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チェケラッチョ!! [ぼくのシネマノート]

じつはゴールデン・ウィークに映画館で見て、とてもおもしろかったのがこの作品だ。
連休の昼下がり、映画館は満員というわけでもなかったが、90%以上が10代から20代前半の女性。
そして50代の観客はまちがいなくぼく独りだった^^;
ほとんどが主演の市原隼人(『ウォーターボーイズ2』)目当てだったんだろうな。

映画は透(=市原隼人)、暁(=平岡祐太(『スイング・ガールズ』))、哲雄(=柄本佑)という3人の高校生が、アイデンティティや将来の不安に揺れ動きながらhip-hopのバンド を通して成長してゆくという、青春映画の王道を行くようなストーリーだ。
沖縄の美しい自然を背景に、唯(=井上真央)と梓(=伊藤歩)というふたりの女性が少年たちの季節にまぶしい彩りを添えていく。

  
  (透がお魚みたいな梓ちゃんに初めて出逢う水族館の幻想的なシーン…)

  
  (それがどうしてこんなことに…^^)

岩井俊二監督の『スワロウテイル』で16歳にしてデビュー、いきなり日本アカデミー賞新人賞に輝いた伊藤歩が大人の女を演じ、TVドラマ『キッズ・ウォー』で小学生役だった井上真央が高校生なんだから、時の流れを感じるよなあ。
透と唯を演じる若い二人の掛け合いがとても自然だし息もぴったりで、見ていて気持ちがいい。
ただ、伊藤の演技はお世辞にもうまいとはいえず、そのあたりがちょっと気になった。

  
  (海と夕陽でええ感じの2人…)

  
  (それがどうしてこんなことに…^^)

『101回目のプロポーズ』などで有名な宮本理江子の第1回監督作品ということもあるのだろう、共演陣は陣内孝則、平田満、柳沢慎吾、樹木希林、KONISHIKI、山口紗弥加、ガレッジセールなど豪華な顔ぶれ。

  
  (ゴリは心優しきタクシーの運転手役だ)

  
  (山口紗弥加の切れっぷりもスゴイっす^^)

音楽がオレンジレンジということで―かれらには初期のころから盗作疑惑がつきまとっていたから―チケットを買うときちょっとだけためらいがあったのだが、少なくとも映画のなかで使われた作品にはそんな感じはしなかった。

ちょっと最近疲れぎみだし、高校生のころに戻って甘酸っぱい青春の想いにひたるのもいいかなあ…って思ってるあなた(←ってオレか?)にぴったりの映画です^^

2006年 東宝映画 117分
DVD ヴィスタ・サイズ(スクィーズ)
画質=★★★★(最高は★5つ)


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MASA

この映画観たかったんですよね。やっぱり面白そうですね。井上真央ちゃんがいいですねえ^^。

関係ないですが、下のトラバの「のだめカンタービレ」面白かったです(^ω^)観ました?上野樹里ちゃん、ハジけたキャラで笑えました。
by MASA (2006-10-16 23:00) 

parlophone

MASAさん、どうもです。
ぼくは個人的には『ALWAYS 三丁目の夕日』や『有頂天ホテル』より『チェケラッチョ!!』のほうが好きです^^

井上真央ちゃん、すっかり高校生してますよ~。
考えたらうちの息子も高校生だから、当たり前なんですが(笑。

『のだめ』は最後の15分だけ見ました。
最近仕事が遅くて、家に帰り着いたのが9時50分!
My Yahoo!の新番組にも登録しておいたのに、HDDレコーダに登録するの忘れてました(爆。

でもおもしろかったですね~。
モーツァルト・ファンとしては最後の「2台のピアノのための~」で興奮しました^^
樹里ちゃんは『スイングガールズ』のときとはまた違った魅力でしたね!
by parlophone (2006-10-16 23:27) 

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