クロスビー・スティルス & ナッシュ 『デイライト・アゲイン』 [CSNY]
2月9日の『クロスビー・スティルズ & ナッシュ』の記事のときにBackstreets さんから教えていただいた『デイライト・アゲイン』の新リマスター盤を購入した。
82年にリリースされたこのアルバム、当時はまったく知らなかった。
ところが90年ごろから『ロング・タイム・カミン』、『ライヴ!』といったヴィデオがレーザー・ディスクとしてリリースされ、それを見ているうちに「ターン・ユア・バック」とか「時は流れても」といったこのアルバムの収録曲もいいな、と思い始めた。
今回はRHINO ブランドで2006年のデジタル・リマスター。
4曲のボーナス・トラックが収められている。
ライナーを読むとこのアルバムが出た当時『ローリング・ストーン』誌はずいぶん手厳しい批評をしたようだが、ぼくはそんなに悪い出来ではないと思う。
もちろん最初の2枚のアルバム『クロスビー・スティルズ & ナッシュ』と『デジャ・ヴ』があまりにも素晴らしいアルバムなので、それと比べればどんなアルバムだって霞んでしまう。
でも上記の2曲はもちろん、ドラッグ禍でまさに生死の淵を彷徨っていたクロスビーの書いたM-5「Delta」や、オリジナルではないがやはりクロスビーがヴォーカルをとるM-10「Might As Well Have a Good Time」なども、そういった事情をうかがわせない素晴らしい出来だ。
(ブックレットの裏表紙にはアナログ盤のバック・スリーヴが復刻されている)
ボーナス・トラックのうちM-12「Raise a Voice」は83年のアルバム『アライズ』に収められたものと同じヴァージョンだと思うが、それ以外は、このアルバムのためにレコーディングされたもの。
M-14「Tomorrow Is Another Day」はスティルズのリード・ギターが冴えているし、ピアノだけをバックに歌われるM-10のデモ・ヴァージョンも25年という時の隔たりを越えて胸に迫ってくる。
レーベルはグリーンとオレンジのアトランティック、ブックレットには当時のライヴの模様を伝えるモノクロの写真も数枚載せられている。
82年にリリースされたこのアルバム、当時はまったく知らなかった。
ところが90年ごろから『ロング・タイム・カミン』、『ライヴ!』といったヴィデオがレーザー・ディスクとしてリリースされ、それを見ているうちに「ターン・ユア・バック」とか「時は流れても」といったこのアルバムの収録曲もいいな、と思い始めた。
今回はRHINO ブランドで2006年のデジタル・リマスター。
4曲のボーナス・トラックが収められている。
ライナーを読むとこのアルバムが出た当時『ローリング・ストーン』誌はずいぶん手厳しい批評をしたようだが、ぼくはそんなに悪い出来ではないと思う。
もちろん最初の2枚のアルバム『クロスビー・スティルズ & ナッシュ』と『デジャ・ヴ』があまりにも素晴らしいアルバムなので、それと比べればどんなアルバムだって霞んでしまう。
でも上記の2曲はもちろん、ドラッグ禍でまさに生死の淵を彷徨っていたクロスビーの書いたM-5「Delta」や、オリジナルではないがやはりクロスビーがヴォーカルをとるM-10「Might As Well Have a Good Time」なども、そういった事情をうかがわせない素晴らしい出来だ。
(ブックレットの裏表紙にはアナログ盤のバック・スリーヴが復刻されている)
ボーナス・トラックのうちM-12「Raise a Voice」は83年のアルバム『アライズ』に収められたものと同じヴァージョンだと思うが、それ以外は、このアルバムのためにレコーディングされたもの。
M-14「Tomorrow Is Another Day」はスティルズのリード・ギターが冴えているし、ピアノだけをバックに歌われるM-10のデモ・ヴァージョンも25年という時の隔たりを越えて胸に迫ってくる。
レーベルはグリーンとオレンジのアトランティック、ブックレットには当時のライヴの模様を伝えるモノクロの写真も数枚載せられている。
タグ:CSNY
遼さん、こんばんは。
ジャケットがなんだか彼ららしくなくて
少し不思議な感じですね。
彼らのイメージって定まっているせいか、外れてしまうと
手厳しい評価になるかもしれないですね。
時代に沿って頑張ろうした勢いが感じられて
ぜひ聴いてみたくなりました。
ライノって購入意欲を刺激するのうまいですよね~。
by ouichi (2008-03-09 01:13)
こんばんは!
