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ニール・ヤング 『ライヴ・アット・マッシー・ホール 1971』 [CSNY]

lonehawkさんの「芸術的生活、」で紹介されていて「え、もうリリースされたの?」と驚いたニールのライヴ・アーカイヴ・シリーズ最新作が我が家にも届いた。

   

じつは前作同様国内盤(4月25日発売予定)を買うつもりでいたのだが、国内盤には映像入りのDVDがつかないということでUS盤を購入した。

2月6日の記事にも書いたように、『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』(1970年)と『ハーヴェスト』(72年)という2つの名盤に挟まれた時期のライヴだけに期待も大きかったのだが、いやあ、期待をはるかに上回るすばらしいできだ。

01 on the Way Home 
02 Tell Me Why 
03 Old Man 
04 Journey through the Past 
05 Helpless 
06 Love in Mind 
07 a Man Needs a Maid
/ Heart of Gold (suite
08 Cowgirl in the Sand 
09 Don't Let It Bring You Down 
10 There's a World 
11 Bad Fog of Loneliness 
12 Needle and the Damage Done 
13 Ohio 
14 See the Sky about to Rain 
15 Down by the River 
16 Dance Dance Dance 
17 I Am a Child 

オープニング、バッファロー時代の名曲「on the Way Home」でまずグッと来てしまう。
つづいて『アフター・ザ・ゴールドラッシュ』の劈頭を飾る「Tell Me Why」、そして『ハーヴェスト』の名曲「Old Man」の3連発。
もう泣けてきますね。

前回の記事のときは知らなかったのだが、今回のライヴはギターあるいはピアノの弾き語りによる完全なソロだ。

   
   (前回の裏ジャケはレスポールだったが、今回はD-45だ!)

それだけに逆に曲のもつ純粋な美しさが引き立つものも多い。
たとえば「a Man Needs a Maid」。
「つぎの曲はハリウッド映画のために書いたんだ」という冗談とも本気ともつかないMCで紹介されるこの曲は、アルバムでは壮大な(というか、大げさな…笑)ストリングスがついて文字通り映画音楽のようで、初めて聴いたときは首をかしげたものだった。
でもこうしてピアノの弾き語りで聴くとほんとうに美しい曲なのだ。
最初の「A man, Man needs a maid」という部分が初期ヴァージョンでは「Afraid,Man feels afraid」だったこともわかって、すごく興味深かった。

クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング名義でリリースされたプロテスト・ソング「オハイオ」などもしみじみと聴き入ってしまう。

さて気になる映像のほうは…。

いやあ、こちらも大満足です。
画像は荒いけれど、ほとんどの曲をライヴで体験することができる。

   

とにかく1971年の若々しいニールのソロ・パフォーマンスが見れるというだけでもスゴイ^^

   
   (新品のように見えるD-45だが)

   
   (ヘッドが丸みを帯びているところから、たぶん1968年製のハカランダ・モデルだろう^^)

Journey through the Past」では「カナダへ帰ってきた」というところでドッと沸くし、「Helpless」では聴衆の拍手もいちだんと大きく響く。
Down by the River」で会場の興奮も最高潮に達し、「みんな音を立ててくれ」というニールに応えるように、聴衆が手を叩き足を踏み鳴らす「Dance Dance Dance」でコンサートは幕を閉じる。
長い長い拍手のあと、アンコールはバッファロー時代の「I Am a Child」だ。

それにしても、録音も生々しくて、マーティンもじつにいい音で録れている。
この調子でリリースされていくと、どれも買い逃すわけにはいかなくなる。
こまったなあ(笑。

そしてインサートは

   

秋と噂されている10枚組ボックス・セットの告知だ。
トホホ…。

ところでブログ・タイトルは国内盤の表記に合わせたけれど、「マッシー・ホール」は違和感があるなあ…。

なお、このCD+DVDAmazonのアフィリエイトでもらったギフト券で購入しました。
ありがとうございました^^


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コメント 6

lonehawk

遼さん、当記事を文中リンクして頂き、誠に恐縮です。
でも、またTBが反映されていないようですね。
実は当方からも何度か試みたのですが、全く反映されていません。
今回はこちら側にも何らかの原因があるみたいで、ご迷惑をお掛けしてます。

ところで、このライヴの内容は実に素晴らしいですね!
完全なニールのワンマンライヴですが、そのおかげで余計に歌が聴き手に迫ってきます。
映像も完全収録ではありませんでしたけど、コノ内容にそこまで要求するのは贅沢すぎますよね。

秋頃に出るというボックスの内容も今から楽しみですが、その前に出る予定だったバッファロー・スプリングフィールド紙ジャケが延期(中止?)になったとか・・・。
by lonehawk (2007-03-21 22:32) 

parlophone

lonehawkさん、ありがとうございます。
文中にリンクすると自動的にトラックバックが反映されるはずなんですが、できてないですね。
念のため、トラバ欄にアドレスを記入してみましたが、それでもトラバされないようです。
残念です~。
やっぱりソネブロに原因があるのかも…^^;

>このライヴの内容は実に素晴らしいですね!

ほんとですね。
ぼくは『フィルモア・イースト』よりこっちのほうがお気に入りです。

>バッファロー・スプリングフィールド紙ジャケが延期(中止?)になったとか・・・

え゛ーーーーーっ!!
あわてて今HMVを見に行きましたが、完全にリストから消えてますね…。
すごく楽しみにしてたのに…。
by parlophone (2007-03-21 23:05) 

DEBDYLAN

こんばんは。

遼さん、輸入盤のDVD付を購入したんですね。
僕も、先日タワレコでコイツ見かけました。(Amazonよりかなり高かったです)

僕も国内盤を買おうかな(ライナー読みたさに)なんて考えてましたが、DVDがこの内容だったら、輸入盤が買いでしょうか? やはり。

早く聴きたくなってきました(笑)

話は逸れますが、先日のDIXIE CHICKSのライブDVD、今日タワレコで買いました。
1,980yenで購入できました!!
今度の週末にでも楽しみたいと思ってます。
by DEBDYLAN (2007-03-21 23:12) 

parlophone

DEBDYLANさん、nice!&コメントありがとうございます。

>DVDがこの内容だったら、輸入盤が買いでしょうか? やはり

ずばり、輸入盤です。
それ以外ありえません(笑。

>先日のDIXIE CHICKSのライブDVD、今日タワレコで買いました

おお!ありがとうございます(←って関係ないか^^;)
ぜひ楽しんでくださいね~。
by parlophone (2007-03-22 22:02) 

MORE

ネットで試聴だけしました…鳥肌モンですね。

http://www.repriserecords.com/neilarchives/

↑で10枚組ボックスセットの予告編(?)が見られます。
これはもう悶絶モンですねー。
バッファロー時代の未見映像まで入ってるっす!
あと何セット出す気かな?(爆)
by MORE (2007-03-23 00:04) 

parlophone

MOREさん、どうもです^^

ニールの公式ホームページでは、このトレイラーのほかに2曲だけですが、DVDに収録された映像を見ることができます。
「Old Man」と「Ohio」の2曲、こちらも鳥肌モンですよ~。

http://www.neilyoung.com/archives/masseyhall/masseyhall.html

未見でしたらぜひ^^
by parlophone (2007-03-23 16:53) 

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