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スティーヴン・スティルズ 『ジャスト・ロール・テープ』 [CSNY]

スティーヴン・スティルズがバッファロー・スプリングフィールドの解散直前にレコーディングした未発表音源がRHINO からリリースされている。
題して『JUST ROLL TAPE  APRIL 26, 1968

     

スリーヴには、

    

1968年、ニューヨークでジュディ・コリンズのセッションに参加したあと、エンジニアに頼んで自分の新しい曲を録音した。
その後有名になる曲もあれば、無名のままの曲もある。
その年の秋、最初のCSN のアルバムをリリースして、このテープは行方不明になってしまった。
40年ぶりに聴いてみると、若かったときのすごい親友に逢ったみたいだ。

というような感じのことが書いてある。

聴いてみると、アコースティック・ギター1本の弾き語りで、ほとんどラフ・ミックスといってもいいようなマスタリングは、『ポール・サイモン・ソング・ブック』にそっくりだ。

『クロスビー・スティルズ&ナッシュ』に収められることになる、「組曲:青い目のジュディ」、「木の舟」、「どうにもならない望み」、のちにソロ・アルバムに収められる「Black Queen」、「Change Partners」、「Know You Got to Run」、マナサスの1st の収録曲「So Begins the Task」、ライヴでもおなじみの「Treetop Flyer」など、全13曲を収める。

のちに発表される曲は、この時点でほぼ完成しているところがすごいし興味深い。
驚いたのは「組曲:青い目のジュディ」だけでなく、もう1曲「Judy」というジュディ・コリンズ関係の曲を作ってることだ。

    

パッケージは形状からデジパックかと思ったが、開封してみるとCDを固定するプラスティックのトレーはなく、サイズは異なるが、いちおう紙ジャケだ。
印象的なモノクロの写真はグレアム・ナッシュ。

    

最近はニール・ヤングばかりが注目を集めているけれど、若いころの才気煥発なスティルズも必聴です!
 
01. All I Know is What You Tell Me
02. So Begins the Task
03. Change Partners 
04. Know You Got To Run 
05. The Doctor Will See You Now 
06. Black Queen
07. Bumblebee (Do You Need A Place to Hide?) 
08. Judy
09. Dreaming of Snakes
10. Suite: Judy Blue Eyes
11. Helplessly Hoping
12. Wooden Ships
13. Treetop Flyer
 


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MORE

まだこのアルバム聴いていませんが、どうでした?
スティルスはこの頃がソングライターとして一番脂の乗っていた
時期ではないでしょうか。
今回のアルバムはグラハム・ナッシュが「出せ!出せ!」と随分
スティルスを説得して出させたそうですね。
この録音の存在と歴史的重要性を知っていたからなんでしょう。
こういうのが出てくると益々早くニールのお蔵入り音源が聴きたく
なってしまう私でした・・・(苦笑)
by MORE (2007-10-04 08:47) 

parlophone

MOREさん、どうもです。

>どうでした?

上にも書きましたが、のちに発表される曲はほぼ完成していますし、才気煥発なようすがよくわかるリアルな音源です。

>今回のアルバムはグラハム・ナッシュが「出せ!出せ!」と随分
>スティルスを説得して出させたそうですね

そうだったんですか^^

ニールの音源もあまりいっぺんにまとまって出ると困りますが、途切れることなくコンスタントにリリースしてほしいですね^^
by parlophone (2007-10-04 23:20) 

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