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ロリー・ギャラガーのアルバム [紙ジャケ]

きょうは、華やかなラズベリーズと狂熱のスライの陰に隠れるようにひっそりとリリースされた、アイリッシュの"テイスト"漂うロリー・ギャラガーの紙ジャケをご紹介しよう。

ライヴ・アルバムは2005年8月に紙ジャケとしてリリースされたときに紹介したけれど、今回はスタジオ作品が一挙11タイトルも発売された。
おもに経済的な事情で(笑)すごく迷った挙句、今回はこの3枚を購入した。
いずれも72年の『ライヴ・イン・ヨーロッパ』のあとに出たもので、カルテット編成になって以降のものだ。

   

ロリーといえばテイストの時代からトリオというイメージがあって、ほんとうはファーストもほしかったのだけれど、再発に期待しよう(笑)。

ペイントの剥げたストラトをメインに、アコースティック・ギター、ハモニカ、マンドリン、そしてときにはサックスまで用いながら、ブルーズとロックの根源に迫っていったロリー。
あいかわらずかっこいいです。
何かを書こうとしても、けっきょく一昨年9月9日の記事の繰り返しになってしまう。
とにかくかっこよくて美しくて切ない。
あ~、やっぱりファーストもほしいよぉ…(涙。

紙ジャケはいずれもE式のシングル・スリーヴ。
それぞれ8ページのカラー・ブックレット(といっても写真はすべてモノクロだが)と、日本語解説、英文ライナーの訳、歌詞対訳のついた16ページから20ページの日本語ブックレットがついている。

   

73年のソロ第3作、『ブループリント』はざらりとした手ざわりのテクスチャー仕上げ。
オリジナル・レーベルはムリだったようで、タイトルにもなった「青写真」をイメージしたピクチャー・レーベルになっている。
ちなみにドネル・ギャラガーのライナーによると、この設計図は、ロリーのためにデザインされたハンブルグ製のアンプの回路図だそうだ。

   

ロリーの代表作となった『タトゥー』も73年の作品だ。

   

こちらもテクスチャー仕上げで、色彩がじつに美しい。

   

ブックレットの写真は左からジェリー・マッカヴォイ(b)、ロッド・ディアス(ds)、ロリー、ルー・マーティン(p,key)だ。

クリサリス・レコード移籍後の『コーリング・カード』はプロデューサーにパープルのロジャー・グローヴァーを迎えた人気作で、76年の作品。

   

こちらはつやのあるE式スリーヴで、レーベルはロリーの横顔が浮かび上がる、渋いカスタム・レーベルだ。
ミニチュア・インナー・スリーヴがついている。

   

なお、立ち読みした(ゴメンナサイ)『ビート・サウンド』の最新号によると、マスターは2000年?ごろのデジタル・マスターだそうだが、オリンピック・スタジオにあった古いアナログ機材を使って丁寧にマスタリングされたらしい。
そのせいか(気分もあるかもしれないが)、音はじつにすばらしい。
いい音といい音楽。
なにもいうことはありません^^

今回はバック・スリーヴの画像も載せちゃいましょう。


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TETSU +PC2

こんばんは遼さん!
本当に!本当に!!ご無沙汰でございます。
私も今回のロリー・ギャラガーの紙ジャケを買いましたよ・・・
前回の3枚は遼さんのお勧めもあって聴いてみたらもうハマリまくったので
今回も期待して私はロリー・ギャラガー、デュース、ブルー・プリント、タトゥー、アゲインスト・ザ・グレイン、コーリング・カード、ジンクスの7枚を買ってしまいました・・・
遼さんやっは!ファーストのロリー・ギャラガーは買っておくべきタイトルですよ!
確かまだテイストが解散していない時期のソロ・アルバムですのでテイスト的な音が格別にいい感じです・・・まさにブルース色が強いアルバムですよ。
まだ、全て聴いていないですが個人的にはロリー・ギャラガー、デュースの2タイトルは気に入りました。
今回はラズベリーズはSide3のみしか買わなかったのとスライはパスしたのでその分今回のロリー・ギャラガーは気に入れば全買いしようかな?とおもっております。
それと別の話になりますが最近まではマリアンヌ・フェイスフルの紙ジャケBOXにもはまっちゃいました・・・こちらもお勧めですよ!
by TETSU +PC2 (2007-05-10 20:12) 

parlophone

TETSU +PC2さん、こんばんは~。
こちらこそご無沙汰しております。
なかなかサイトのほうが再開されないので、お元気なのかな~なんて心配しておりましたが、お元気そうでなによりです^^

そして前回のLive編3タイトル、気に入っていただけたようでうれしいです!
それにしても7タイトルはすごいですね!
気合入りまくりじゃないですか(笑。

>ファーストのロリー・ギャラガーは買っておくべきタイトルですよ!

やっぱりそうですよね~。
ぼくはラズベリーズはいまのところ見送り気分(なんつっても高すぎ!)なんですが、気になったまま買えなかったATLANTICのJAZZのCDもまとめて買っちゃったもんで、1st はスルーしてしまいました。
でもやっぱり買おうかなあ~(笑。

いまのところぼくは『ブループリント』にハマッてます。
とくに冒頭の3曲!

>マリアンヌ・フェイスフルの紙ジャケBOX

ああ、いいですね~。
ブライアン、ミック、キースと3人の男に愛された歌姫。
でもBOXはやっぱりムリそう…(涙。
by parlophone (2007-05-11 00:16) 

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