトロンっぽい幻想的なキーボードがちょっとだけゼップを思わせる(笑)M-7「Movin' on Down the Line」、ストレートなエレクトリック・ブギM-9「God's Got It」、美しいメロディにジンとくるM-10「There's Gold in Them Hills」、ドブロ・ギターにハーモニカ、バンジョーにコンガといった楽器がやたらに素朴でフォーキッシュなM-11「Whoa Mule」など、とにかく聴いていて気持ちがいい。
(レーベルも力の抜けたイラストだ^^)
かっこいいロック、胸が熱くなるようなロック、踊りだしたくなるようなロック、いろいろあるけれど、こんな気持ちのいいロックは久しぶりだなあ~^^
大推薦盤。
例によってぼくはクロウズのことをほとんど知らない。
最初に彼らの演奏を聴いたのはもう15年近くも前のことで、ラジオから流れてきた曲に「お! かっこいいなあ!」と思ったのだが、CD ショップに行ってその曲の入ったアルバムを探してみると、これが例の『アモリカ』(1994)(笑。
さすがにあのジャケ写では買う気もすっかり失せてしまって、その後も気にはなっても買うところまではいかなかった。
99年になってジミー・ペイジと競演した『ライヴ・アット・ザ・グリーク』がネットで話題になり、一般のCDショップでも買えるようになったときには即買い(笑。
そのゼップ・フリークぶりが大いに気に入って、来日したら行こうか…と考えていたらペイジ翁のご病気であえなく来日公演が中止、がっくり来たものだった。
さて新作の『WARPAINT』は心機一転、自らのレーベルSilver Arrow Records からのリリースとなった。
メンバーはクリス(vo)、リッチ(g)のロビンスン兄弟に、ルーサー・ディッキンスン(g)、アダム・マグダゴール(key)、スヴェン・パイピーン(b)、スティーヴ・ゴーマン(ds)という6人編成。
プロデュースにはロビンスン兄弟とオアシスのサポートでもおなじみのポール・ステイシーがあたっている。
「warpaint」というのはネイティヴ・アメリカンが戦に出かけるときに体に塗った絵の具のことだそうだが、ジャケットはユーモラスなイラストのデジパック。
フロント・カヴァーをめくるといかにもかれららしいアメリカ国旗をいじったイラストが出てくる。
これが折りたたまれたポスターのようになっていて、広げるとメンバーのスナップがコラージュ風にデザインされている。
その裏はずばり「black crowes」だ。
M-1「Goodbye Daughters of the Revolution」からしてじつに気持ちのいいロック・アルバムだ。
「さようなら、革命の娘たち!」(←なんじゃそりゃ)
タンバリンとドラムスのミディアム・テンポのイントロに左からはアコースティック・ギター、右からは思いっきり歪んだエレクトリック・ギター、さらに中央左寄りにスライド・ギター、中央右寄りにピアノが入ってきて、リズムはT.レックスでおなじみ、ブギのリズム。
セクシーなクリスのヴォーカルに飾らないコーラス。
う~ん、和むなあ(笑。
ほぼ全編にわたってスライド・ギターが鳴っていて、2台のエレキが絡むブルージーなM-2「Walk Believer Walk」、ワウワウのかかったエレキ・ギターがかっこいいへヴィなM-4「Evergreen」、王道のロックン・ロールM-5「We Who See the Deep」、アコースティック・ギターにマンドリンのフューチャーされたバラードM-6「Locust Street」、メロトロンっぽい幻想的なキーボードがちょっとだけゼップを思わせる(笑)M-7「Movin' on Down the Line」、ストレートなエレクトリック・ブギM-9「God's Got It」、美しいメロディにジンとくるM-10「There's Gold in Them Hills」、ドブロ・ギターにハーモニカ、バンジョーにコンガといった楽器がやたらに素朴でフォーキッシュなM-11「Whoa Mule」など、とにかく聴いていて気持ちがいい。
(レーベルも力の抜けたイラストだ^^)
かっこいいロック、胸が熱くなるようなロック、踊りだしたくなるようなロック、いろいろあるけれど、こんな気持ちのいいロックは久しぶりだなあ~^^
大推薦盤。
遼さん、どうもご無沙汰しております。
いやぁ、ブラック・クロウズですかぁ〜。ちょっと意外でした。(失礼)
初来日時に観に行った時、「若いくせになんて泥臭いバンドだろう」って思った記憶があります。
アモリカまでの3枚は持ってますが正直よく聴いたのはファーストでしたねぇ。
ファーストと2ndもなかなかいい線いってると思います。
記事を拝見した所、新作も良さげですね。
久しぶりに聴いてみましょうかね。
by タコ星人 (2008-05-04 18:06)
タコ星人さん、お久しぶりです。
こちらこそご無沙汰しております。
>初来日時に観に行った時、「若いくせになんて泥臭いバンドだろう」って思った
>記憶があります
そうですか~。
初来日というと何年前になるんですか?
年季が入ってますね^^
>ファーストと2ndもなかなかいい線いってると思います
おお、それはちょっと気になりますね。
今後レンタルでもしてみましょう。
>記事を拝見した所、新作も良さげですね
オススメです~~♪
by parlophone (2008-05-05 16:01)
遼さん、おはようございます。
僕もこのアルバム買いましたよ^^。
今必死に聴き込んでいるどころです(笑)
久々にTHE BLACK CROWSを聴いたんですが、やっぱかっくいいっすね。
イナたい感じがなんとも心地良いです。
遼さんが買われたのは輸入盤ですか?
僕は国内盤を買いました。
ポスター風のインナー。
輸入盤はジャケットに張り付いているんでしょうか?
国内盤だとミニ・ポスターのように離れてます。
by DEBDYLAN (2008-05-10 09:09)
DEBDYLANさん、nice!&comment ありがとうございます。
>僕もこのアルバム買いましたよ^^
>久々にTHE BLACK CROWSを聴いたんですが、やっぱかっくいいっすね
いや~、ほんとに"かっくいい"ですね。
ぼくもブラック・クロウズ久しぶりに聴いたんですが、一発で気に入りました。
やっぱ本物は違いますね。
若くても風格があります。
>遼さんが買われたのは輸入盤ですか?
ええ、ぼくが買ったのはUS盤です。
HMVで2,100円ぐらいだったので^^
ポスター風のやつはジャケットに貼りついてますね。
国内盤のように離れてたほうがよかったなあ^^;
by parlophone (2008-05-11 01:03)