おぉ良さそうですね・・・正直CS&Nはまだ一枚もまともに聴いた事ないんです。。。CSN&Yのデジャブしかないです。
というより最近良さが分かるようになったというのが正直なところです。
以前は私はHR好きだったのでそれ以外は受け付けていなかったような・・・
食わず嫌いじゃなくて聴かず嫌いみたいな感じでした、周りの友人もHR好きばかりでしたので。。。以前記事にされていた&Nの1st といっしょにきいてみようかなぁ・・・なんて思っています。
by tetsupc2 (2008-03-09 01:16)
ouichiさん、どうもです。
>ジャケットがなんだか彼ららしくなくて少し不思議な感じですね
ぼく的にはなんかヘンテコなジャケットだと思うんですよね。
どうしてこんなデザインを選んだのかよくわかりませんが、このジャケットでずいぶん損をしてるところもあるんじゃないかと思います。
>時代に沿って頑張ろうした勢いが感じられて
たしかにそういう部分もあるかもしれません。
ボートラも含めるとスティルズとナッシュの共作が3曲あるんですが、これがなかなかいい出来なんですよ。
>ライノって購入意欲を刺激するのうまいですよね~
ですよね。
ライノだと買っても外れはないと思わせるところがさすがですね^^
by parlophone (2008-03-09 01:50)
tetsupc2さん、どうもです。
>正直CS&Nはまだ一枚もまともに聴いた事ないんです。。。
CSN名義のアルバムって6作出てると思うんですが、第1作だけがずば抜けた名作で、だんだん最初の奇跡のような才能の融合が薄れていくんですね(笑。
77年の『CSN』と82年のこの『デイライト』はまだ素晴らしい曲があるんですが、83年の『アライズ』(これはライヴが中心)、90年の『リヴ・イット・アップ』、94年の『アフター・ザ・ストーム』と、ほとんど聴くべきものがありません。
77年の『CSN』はまだライノからのリマスター&ボートラ盤が出てないので、つぎはぜひ出してほしいですね^^
by parlophone (2008-03-09 02:00)
遼さんどうもです。
>CSN名義のアルバムって6作出てると思うんですが
そんなにあったんですか。。。
>第1作だけがずば抜けた名作
そうなんですね。それではどうしてでもファーストだけは聴かねば!!
でもCSN(CSN&Yも含む)といいニールといいなかなか紙ジャケがでないですね。。。CSN&Yは遼さんも紹介していましたがでもあれからかなり時間が経っているしここら辺でど~んとリリースないでしょうかね!
いずれは出るのでしょうが・・・
by tetsupc2 (2008-03-09 02:21)
ところでソネブロこの前のシステム・メンテナンスからイマイチ安定していないような気がするのは私だけでしょうか・・・
by tetsupc2 (2008-03-09 02:23)
tetsuさん、どうもです。
>それではどうしてでもファーストだけは聴かねば!!
そうですね。
ファーストと『デジャ・ヴ』は70年前後のロックの変革期を代表する名盤だと思いますね。
>でもCSN(CSN&Yも含む)といいニールといいなかなか紙ジャケがでないですね。。。
ニールは一時期新作を紙ジャケでリリースしたり、ドイツ製の紙ジャケが出たりしましたが、日本で出る予定だった紙ジャケは発売中止になってしまいましたね。
昨年はニールとスティルズが在籍したバッファローの紙ジャケが直前で中止になってしまったわけですから、何かあるんでしょうね。
>ここら辺でど~んとリリースないでしょうかね!
ニールのソロ作はほぼ全作品ともプラケでもってますが、もしそれらがすべて紙ジャケになったら、ぼくは破産です(笑。
少しずつ紙ジャケにしてほしいですね(←究極のわがまま)。
>ソネブロこの前のシステム・メンテナンスからイマイチ安定していないような気がする
いやあ、ひどいと思いますよ。
昨晩も何度もコメント入れようとしたのにエラーになったり、「続きを読む」の部分でレイアウトが壊れたり、ログインしてるのにログアウト状態になったり、とにかく重いし、メチャクチャです。
なんとかしてほしいなあ…。
by parlophone (2008-03-09 17:59)
こんにちは。
現在、アナログ・プレーヤーは有るんですがしまってあるので
LPが聴けないのです。
このアルバムは当時の輸入盤LPで持ってるんですが。
ボーナスも興味深いですね。
当時の印象は、すごいきれいな音だな、って思いました。
でも20年以上聴いてませんので、その印象が今は
どうなんでしょうね?
by Sken (2008-03-10 11:24)
Skenさん、どうもです。
>このアルバムは当時の輸入盤LPで持ってるんですが
あ~、いいですね。
82年ごろというとアナログの末期ですから、録音やミックスの技術もアナログとしては完成の域に達してたころですよね。
きっといい音がすると思うなあ。
ぜひアナログ・プレイヤーを復活させてください^^
>ボーナスも興味深いですね
ボートラもカットするには惜しい音源だと思います。
「Might As Well Have a Good Time」のデモも気に入りました。
>当時の印象は、すごいきれいな音だな、って思いました
いや~、いま聴いてもとてもきれいな音だと思います。
「デイライト・アゲイン」にはガーファンクルも参加してますが、それとわからないほど溶け込んでて、コーラス・アンサンブルも完璧だと思いますよ。
by parlophone (2008-03-10 22:18)
遅ればせながら、4周年おめでとうございます。
過去の記事を拝読していると、遼さんは昭和28年(1953年)生まれの私の兄と年齢が近いと思われ、兄と共通したものを幾つも感じます。
CSNの『DAYLIGHT AGAIN』の発売当時の評価は芳しくなかったようですが、「Daylight Again〜Find The Cost Of Freedom」はあの頃から美しく、ボーナス・トラックが加えられてアルバム全体がさらに輝きを増したと再認識させられました。
by Backstreets (2008-03-11 00:20)
Backstreetsさん、お祝いのコメントありがとうございます。
>遼さんは昭和28年(1953年)生まれの私の兄と年齢が近いと思われ、
>兄と共通したものを幾つも感じます
おお、ほぼドンズバ?です(笑。
>「Daylight Again〜Find The Cost Of Freedom」はあの頃から美しく、
>ボーナス・トラックが加えられてアルバム全体がさらに輝きを増したと
>再認識させられました
Backstreetsさんのおかげで『デイライト・アゲイン』無事に手に入れることができました^^
このアルバムがリリースされた1982年というのはAORの全盛時代ですかね?(←そのあたりの知識が乏しい)
たぶん時代的にもあまりマッチしなかったのでしょう。
ボートラも含めて美しいアルバムだと思います。
もちろん最初の2枚があまりにも素晴らしすぎるので、それと比較するとどうしても格落ち感は否めませんが…(笑。
by parlophone (2008-03-11 23:41)
これ聴いたことないです。
というか、僕が聴いたことあるのは1stだけです^^。
Yが入った方も1stとライブのみです。
1st、遼さんの悪魔の囁き(笑)につられリマスター盤を購入後、ヘヴィー・ローテーションで聴いてます。
しばらく音源が手元になかったので久々で新鮮でした(笑)
今度、1stアルバムを記事に書こうかと思ってるのですが。
その時、遼さんの記事リンクさせていただいてよろしいでしょうか?
コメント欄でお願いしちゃってすみません^^;
by DEBDYLAN (2008-03-15 21:55)
DEBDYLANさん、いつもnice! & commentどうもです。
>1st、遼さんの悪魔の囁き(笑)につられリマスター盤を購入後、
>ヘヴィー・ローテーションで聴いてます
それはうれしいです。
囁いた甲斐がありました(笑。
>その時、遼さんの記事リンクさせていただいてよろしいでしょうか?
どうぞどうぞ、ぜひリンクしてください。
ぼくはトラックバックこそがブログの機能性の優れたところだと思っています(スパム・トラックバックには閉口しますが…笑)。
ですからトラバは大歓迎です。
よろしくお願いします。
それよりDEBDYLANさんの記事が楽しみだなあ~♪
by parlophone (2008-03-15 23:42)